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読み聞かせボランティア・おはなしぽけっと(須藤和恵代表)主催の「絵本の読み聞かせと紙芝居」が26日、登別市中央町の市立図書館で開かれ、絵本の読み聞かせや紙芝居を通して来場者を楽しませた。 子どもたちに図書館を身近に感じてもらい、もっと本を好きになってもらおう―と、毎月1回開催している。 読み手は、同グループメンバーの高木三千子さんら5人のほか、登別市図書館職員の高橋隆宏さんが務めた。成長する子牛の一年をイメージ豊かに描いた「仔牛の春」や昔話「ももたろう」を感情豊かに読み聞かせた。 また、「ごきげんのわるいコックさん」「じいさまときつね」の紙芝居も行われ、参加した児童や親子らは話の魅力に引き込まれ、熱心に聴き入っていた。 読み聞かせした後は、メンバーが折り紙で作ったチョウチョウを、参加した子どもたちにプレゼントした。 (長谷川正憲) 【写真= 絵本の読み聞かせに真剣に聴き入る参加児
JR北海道(本社札幌)は18日、2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線開業に伴うダイヤを正式発表した。室蘭線関連では、特急すずらん(札幌―東室蘭・室蘭)を1往復、特急北斗・スーパー(S)北斗(札幌―函館)を3往復増発。廃止される急行はまなす(札幌―青森)の代替機能は一定程度確保された。 すずらんは午前5時27分室蘭発と午後10時札幌発が増え6往復。室蘭方面から新千歳空港の始発便利用が可能となり「札幌への通勤通学も現実的」(関係者)となる。札幌発の12号ははまなすと同時刻。白老や幌別への停車に加え、終着が室蘭となるため室蘭までの利便性は高まるが、伊達紋別方面への接続は設定されない見込み。2号と5号は東室蘭発着となる。 北斗・S北斗は12往復の運行体系。全列車が新函館北斗に停車するが、S北斗1号と同24号は新幹線に接続しない。接続する新幹線は、東京発着(はやぶさ)が8往復、仙台発着
登別市立図書館(綿貫亨館長)は今春から、中央町のショッピングセンターアーニス分館で、最新号の雑誌の一夜貸しサービスを開始した。首都圏で取り組む所はあるが、道内では初めて。最新号は需要が高く貸し出していなかったが、閉館から開館までの時間を活用し、取り組んでいる。 綿貫館長が発案した。昨年8月のアーニス分館開設に当たり、以前から要望が高かった雑誌類を充実させたが、反応が悪かった。以前勤務していた小金井市立図書館など、東京のいくつかの図書館が取り組んでいた一夜貸しの導入を検討した。 集客効果と雑誌のPRを狙いに2014年(平成26年)12月末から今年3月まで試行してみた。運営に支障のないよう、貸し出しは閉館30分前(午後7時半)から、返却は翌朝の開館30分後(午前10時半)までと設定。問題なく運営できたため、4月から本格実施した。 同分館には、本館にある77種類の雑誌とかぶらないよう、週刊誌
登別市新川町に住む牧口謹也さん(70)がこのほど、町内幌別川近くのアパートの軒下で、スズメバチの巣から顔を出すスズメを撮影した。冬場のねぐらなのか営巣のための偵察なのか真相は不明だが、何ともしゃれの効いた様子だ。 18日午前7時半ごろ、日課の散歩で川近くを歩いていた。「チュン、チュン」の鳴き声に誘われ、今は使われていないアパートの軒下へ。数匹のスズメがスズメバチの巣の周りを飛び回り、1匹がひょっこりと顔を出していた。 日本野鳥の会室蘭支部の篠原盛雄支部長によると、スズメバチは女王バチだけが越冬するため巣は“空き家”。スズメの営巣時期はこれからで「冬場のねぐらとして利用していたのか、巣作りの偵察の可能性があります。巣ができたら非常に珍しいですね」とにっこり。 牧口さんは「春なので巣作りかなと思い鳴き声を追い掛けて見つけましたが、まさかスズメバチの巣から顔を出しているとは驚きました。珍しい
