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大そうじへの備え
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昨日急に降ってわいたようなニュース。 貨物列車が大変です。 全国的に貨物列車が全便運休。 考えられないことです。 いわゆる「想定外」ということでしょうか。 現場が独自の判断でやっていたことが原因で、国家の輸送が止まってしまうということになる。 こういうことがあるとすれば、誰がやったかではなくて、そもそも論としてシステムを変えなければならないのではないでしょうか? 民営化の弊害とは一概に言えないとは思いますが、株式会社化するとどうしてもコストが最優先される。いわゆるPLというもので、いくらお金をかけたらいくら稼げるか。これが採算性という言葉になって、採算が合わないものはやってはならない。 でもこの採算というものは営業的な数字だけではなくて、現場にも落とし込まれる。 例えば、作業時間の短縮や作業工程の見直し。 確かに旧態依然とした作業工程では生産性が上がりませんから採算性も低くなります。 今ま
なんとなく先日の「田舎でグリーン車は乗るな」の話の続き。 20代前半の頃、私は飛行機に乗る仕事がしたくて、資格を取るために田舎の飛行場に通って小型の飛行機に乗ってました。 今はどうか知りませんが、当時、小型の飛行機を趣味で乗っている人たちはお金持ちが多くて、お医者さんとか会社の社長さんとか。 飛行時間を稼ぐために、そういう人たちの後ろの座席に乗せてもらって操縦の勉強をさせてもらったりしていたのです。 で、皆さん空港までベンツで来るんですよ。 私の飛行機の教官も当時40ぐらいでしたがベンツに乗っていました。 クリーム色のEクラスのワゴンです。 で、私は中古のサニー。 「鳥塚、ベンツに乗っている人とサニーに乗ってる人の違いがわかるか?」 教官がそう聞きます。 はて? 「お金持ちと貧乏人ですか?」 二十歳ぐらいの若造にはその程度しかわかりません。 「あのな」 と教官。 「ベンツに乗っている人と、
毎日暑いですね。 特にこの夏は静岡県が猛暑の場所になっているような気がします。 別に、私が来たからではないですよ。(笑) ところで、大井川鐵道のトーマスの列車には冷房がついていません。 昭和20年代の旧型客車ですから、昭和の時代をご存じの方は、窓が開くことも知っていれば冷房のない時代も経験されていますよね。 でも、今の若い人たちは窓が開くことも知らなければ冷房がないことを知らない人がたくさんいます。 まして、昔とは比べ物にならないような昨今の気象状況です。 冷房のない列車は経験としては良いかもしれませんが、お客様サービスという観点から見ると、やはりどうもいただけませんね。 実は去年個人的にトーマスに乗りに来た時も、9月でしたが冷房のない車内でうんざり顔のお客様がいらっしゃいました。 そりゃそうだ。 でも、資金が厳しい会社としては現状では冷房をつけることは難しいということも現実問題ですから、
ローカル鉄道があちらこちらで危機的状況を迎えています。 でも、よく見ると危機的状況を迎えているのはJRの田舎の路線がほとんどで、第3セクターのような路線は今現在では表立って廃止議論が出ていません。 その理由はたった一言、「きちんと地域が支えているから」です。 国鉄末期に利用客が少なくて、「こんなところに鉄道は要らないよ」と言われたところが80数路線ありました。 でも、その中の半分ぐらいの路線は地域がしっかりと支えるという仕組みを作りました。 いろいろと大変ではありましたが、何とか踏ん張って鉄道を守ってきて、今、特に国鉄時代の赤字ローカル線を引き受けた第3セクター鉄道の沿線は、いろいろ工夫して観光客を呼ぶツールとして使ったりすることで、鉄道が地域に人を呼ぶ役割も果たすようになりました。 地元の人口が減少していく中で、国鉄末期の利用者よりもはるかに少ない乗客しかいませんが、何とか頑張って走るこ
