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大そうじへの備え
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この原稿は、丸善出版株式会社のPR誌『學鐙』夏号(2015年6月5日発行)に書いたものです。それを読んだNHKのディレクターから電話があり、『視点・論点』という番組で内容を短くまとめ直したものを発表させていただきました(その要約原稿は、NHK『視点・論点』のホームページにも発表されていますが、蔵出しノンジャンルにも発表させていただきました)。また、この原稿は、同誌春号(3月5日発行)に書いた原稿の続編に当たるもので、本欄(蔵出しスポーツ)にもアップしていますので合わせてお読みください。この2編に書いた内容が、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、一人でも多くの日本人のあいだに浸透してほしいという願いを込めて“蔵出し”します。 日本人はスポーツを知らない……、スポーツとは何か? と訊かれても答えられる人は甚だ数少ない……、それこそが、2020年東京オリンピック・パラリンピックを
この原稿は、朝日新聞社ジャーナリスト学校の発行する『Journalismジャーナリズム』という雑誌(販売は朝日新聞出版)の編集部員の依頼を受けて書いたものです。現在のマスメディアが多くのスポーツ・イベントを主催したり、スポーツ・チームを所有したりしていることによって、スポーツ・ジャーナリズムが真っ当に機能していないこと、それどころか日本のスポーツ界に多くの弊害をもたらしていること、そういったことを、朝日新聞と高野連、高校野球の関係も例にあげて書き切ってほしい、というのが編集部担当者の原稿依頼の主旨でした。そこで小生は、喜び勇んでそのような原稿を書いたのですが、なぜか『Journalismジャーナリズム』の編集長は、この原稿の掲載を拒否。理由は、「今書いてもらうなら、オリンピックについてであるから、書き直してほしい」とのこと。だったら、この原稿は、高校野球の時期が来たら掲載してもらえるのか?
この原稿は、『新潮45』2007年8月号に寄稿したものです。その後、稿を大幅に改めて『続スポーツ解体新書』(財界展望社/刊)に採録しました。つまらない三下力士の下手糞な出来山が騒がれ、大相撲の「近代スポーツ化」を主張する論調までが堂々とまかり通る世の中、大相撲の危機を感じて“蔵出し”します。この「雑誌掲載版抄録」を読んで少しでもオモシロイと思った方は、是非とも『続スポーツ解体新書』をお買い求めいただき、改訂版全文をお読みください。恥ずかしながら、宣伝でした(笑)。よろしく! 大相撲には八百長があるのか? そんな話題でメディア(とりわけテレビ)が、さんざん大騒ぎしたことがあった。 野暮で無粋な世の中になったものだ。 きっかけは週刊誌の記事だった。後述するが、小生はその記事の中味を高く評価している。いかにも週刊誌的な派手な見出しで相撲界の八百長を「告発」してはいるが、明らかに方向を見誤った相撲
この原稿は、「蔵出しコラム・スポーツ編」として、昨年3月19日に一度アップしたものですが、最近あまりにも多くのメディアで「大相撲八百長問題」が取りあげられ、ヤレ大相撲に八百長はあるのか?ないのか?と、あまりにも不毛な「論争」が繰り返されてます。そこで、けっして手を抜くわけでなく、ほんのちょっと手を加えて、ここに再度アップさせていただきます。どうか事情心情御斟酌の程を。 プワップワップワァァァ~プワァァァ~(オープニング・テーマ流れる) 「みなさん、おはようございます。今日は最初のテーマとして、いま週刊誌で騒がれている大相撲の八百長問題をとりあげます。そこでスペシャル・ゲストとして、この方にお越しいただきました」 「ハイ。ご紹介します。元前頭X枚目、現役時代はXXという四股名で人気を博し、引退後は年寄りXXを襲名。XX部屋の部屋付親方として現在も若い力士の指導に当たっておられるXX親方です」
この原稿(でなく企画書)は、生前の野村万之丞が「何か演歌とオペラで面白いことやろうよ。企画を考えてよ」といいだしたので、一昨年の秋に書いたものです。その後、どの筋のどのあたりに彼が売り込んだのかわかりませんが、日の目を見ることなくボツりました(笑)。どなたか、プロデュースする気のある方は、どうぞ、お申し出ください(爆・でも、ちょっと本気です) なぜ、演歌歌手がオペラを歌うのか? ▼オペラと演歌は歴史的に見て親戚関係にある 「イタリアのオペラ」と「日本の演歌」は親戚の関係にある――この事実に気づいている人は少ない。 ルネサンス末期の1597年、フィレンツェに住む貴族ジョヴァンニ・ディ・バルディ伯爵の邸宅(カメラータ)で、ギリシア悲劇の『ダフネ』を「音楽付きの歌芝居」(drama in musica)として上演された。それが「オペラの誕生」とされている。 その試みが大ヒットし、『オルフェオ』『