大手フェリー船社の川崎近海汽船(本社東京、石井繁礼社長)が10日、室蘭―宮古(岩手県宮古市)のフェリー航路(325キロ)開設方針を発表したことで、2011年(平成23年)の東日本大震災で被災した宮古市復興、両港の施設整備促進、物流の拡大などが見込まれる。室蘭発着航路の10年ぶりの復活となる18年(平成30年)春に向けて、両市の関係機関・企業の動きが具体化していく。 室蘭港発着のフェリー航路は、2008年11月末の室蘭―青森航路廃止でゼロに。以後、室蘭市はじめ室蘭商工会議所、室蘭港湾振興会などが首都圏、道内外で懸命の誘致活動を行ってきた。室蘭市は「航路が具体化したことで、民間のポートセールス、荷物確保が動き出す」と見通す。 一方、宮古港は11年の東日本大震災で港湾施設が被災した。翌12年に港湾管理者の岩手県が同港を含む4大重要港湾の復旧・復興に向けた機能分担計画を策定。宮古港はフェリー発着
室蘭市は12日、庁内のメールサーバーが故障し、7日午後9時~10日午後9時に受信したメールが全て消失した、と発表した。アドレスは市民からの問い合わせや国や他自治体からの業務連絡用で、消失した総数はおよそ1万通という。市は「大変迷惑を掛けるが、この期間に送付したメールは再度送ってもらいたい」としている。 市によると、10日午後9時にメールを保管しているハードディスクの電源が落ちた。11日午前に職員が気付いたが、3日分のメールが復元できなかったという。コンピューターウイルスの感染は確認されていない。 市の調べによると、保管されていた約400万通のデータベースも破壊されており、毎日実施しているバックアップから復元を試みたが、7日午後9時~10日午後9時に受信したメールは復元できなかった。 市が受信するメールは1日平均4~5千通で消失したのは1万通とみられる。障害発生時に復元できなかったのは初
室蘭出身の吉野茉莉(まつり)さん=東京在住=が、出版大手KADOKAWAのライトノベル系レーベル、MF文庫Jから「藤元杏はご機嫌ななめ」を出版し、小説家デビューを果たした。吉野さんは「室蘭を舞台にした作品。地元の人に読んでほしい」と話している。 吉野さんは地元の小、中学校、室蘭栄高校を経て東京の大学に進学。高校時代に学校演劇の脚本を書いたこともあった。小説は「時間があって文章を書くのが好き。趣味のつもり」で書き始め、電子書籍のセルフ・パブリッシング(自費出版)で公開してきた。 初書籍化となる「藤元杏―」は、2009年(平成21年)暮れから1カ月程度で書き上げ、10年6月に個人向け電子書籍サイトで公開を開始。13年に一般読者が推薦する作品を投票で決める「ブクログ大賞」のフリー投票部門を受賞し、出版社の目に留まった。 同作は、女子高校生を主人公に展開する学園ミステリー。昨年9月にシリーズ第
市立室蘭水族館(木村昭夫館長)で昨年夏、繁殖に成功した「青色ニホンザリガニ」の子ども22匹すべてが青色の体色になったことが確認された。同園は「劣性同士の遺伝によって体色が変化した」とし、遺伝の仕組みが解明され、繁殖・飼育に成功したのは「日本初」という。1日から市民らにお披露目されている。 同館では、2012年(平成24年)秋に室蘭市内の沢地で採取して以来、個体誕生の仕組みを調べるために繁殖を行ってきた。同年12月に交尾を確認し、翌年7月に36匹が孵化(ふか)。当初体色は通常の薄い赤茶色だったが、脱皮を重ねて徐々に青色に近づいたという。今は体長30ミリ程度まで成長し、22匹が生存、体色がきれいな青色に染まった。 北海道大学でニホンザリガニの保全について研究している、大学院生の田中一典さんは「青色ニホンザリガニは大変希少で、水温の変化で生活サイクルを形成しているため交尾させるのが大変難しい」
