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認知療法では、次に、「自動思考」にどのような「認知の歪み」が存在するかを分析します。 バーンズという人は、「認知の歪み」を10のパターンに分類しました。 記述した自分の「自動思考」のそれぞれがどのパターンに分類されるか考えてみてください。 「認知の歪み」の公式を手元において繰り返し検討し、自分が陥りやすいパターンを知るようにすれば効果的です。 10のパターンはそれぞれ完全に独立したものではなく互いに重なり合っている部分がありますので、あまり厳密に分類することにこだわる必要もないと思います。 参考程度でもよいでしょう。 ほとんどの問題は, 白か黒かのどちらかに決めることはできず、事実はそれらの中間にあるものですが、物事を見るときに、 「白か黒か」という両極端の見方をしてしまうことを「全か無か思考」といいます。 <例>自分のやった仕事に少しの欠点が見つかって、「完全な失敗だ」と思う。 いつもA
ごあいさつ なかおクリニックは大阪府、JR高槻駅から徒歩2分のところにある 心療内科・精神科のクリニックです。 当クリニックは、一般の「こころの病気」のうちでも他院では治らないうつの治療や大人の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に力を入れています。 院内風景はこちら クリニックからのお知らせ 一覧へ ブログ更新情報 一覧へ 診療時間・アクセス 初診希望の方、お電話にて予約を取ってください。再診は診療時間内に来院してください。 保険診療ですので、来院時には保険証をご持参ください。 初診予約の取り方 月 火 水 木 金 土 日
●大人のADHD診断チェックリスト(不注意の項目が5つ以上あてはまるなら、不注意型ADHD 衝動性・多動性の項目が5つ以上あてはまるなら衝動性・多動性型ADHD、両項目が当てはまるなら混合型ADHDと診断されます。その他は、大人のADHDによくみられる症状です。参考にしてください。) <不注意> 1 仕事などで、ミスが目立つ。例えば、書類作成で誤字、脱字、記入する場所を間違ったり、記入漏れが多い。細部に気をつけないといけない作業や退屈な作業では、特にミスが目立つ。 2 騒音や雑音があると、すぐに気が散り注意を持続させることが困難である。 3 やるべき仕事を先延ばしにし、仕事がたまり、期限が守れない。 4 物事の優先順位をつけることが苦手である。例えば、仕事(家事)を順序立てて要領よくこなすことができず、仕事(家事)がたまってしまう。 5 会話に集中して、話の筋を追うのが苦手で、話の内容を忘
中等度以上のうつ病では、もちろん抗うつ薬による治療が基本となります。しかし、うつ病では、不眠が続いたり、自律神経のバランスが乱れた状態が続いたりで、心身共に消耗していると考えられます。このような観点から、体力を回復する目的で補剤と呼ばれる漢方薬を抗うつ薬に併用すると効果的な場合がよくあります。補剤として、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、帰脾湯(きひとう)などの処方がよく使われます。 自律神経系の調節作用を期待して、気剤である半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)や茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)もよく用いられます。これらの処方は、抑うつ状態のみならず不安やパニック障害にも効果的です。漢方の診断法の一つに、舌の状態を観察する舌診という漢方独自の診断法がありますが、舌の苔(舌苔)が白く厚い場合に適用があるといわれています。 漢方治療
瞑想の実践にあたって大切なのは、なによりご自身の今の状態にその適用があるかという点です。たとえば、単に心身が疲れているだけでなく、うつ病や不安障害などの心の病気にかかっている場合は、まず現代医学の標準的な方法でそれらを治療する必要があります。やみくもに、瞑想を行いますと思わぬ副作用に遭遇する恐れすらありますので、できれば専門家に相談したうえで行なってください。やむをえず、一人で実践される場合は、後述の「瞑想を行ううえでの注意点」をよく読んでからはじめてください。 1.オーソドックスな方法−呼吸を数える瞑想 ・周囲に煩わされないような時間と静かな場所を選び、椅子に腰掛けるか,足を組んで座り、背筋を伸ばします。そして、静かに眼を閉じて(半眼にする方法もあります)、全身の力を抜きます。 ・鼻の先に注意を集中しながら、鼻先から空気が入ったり出たりする感覚を静かに観察します。呼吸の数を一から一
落ち着きがなく、授業中も着席していることができずに動き回ったり、常に体を動かしたり、衝動的で、急にしゃべり出したり他人のやっていることに唐突に介入するために、先生から注意を受けているような児童は教室に一人ぐらいはいるものです。このような児童は、注意欠陥/多動性障害(ADHD)といわれていますが、最近はマスコミなどでもよく取り上げられていますので、一度は耳にされた方も多いのではないでしょうか? それでは、ADHDは子供だけにみられる障害でしょうか?実は、そうではないのです。軽症の場合は大人になると症状が目立たなくなる例もありますが、2〜10%の大人がADHDの診断基準にあてはまるといいます。 大人のADHDでは注意の持続が困難だったり、細部に注意が向かないために、仕事や家事でケアレスミスや物忘れが多かったりします。あるいは、しばしば、約束の時間に遅れたり、約束を忘れたり、締め切りに間に合
