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今年の「#文学」
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今回は、今年1月(昨年12月最終週)から先週(8月第1週)までの記事を一覧する「総集編」です。 (こちらのブログはnoteに移転してますが、今回は特別にこちらに掲載しています。) 今年上半期のテーマは、 信託型ストックオプションよりシンプルなスキームを考える VCの従業員インセンティブ ベンチャーキャピタルGPの新ストラクチャー 法人GPの税務 など、VCやスタートアップのインセンティブに関するものが多くなりました。 こうしたエクイティファイナンス系のインセンティブは、「単なるベンチャーの話」にとどまらず、現在、日本社会が抱える問題を根本から変える手段であり、日本経済に(もしかしたら)インパクトを与えうるご提案になっているんじゃないかと思います。 その他、個別のテーマとしては、 2018年の総集編 ソフトバンク上場(昨年からの続き) 上場前後の資本政策(2018年12月〜2019年7月)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 週刊isologue(イソログ) 2017.01.23(第407号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ベンチャーの資本業務提携に必要な、たった一つのこと(第1回) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今どきのベストセラーっぽいタイトルにしてみましたが、最終的に「たった一つ」に集約できるかどうかは(一応イメージはしてますが)今後書き進めてみて出たとこ勝負です。よろしくお願いいたします。<(_ _)> 今回から、ベンチャーの資本業務提携で考慮する必要がある様々な要素について考えてみたいと思います。 ベンチャーが成長していく過程で、他の事業会社と組んで、そのチャネルや設備、知的財産などを活用させてもらう業務提携(事業提携)が行われることがあります。その際
応援していただいていた皆様にご報告です。 先週金曜日25日に行われる予定だったファンド規制に関する閣議決定(内閣での決定)が、おかげさまで一旦中止になりました。 閣議決定の前に各省庁の意見を聞く「省庁協議」が行われますが、この省庁協議まで行われていた案件が閣議決定にかからずに中止になるというのは、極めて異例な出来事だとのことです。 今回、複数の国会議員や省庁の方から「中止になるらしい」と確認が取れたのが23日の夜中でしたので、本当にギリギリでした。(アクション映画で、爆弾が爆発する数秒前に時限装置が止まるシーンがよくありますが、まさにそんな感じでした。) しかし、原案を多少修正しただけの案を閣議決定にかけようという動きは消えていませんので、引き続き予断を許さない状況は続いています。 もちろん我々(独立系ベンチャーキャピタリスト等有志)も、適切なファンド規制が行われることに反対しているわけで
(私がワールドカップも見れないバタバタ状態で、ご報告が遅れましたが)、先週、独立系ベンチャーキャピタリスト等有志で、日本弁護士連合会の「適格機関投資家等特例業務(金融商品取引法第63条)に関する意見書」への意見書(pdfファイルのリンクはこちら)を送付しました。 日弁連さんの意見は、かいつまんで申し上げると、「政府が発表した改正案ではまだ手ぬるい。個人からファンドへの出資は原則として一切禁止すべきだ」というものです。 悪質なファンドの被害者を心配される気持ちもわかりますが、これから成長する領域のベンチャーに資金が適切に供給されなくなってしまうのでは、日本経済にとっては全く意味がないのではないでしょうか? 日弁連にも、ファイナンスや経済にお詳しい弁護士さんはたくさんいらっしゃるのに、そうした弁護士の方々に意見を聞くこともなく、連合会として経済に悪影響がある意見書を出すというのは、どうなのでし
現在、ファンド等の規制の改正案が金融庁から発表されています。 米国では、純資産100万ドル以上等の要件を満たす「accredited investor」しかベンチャー等への投資ができないので、日本も長期的には、こうした制度に移行していくことも考えられなくはありません。しかし、米国には資産家が多数おり、そのエンジェルが年間2兆円以上のベンチャー投資をしているのに対し、日本のエンジェル投資は、おそらくその200分の1くらい(10億円単位)しかなく、この両国の制度を同列に扱うことは全くナンセンスです。 米国カウフマン財団の助成を受けた調査では米国のエンジェル(accredited investorに含まれます)の約85%はexitした元経営者です。ベンチャーというのは時代の最先端を行くものなので、ベンチャーの経営に触れたこともない「単なるお金持ち」が投資するのには向かないし、あまり関心も示してく
