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* 定員に達したため、お申込みを締め切らせていただきました。 ウェルベックの新作は、ジハードを被ることさえなくイスラムのもとに服従することになる衰退しきったフランス共和国を描いている。キリスト教的友愛や共和国的友愛は過去のものとなり、もはや救済はイスラム的友愛のなかにしかなくなるだろう。この政治的フィクションは、フランス的共和主義精神に自らの健全さを問うように挑発する。 『服従』の主人公が19世紀専門の文学教師ということもあり、この小説は読者を共和主義精神の誕生へと迂回させる。しかしながら、共和主義精神の礎を築いた人々の英雄的行為からは長い年月が過ぎ、その間には五月革命や植民地主義の反動、ベルリンの壁崩壊などがあった。フランスはまだこのポストモダンの状況のなかで、かつて自らの偉大さの根拠となった価値観を誇示し続けることができるのだろうか? プロフィール 1947 年生まれ。古典文学高等教育
墨斎紹等筆 「一休和尚像」 © RMN-Grand Palais (musée Guimet, Paris) / Thierry Ollivier / distributed by AMF 【登壇者】ディディエ・ダヴァン(フランス国立極東学院)、堀川貴司(慶応義塾大学)、飯島孝良(東京大学)、飯塚大展(駒澤大学)、小川隆(駒澤大学)、矢内一磨(堺市博物館)、芳澤元(日本学術振興会)、芳澤勝弘(花園大学) 【司会】ディディエ・ダヴァン(フランス国立極東学院東京支部) 【主催】フランス国立極東学院東京支部 【共催】花園大学、日仏会館フランス事務所 プログラム 9:45 挨拶 10:00 基調講演「一休の禅と風流」 芳澤勝弘、花園大学教授 11:00 質疑と討論: 小川隆、駒澤大学教授 12:00 休憩 一休研究の現状 13:30 「一休宗純論と室町時代像」 芳澤元、日本学術振興会特別研究員
北斎「諸職絵本 新鄙形」 フランス国立図書館蔵 (ゴンクール旧蔵本) Hokusai, Nouveaux dessins d'architecture, BNF, anc. coll. Goncourt 【趣旨】 フランス革命以前からすでにフランスの王立図書館には和本が収蔵されていた。しかし、和古書の重要なコレクションが形成されたのは19世紀末のジャポニズムが隆盛を極めていた時代であり、そのほとんどが江戸時代の絵入本や画譜であった。フランス各地の図書館や美術館には貴重な和本コレクションがあるが、長年調査されずに眠ったままになっていた。クリストフ・マルケ氏は15年ほど前からフランス各地でさまざまな江戸時代の絵本や浮世絵の展覧会に携わったり(ルアーブル市立図書館1997年、フランス国立図書館2007年と2008年、ルーアン美術館2009年、ナンシー市立美術館2011年、シャンポリオン記念館20
会津若松の仮設住宅に住む被災者 © Cécile Asanuma-Brice 【趣旨】 福島の原発被害は、国、怪しいネットワーク、科学者、専門家、反専門家、「市民運動」や各種団体がいかにして連鎖的に起った災害の共同管理者となり、上位の利害のために、つまり保護するために働くようになったかを明らかにした。ただし、原子力災害対策を通して私たちが観察してきたように、現代の保護とは服従と表裏一体ではないか?どのような曖昧な関係が保護と服従にはあるのか? 【発表者】 10.15:保護と科学者服従 キース・ベーヴァーストック(東フィンランド大学) 後藤 忍(福島大学) 影浦 峡(東京大学) コリン・コバヤシ(ジャーナリスト、作家) 下地真樹(阪南大学) 10.16:保護と市民服従 アルノ・ミション(原子力批判の著者) 中手聖一(原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人) 武藤類子(脱原発福島ネット
左:『腕一本』藤田嗣治、著・装幀 東邦美術協会(1936年)、個人蔵 右:『猿蟹合戦』、チリメン本、1913年再版 © クリスチャン・ポラック 【趣旨】 1920年代のパリでは盛んに日本関連の豪華挿絵本(絵入り本)が出版され、その大半を当時、現地に定住していた画家の藤田嗣治が担当していた。いずれもが単なる異文化趣味に終始せず20年代パリらしいモダンな出版物となっているのは、藤田の才覚だけでなく、そこに関わった出版人、編集者、版画工房などパリが育んでいた豊かな出版文化、そしてもちろん日本の出版文化の出会いがあってのことである。このシンポジウムでは、幕末から両大戦間にかけての日本とフランスの出版文化をテーマに、美術史、文学、比較文化等の研究者が集う。戦前の日仏美術交流には年来の作品・作家研究の蓄積があるが、従来の美術と文学との相互影響関係や、作家の異文化受容の議論を踏まえつつ、あらたに縦組みや
対談: エマニュエル・ナケ(パリ政治学院) 山泉進(明治大学) 司会 : クリスティーヌ・レヴィ(日仏会館) 菅野賢治(東京理科大学) 主催:公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所 PDF版開催案内
日本語の講演/フランス語資料を配付 要旨: このセミナーではまず新刊の『活字とアルファベット 技術から見た日本語表記の姿』(家辺勝文著、法政大学出版局、2010)について概要を紹介する。次にその中でも日本語表記に見られる異なる文字種の混在とその印刷物上の処理および情報処理をめぐる諸問題について検討する。特に、決まった処理方法を立てにくいとも言われる和欧文混植に関わる諸問題を通じて、日本語の印刷表現における規則性と柔軟な可能性を考察する。 略歴: 慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。フランス外務省・国立科学研究センター在外共同研究所 UMIFRE 19(日仏会館フランス事務所)事務局長。1979年から1995年まで仏文日本歴史辞典(日仏会館刊、1995年完成)の編集・制作に携わる。日本工業規格「日本語文書の組版指定交換形式」(2000)および「日本語文書の組版方法」(2004)の原案委
パスカル・キニャール(作家)、ミレイユ・カール=グリュベール(パリ第3大学)、千葉文夫(早稲田大学)、パトリック・ドゥヴォス(東京大学)、堀江敏幸(作家)、堀切克洋(慶應義塾大学)、神社美江(水声社編集者)、桑田光平(東京大学)、村中由美子 (首都大学東京)、小川美登里(筑波大学)、大池惣太郎(東京大学)、マルチーヌ・サアダ(グラッセ社、文学叢書責任編集者) (通訳付き)
Institut français de recherche sur le Japon à la Maison franco-japonaise (Umifre 19, MEAE-CNRS) Langue:JA / FR
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