ヤフーが運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の流通額が大きく落ち込んでいる。2022年度下期から、同社負担でばらまいてきたポイント付与を抑制したことで流通額が大幅に減少。7月からは一部イベントで、買い物の際に付与される「PayPayポイント」を「ヤフーショッピング商品券」に切り替えるほか、モールへの出店を1事業者1店舗に限定することを検討するなど、さらなる流通額減少につながりかねない方針を打ち出している。ジリ貧に陥ったヤフーショッピングの明日はどっちだ。(写真は「eコマース革命」を掲げて出店料金を無料とし、仮想モールで国内首位を目指すと宣言した孫正義氏=2013年当時) ヤフー親会社のZホールディングス(ZHD)によると、ヤフーショッピングやグループ傘下の通販事業者の売上高を合計した2023年3月期「ショッピング事業取扱高」は前期比0・2%減。特に第4四半期(1~3月)の取扱高減少率は