伊達市図書館が、日中は仕事をしていて来館できない共働き世代などに利用してもらおう―と、梅本町にある本館の開館時間を試行的に1時間延長して1カ月が過ぎた。延長した午後6時以降の利用者は1日平均約6人にとどまっているものの、自習する高校生のまとまった利用もあり、児童生徒が夏休みに入る今月下旬以降、利用者がどのように推移するか注目している。 本館の開館時間は、午前10時~午後6時で、月曜日が休館。これを6月から9月末までの4カ月間、休館を除いた毎日、午後7時まで延長する。 同館によると、6月1カ月間の午後6時までの在館者数は1日平均9・16人だった。同6時以降を見ると6・05人で、このうち成人が4・74人と大半を占めた。閉館する同7時時点では2・05人でいずれも同館の日平均利用者(平日160人、土曜、日曜250人)の1割に満たず、利用者はこれまでのところ限定的。ただ、月初めには試験期間中と重な
洞爺湖町とサッカーJ2、コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(野々村芳和社長)は11日、スポーツを通じた観光推進、相互交流の協定を交わした。同クラブは海外キャンプなどで、外国人客の受け入れに力を入れる洞爺湖観光をアピールする。 町内のNPO法人洞爺にぎわいネットワーク(福井政吉理事長)が少年サッカー大会やフットサル大会を開催する中で、同クラブの支援を受けるようになり、これを発展させて同協定をつくり上げた。 協定内容は(1)クラブは町のスポーツ観光の推進に向け、技術指導や技術提供に協力する(2)町はスポーツアドバイザーとして受け入れ、クラブの町内施設利活用に協力する(3)クラブは海外の交流国に対し、町のスポーツ観光産業を紹介する(4)町内各団体が協力し、クラブを積極的に応援する―などとなっている。 締結式は町役場で行われ、真屋敏春町長と野々村社長が協定書に署名、調印し、同日
むかわ町立穂別博物館と北大総合博物館の小林快次准教授の研究グループは20日、むかわ町穂別の山中で行われている町内初の恐竜化石「ハドロサウルス科」の発掘現場から新たに胴体や後ろ足、歯など多数を発掘した、と発表した。小林准教授は「大型恐竜の全身骨格が残っている可能性が高い。ここまでは珍しく日本有数の恐竜標本だろう」と新種発見とともにさらなる期待が高まってきた。 発掘作業は2日からスタート。同大学生と同博物館学芸員らスタッフ10人ほどは、林道から12~13メートルの高さにある崖の地層(白亜紀後期の約7200万年前)を重機で削り手作業で化石の発掘を行ってきた。 現在、調査しているのは縦6メートル、横8メートル、深さ2メートルまで掘り下げた地層。これまで骨が13個並んだ尾骨が見つかっており、今回は後ろ足と胴体部分を掘り当てた。見つかった背骨と足の指はいずれも数十センチ、歯は数センチ。 胴体の化石
記録的な暴風雪と鉄塔倒壊による大規模停電で、北海道電力は30日、復旧した送電線からの電力供給を開始し、登別市内の全世帯で停電が解消された。市は午後8時までに、市内5カ所の避難所すべてを閉鎖した。ごみ収集が再開されるなど、市民生活は徐々に通常化。多くが営業を中止していた登別温泉の各ホテルもきょう1日から、営業を再開する。 市によると、30日午前11時、北電室蘭支店から「市内全域の送電網が復旧した」との連絡が入り、全面回復と判断した。電力使用のピークとなる夕方でも、問題がなかった。 避難所では午前9時ごろから、避難者たちが順次帰宅を進めた。温泉公民館、鉄南ふれあいセンター、婦人センター、婦人研修の家は昼食後に閉鎖。広域避難所として残した市民会館は午後2時前には全員が帰宅、午後8時に閉鎖した。 市民生活は徐々に通常に戻りつつある。市は30日からごみの収集を通常通り再開し、収集車が若山町などを