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 週刊isologue(イソログ) 2014.01.06(第248号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「起業とは何か」を考える ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 週刊isologueでは、いつもは比較的テクニカルでマニアックなことを扱ってますが、年初ですので、今回はQ&A方式で「起業の本質」について考えてみたいと思います。 (ノリが自己啓発本っぽいとお感じになるかも知れませんが、そちら方面への進出を狙っているわけではありませんので念のため。来週からは、通常のテクニカルでマニアックは話に戻る予定です。) 目次 Q1:「起業はリスクが高い」と聞きますが、やはり危険なのでしょうか? Q2:失
今朝、うちのわんこが息を引き取りました。 5歳7ヶ月。レプリカントよりは長生きだったとも言えますが、短かい一生でした。 最近ちょっと元気が無く、歯ぐきの色が白っぽかったので、動物病院に連れていったのが、ほんの2週間前。そこで、「よく気付きましたね。赤血球の数が通常の数分の一に減っていて、極度の貧血状態です」と告げられました。 しばらく病院に連れて行って薬を投与していたのですが、その後だんだん食事の量も減り、ここ2日ほどは、先生に自宅まで往診に来てもらっていました。昨晩、先日行った骨髄検査の結果を見ながら、「おそらく『赤血球貪食性組織球症』で、早ければ発症から2週間、長くても数ヶ月」という診断をいただいたばかりでした。 もともとバーニーズ・マウンテンドッグの平均寿命は8年くらいと聞いていたので、飼い始めた時からそんなに長くは一緒にいられないと覚悟はしてました。しかし、つい先日までボールを追い
今週は、ベンチャー経営者の持分を増やす方法について、です。 昨今は、エンジェルやインキュベーター、シード・アクセラレーター(以下「エンジェル等」)の方々も増えて、設立直後の企業にも数百万円から1千万円程度までの資金が付くようになってきました。それは大変すばらしいことなのですが、一方で、そうした投資のかなりの部分が、非常に低いvaluation(株価)で行われるため、資本政策が上場に向かない(M&Aでexitするしかない)ことになってしまっているケースがたくさんあります。 これはそうしたエンジェル等の方々が強欲で悪辣だからそうなっているというわけではなくて、ある意味、シンプルに普通株式だけで投資すると、必然的にそうなる宿命なのです。つまり、まだサービスやプロダクトもできていないシード期のベンチャーはものすごくリスクが高いわけですから、そのリスクに見合った投資を単純に普通株式で行うと、持株比率
このたび、フェムトグロースキャピタルという総額約16億円のベンチャーファンドを立ち上げることになりました。 私(磯崎)個人と、新生銀行100%子会社である新生企業投資株式会社が50:50でLLP(有限責任事業組合)を組成して、ファンドの業務執行を行うGP(General Partner)を務めます。 投資対象はネットやIT領域の「アーリーステージ」(設立間もないシードの、その次のステージ)で、1社に数千万円から最大3億円(平均は1.5億円程度の予定)を投資して、私(磯崎)が社外取締役等としてベンチャーをサポートさせていただきます。 年間2、3社に対して投資を行う予定です。 ファンドのLP出資者は、独立行政法人中小企業基盤整備機構、新生銀行、クレアシオン・キャピタル株式会社および株式会社インターリンクです。 ファンドの契約は4月8日付けで行われましたが、先週ようやく登記が完了いたしましたので
日本テレビで今、「シェアハウスの恋人」 というドラマをやっているのですが、前回ほんの一瞬出て来た夕日のシーン(下図:画面の一部拡大) がきれいで、なぜか夫婦ともに妙に心にひっかかり、ビデオを巻き戻して一時停止して、「これはどこだろうねえ?」と話しておりました。 このドラマは、横浜がロケ地に選ばれていまして、オープニングは大さん橋入り口の開港広場前の交差点ですし、先日は奥さんがわんこの散歩で行った横浜港シンボルタワーの公園で大泉洋氏他のロケを目撃。シェアハウスがあるのは三ツ沢という設定らしいので、おそらくこの光景も三ツ沢あたりなんではないかと推測していました。 映像に鉄塔が写っているのですが、そういえば私には「送電線の鉄塔の形を見ただけでどこの何という鉄塔かをズバリ言い当てる」というすごい知り合いがいるということをハタと思い出してFacebookで聞いてみました。 すると、期待にたがわず下記