このところ、バス会社が全国で悲鳴を上げています。 コロナで仕事がなくなった人がたくさんいる反面、人手不足が深刻化している。 日本は雇用の流動性が低かったことが原因になっているかもしれませんが、バス会社が悲鳴を上げやすくなっているのかもしれませんね。 今日話題になっているのは山口県の岩国バスが、「運転士が退職したのでバスが走れません。」という内容の紙がバス停に貼ってあるということ。 確かに正直でよろしい。 運転士の「退職理由」をバス停に掲示の山口・いわくにバス「個人情報漏えい」批判に会社は「運転士も知っています」 実はバスだけじゃなくて、例えばホテルなどでも客室清掃スタッフが集まらないから全館のうち数フロアを閉めているとか、観光旅館でもコロナで従業員に辞めてもらったけど、コロナが終わっても戻ってきてくれない。だから、お部屋を全室稼働できないというのも普通の話。 かえって部屋数を少なくした方が
大雨で大きな被害を受けられた秋田の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。 14日からの大雨で運転できなくなっていた秋田新幹線がほぼ一週間ぶりに明日の始発から運転再開とニュースが入ってきました。 やっとですね。 よかったです。 でも、一つの現実として、飛行機は日本航空も全日空も通常通り飛んでいたのです。 だから、どうしても行かなければならない人たちは飛行機を利用できました。 以前に、北陸新幹線が金沢開業する前のことですが、富山県庁の交通政策部から相談を受けました。 「新幹線が開業したら富山―東京便の飛行機は不要ですかね?」という相談でした。 当時は4時間の壁とか言われていて(今もそう思っている人がたくさんいると思いますが)、4時間以内なら新幹線、4時間を越えたら飛行機。東京-富山は新幹線で2時間ですから、4時間の壁どころではありませんね。 当時の有識者に言わせれば「飛行機は要らない」という区
昨日、はねうまラインに貨物列車が走りました。 長野県へ向けた石油の輸送列車です。 長野県というところは内陸地ですから県内で消費するガソリン類はすべて陸送です。 そして、そのうちの9割以上が貨物列車で運ばれています。 通常は中央東線経由で川崎方面からと、中央西線経由で名古屋方面からタンク車で運ばれていますが、どちらの路線も山間部を走り、単線区間もある路線ですから、今回九州や西日本地方で降っているような大雨が中部地方に降ると、線路が遮断されて長野県にはガソリンが届かなくなってしまいます。 そういう状況にありますので、えちごトキめき鉄道のはねうまライン(直江津-妙高高原)としなの鉄道の北しなの線(妙高高原-長野)が、中央本線ルートが被災した時のために長野県に石油を運ぶルートとして確保されているのです。 大雨はもちろん、いろいろな災害は太平洋側や日本海側のどちらから来るかわかりませんから、BCPの
本日情報解禁となりましたのでお知らせいたします。 来春から直江津D51レールパークに仲間が増えます。 やってくるのはオヤ31形という古い客車。 形式のオは重量を示す客車の記号で、35トン級の大型客車。 ヤというのは事業用車を示します。 イロハならお客様が乗る客車ですが、事業用車とは車で言ったらパトカーや消防車、クレーン車などの働く自動車と同じカテゴリー。 この車両は建築限界測定車といって、線路際の信号機や標識などの設備が車両にぶつからないかどうかをチェックする車両です。 この車両はもともと昭和12年に客車として作られたものですが、戦後、進駐軍に接収されて食堂車に改造されました。 その後、建築限界測定車に再改造された経歴の持ち主で、御年85才の車両です。 ご縁をいただきましてトキめき鉄道で動態保存されることになりました。 長野工場で改造された車両で、JR西日本に移籍されたものですから、トキめ
