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ここに挙げたのは、公になった警察官らの犯罪と不祥事、そして疑惑の一部だ。警官の犯罪が発覚した場合、公にするまえに退職を勧告して辞めてもらうことが一般的となっている。そうすることによって、(元警察官として報道されるので)警察批判が起き難くすることができるし、“現職”警察官の逮捕者数を減らすことができるというメリットもある。さらには、退職金の支払いという、警察一家への恩義を着せることによって、内部事情の暴露をしない約束をさせることまでも可能になるのである。一方、退職する警官は退職金をもらえるし、再就職先も紹介してもらえるので、悲壮な覚悟はいらないはずだ。 つまり諭旨(ゆし)免職という取引までもが、報道上は「厳格な処分」として報道されるのである。なお、諭旨免職の場合に支払われる退職金は、(処分される警官が警視以下の階級の場合)都道府県がそれを負担することになっている。 1999年の神奈川県警の不
警察やその外郭団体が旗を振る交通安全キャンペーンでは、「交通死者を減らす」ことが強力にアピールされている。しかし、交通取締りがなくても、交通事故による死者は減っていきます。 もちろん悲惨な事故を減らす必要性に論は待たないが、被害者保護に偏った警察の事故処理、公開されない事故検分調書など、また訴訟制度・保険制度を含めた「事故処理システムの全体像」は、大きく歪んでいる。 交通取締りがなくても、交通死者は減り続ける 警察は、交通死者数が減少を「交通取締りの効果」と自画自賛する。しかし、交通死者の現象は、景気後退による輸送量の減少、個人消費意欲の低下などの影響があることに間違いはない。そして現在は未曾有の不況に突入している。事故による出費を懸念しての安全運転は、さらに事故の減少を後押ししているはずだ。 つまり、警察の取締りがなくとも、交通死者が要因はたくさん存在するのである。
警察の速度違規制/速度違反の取り締まりに、ドライバーの理解はまったく得られていない。このセクションでは、取り締まりのやり方ではなく、規制そのものの妥当性を検討する。そうすることによって、ドライバーに〝不条理さ〟を感じさせている原因がはっきりするとともに、その副作用も見えてくるはずだ。 特定の道路で、どの程度の速度なら安全なのかを、イメージした。 安全なのか危険なのかは、時間帯・天候・路面状態、そしてクルマの性能やドライバーの技術・精神状態によって変化します。したがって、安全と危険を明確に区切ることはできず、かならずグレーゾーンとなります。 しかし、速度規制・取締りにおいては、「どこからを違反とするか」について、明確な線引きをしければならない。 そして、その線をグレーゾーンのどのレベルに置くかが根本的な問題だ。 現在の交通規制は「危険防止」に偏っており、「交通の円滑」への考慮はほとんど為され
高額な費用 ニッポンの免許制度が、高額な費用負担を強いていることが分かるはずだ マンツーマンの指導だから仕方ない、と教習所の関係者は口をそろえる。しかし、同様の運転教習を行う他国のドライビングスクールと比較すれば、その言葉に説得力はない。 日本では広い場所が必要だから高くなる、 という意見もある。しかし、地方で田畑のまん中(タダ同然)にある教習所の料金は、首都圏の料金にさほど大きな違いはない。典型的な『護送船団方式』だといってよいだろう。 旅費・宿泊費代・食費パックの合宿免許が、“通い”と同程度の料金で提供されていることから、その採算分岐点が想像ができるのである。 厳しいカリキュラム 一覧からは、ニッポンの免許制度に、厳しいカリキュラムが強かれていることが読みとれる。 ちなみにドイツは日本と同じくらい厳しいが、免許は生涯有効で費用も日本の半分以下だ。 ニッポンのドライバーの運転モラルのレベ
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「スタッフ募集!ノルマあり」 こんな求人広告をだしても応募者は来ない。だからノルマに触れずに「やる気のある方歓迎」などと書くのがセオリーだ。 表に出さないだけで、業績考課の指針としてのノルマは必ず存在する。違うのはインセンティブ(報奨)の有無とモチベーション(動機付け)アップのやり方だ。一般的な会社では、インセンティブ+モチベーションアップの工夫をおこなっている。 なお、コミッション(歩合)だけがインセンティブではなく、ボーナスや昇進の査定も一種のインセンティブである。 兵庫県警捜査書類ねつ造事件 複数の自動車警ら隊員らが、検挙実績をあげるために、自転車盗などに架空の被害者をでっちあげたりと、捜査書類を偽造した事件。163人が処分され、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いなどで元隊員13人を書類送検された。 その背景には厳しいノルマがあり、県警本部長もその存在をみとめている。 兵庫県計捜査書類
明治維新の後、さまざまな文化が欧米から輸入され、政治/行政のシステムや思想などの文献も日本語に訳されていった。その際“コモンセンス(Common Sense)”を「常識」と訳してしまったことが、日本人のモラルを誤った方向へ導いていったともいわれています。 “コモンセンス”は、他人への配慮を前提とした公共の場所での秩序維持の感覚であり、主に親のしつけによって身についていくものである。いわばモラルの土台となる感性が“コモンセンス”としてよいだろう。厳しい親のしつけや日常生活における訓練によって身につく感覚であるはずの“コモンセンス”を、「誰もが知っていて当然のこと」と誤った解釈をし、モラルの土台をすっぽりと失ったままで、社会が発展した結果が、現在の日本なのである。 自然界の生物や物、そして雨や雷などの自然現象を神として崇めてきたかつての日本人の姿に、多くの外国人は好意を持った。その日本人評価に