記録的な暴風雪で大規模停電となった登別市内に開設された避難所では、28日夜から地元食材を使い炊き出しが行われている。のぼりべつ元鬼協議会(西尾拓也会長)の趣旨に賛同した企業や店が支援。避難者は「温かくておいしい」と喜んでいる。 同協議会は「登別を元気に」をキャッチフレーズに、市内清掃やイベント設営などのボランティア活動を展開。今回の停電を目の当たりにし、登別市社会福祉協議会と赤十字奉仕団片倉分団の協力を受け、「何かしなければ」と有志が動いた。 食材は納豆(道南平塚食品)、たらこ(武澤水産)、うどん(望月製麺所)、焼き鳥(鳥彦)、豆腐・菓子類(月とらいおん)、野菜(飲食店・レガーロ)。各店舗などは「避難者のために」と無償で提供した。 28日は豚汁や焼き鳥、29日は昼にうどん、夜に豚丼など栄養と愛情たっぷりのメニューが提供された。30日は昼に五目ご飯を調理する予定。 西尾会長は「自宅にま
記録的な暴風雪と大規模な停電から一夜明けた28日の室蘭、登別両市は、電力復旧が進んだが午後7時現在、約8千戸が停電、270人が避難先で冷え込む夜を過ごした。室蘭市内では停電と復旧を繰り返し、市は二転三転する事態に終日振り回され続けた。 両市役所では、前日に続き幹部や職員が交代で避難所の運営に当たるなど慌ただしく動いた。徹夜組の姿もあり、職員は疲労の色を濃くしながらも「市民の安全のために」と頑張った。室蘭民報社も本紙朝刊と夕刊を各避難所で配布した。 室蘭市では午前5時半に一度通電が回復し9避難所を3カ所まで減らしたが同9時半すぎ再び停電し対応に追われた。午後1時前には復旧したが、前日来の不安定な供給態勢に職員は「またか」。停電区域は午後8時までに東町、水元町、八丁平の一部約140戸に縮小したため、高砂町会館と市保健センターの2カ所の3人を残し閉鎖。市には地元企業や大手メーカーから支援物資提
西胆振地方を襲った暴風雪の影響で、室蘭と登別、伊達、豊浦、壮瞥、洞爺湖、白老の3市4町で続いていた停電は、28日早朝から一部で解消した。しかし、同日午前に室蘭や登別で再び電線がショート、復旧が一進一退するなど不安定な状況が続いた。通電を受け運行再開した公共交通機関や診療を再開した医療機関が、再び運休や休診となるなど、断続的な電力供給は、住民らの日常生活に大きな影響を及ぼしている。 北海道電力は28日午前10時半の停電被害状況を発表した。胆振総合振興局管内では室蘭市、登別市でいったん復旧が進んだものの、再度停電となり、約4万2540戸が停電した。再び復旧が進み、午後1時現在、 停電は約1万1千戸になっている。 室蘭市内では午前9時半すぎから通電が再開したが、広範囲で再び停電となった。北電によると、今回の停電は「27日とほぼ同様の範囲」で、同市内では計2万3120戸が停電したが、同日午後0時
27日早朝から室蘭地方を襲った暴風雪は、電気や水などのライフラインをまひさせ、室蘭地方を暗闇で覆い尽くした。高圧送電線の鉄塔倒壊などで北電室蘭管内の停電は5万5千戸(午後4時)にまで拡大。室蘭は28日午前5時すぎから順次復旧している。登別は全世帯の8割超で停電が続いている。27日夕方から各所で信号機は点灯せず大渋滞。室蘭、登別両市は避難所を開設、計243人が身を寄せた。登別温泉へのアクセスが約1時間不可能になり孤立、各ホテルは予約客への説明に追われた。 室蘭地方気象台によると、二つの低気圧が暴風雪を引き起こした。発達した低気圧の通過に続き、寒気を伴った低気圧が通過。大気が不安定になった。最大瞬間風速は室蘭の39・7メートル(27日午前6時39分)をはじめ、計5カ所で11月の最高記録を更新。観測史上最大は5カ所に上った。 降り始めからの降雪量は、伊達大滝で38センチに到達。大岸は32センチ
室蘭地方で続いた大規模停電。教育や医療、福祉、商業など各方面に爪跡を残し、影響が続いている。室蘭市内のコンビニでは弁当類は売り切れ、カップ麺やパンを大量に買い込んでいた。室蘭や登別市内には数カ所の避難所が設置され、多くの市民が不安な夜を過ごした。 胆振教育局によると、27日は管内では小中学校と道立・町立の高校、中等教育学校、特別支援学校で計69校が休校。うち室蘭市内では小中学校全26校が臨時休校となった。 被害は、北辰中などで屋内体育館の窓ガラスが割れたほか、知利別小では校舎の外壁が落下、海陽小での防風ネット倒壊などが報告されている。 市教委は「予想以上の強風だった。給食やスクールバスの運行といった関係もあるので、午前5時半に校長会が一斉休校を判断した」と話している。 市内の一部病院は、停電の影響で外来診療の受付を取りやめた。午前6時半に車で白鳥台の自宅を出発し、9時ごろに市立室蘭総
