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www.setagayaartmuseum.or.jp
本展は、「企業と美術シリーズ」の第5回として企画し、開催するものです。 当館ではこれまでに、資生堂(2007)、髙島屋(2013)、東宝スタジオ(2015)、竹中工務店(2016)とタイアップし、この「企業と美術シリーズ」を開催してまいりました。 このシリーズのねらいは、人間の暮らしと密接な関係をもつ企業活動のなかで蓄積された、さまざまな文化的な側面に光をあて、各企業が保管している多種多様な資料を、歴史的、社会的な文化資源としてとらえ、そこから、私たちの日常の変化や展開、また社会の変遷を探ることにあります。 このたび、東急株式会社のご理解とご協力のもと、「東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く」を開催することとなりました。 世田谷区内には世田谷線、田園都市線、大井町線、目黒線が走り、区内に駅は所在しないものの東横線も世田谷区民にとっては大切な暮らしの路線であり、東急バスの各路線が面的
造花の薔薇を透明アクリル樹脂に封じ込めた「椅子」、板ガラスを組み合わせただけの「椅子」、大きさを少しずつ変えて格子状に49個並ぶ「引出し」、7本の針を持つ「時計」。一目見た時に驚きがあり、そして笑みがこぼれ、しばらくして、その機能がきちんと保持されていることに気づきます。 倉俣史朗(1934-1991)は、このような一風変わった家具と数多くの特色あるインテリアデザインを手掛けました。1965年に独立し自身の事務所を構え、同時代の美術家たちとも交流をしつつ、機能性や見た目の形状に主眼を置いたデザインとは異なった考え方をした作品を発表し続けます。1980年代にはイタリアのデザイン運動「メンフィス」に参加し、その名は一躍世界中に浸透していきました。倉俣の作品は各国の美術館に収蔵されており、今なお国内外で高い評価を受けています。 没後30年を経て開催する本展覧会では、家具やインテリアの仕事に加えて
美術館に入りたがる小さな訪問客と困る警備員。どこかで見たような光景ですが、砧(きぬた)の森の世田谷美術館の場合、訪れたのはタヌキの赤ちゃんでした。 ちょうど、仕事終わりの時間帯に、職員用の通用口から人が出てくるたびに中に入りたがり、15分ほどの攻防のすえ、森に帰っていったタヌキちゃん。無事にお母さんと会えているといいですね。 6月2日、小さな訪問客(その1)(約30秒)
アイノ・マルシオ(1894-1949)が、まだ無名の建築家・アルヴァ・アアルト(1898-1976)の事務所を訪ねたのは1924年のことでした。アイノはそこで働きはじめ、ふたりは半年後に結婚します。アイノがパートナーになったことで、アルヴァに「暮らしを大切にする」という視点が生まれ、使いやすさや心地よさを重視した空間には、優しさと柔らかさが生まれます。 やがて国際的潮流となった合理主義的なモダニズム建築の流れのなかでも、ヒューマニズムと自然主義の共存が特徴として語られるアアルト建築は、独自の立ち位置を築きました。実用性や機能性を重視するモダニズムの理論は、ふたりのヴィジョンとも重なるものでしたが、夫妻は自国フィンランドの環境特性をふまえ、自然から感受した要素をモティーフとしたデザインを通じ、彼らなりの答えを探求していきます。アイノは54歳という若さで他界しますが、ふたりが協働した25年間は
私たちは、これまでに経験したことのない大厄災の時を迎えています。 社会の隅々まで影響がおよぶなかで、世界中の美術館が、美術館本来の在り方を問い、展覧会等々の事業を見つめなおしています。予定していた展覧会も準備に支障が生じ、海外から作品を借用することがむずかしくなり、まったく将来の見通しが立てにくい状態です。 そのような現状を考慮して、このたび「作品のない展示室」を、虚心にご覧いただくことにいたしました。 世田谷美術館は、四季折々にさまざまな表情をみせる都立砧公園のなかに位置しています。砧公園は、春には桜が咲きほこり、夏は大きな木陰が涼風をまねき、秋は多彩な木々の紅葉を楽しめ、冬には時に素晴らしい雪景色につつまれることもあります。 1986年に開館した世田谷美術館は、建築家・内井昭蔵(1933- 2002)によって設計されました。そして、内井昭蔵は次の3つのことを、美術館設計の上でのコンセプ
チェコ共和国と日本の関係は、オーストリア=ハンガリー帝国の一部であった時代から、二つの大戦を挟んで現在に至るまで意外に深いものがあります。後に初代大統領となったトマーシュ・G・マサリクがチェコスロヴァキアとして1918年に独立宣言をしてから、2018年で 100年となりました。本展は、アール・ヌーヴォーから、チェコ・キュビスム、アール・デコ、さらに現在に至るプロダクト・デザイン、玩具やアニメまでを含む、独立前夜からほぼ100年のデザイン約250点を、時代を追ってご紹介します。
2019.04.27 - 06.23 ある編集者のユートピア 小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校 編集者にしてウィリアム・モリス研究家の小野二郎(1929-1982)が生涯を通して追い求めたテーマがユートピアの思想でした。弘文堂の編集者を経て、1960年には仲間と晶文社を設立、平野甲賀の装幀による本が出版社の顔となります。一方では明治大学教授として英文学を講じる教育者でもありました。晩年には飛騨高山の高山建築学校でモリスの思想を説き、そこに集った石山修武ら建築家に大きな影響を与えました。W・モリス、晶文社、高山建築学校の3部構成で小野二郎の“ユートピア”を探ります。
イタリアの画家にして、デザイナー、さらには絵本を多数制作し、子どものための造形教育にも力を注いだ、ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)。その多彩な活動を短い言葉で表すのは困難ですが、その作品は、どんなジャンルのものであってもシンプルな考え方から作られており、誰にでも(大人でも、子どもでも)親しめるものとなっています。本展覧会では、イタリア未来派に始まるムナーリの活動を、約300点の作品で振り返ります。
住所 〒157-0075 世田谷区砧公園1-2 電話 03-3415-6011 開館時間 10時〜18時(展覧会入場は17:30まで)
東急田園都市線「用賀」駅 バス:美術館行バス「美術館」下車 徒歩3分(1時間1~2本) 経路を検索(GoogleMap) 徒歩:「用賀」駅より徒歩17分 経路を検索(GoogleMap) 徒歩マップ(PDF) 小田急線「成城学園前」駅 渋谷駅行バス「砧町」下車 徒歩10分(約5分〜10分毎) 経路を検索(GoogleMap) 小田急線「千歳船橋」駅 田園調布駅行バス「美術館入口」下車 徒歩5分(1時間 2〜3本) 経路を検索(GoogleMap) 東横線「田園調布」駅 千歳船橋行バス「美術館入口」下車 徒歩5分(1時間 2〜3本) 経路を検索(GoogleMap) 東急田園都市線 (1)「二子玉川」駅 美術館行きバス(日祝のみ)「美術館」下車 徒歩3分 (2)「三軒茶屋」駅 成城学園前駅行バス「砧町」下車 徒歩10分 東急世田谷線 「上町」駅 成城学園前駅行バス「砧町」下車 徒歩10分 東
次回 2024.10.26 - 01.13 ミュージアム コレクションⅡ かわりゆくもの、かわらないもの ―TRANSITION
2024.08.31 「須田国太郎の芸術――三つのまなざし」展 スペシャル・ライブ 『Punto de vista――見つめた先へ』
2024.10.26 - 01.13 ミュージアム コレクションⅡ かわりゆくもの、かわらないもの ―TRANSITION
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