昨日は、新春初エントリを含めて延べ8時間以上にわたって、ツイッターでマクロ経済についてディスカッションさせていただきました。(経緯のあらかたは@yositosiさんにtogetterでまとめていただきました。) 私が昨日のエントリで申し上げたかったことは、「消費を増やしても、銀行預金が減る訳ではない」「だから、消費が増えても、国債を売却したり企業から貸しはがしをしたりなんかしなくてもいいはずだ」ということでした。 しかし、さすがに、消費で企業に移った資金の一部を企業が海外に送金したりしたら、日本国内の預金は減るだろうと思って、 もちろん、増加した14兆円の消費のほとんどを海外の企業の海外口座に送金して購入した、といった場合には、国内の預金はその分減少することになります。しかし実際には、14兆円の資金を全部海外に向かわせようなんてことは、やろうと思っても難しいです。 と書いたのですが、この部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 週刊isologue(イソログ) 2012.11.19(第190号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■アーリーステージ向けベンチャーキャピタルの研究 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (「Femto Startup LLP」もその一つですが)、日本にも設立したばかりのベンチャーに数百万円程度を投資するエンジェルやインキュベーター、アクセラレータといった投資家はかなり増えて来ました。また、あと数年で上場できそうという「ミドル」から「レイト」ステージの企業を中心に投資するベンチャーキャピタルも以前から存在しました。 しかし、エンジェルやアクセラレーター・ラウンドの終わった次のステップ、すなわち、「アーリーステージ」に数千万円から数億円規模を投資して、
先週から「convertible equity」というコンセプトが一部で話題になっています。 米国のベンチャー支援組織とシリコンバレーの大手弁護士事務所の弁護士が協力して、このconvertible noteの欠点を補った「convertible equity」のひな型を8月31日に発表し、同日、TechCrunch、Forbes、Fortuneといったメジャーな媒体でも取り上げられました。(事前にきちんと広報的な動きをしたものと想像されます。) 現在アメリカのエンジェル・ラウンドでの資金調達の50%はconvertible noteで行われているそうですが、これがもし、米国の税法や米国(デラウェア州)の会社法上などで本当に問題がないものなのだとしたら、恐らく今後シリコンバレーを始めとする米国スタートアップの資金調達では、convertible noteは使われなくなり、convertib
1月から始めたベンチャー支援組織「フェムト・スタートアップLLP」の第2号投資案件として、このたび株式会社カトマック(http://www.katomakku.com/)に300万円を投資し、発行済株式総数の5.88%を取得しました。 カトマックは、Android携帯をリモートで貸し出す「リモート・スマホ・レンタル」のサービスを行う技術系ベンチャーです。 ご存知の通り、Android携帯は機種によってOSのバージョンが違ったり、メーカー毎にOSがカスタマイズされていたりして、1つのアプリが必ずしも全機種ですんなり動くということになっていません。主立った機種でテストしようとしても、端末購入の負担や社内の貸出管理も大変です。(「誰かが勝手に持っていった」「貸したら返って来ない」等。) 「リモート・スマホ・レンタル」は、端末の実機を調達せずとも、開発者がクライアントソフト上のリストからを使いたい