この原稿は、ジャーナリストの高野孟氏が主宰するウェブメディア『ざ・こもんず』に寄稿したものです(2月18日アップ))。内容はパロディで、以前、宮崎学氏が主宰していたウェブメディア『直言』に連載していたもの(「玉木正之のどないな話やねん」のパターン)です。こんな「しごと」もしているというわけで、ちょいとここに“蔵出し”します。『ざ・こもんず』には、この原稿に対するコメントのほか、いろんな原稿がアップされてますので、どうぞお立ち寄りください。 プワップワップワァァァ~プワァァァ~(オープニング・テーマ流れる) 「みなさん、おはようございます。今日は最初のテーマとして、いま週刊誌で騒がれている大相撲の八百長問題をとりあげます。そこでスペシャル・ゲストとして、この方にお越しいただきました」 「ハイ。ご紹介します。元前頭X枚目、現役時代はXXという四股名で人気を博し、引退後は年寄りXXを襲名。XX部
角川書店とサンケイ・スポーツが共同編集で発行していたスポーツ総合誌『スポーツ・ヤァ!』が廃刊(角川は「休刊」といってますが実質「廃刊」といえます)になり、ほかにも光文社の『VS(ヴァーサス)』や集英社の『Sportiva(スポルティーヴァ)』も・・・ということで朝日新聞の取材を受けたりもし、それをきっかけに次のようなメモを書いてみました。“蔵出し”というわけでもなく、あくまでも小生の私的メモですが、御一読ください。 若者が文章を読まなくなった(読書離れ・文字離れ)。 これは、よくいわれていることですよね。 若者が(情報誌以外の)雑誌を買わなくなった。 「出版不況」「雑誌不況」といわれて、もう10年以上になります。 かつての読者層だった野球ファン(文章を読む野球ファン=理屈を楽しむ野球ファン)が減った(WBC優勝も売り上げ増にはつながらなかった)。 かつて小生の書いた『プロ野球大辞典』(新潮
この文章は、草野進・編『プロ野球批評宣言』(新潮文庫・1998年)の「あとがき」として書いたものであり、いまではナベツネと闘う以外に手だてのなくなった日本のプロ野球界も、ほんの短期間とはいえこのような面白い「批評の季節」があったのだ、ということを思い出す意味で、ここに『蔵出し』することにした。 草野進(くさの・しん)さんが、文芸雑誌『海』にプロ野球評論の連載を開始されたのは、1982年7月号だったというから、もうかれこれ十年近くも前のことになる。が、そのときのショックを、わたしはいまも鮮烈に記憶している。 当時、フリーランスのスポーツライターとして約四年間の経験を積み、ようやくいくつかの雑誌で署名原稿を書き出していたわたしは、東京吉祥寺にある駅前の本屋で、いつものように金を出してまでは買う気になれない同人誌的文芸誌のあれやこれやを、それでも何かおもしろい読み物に巡り合わないものかという思い
この原稿は、一昨年(2004年)のアテネ五輪のあと、雑誌『放送文化』12月号(日本放送出版)に寄稿したものです。トリノ冬季オリンピックの機会に“蔵出し”します。 1964年の東京オリンピックで、日本の女子バレーボール・チームは見事に金メダルを獲得した。その決勝戦となったソ連(現在のロシア)との試合は、結果的には3対0のストレート勝ちとなったが、最終3セット目のマッチポイントを迎えたとき、さすがに金メダルを意識したのか日本選手の動きが硬くなり、14対8から14対13にまで追いあげられてしまった。 当時は現在のようなラリーポイント制でなく、サーヴ権のあるときしか得点にならない。日本チームは何度もサーヴ権を奪い返し、あと1点で金メダルという状況を何度もつくりながら、そのチャンスを逃し続けた。 そのとき、実況中継をしていたNHKのアナウンサーが、次のような言葉を連呼した。 「さあ、金メダル・ポイン
今年も夏休み期間(8月12/13日の両日)に『スポーツジャーナリスト養成塾』の夏期特別集中講座を開催することにしました。今回は第Ⅲ期(3年目)で春の「ゴールデンウィーク特別集中講座」につづく講座となり、この2度の講座のいずれかに参加した塾生のなかから『スポーツジャーナリスト実践塾』に進む塾生を選びたいと思っています。 そこで今回は、『養成塾』でどんな授業を行っているのかを一部ご紹介するため、小生が塾生に配布(プレゼント)している「資料」の一覧表を“蔵出し”します。このような「資料」でどんな勉強をするのか、想像してみてください。尚、今回も素敵なゲストを予定しています(過去には、平尾誠二、高野孟、川淵三郎、廣道純、飯田覚士・・・といったアスリートやジャーナリストが参加しました)。スポーツ・ライティングやスポーツ・レポーティングのプロを目指す若者たちの参加を希望します。 ▼資料1(1枚)/原稿料
