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メディア・報道 「日本人の知らない〈政教分離〉の多様性――宗教との向き合い方は永遠の課題」、『論座』(朝日新聞社)2001年10月号 投稿日2001年9月15日 カテゴリ雑誌執筆原稿 タグ朝日新聞 ■ PDFファイル(1.2MB) 「靖国騒動」のあとに 日本人の知らない〈政教分離〉の多様性 宗教との向き合い方は永遠の課題 〈政教分離〉の意味・意義は先進国の中でも揺れており、しばしば論争の的にもなっている。それは一定普遍の意味をもつ概念であるというよりは、それとの向き合い方で国のかたちが定まるという意味で、近代社会が抱えた永遠の〈課題〉であり続けている。諸外国における多様な姿を素描する。 外来概念としての政教分離 小泉首相の靖国神社参拝問題をめぐり、〈政教分離〉という言葉がメディアの中で一種の流行語のようにもてはやされた。しかし管見では、中曽根元首相の靖国公式参拝以来、さまざまな論点が提示さ
http://www.kohara.ac 2012 11 19 1 Overview 1. 2. 3. 4. 5. 6. 2 3 Ausnahmezustand 1933 Sovereign is he who decides on the exception. 4 5 6 7 1896-1973 1877-1953 8 2002 206 232 9 1949 10 2010 168 11 3.11 12 2003 13 3.11 14 2006 131 15 16 17 religion 3.11 18 3.11 19 20
研究活動 論文要旨 本論文は、フェミニズム思想およびフェミニスト神学と対話しつつ、特にジェンダーの視点から伝統的な神理解の再解釈を試みる考察である。 第1章では、最近の英訳聖書において、父なる神という伝統的理解が見直されつつある状況を考慮しながら、聖書が男性中心的であるという批判を解釈学的にどのように受けとめることができるかを論じる。 第2章では、フェミニスト神学によって批判されている男性中心的神理解が、「神の像」という概念を媒介にして人間論にまで拡張されていることを考察する。 第3章では、聖書的伝統の中には、父なる神、唯一神論という定型的理解に収まらない多様な神理解があることを論述する。 第4章では、家父長制的拘束からの解放を模索するフェミニスト神学の試みを類型的および解釈学的に検討する。 第5章では、フェミニスト神学の成果が日本の文化の中で、どのように受容されるべきかを示唆する。 キー
6月27日、What is necessary for Reconciliation and Peace Building? というテーマの国際会議を同志社で開催しました。グローバルスタディーズ研究科(GS)とCISMORの共催ですが、実行部隊の多くはGSから出されており、今回、私は最後に concluding remarks を述べるだけでしたので、比較的気楽でした(内藤先生は大変だったと思いますが)。 しかし、これだけの顔ぶれが一同にそろうことは、めったにないでしょう。アフガンから総勢8名(トルコから2名)が来られ、そこには政府側の方(大統領顧問)から、それに敵対するタリバン(Islamic Emirate of Afganistan)や Hezbi Islami の方々が一堂に会し、壮観な眺めでした。 私はアフガン事情に通じているわけではありませんので、どのスピーチも新鮮に聞くことが
研究活動 「新約聖書の性倫理――テストケースとしての同性愛」、『福音と世界』1998年10月号 投稿日1998年10月15日 カテゴリ論文 タグ『福音と世界』 , 同性愛 1 問題の所在 教会は自らが置かれた社会的・文化的コンテキストから様々な問題を提起され、それらに具体的に応答するために、いつの時代も何らかの倫理的規範を保持してきた。その都度の倫理的判断は、聖書や教会的伝統との対話の中から生まれてくるのであるが、その判断や要請が時代の影響を強く受けていることは言うまでもない。それゆえに、伝統的倫理の中で強力な規範となってきた考え方が、別の時代に根本的に問いなおされるということも起こり得る。 今日におけるその典型的な例の一つが、性に関する倫理である。その具体的な課題としては、女性と男性の平等性の問題、ジェンダーやセクシュアリティの問題、性の多様性の問題などをあげることができる。こういった問
