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音空間事業本部 伊藤 夏美 福満 英章 河野 恵 概 要 社内利用のスタジオエリアとオフィスエリアを備えた2 階建ての自社ビルが新築され、弊社はレッスンスタジオ2 室とコントロールルーム・録音ブースを備えたレコーディングスタジオの設計・施工を担当した。集合住宅が隣接しているため懸念事項であった遮音性能も、各室完全浮構造とし、遮音層をより強固にすることで余裕を持って目標値をクリアできた。また、レッスンスタジオでは拡散リブや壁面形状、吸音材の配置を工夫することで、音響障害のない居心地の良い音場に、レコーディングスタジオでは柱状拡散体を設置することで、音が飛び散ることのないスッキリとした印象の音場にすることができた。 お客様の声 今回レコーディングスタジオとレッスンスタジオの施工をお願いしました。レコーディングスタジオは、スピーカーを雑に設置し無調整で鳴らしただけで、すでに素性の良い素晴ら
「音は聞こえるけれど、その発生場所がよく分からない...。」 「サーモグラフィのように、音を視覚的に確認できたら...。」 そんな現場の声から生まれた、"見えない音を可視化する"ツール、それが"音響カメラ"です。 SoundGraphyは、「いつでも」、「どこでも」、「誰でも」をコンセプトに開発された、今までにない小型の音響カメラです。 主に研究・開発用として実験室で使用されることが多かった従来の音源可視化装置に比べ、格段に小さく軽いため、特に可搬性や機動性が求められる現場向きの製品です。
音空間事業本部 嵯峨 寛人 1. はじめに 1952年より55年間、日本の放送局をリードしてきた文化放送が、このたび四谷の旧社屋の老朽化に伴い、 浜松町に新社屋を建設し移転することとなりました。 伝統的な聖堂や修道院のような旧社屋は、元来カトリック教会の放送局であったことがうかがえる重厚な造りの建物であり、 その存在感は神々しささえ放っていました。 今回新築した「文化放送メディアプラス」と名づけられた新社屋は、近年多く見られる総ガラス張りの建物とは異なり、 外壁は厚いプレキャストコンクリートで覆われ、質実剛健、硬派なイメージでまとめられています。しかしよく見ると、アンテナ塔のトラス造形やスリット状に所々使用されるカーテンウォールなど、 要所にこだわりのデザインが採用されており、教会のステンドグラスを思わせるやわらかさが感じられます。 浜松町駅から徒歩0分というロケーションは申し分なく、生放
DL事業部 和田 浩志 1. はじめに 「MV-22」という型式名ではピンとこない方もおられるかもしれませんが、通称名「オスプレイ」と言えば、ニュースなどで取り上げられることも多く、テレビなどではご覧になったことがあるかと思います。 MV-22は昨年7月23日に山口県岩国基地に12機が陸揚げされ、同年10月2日には沖縄県普天間飛行場に配備されました。普天間飛行場への配備からしばらくすると、「普通のヘリコプターとは音が違う」、「独特の音で、家の中にいてもオスプレイだとすぐ分かる」などといった意見が聞かれるようになりました。 2. MV-22について 2-1. 外観的特徴 MV-22はなんといっても、その見た目に特徴があります。専門的な言い方では、「回転翼の角度が変更できるティルトローター方式の垂直離着陸機」ということになるようなのですが、まるで変形メカのようにローター(プロペラ)の角度を変え
コンサルティング事業部 宮越 あゆみ 本業務は現在取り扱っておりません。 2021年8月5日 追記 1. はじめに 昨今の急速なディジタル信号処理技術の発展に伴い、"音で音を消す技術"、アクティブノイズコントロールが様々な音場で実用化されるようになってきました。ご存知の方も多いとは思いますが、アクティブノイズコントロールとは、低減させたい騒音に対して別に用意した制御音源から逆位相の音を発生させることで、位相干渉を利用して消音する騒音制御の手法です。現在では、ダクト内の騒音制御やイヤホンやヘッドホンのノイズキャンセラー機能として利用されるようになってきました。そこで今回は、私たちの身近になりつつあるアクティブノイズコントロールとはどのような仕組みであるのか、簡単にご紹介しようと思います。 2. アクティブノイズコントロールの長所と短所 現在もアクティブノイズコントロールは様々な場面で適用され
技術部 高島 和博 1. はじめに 本稿では、一つの測定技術とその応用例について紹介させて頂きたいと思います。 実際、この手法は音響の分野では広く行われている測定手法です。 ただ、教科書を見ても、厳密に説明するために難しい数式が並んでいたりするわけで、なかなか感覚的に理解することは難しいものです。 ここでは、私たちがこれまでに様々なお客様と関わらせて頂いた応用例を多く取り上げ、 「インパルス応答を測定すると、何が解るのか?」ということをできるだけ解り易く書かせて頂いたつもりです。 また、不足の点などありましたら、御教授の程よろしくお願いいたします。 2. インパルス応答について 皆様もどこかで、「インパルス応答」もしくは「インパルスレスポンス」という言葉は耳にされたことがあると思います。 耳にされたことのない方は、次のような状況を想像してみて下さい。 今、部屋の中で誰かが手を叩いています。
1. はじめに ウーロン舎様では、同時に進行する複数の音楽制作業務において、かねてより新しいスタジオの計画を検討されていました。今回、当社はそのプロジェクトに参加して、都内では少ない2層吹抜けのスペースに本格的なレコーディングスタジオを施工させて頂きました。プロジェクトのコンセプトは、アーティストをその中心に据えた音楽専用のプライベートなスタジオ作りであり、我々にとっても印象深いスタジオが完成しましたのでここに御紹介致します。 2. なんとマンション1階に本格的レコーディングスタジオを新設 スタジオの計画場所は芝浦の運河沿いにある築30年ほどのマンションの1階でした。竣工時は、当時ビルオーナーであった電気工事屋さんの倉庫だったそうで、階高が6mと高いこと、また専用のキュービクルを設備しており電源容量が十分であったこと、それから環境として芝浦の運河に面していることがスタジオを新設する決め
音空間事業本部 堀井 理恵、葛西 信輔、酒井 基行 1. はじめに 2008年5月吉日、JR山手線新大久保駅から徒歩1分、またはJR中央線大久保駅から徒歩3分の地にサウンドチーム・ドンファン様(以下敬称略)の新スタジオがオープンしました。その名も"Studio Don Juan(スタジオ・ドンファン)"。新大久保という地域の特徴でもありますが、まるで海外の街をいっぺんに詰め込んでしまったような、不思議な空気を感じさせる街です。この街のメインストリート大久保通りは、飛び交う言葉、匂い、人々の日常生活が創り出す街のたたずまいに国際色が見え隠れし、異文化が感じとれます。いつも人通りが多く、実にさまざまな街の音色が聴こえてきます。 この通りから一歩入ると、すぐに目を引くスタジオのエントランスが現れます(写真1)。ここが"Studio Don Juan"。マンション1・2階テナントフロアの1階がスタ
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日本の建築音響のパイオニアとして、半世紀の歴史を誇る日本音響エンジニアリング。 徹底した音へのこだわりと情熱をベースに高度な技術・開発力を蓄積。テレビ局、ラジオ局をはじめとする多くのスタジオの音響設計・施工管理において豊富な実績を築いてきました。さらに、時代の要請に呼応して独自の計測技術を次々と開発。その高い技術力は、音響計測、建築音響、航空機騒音、騒音対策など、様々な領域で着実な成果を上げています。
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