米国では「クラウド・ファンディング」を可能にする法律が下院を通過して、クラウド・ファンディングの機運が一気に盛り上がりを見せています。 クラウド・ファンディングとは、ネットなどでベンチャー等が直接一般投資家等から資金を集めることを指します。「クラウド」は「クラウド・コンピューティング」の「クラウド(cloud)」と同じではなく、「大衆」の方の「クラウド(crowd)」です。 日本のネット上でも、このニュースが「日本でもクラウド・ファンディングが可能になるんでは?」と期待を持って迎えられていますが、果たして日本ではこのクラウド・ファンディングは可能なのでしょうか?今回から何回か、このクラウド・ファンディングを日本で成立させるためには、どのようなことが必要になるのか、そもそもこんなことをやっちゃって大丈夫なのか?等について考察していきたいと思います。 日本でも、 「アーティストの活動などに(見
今朝、老父母に昨日発売のiPadを持って行ったら、すごくよろこんで貰えて良かった良かった。 今まで躊躇してたのに今度のiPadで踏み切ったのは、以下のような理由から。 既にiCloudになっているので、「パソコンとUSBで接続して…」といったややこしいことが不要。 ついに日経新聞と朝日新聞がiPadに対応して、これがなかなか私の周りでも評判がいい。アラ80だと、資源ゴミの日に新聞紙を出すのが重くてつらいらしいし。 今度のiPadからRetina Displayになって、紙の印刷物を超えた感もあります。 指の「ピンチアウト」で拡大すれば、老眼鏡要らず。 考えから抜けてましたが、キーボード入力が不得意なお年寄りには音声入力がすごく便利。「うわ、こりゃすごいな」と変換率の高さに驚いてました。てか、これ、私でもiPadのキーボード打つより早いかも。 機種はWi-Fi + 4G、16GBのホワイト。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 週刊isologue(イソログ) 2012.03.05(第153号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■Yelp上場とネットの飲食系サービス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 米国のレストランなどの口コミサイト「Yelp」社が先週3月2日金曜日に上場しました。 1月から始めた「Femto Startup」へ応募していただいている企業も、飲食に関連するネット系サービスが結構多いです。今回は、このYelpと、ぐるなび、食べログといった日本の飲食系サービスを比べて、ネットの飲食系サービスのビジネスモデルについてざっくり考えてみます。 ■Yelpの概要 3月2日に提出された、最終的な目論見書(Form 424B4)などから、Yelpの概要を見てみます。 (
今年1月からはじめたFemto Startup LLPが、1月30日に第一号案件として株式会社ピースオブケイクに投資をさせていただきました。 このときの投資契約をベースに、設立間もないシード期のベンチャーにエンジェルやインキュベーターなどが投資をする際の投資契約書の「ひな形」を作成してみました。 ひな形本文はFemto Startupのウェブに上げてありますが、「なぜこういった条件にしたか?」といった、ひな形の考え方については、週刊isologueで解説させていただきます。 (より良いものにするために、コメント歓迎いたします。) このひな型は、 設立間もない「シード」のベンチャーで、 近い将来、ベンチャーキャピタルなどからさらに資金を調達する予定があり、 上場やM&AでExitを考えている企業に対して、 いわゆるエンジェルやインキュベーターなどが200万円から500万円程度を投資し、 発行
【次週予告】今週FacebookがSECにS-1を提出したら、来週(2月6日)の週刊isologueはFacebook IPO特集とする予定です。 以前、「お笑い」で考える「仲間との起業」という記事をYomiuri Onlineに書きました。 日本では、起業をする際に「友人数人といっしょに起業する」というより「1人で起業する」というパターンが多い気がします。 「ソニー」など、昔から友人数人で起業する例も、もちろんありますが、「共同創業」というよりは「一人の傑出したリーダーがいる」というパターンが多い気がします。資本政策的にも、初期には創業者が100%近く持っているということが多いんじゃないでしょうか。 これに対してアメリカで大成功している企業を考えてみると、友人同士でいっしょに起業しているケースが多いですね。 例えば、アップルはスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック。ヤフーはジェ