「社長さん、今貰っている報酬の倍額をお出ししますからうちに来ませんか?」 このあいだ、ある地方都市の実力者の方とお話をしていたところ、猪突にこう言われました。 ずいぶんストレートなものの言い方をする人だな。 でも、こういう話は嫌いではない。 なぜなら私は外資系育ちだから。 自分の給料をネゴするとか、自分の価値をできるだけ高く売るなんてことは当たり前の話で、かつて私が会社をいくつか変わったのも全くそうだったから。 上から目線で「お前は給料分の働きをしていないから10%自主返納しろ」的なことを言われると、「じゃあ、その分他で稼がせていただきますよ。」というのが私のポリシー。 「で、条件は何ですか?」 私がそういうと、その田舎の町の偉い人は、 「5年間で鉄道の利用者を10%増やしてください。それが求める数字です。」 私はニヤリとしました。 だって、簡単なことですから。 その町を走る路線は私もよく
昨日のこのブログで8月に企画している夜行列車のお話しをしました。 その中で今年の夜行は「夜行崩れ」で運転しますと申し上げましたが、その「夜行崩れ」とは、おじさんからお爺さんに差し掛かっている身としてはふつうの日本語なのですが、世の中の大多数を占める活動期の皆様方にしてみたら、「夜行崩れ???」となるのではないかと思います。 ためしに「夜行崩れ」を検索してみると「夜行バスに乗った翌朝に髪型が崩れる」とか出てきまして、鉄道の夜行列車の話は全く出てきません。 そんな時代に、皆様方に「一番有名だったのは北海道の『大雪崩れ』でしたね」などと言ったところで、「大きな雪崩でもあったんですか?」となるのがせいぜいで、なんだかわからない人たちにいくら宣伝したところでそんな夜行列車には乗っていただけないのではと反省しまして、今夜は「夜行崩れ」のおさらいをしてみたいと思います。 「崩れ」と書くと本当に雪崩や土砂
先日、国の偉い人から「輸送密度2000人未満の路線を廃止したい」とJRが言っていることについて、どう思うかと聞かれました。 こういう数字を出すことによって、この国では数字が一人歩きする傾向が強くあります。 日本人は勉強熱心な国民で、中学を卒業した人のほとんどすべてが高校へ進学するという国ですから、数字を見るといろいろな角度から分析したくなるのでしょう。 特に鉄道会社の経営となると、小さな会社すら経営した経験も無いような人たちまでもが、我が意を得たりとばかりにPLだとかBSだとかいう話を得意になってしはじめて、「経営が悪い。」「俺だったらこうする。」とか言い始めるおもしろい国ですから、1日2000人未満は廃止したいなどと具体的な数字をあげると、1500人のところはダメなのかとか、3000人なら安心だとかから始まって、そもそも輸送密度とは何かというような議論に終始するわけで、多分国の偉い人たち
新幹線の運転士さんが乗務中にお腹が痛くなって、運転席を離れてトイレに行ったニュース。 昨日のブログで書きましたら大きな反響をいただきました。 あの内容はあくまでも私の個人的な感想ですからお間違いのないようにお願いしたいのですが、もともと私がなぜこういうことに気になっていたのかというと、自分がお腹が弱くて、急にお腹が痛くなるようなことが時々あるからというのはそうなんですが、大昔、と言っても高校生の時に、地下鉄電車に乗務中だった車掌さんが、お腹が痛くて乗務員室扉を開けて用を足そうとして、振り落とされてお亡くなりになった事故があったからです。 当時の営団地下鉄東西線で、中野駅を出て落合駅への途中で排便をしようとした車掌さんが電車の揺れで振り落とされて転落死した事故ですが、次の駅に到着してもドアが開かない。「どうした、どうした。」と言っている間に、後続の電車が先行電車がつかえているために徐行してい