全般性不安障害 全般性不安障害の不安は、状況に関係なく生活全般にわたって浸透するような、過剰で制御不能な性質のものです。パニック障害のように、不安発作として起きるのではなくて持続性の不安として体験されます。息苦しい感じ、動悸、めまい感、吐き気などの自律神経の過活動や身震い、筋肉の緊張などの運動性緊張がみられます。些細なことにも過敏に反応して、物事にも集中できなくなり、不眠になったり、社会生活が障害されたりします。 うつ病、気分変調症、アルコール依存症など、他の疾患の合併率がひじょうに高いのが特徴です。女性に多く見られ、人口の5%程度がかかるといわれています。 混合性不安抑うつ障害 不安症状と抑うつ症状が同時に存在するが、どちらもさほど強くない場合をいいます。不安感は、漠然とした不安感として訴えられたり、些細なことが気になるというように表現されたりします。動悸、めまい感、吐き気など自
月経前症候群(PMS)と月経前不機嫌性障害(PMDD)について ◎月経前症候群(Premenstrual Syndrome, PMS) 月経前症候群(Premenstrual Syndrome, PMS)とは、月経前の2週間前から1日前までの期間に周期的にみられる、気分の落ち込み、イライラして怒りっぽい状態、不安、下腹部痛、むくみなど精神・身体の両面で、不快な症状がみられることをいいます。 約80%の女性は、PMSに関するなんらかの症状があり、約半数の女性ではかなり強い症状があるといわれています。
うつ病は何種類かのタイプに分類されています。専門的な分類は煩雑ですので、わかりやすくするために便宜的な分類をしてみました。 1. 正常なうつ状態 誰でも、人生のある時期に愛情や依存の対象を喪失して、抑うつ感情を経験します。これを「対象喪失」といいますが、配偶者の死、離婚、近親者の死、失恋などという形で経験されます。あるいは、引っ越し、転勤、昇進、結婚、進学など、環境や役割が変化したとき、地位や財産を失ったときや病気や事故で身体が傷ついたときにも喪失体験が引き起こされます。 喪失体験が起こると、急性の不安状態になったり、現実を否認したり、回想にふけったりといった、様々な感情体験を繰り返し、その後に悲しみから立ち直ることができるのです。これを、「悲哀の仕事」といいますが、1年程度の期間がかかるといわれています。このようなとき、落ち込みはあっても、仕事や家事などの日常生活を維持してい
うつ病の治療として、まず三環系抗うつ薬が次に四環系抗うつ薬開発されました。これらの抗うつ薬は、神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの両者に作用することで優れた抗うつ作用を有すると考えられますが、ロ渇,便秘,かすみ目、眠気、起立性低血圧といった副作用が問題でした。 三環系・四環系抗うつ薬では、抗うつ作用として働くセロトニン再取り込み阻害作用やノルアドレナリン再取り込み作用以外に、1. 抗アセチルコリン作用、2. α1受容体遮断作用、3. 抗ヒスタミン作用があります。これらの作用が副作用として現れます。 新しく開発された選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)には、このような問題がありません。さらに心循環系や呼吸器系への作用も少ないので、身体合併症がある場合や自殺目的などで過量に服薬した場合でも安全性が高い薬物です。
認知の歪みの定義 1. 全か無か思考(all-or-nothing thinking) ほとんどの問題は, 白か黒かのどちらかに決めることはできず、事実はそれらの中間にあるものですが、物事を見るときに、「白か黒か」という両極端の見方をしてしまうことを「全か無か思考」といいます。 <例>自分のやった仕事に少しの欠点が見つかって、「完全な失敗だ」と思う。 いつもAをとっている学生がたまたまBをとって,「もう完全にだめだ」と考える。 このような考え方をすると、「完全に○○である」ということは実際にはありえないのに、いきすぎた自分の要求に自らをあわせようとしていることになります。これは無理なことなので、失敗して自信を失うことになります。日本でも古くから「中庸」ということばが尊ばれてきましたが、「白か黒か」という両極端の見方をせずに、柔軟にものを見ることが大切です。普段は柔軟な見方ができてい
現代のストレス社会ではうつ病は増加傾向にありますが、重症のうつ病よりはむしろ軽症のうつ病がふえているといわれています。軽症のうつ病の場合は、特に、本人にとっても自覚されにくい場合もあり、周りの人から見てもわかりにくいという傾向があります。 しかし、うつ病は早期に気づいて治療することが大切です。ですから、うつ病の症状の理解を助けるために、分かりやすい呼び名がいろいろつけられています。代表的なもののひとつが朝刊シンドロームです。 多くの社会人は、朝起きた時に新聞を読むことを習慣にしています。しかしうつ病になると、世の中の出来事に対する興味が少なくなったり、新聞の内容を理解するのがおっくうになったりするために、新聞を読まなくなります。このことを、朝刊シンドロームと呼んでいます。この呼び名は、うつ病の症状が1日のうちでも朝方に最も強く現れるという特徴(日内変動)もうまく表現しています。この言葉
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