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近年、健康診断や人間ドックなど、眼底検査を行う機会が増え、目の病気を早い段階で見つけられるようになってきました。例えば失明原因の第一位である緑内障も、自覚症状が現れていない段階に発見し治療を始めることで、障害の進行をより確実に防ぐことができます。 しかしその一方で、治療の必要がないわずかな変化や差異まで「異常」と判定され、精密検査を勧められるケースも増えています。視神経乳頭〈ししんけいにゅうとう〉の"異常"もその一つです。 視神経乳頭〈ししんけいにゅうとう〉とは 眼球の内側にはカメラのフィルム・撮像素子に相当する「網膜」が広がっていて、瞳孔から眼の中に入った光はその網膜に像を結びます。網膜には光を感知する「視細胞」が1億個以上もあり、視細胞で感知した情報は「視神経」(光の情報を伝える細い電線に相当)を通って脳へ送られていき、映像になります。 視細胞と脳を結んでいる視神経は網膜全体に張り巡ら
激痛のピークは24時間後 足の親指の付け根が死ぬほど痛い!尿酸値が高く,関節の1カ所が腫れて激しく痛むなら,それは痛風かもしれません。歩けないほど痛みますが,その痛風発作自体で死ぬことはありません。 発作24時間後が痛みのピークで,3〜7日ほど経過すればウソのように痛みが引いて歩けるようになります。 なんでそんなに痛いの? 尿酸は血液中に溶け込んでいます。しかし量が増えると,溶け切らない過剰な尿酸が結晶化して関節に溜まります。運動などをきっかけに尿酸塩結晶の一部が関節液中に剝がれ落ちると,それを敵と見なして白血球が集まってきます。白血球が攻撃を始めた時,炎症を起こす物質が出ます。これが痛みの原因です。痛風発作が治まって痛みが引いても,関節に尿酸塩結晶がある限り再発する恐れがあります。 痛風の起こりやすい人はこんな人 お酒や砂糖入り清涼飲料水をよく飲む。プリン体の多い食品をよく食べる 激しい
色覚に異常があるってことは、色がわからないってことかなぁー。 きれいな景色もカラーテレビも、白黒にしか見えなかったら寂しいな。 治す方法はないのかな? 色は人によって違って見えるもの 色覚の異常とは、どんな状態? "物を見る"という機能は、視力、視野、色覚の三つに支えられています。視力は細かい物を見分ける力、視野は同時に見渡せる範囲、色覚は色を識別する感覚のことです。 この三つの機能は、網膜(カメラのフィルムまたは撮像素子に該当する組織)にある光を感じとる「視細胞〈しさいぼう〉」の働きに委ねられていて、視細胞がうまく機能しないと、視力が低下したり、視野が狭くなるなどの異常が生じます。色覚についても、視細胞の機能次第で色を識別しにくくなる状態があり、それを色覚の異常と呼んでいます。 先天色覚異常と後天色覚異常 色覚の異常には、先天性と後天性があります。先天性の場合は原因が遺伝的なものなので、
眼の中のぶどう膜に起こる炎症がぶどう膜炎。原因はいろいろあって、まだよくわかってないことも多いみたい。ぶどう膜炎になると、視力はどうなるのかな? 果物のぶどうとなにか関係あるのかな?? ぶどう膜は眼球を包む、血管が豊富な組織 ぶどう膜とは、眼球の内側にある脈絡膜〈みゃくらくまく〉と毛様体〈もうようたい〉、虹彩〈こうさい〉の三つをまとめて呼ぶ総称です。これらは眼球の中心部分を包み込むよう広がっています。なにかしらの原因でこれらの組織に炎症が起こることを「ぶどう膜炎」といいます。まずは、ぶどう膜とぶどう膜炎の特徴についてお話しします。 ぶどうに似ているぶどう膜 ぶどう膜のうち脈絡膜は、網膜〈もうまく〉と強膜〈きょうまく〉の間にある膜状の組織のことで、眼球内部の広い範囲を覆っています。脈絡膜にはたくさんの血管があって、そこを流れる血液が網膜に酸素や栄養を送り届けています。 毛様体は、その筋肉によ
眼精疲労でからだに異常が現れる理由 眼精疲労でからだに異常が現れる理由は、よくわかっていません。しかし、物が見にくくなるために、よく見ようとして不自然な姿勢をとり、それが肩凝りなどを引き起こすということは、容易に考えられます。 また、視力が低下すれば、目を凝らしたり、集中力をより高める必要があります。そのようなことによる緊張の連続が、頭痛やめまい、吐き気、倦怠感の原因かもしれません。さらに、精神的ストレスによって、目とからだの不調が同じ理由で同時に起きている可能性もあります。 原因は大きく四つに分けられる 原因1 目になにか病気が起きている 眼精疲労を訴える患者さんの目を検査すると、しばしば次のような病気や異常が見つかります。 近視・乱視・老眼やその矯正不良 近視・乱視・老眼が進むと眼球の内部では、なんとか網膜〈もうまく〉(フィルム)にピントを合わせようとして、水晶体〈すいしょうたい〉(レ
白内障〈はくないしょう〉は、瞳が白く濁って視力が悪くなる病気。っていうことは緑内障〈りょくないしょう〉は、瞳が緑色になって視力が低下するのかなぁ?そんなことって... 緑内障は自覚しづらい病気 ではまず、病名の由来について説明することにしましょう。 眼球の前の方にある角膜〈かくまく〉と水晶体〈すいしょうたい〉は、カメラにたとえるとフィルターやレンズにあたる組織です。当然、透明でなければならず、血管も存在しません。このため必要な栄養は、眼球前方を満たしている房水〈ぼうすい〉という液体から得ています。緑内障という名前は、この房水がなにかの原因で過剰に溜まったときに、角膜がむくんで瞳が青っぽく見えることに由来します。 視野の異常は進行しないと気付かない しかし、実際多くの患者さんがかかる慢性緑内障では、瞳の色はもちろん、痛みや充血といった症状が全くなしに進行し、視力の低下も、病気の最終段階まで現