宗教多元主義モデルに対する批判的考察 ――「排他主義」と「包括主義」の再考 A Critique of the Pluralist Model: "Exclusivism" and "Inclusivism" Revisited 小原 克博 Katsuhiro Kohara キーワード 宗教の神学、宗教間対話、多元主義、排他主義、包括主義、優越的置換主義 KEY WORDS Theology of Religions, Interfaith Dialogue, Pluralism, Exclusivism, Inclusivism, Supersessionism 要旨 宗教の神学あるいは宗教間対話において広く用いられてきた類型に、排他主義、包括主義、多元主義がある。宗教多元主義の立場からは、しばしば、排他主義や包括主義は克服されるべき前時代的なモデルとして批判されてきた 。本稿では、この
研究活動 「戦争論についての神学的考察――宗教多元社会における正義と平和」、『基督教研究』第64巻第1号 投稿日2002年7月15日 カテゴリ論文 タグ『基督教研究』 , イスラーム , キリスト教 , 平和主義 , 戦争・紛争・暴力 ■ PDFファイル(62KB) キーワード 戦争、絶対平和主義、正戦論、聖戦、正義、イスラーム KEY WORDS war, pacifism, just war, crusade (holy war, jihad), justice, Islam 要旨 本論文では、キリスト教史の中で現れてきた、戦争をめぐる三つの類型、すなわち、絶対平和主義、正戦論、聖戦論の間に生じる緊張関係を解釈し、また、それらが歴史的にどのように受容されてきたのかを考察する。平和を実現するために自らが信じる正義を実行するという考えはキリスト教社会においても、イスラーム社会においても同様
研究活動 「一神教と多神教をめぐるディスコースとリアルポリティーク」、『宗教研究』第345号 投稿日2005年9月22日 カテゴリ論文 タグ『宗教研究』 , 一神教 , 多神教 , 戦争・紛争・暴力 ■ PDFファイル(1.12MB) 〈論文要旨〉 本論文では、最初に日本および西洋における、一神教と多神教をめぐるディスコースの事例を取り上げ、その特徴を描写する。さらに、そのディスコースをオリエンタリズムやオクシデンタリズムの中に位置づけることによって、その文化的な構造を析出させ、さらに「偶像崇拝」を補助線として用いることによって、その宗教的な構造を明らかにする。偶像崇拝の禁止は三つの一神教、すなわち、ユダヤ教・キリスト教・イスラームに共通する信仰の基盤であるが、偶像崇拝は決して物質的な意味に限定されず、むしろ人間の作り出す観念やイメージをも含む「見えざる偶像崇拝」として機能する。また偶像崇
本日、神学部の本井先生による講演会「三代神学館をめぐる秘話―― クラーク記念館竣工に寄せて」が行われました(私は司会)。 さすが本井先生。歴代神学館やクラーク記念館についての、通常知り得ないような詳細な話しをしてくださいました。 以前、Masakiさんから出されていた質問に対しても触れられました。クラーク記念館の前にある牛と大日如来の石碑はいったい何なのか、ということです。 これは、同志社草創期の宣教師の一人ギューリックが宗教博物館の建設を予定していたことと関係があります。彼は、キリスト教以外の宗教についても、展示できるようなものを探していたらしく、たまたまデフォレストが持っていた牛と大日如来の石碑がそのために同志社に寄贈されました。 ところが、宗教博物館の計画は頓挫し、行き場を失った牛と大日如来が、今の場所に置き去りにされてしまったようです。 日当たりのよい場所なので、牛は博物館にいれら
第二次大戦下における責任についての告白 わたくしどもは,1966年10月,第14回教団総会において,教団創立25周年を記念いたしました。今やわたくしどもの真剣な課題は「明日の教団」であります。わたくしどもは,これを主題として,教団が日本及び世界の将来に対して負っている光栄ある責任について考え,また祈りました。 まさにこのときにおいてこそ,わたくしどもは,教団成立とそれにつづく戦時下に,教団の名において犯したあやまちを,今一度改めて白覚し,主のあわれみと隣人のゆるしを請い求めるものであります。 わが国の政府は,そのころ戦争遂行の必要から,諸宗教団体に統合と戦争への協力を,国策として要請いたしました。 明治初年の宣教開始以来,わが国のキリスト者の多くは,かねがね諸教派を解消して日本における一つの福音的教会を樹立したく願ってはおりましたが,当時の教会の指導者たちは,この政府の要請を契機に教会合同
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