警官による性犯罪の増加は誰の目にも明らかだ。 警察官の立場を利用した悪質なケースも目立っている。 件数の大小はさておき、刑事司法は警察官の性犯罪に大甘だ。 また、警官の性犯罪が多い要因には、どうやら警察官の歪んだ特権意識があるようだ。 警察官の性犯罪を通し、刑事司法の根本的な問題を考えてみたい。 取調室でレイプ -代用監獄レイプ事件- 2005年6月8日午後、東京都台東区西浅草1の警視庁留置管理課菊屋橋分室内の取調室で、同庁組織犯罪対策5課警部補今井浩之警部補が、女性にわいせつな行為をし、同10日午後には取調室で性的関係を持った疑いで逮捕された。 被害女性は4月中旬、覚せい剤取締法違反(所持)容疑などで逮捕され、拘置中だった。今井警部補は逮捕以降、二十数回、女性を取り調べていた。女性は「逆らえなかった」と話しているという。 興味本位に見られがちなこの事件は、ニッポンの刑事司法制度における根
注1) 日本でいう「普通乗用車」に対する規制を比較した。 注2) 住宅街には、別の規制があると考えてください。
福岡のケース - 飲酒で追突 海に転落した子供3人が死亡 2006年8月25日午後11時頃、 海の中道大橋(福岡市)で、乗用車に追突されたRV車が海に転落、乗っていた子供3人が死亡した。追突したクルマは前部が大破し、現場から300メートルほど先で走行不能となった。午後11時半頃、東署員は追突した車を運転していた福岡市職員(22)の呼気から0.25mg/lのアルコールを検知した。 その後の報道によれば、今林容疑者は1人で飲酒した後、午後8時頃から知人2人と生ビールと焼酎の五合(900ml)を1本と2本目の4分の1を、その後スナックでブランデーを飲んだと供述したらしい。 大阪のケース1 - 無免許引きずり 10月21日、大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡した。 11月5日に逮捕された22歳の容疑者は無免許運転が発覚することを恐れて逃げたと供述したら
官民を合わせても日本最大のイベントが交通安全運動である。 全国の警察官が街頭に立ち、信号に合わせて勇ましく笛を吹きまくる。 春と秋の2回開催される国家イベントであるが、中心で旗を振るのは警察だ。 新聞社とテレビ局のほか、お役所の外郭団体がメインスポンサーとなる。 交通安全運動の起源 交通安全運動は、失墜した警察の威信を回復するために実施された警察イベントが起源である。まずは当時の状況をみてみよう。 日比谷焼き討ち事件 日露戦争に勝利し、韓国を植民地化し、軍備拡大路線をひた走る一方、日本国内では社会主義思想への特高警察の取締りが始まっていた。やがて日露戦争に勝利したものの、兵士のほとんどは農民であり、残された家族のなかには生活苦のために娘を身売りするものさえ少なくなかったといわれている。 日露講和条約の内容が、賠償金はなく領土は南樺太だけであることがつたえられると、講和条約に反対する運動が各
交通違反は犯罪なのか? 2002年6月、飲酒運転の規制がとても厳しくなり、罰則も強化された。「交通事故を減らすための規制は大いに結構」と言いたいところであるが、厳しすぎる規制もまた問題だ。なぜなら強い薬には副作用があるからだ。 ところで警察は「交通違反は犯罪だ!」とアピールしている。でも違反と犯罪の区別には、とても重要な意味がある。 海外の例として、フランスとアメリカを見てみよう。 フランス 革命後のフランスでは、1808年には犯罪者取扱い法、そして1810年には刑法が作られた。 犯罪者取扱い法によって、強制捜査と、任意捜査が適正に行われるようになり、また刑法では、 crimes(犯罪), misdemeanors(軽犯罪), violations(違反)の3つが明確に区別されるようになった。そして、 この区別は1994年施行された刑法にも踏襲されている。 二つの国の例は、警察消極目的の原
はじめて通る道路でカーブが迫ってきました。あなたはどのように速度を調整しますか? 30キロ規制の標識を参考にして、時速30キロを越えないようにする。 最小半径の数値を参考にして、速度を調節する。 カープの状態そのものを予測しながら、速度を調整する。 が時速30キロを示すから、「時速40キロくらいでいいや」というやり方のドライバーも少なくないかもしれません。ところでは時速30キロ以上の走行を禁止する規制標識で、は注意を呼びかける警戒標識です。とのどちらが「事故防止」に有効なのかはともかくとして、デラックスなのはの方です。では、なぜ速度規制標識がこんなに立派なのかを考えてみましょう。
キーコンテンツ 組織ぐるみのウソ交通規制がひたすら厳しくなる理由 警察の大きな網大きな網vsマジョリティルール 交通違反取り締まりのノルマ 警察のノルマ 警察がつくる事故統計 反則キップと警察情報管理システム ロード・シェアリングvs 崩れ去る国家の信頼を回復するウラ技 ファースト・インパクト 飲酒運転クライシスの始まり 酒気帯びアナライザー アルコールチェッカー/安全がとても高い国 とまらない厳罰化 犯罪者をつくる警察 警察庁の道交法改正案 警察が法律を作るプロセス セカンド・インパクト ひき逃げの増加/厳罰化のスパイラル 厳罰化のスパイラル~序章~ 飲酒運転とひき逃げの罰則強化について 厳罰化のスパイラル~序章~ 犯罪の損得勘定 厳罰化のスパイラル~序章~ 法律万能主義のピットフォール 厳罰化のスパイラル~序章~ 取り締まりのウラとオモテ 飲酒運転クライシス~完全版~ 飲酒運転がクロー
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