網膜って、カメラのフィルムに似た、眼の奥の膜だったよね。そのフィルムに「裂孔〈れっこう〉」ができたり、フィルムが「剥離〈はくり〉」しちゃうんだろうなア。うんうん。 ゆがんだフィルムで写真を撮ると... 網膜は、眼底と呼ばれる眼の奥一面に広がっている薄い膜状の組織です。眼の中に入った光が映し出される所で、カメラのフィルムまたは撮影素子に相当します。その網膜の亀裂や穴を「網膜裂孔〈れっこう〉」といい、「網膜剥離〈はくり〉」の主要な原因です。 網膜剥離とは、網膜が眼底から剥がれてしまう病気です。正確にいうと、網膜は感覚網膜という光を感じとる層と、その土台となっている色素上皮〈しきそじょうひ〉と呼ばれる層があって、感覚網膜が色素上皮から剥がれるのが網膜剥離です。 感覚網膜の外層の細胞(視細胞など)が必要としている栄養は、網膜の外側(脈絡膜〈みゃくらくまく〉)から色素上皮を経由して供給されています。
お知らせ 企業情報 2024.09.20 「2023年度医療機関等への資金提供に関する情報」 「2023年度患者団体への資金提供に関する情報」の掲載について 企業情報 2024.04.23 核酸創薬の戦略的提携契約締結のお知らせPDF 企業情報 2024.03.27 「目と健康」サイト閉鎖のお知らせPDF 企業情報 2024.02.29 組織変更についてPDF 企業情報 2024.02.29 執行役員及び組織責任者の人事異動についてPDF RSS 一覧
「飛蚊症〈ひぶんしょう〉」ならアイだって知ってるもん。 目の前に糸くずみたいのが浮いてるように見えるけど、 病気のせいじゃないから全然心配ないんだヨ。 ね、先生!そうだよネ? 飛蚊症を正しく理解しよう 「目の前のゴミ=飛蚊症」ではない 医学情報が身近になって、一般の方も驚くほど専門的なことに詳しくなりました。視野に糸くずやゴミ、水玉のような物が現れる飛蚊症もその一つです。 蚊が飛んでいるように見えることから、その症状を飛蚊症と呼び、大半は問題ないと知っている人もたくさんいます。でも、アイちゃんのように「全然心配ない」と思ってしまうのは正しくありません。 正しくない理由は二つあります。第一に、目の前のゴミのような物が本当は飛蚊症ではない可能性があるということ、第二に、なにかの病気の症状として飛蚊症が現れている可能性もあるからです。 飛蚊症は眼球内の浮遊物の影 第一のポイントについて、少し詳し
視力検査で使われている、アルファベットのCのようなマーク。だれでも一度は見たことがあるはず。このマーク、実はランドルト環といい、世界共通の視力検査用の記号なのです(ランドルトは、19世紀後半から20世紀初頭のフランスの眼科医)。 視力は、確認できる最小視角の逆数で表され、1分の視角を確認できる能力を、視力1.0といいます(1分は角度を表す単位で、1度の60分の1の角度)。例えば、確認できる最小視角が2分なら視力は1÷2で0.5、10分なら1÷10で0.1ということです。 ふつう視力検査は、視力表から5メートル離れて行います。視力表で視力1.0に該当するランドルト環は、高さ7.5ミリ、文字の太さ1.5ミリ、文字の切れ目部分の幅1.5ミリです。この「文字の切れ目部分の幅1.5ミリ」がちょうど、5メートル離れたところからの視角1分に相当します。5メートル離れたところから、この文字の切れ目を確認で
今回のテーマは「中心性漿液性脈絡網膜症」。 眼の奥の網膜の真ん中あたりに水が溜まって、視力が悪くなったり、見ている物がゆがんだりするっていうお話。 バリバリ働いている人に起こりやすい病気らしいヨ。 視野の中央で、見え方に異常が起きる病気 網膜の中心「黄斑」の水ぶくれが原因 私たちは、瞳孔から眼球内に入った光を網膜(カメラのフィルムまたは撮像素子に相当するところ)で感じとって視覚情報を得ていますが、その網膜でとくに視力に関与しているのが、眼底のほぼ中央にあたる黄斑〈おうはん〉と呼ばれる部分です。 中心性漿液性脈絡網膜症〈ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもうまくしょう〉は、この黄斑に水ぶくれ(むくみ)が起こり、部分的な網膜剥離が起きた状態となり、視機能が低下する病気です。網膜剥離自体の程度は軽いものですが、視力にとって一番大切な黄斑が障害されるため、後にあげるような症状が現れます。 働き
総監修:堀 貞夫先生 (東京女子医科大学名誉教授、済安堂井上眼科病院顧問) 目と健康シリーズは、眼の病気について、患者のみなさんに学んで頂くために企画された、テキストです。 眼の病気をいろいろな側面からテーマ別にまとめてありますので、一覧表からご自身で知りたい項目を選んでご利用ください。 当シリーズのPDFを印刷し、疾患の勉強用資料、医療機関での日常診療における説明用資料としてご活用いただけます。 但し、ウェブサイト、スライド等への転載や改変、販売等の商用を目的とした使用は禁じます。
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