(追記、9:15) TechWaveさんに、ご紹介いただきました。 http://techwave.jp/archives/51725456.html この取組みへの想いや「femto」というネーミングなどについてもインタビューしていただいてます。 — ベンチャーをサポートする取組み「Femto Startup LLP」(有限責任事業組合フェムト・スタートアップ)をはじめました。 インターネットプロバイダの株式会社インターリンクと同社代表取締役の横山正氏との共同事業という位置付けで、私が「ゼネラルパートナー」という名称の役職をさせていただいています。 1月1日付けで組合契約の効力は発生していましたが、登記が済んで、やっと銀行口座を開設できる段階に来ましたので、本日公表させていただきます。 このLLPの出資総額は5000万円。他のインキュベーター各社さんと同様、一件あたり200万円から300
今週は、1月4日に各社で報道された、石油最大手エクソンモービルの日本事業の縮小方針について考えます。 石油事業というのは、この週刊isologueで取り上げることが多いITやネット系の事業とは正反対の、「リアル」の極みの事業とも言えますし、アップルとならんで時価総額が世界最大級の会社なので、基礎的なところから事実を確認していきたいと思います。 目次とキーワード: 報道された事業縮小スキームの内容 石油産業における「川下」とは 株価への影響 東燃ゼネラル石油の第4位株主「高知信用金庫」? エクソンモービルの日本法人は「有限会社」 自社株買いの東燃ゼネラル石油への影響 東燃ゼネラル石油の現預金はほぼゼロ!? 全体の3割超もの株式を購入出来るのか? 株式売却のエクソンモービルへの影響 エクソンは何で儲けているか?(セグメント情報) 設備は世界のどこに分布してるか?(アラブではなかった) 東燃ゼネ
(この記事は、昨晩、Google+上でディスカッションさせていただいたことに、ちょっと手を入れたものです。) mixi、Facebook、Twitterなど、いろいろなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)があるところにさらに、Googleが今年6月から「Google+」(グーグルプラス)というSNSをはじめました。みなさんの中には、どれを使ったらどうなるのか、イメージがつかめない方も多いのではないかと思います。 私もGoogle+のアカウントを作ってみて今までいろいろ試行錯誤していたのですが、いまさらかも知れませんが、このGoogle+は知的生産のツールとしてかなりいいかも、と思い始めています。 高機能なアイデア・メモになる 今のところ、周りで使っている数がTwitterやFacebookの方が多いという人がほとんどだとだと思いますので、投稿した場合のレスポンスは、それらの方が
昨今、日本のベンチャーも完全にエコシステムが回り出した感がありますですね。 (悪く言えば「プチバブル気味」とも言えますが。) もちろんまだ「完全に回ってる」なんていうにはおこがまし過ぎますが、山の斜面にある大きな丸い岩が「グラり」と動いた感じ。 つまり、まだまったくほとんど動いてないけど、後はもうスピードが徐々に上がるしかない運命かと思います。 (油断は禁物ですが。) 2年前には「日本のベンチャー、もう滅びるんじゃないか?」という強い危機意識があったんですが、 これだけ既存の企業に閉塞感があって、会計士試験2000人受かっても1500人就職が決まらない、司法試験も同じような状況だったら、若くて優秀な人ほど「自分で何かやった方がいいんじゃないか?」と思うのは仕方ないところであります。 新卒で優良企業に就職して、30年経ってやっと取締役になったと思ったら「会社が粉飾してました」「大事故を起こし
今までも、ベンチャー向けや、日本公認会計士協会での、ベンチャー・ファイナンスに関するセミナーを開催してきましたが、司法書士さんは、会社の設立という一番最初のフェーズでベンチャーに接するので、このみなさんがベンチャーに関する知識をお持ちなのと、そうでないのとでは、日本でベンチャーが活躍できる素地(生態系、エコシステム)が大きく変わって来るのではないかと考えております。 ベンチャーは最初の最初が一番大事なのですが(資本政策などの最初のほんのちょっとの違いが、後で非常に大きく影響して来ます)、そのベンチャーが最も知識が無いのも会社を設立する前後なわけです。そこで専門家からちょっとしたアドバイスがあるのと無いのとでは、その後のベンチャー企業の将来が大きく変わってくる可能性があります。 もちろん、設立時に限らず、従業員などが増えて会社の本店移転をしたり、取締役会や監査役の機関設計に関わったり、ストッ
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