室蘭市知利別町に1人で住む女性(80)の自宅トイレで、壁と洋式便器の間に挟まれて動けなくなった女性が4日、3日ぶりに救出されていたことが分かった。女性宅に配達に来たヤクルト販売員女性(69)が110番通報した。通報を受けた室蘭署、市消防本部に救助された女性は市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。 室蘭市の発表によると、女性は1日にトイレに入り、壁に手を付いて水洗の洋式便器から立ち上がろうとした際、バランスを崩し、便座と壁の約20センチの隙間に上半身の一部が挟まれ、抜け出せなくなったとみられる。 3日に配達したヤクルトが放置されていたため、不審に思った販売員が開いていた窓から室内に入ったところ、トイレの辺りから壁をたたく音が聞こえたため、110番通報した。
市立室蘭水族館(木村昭夫館長)に、和名のない巨大クラゲが仲間に加わった。25日午前7時、室蘭沿岸の防波堤で採集に成功した。同館では「極めて珍しいクラゲなので見てください」と来館を呼び掛けている。 このクラゲはベーリング海など寒流に生息しており、普段は沖合にいるが風向きや潮の流れに乗って沿岸にたどり着くことがまれにあるという。 採集した後、クラゲ研究の第一人者、佐賀大学・藤井直紀特任助教に鑑定を依頼。同助教は「これまでアカクラゲと間違えられ、最近異種と分かったため、和名がない」と説明している。 同館はクラゲの展示道内一を誇っていることから「一般のお客さんに見せてはどうか」と29日夕、ヤナギクラゲの一種を水槽に入れて展示した。大きさは直径40センチほど。寿命は1年程度とあって同館では「クラゲの状態にもよるが、早めに来館を」とPR。 (佐藤重伸) 【写真=室蘭水族館には人間の顔ほどもある
日本貨物鉄道(JR貨物)が、道内の車両点検業務の拠点としている鷲別機関区(登別)と、乗務員が所属する室蘭総合鉄道部運転課(室蘭)の廃止を検討していることが、27日分かった。JX室蘭の鉄道輸送縮小や、北海道新幹線開通に向けた車両保守部門の見直しが背景。市は存続に向け調査に乗り出した。 鷲別機関区は昭和19年に室蘭機関区鷲別駐泊所として開設され、22年に独立。62年から国鉄民営化に伴いJR貨物が運営。平成11年には函館・五稜郭機関区のディーゼル車両が鷲別に集約され、道内の車両点検・整備拠点となった。 しかし同社は昨秋、一転して廃止方針を労組に説明。JX室蘭の鉄道輸送廃止方針と、道新幹線開通に合わせて導入予定の新電気機関車の保守・点検基地を五稜郭機関区に設けるため、鷲別を五稜郭に統合するとの内容だった。 ただ、JX側の海上輸送への切り替えが旭川と帯広にとどまり、札幌への鉄道輸送が2年間継続さ
今年開館60年・室蘭市への移管50年目を迎える、室蘭市祝津町の市立室蘭水族館(木村昭夫館長)の本館改修工事が完了した。外壁の補修に合わせ、外壁のイラストを一新した。海獣・生物類の絆をテーマに、職員がデザイン。来館者の人気を集めそうだ。 同水族館は昭和28年6月に道立施設として開館。建物は当初から利用しており、同37年に市に移管された。鉄筋コンクリート2階建て延べ800平方メートル。開館当時は、地域の水産・漁業振興を図る観点から、近海で捕獲される魚種の生育研究などを行う研究室が併設されていた。 施設は築60年を経過、外壁の一部は傷みが激しくなり、市は平成23年度補正予算に改修費約1千万円を計上。昨年10月から本館の外壁補修や塗装、防水などを行った。 補修に合わせて塗り替えた本館外壁のイラストは、魚類飼育員・大西透さん(36)のデザインを採用。白鳥大橋をバックに、クジラとトド、アザラシ、ペ