この2本の原稿は,連合通信社配信の『生活文化特集』の連載『スポーツ博覧会』の第159回(2024年10月配信)と第160回(2024年11月配信)に書いたものです。特に後者で書いた日本のアマチュア野球界のドンと呼ばれた山本英一郎氏が,真のワールドシリーズ(世界選手権)を実施しようとしていたエピソードは、日本の野球ファンなら知っておかないと言えない事実として、多くの人に知ってもらいたいと思って"蔵出し"します。短い文章ですから是非とも御一読ください。 【記事全文を表示】 このチラシは、今年(2025年)の3月4日(火=午後1~3時)に名古屋の栄中日文化センターで開催する小生の『OneDayオペラ講座』の宣伝です。前回(2024年12月3日)にワーグナーの超大作『ニーベルンクの指環に引き続き、今回は、『さまよえるオランダ人』『タンホイザー』『ローエングリン』など、ワーグナーがまだ楽劇(ムジーク
ライブドア堀江貴文社長に対するこのインタヴュー原稿は『スポーツ・ヤァ!』(角川書店・刊)107号(12月2日発売)に掲載されたものの抜粋です。来シーズンのプロ野球界の動向に興味のある方は、是非ともバックナンバーを取り寄せて、全文をお読みください。 ――もうプロ野球がイヤになったのでは? 堀江 いいえ、そんなことはないですよ。イヤにはなってません。けど、いろいろ面倒くさいなあというか、ちょっとうんざりはしましたね。 ――査定委員会は山ほど理由をあげ、何百ページにも及ぶ資料を示して楽天を選びましたが、選手会がストをした頃からオーナー連中は楽天に決めていたようですね。 堀江 委員会は茶番ですよ。なかには立派な人が一人くらいいるかと期待したんですが、ものの見事にいなかった(苦笑)。 ――宮内、堤、ナベツネといったオーナー連中と楽天の「出来レース」だとはわかっていても、少しは期待されてたんですね。
12月22日(日) ベッドのなかで『カラー版北斎』楽しみ続ける。広重の洒落た魅力も素晴らしいけど北斎はやはり迫力ですね。江戸から京都までの東海道を一気に鳥瞰した絵があるなんて知らなかった。こういう絵を描こうとする気迫がスゴイですね。ワン。ベッドを出て朝食のあと長女とヨメハンと一緒に黒兵衛と散歩。リードを持つのは長女で犬に引かれないと上り坂がチョット辛いかな。トホホ。散歩のあと長女の操作するNetflixその他で映画を見ようと思っても『御金蔵破り』も『人類資産』も『草枕』もアップされてない。ネットからは知識を得ることができないということかな。仕方ないのでテレビで高校駅伝を見て懐かしい京都の風景を楽しんだり有馬記念を見たり。俺はフリーの仕事を始めた頃に金欠病で年が越せなくなりそうなとき有馬記念で8歳馬のカネミノブと牝馬のインターグロリアの連複を買って万馬券に近い8千余円の配当で四畳半の家賃と電
この原稿は2024年3月1日付『北國新聞』夕刊の月イチ連載『スポーツを考える・第77回』に掲載されたものです。卓球の世界選手権女子のグループリーグで、日本の選手が完封勝ちしたのに対して、一方的に勝つのは「マナー違反」との声が上がったとか。そんな馬鹿な! と思った人が多かったようですが、スポーツにおける「マナーの問題」は、けっこう面白い問題なので取り上げてみました。短いコラムなので、テニスやゴルフでの「服装のマナー」など、取り上げることのできなった「問題」も多いですが、皆さんも考えてみて下さい。ルール以上にスポーツの「本質」につながる問題もあるようです……と思いながら"蔵出し"します。 【記事全文を表示】 ここに紹介するチラシは、毎年行っている、兵庫県立文化芸術センターでの「オペラ鑑賞ツアー」のお知らせです。名古屋の栄中日文化センターで行っている「オペラ講座」でも4月14日に解説講座を行いま
この原稿は『日本経済新聞』2024年7月?日付朝刊書評欄の『今を読み解く』というシリーズに書いたものです。パリ五輪の開幕が迫った時期に3~4冊のスポーツに関する本、オリンピックに関する本を選んで、現在のスポーツ論・身体論を論じるきっかけとなる原稿を……という編集部の要望に応えて、4冊の本を選択し、原稿を書いたものです。このシリーズへの執筆は、過去にも3度ほどありましたが、今回もまた我ながらナカナカ良い出来映えの原稿が書けたと思いつつ”蔵出し”します。日経を読まれてない方は、是非とも御一読ください。 パリ五輪の開幕が迫り、メディアの報道が喧(かまびす)しい。が、それは世界のスポーツ界の実相とは、懸け離れた空騒ぎのようにも見える。 山本敦久・編『アスリートが変えるスポーツと身体の未来』(岩波書店・2022年)では現在のスポーツが抱える諸問題に直面した9人のアスリートを取りあげ、9人のスポーツ関
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