北海道での会議を終えて新潟へ戻りました。 新潟と行っても広いのでありまして、私の住んでいる上越市の高田というところは西側の富山県に近いところ。新潟空港からだと裕に3時間以上かかりますから、なかなか大変です。 感覚としては羽田空港に着いてから静岡県に帰るような感じですね。 さて、新潟空港に到着したのが17時35分。 17時50分の空港バスに乗って新潟駅には18時15分着。 新潟空港は県庁所在地の駅から25分のところにありますから、なかなか良いロケーションだと思います。 そして、私は本日は新潟駅から高田までの高速バスに乗ってみました。 バスの発車が18時40分。 高田まで直通する特急「しらゆき」が20時ちょうどでしたから、待ち時間がありすぎます。 新潟で一杯飲んで時間をつぶしても良かったのですが、帰りたくなくなるといけませんから、躊躇せずに18時40分発の高速バスに乗りました。 ちなみにJRの
先ほど日が変わる前にとりあえず「気がついたらこんな時間に。」と書きましたが、それではあまりに適当だと言われそうなので追記します。 栃木県の高速道路のサービスエリアで従業員がストライキをして、お盆の書き入れ時にもかかわらずお店を開けることができなかったという事件がニュースになりました。 会社の経営方針に対して従業員の不満がたまっていたことが原因のようですが、これに対して会社側は新しい従業員を使ってお店を再開したようです。 世間的にはサービスエリアの従業員がかわいそうで、会社の社長が悪い奴になっていますが、それって大間違いです。 確かに労働者は弱い立場ですから状況的には同情できるかもしれませんが、広く一般に向けて公的なサービスを提供する株式会社の従業員としては、あのようなストライキのやり方は間違っていますから、その点では同情する余地はないのです。 では、正しいストライキのやり方とはどういうもの
皆さん不思議だと思います。 なぜ韓国人は約束を平気で反故にし、経過をひっくり返し、言っていないことを言ったと言い、日本をこれほどまでに嫌うのか。 今日はこの辺りの私感を述べてみたいと思います。 韓国は海峡を隔ててすぐ隣の国で、韓国人は顔つきも体つきもほぼ同じで、言葉も単語が違うだけで主語や動詞の並び方が日本語と全く同じ。どう考えても昔は同じ民族だったと思えるほど似ているのに、物事の考え方が全く違う。何かにつけて日本に因縁をつけ、何かにつけて日本を悪く言い、ケンカを売ってくる。日本人としては国民感情的に許せない人も多いのではないでしょうか。 でも、韓国人は人間として能力が劣っているわけでもなく、理解力が低いのでもなく、馬鹿でもありません。 このままで行くと、日本人の若い人たちは韓国人をどうしょうもないバカだと思い込み、あいつらは人間として能力が低いと思い込んでしまうかもしれませんので、今日は
しっかし見事ですねえ。 あっちでもこっちでも、まるで示し合わせたかのような「車内販売廃止」。 独立して30年以上経っている会社が、世間の風当たりをかわす意図があるのでしょう。 北から南から、車内販売を一斉に廃止するって言いました。 「赤字ですから、仕方ありませんね。」 「コンビニがこれだけ増えましたから、車内販売は売れないんです。」 という言い訳まですべて同じ。 「JRってどこでも大変なんだなあ。」 ニュースを聞いた多くの人がそう思うと思っているのでしょうかねえ。 車内販売が売れない。 ▼ 赤字です。 ▼ 働く人の確保もできない。 ▼ 仕方ありませんので廃止します。 私は気付いていますよ。 これ、国鉄時代から脈々とJR各社の中に流れるDNAなんです。 民間企業とはいえ、思考回路が民間とはかけ離れている。 そして、全国一律に同じことを言い出す。 これはまさしくDNAですね。 まず、車内販売は
お台場の鉄道フェスティバルの後で見た千葉へ帰る京成電車の中づり広告。 「寅さんサミット2024」 おっ、寅さんか。久しぶりに柴又へ行ってみたいなあ。 かく言う私、思い起こせば今から35年も前の話ですが、葛飾区の住人であり…
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