民主党の鳩山由紀夫元首相が7日、室蘭民報社を訪れ、インタビューに答えた。開港140年市制施行90年を迎える室蘭市の活性化について、太陽光や地熱、風力など再生可能エネルギーの国内拠点を苫小牧と連携して目指すことを提案。東日本大震災の津波被害がなかった室蘭港を災害時に活用するシステムづくりと、環境産業都市としての成長戦略を強調した。 環境産業都市・室蘭の展望については「風力発電の裾野は広く地熱と太陽光も有望。再生可能エネルギー基地として位置づけ、意識的につくり上げる発想が重要」と提言。カギを握るのは蓄電技術とし「自動車を凌駕(りょうが)する産業になると業界でいわれ、絵空事ではない」とした。 実現に向けては「産業基盤の確立に向けた特区のような位置づけや、苫小牧との協力で日本全体の中でメッカにすることは十分可能」と強調した。 港の活用でシップリサイクル事業は「世界の流れの中で国の法律や位置づけ
登別温泉の地獄谷入り口にすみ着いたトラ猫が観光客らの人気者となっている。東日本大震災と原発事故の影響で観光客が減少する中、「招き猫」として親しまれ、温泉街関係者はほのぼのとした話題に目を細めている。 猫は黄と茶色のトラしま模様で、推定1~2歳の雄。誰が名付けたか「きんた」と呼ばれている。今年6月にどこからともなく突然やってきた。 それから毎日地獄谷周辺に顔を出すようになり、日中は“指定席”の地獄谷入り口にある登別パークサービスセンターの木製椅子で日向ぼっこする愛くるしい姿が評判を呼んでいる。 人を魅了する秘密は何といっても甘えん坊なところ。人なつこく、人間に抱かれるのが大好き。「ニャー」と足に擦り寄ってくるキュートな一面が訪れる人を癒やしている。 周辺の駐車場を管理する自然公園財団登別支部(佐々木幸彦所長)によると、震災などの影響で3月以降のバス駐車台数は1日平均十数台だった。が、「
室蘭工業大学(佐藤一彦学長)の航空宇宙機システム研究センター(棚次亘弘センター長)は10日、白老町北吉原の白老滑空場で、小型超音速飛行実験機(愛称・オオワシ)の初のテスト飛行を行った。実験は離着陸、飛行などを行い、「マッハへの第一歩」(棚次センター長)を踏み出した。 実験は高速(マッハ2)で飛行するため主翼・尾翼は通常の飛行機よりも大きく後退させた形状を導入。低速時も安定飛行を続けることができる機体形状を探るのが狙い。 機体は炭素繊維強化プラスチック製で全長3メートル、翼長は1・6メートル。最高飛行速度(水平飛行)は時速370キロメートル。ターボジェットエンジンを2基設置している。今回は地上からのリモコン操縦で実施した。 この日は朝から準備に取り掛かった。重量27キログラムの実験機は午前11時20分ごろに飛び立ち、100メートル上空を時速200キロ前後で旋回しながら約4分半飛行。上空で
洞爺湖温泉誕生100年記念事業の一つ「TOYAKOマンガ・アニメフェスタ」が26日、洞爺湖文化センターをメーン会場に、温泉街一帯で始まった。地元はもちろん道内外から訪れた参加者らは、お気に入りのマンガなどのキャラクターに扮装(ふんそう)し、写真撮影やスタンプラリーを楽しんでいた。 同記念事業実行委員会、同フェスタ事業推進委員会の主催。国際的に評価が高い日本のマンガ、アニメ人気にあやかり、温泉街の活性化や若年層の獲得など、新たな観光振興策として初めて開催した。 午後1時の開幕とともに、同センターに集まったコスプレイヤーたちはセンター周辺や湖畔、温泉街の空き店舗に設けられた撮影セットで写真撮影に興じていた。またセンター内ではアニメの原画展や、アニメによるマチ興しが題材となった「鷲宮☆物語」の上映も行われた。 あす27日は午前10時スタート。観光創造フォーラム、声優・神谷明さんのトークショー
次期首相となる民主党の鳩山由紀夫代表がレコードデビューしていた―。タイトルは「Take HEART〜翔びたて平和の鳩よ〜」。室蘭市高砂町の歯科医、浅沼晃明さん(65)が作詞作曲した。浅沼さんは「歌詞に込めた思いが、20年かかってやっとかなった。とてもうれしい」と満面の笑顔を見せる。 同年代ということで、浅沼さんと鳩山代表は25年来のつきあいがある。浅沼さんの趣味はヨットと音楽活動。特に音楽は「GENGOROH」とのペンネームを持つほどで、鳩山代表本人から「『鳩山音頭』を作ってくれ」と申し込まれたという。それが約20年前。 当時、鳩山後援会に所属していた浅沼さんは「イメージソングの方がいいのでは」と提案。さらに「(イメージソングを)作るから歌ってほしい」と言うと、鳩山氏は快く承諾した。浅沼さんは「今ならそんな提案絶対できませんけどね」と笑顔で当時を振り返る。 タイトルとなった「Take
民主党の鳩山由紀夫代表が全国行脚で支持を訴える中で、“党代表のおひざ元”の衆院選本道9区(胆振・日高)では、候補者の鳩山代表は地元入りがないまま、公示日を迎えそうだ。この時期、9区では各イベントが目白押しで絶好のPRの場だが、鳩山氏本人が地元入りできない分、幸夫人が「内助の功」を発揮している。 「第63回むろらん港まつり・室蘭ねりこみ」が行われた先月25日の室蘭市中央町。幸夫人は法被姿で菓子を配って歩き“鳩山氏代理”役を果たした。「子供たちの将来を考えた政治を」とした母親の要望に「はい。夫をよろしくお願いします」と笑顔で応えていた。 幸夫人が地元入りした時のスケジュールは「候補者並みに細かく刻まれている」(関係者)。7月最後の週末の25、26日は室蘭だけでなく、白老(しらおい港まつり)や厚真(あつま海浜まつり)にも姿を見せた。 8月に入ると、大票田・苫小牧の「とまこまい港まつり」(7〜
インターネットを通して図書を貸し出す「web図書館」について、室蘭市立図書館(松原昭夫館長)は他都市の動向などを含めて研究に着手する。短期的な導入ではなく、長期的な視点に立った準備のため調査・研究に入る考えだ。 「web図書館」はインターネット上で図書の貸し出し、返却を行う。自宅にいながら読書が楽しめるなどメリットも大きいシステム。東京都千代田区図書館で運用されているという。 室蘭市は伊達市と共同で「室蘭・伊達広域図書館情報システム」を平成16年1月に立ち上げ、図書の相互貸し出しなどのサービスを進めており、パソコンによる図書予約など利便性を高める「web検索」を導入している。 年度別の貸し出し数は平成16年度28万1000冊、17年度27万1000冊、18年度27万4000冊、19年度25万8000冊。検索システムを使った予約件数は2500―3000件で推移。 同図書館ではweb増
整理合理化問題が浮上している登別厚生年金病院(登別市登別温泉町、時田捷司院長)は今年10月、独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」に移管、売却譲渡など本格的な模索に入る。病院については公益性などを考慮して判断されることになるが、最悪の事態を避けるには病院側の努力はもとより、行政、市民の協力、支援は不可欠。登別市に唯一残った公立病院を守るには、全市的な取り組みが必要だ。 同病院は昭和21年に整形外科診療所として設置。現在、診療科目は整形外科、リハビリテーション科、消化器内科、循環器内科、泌尿器科、神経内科など9科を持つ。国立登別病院が廃止されているだけに、公的病院、総合的な中核病院の役割を担っている。温泉を利用したプールがあり、総合リハビリテーション施設に認定されるなど、同部門では先駆的な施設。 厚生年金の施設見直しについては、地方公共団体や民間への売却が検討されているが、病院に
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