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神道での唱えことばについて 仏教で唱える「南無」とは、梵語(サンスクリット)の音訳で、「南無阿弥陀仏」は、阿弥陀仏に帰依して救いを求める唱えことばです。 これに対して神道では特別な唱え言はありませんが、神社に参拝するときや神棚を拝むときには、「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)と唱える場合もあります。神道では自らの祓い清めが信仰的にも神様に近づくための大切なおこないとなっているからです。 このほか、古くは占いに関連して用いられ、その後、神様を拝むときに用いられるようにもなった「吐普加美依身多女とおかみえみため」という唱え言があります。この言葉の本来の意味ははっきりしていませんが、「遠神能看可給」(遠つ御祖みおやの神、御照覧ましませ)、あるいは「遠神笑美給」(遠つ御祖の神、笑ほほえみ給え)
神社本庁は伊勢の神宮を本宗と仰ぎ、全国8万社の神社を包括する組織として昭和21年に設立されました。以来今日まで祭祀の振興と神社の興隆、日本の伝統と文化を守り伝えることに努めてきました。 このサイトは日本固有の信仰である神道について分かりやすく説明するものです。
何事も、心が素直に表された形は自然で、また美しくもあり、私たちの共感を呼び起こすものです。 神社に参拝する場合、どうしても形にとらわれてしまい、終始形式的になりがちです。参拝作法は、永い間の変遷を経て現在、「二拝二拍手一拝」の作法がその基本形となっています。 そこに、どう心を込めるか、また込めたほうがよいのかは、参拝される皆さんの心の持ち様ではないでしょうか。 それがためには、具体的な形におけるそれぞれの作法の意味をわかって戴くことが重要です。もちろん、祈りの心は個々に違っていて当然ですが、参拝とそれにかかわる作法について、その「形」の前提にある「心」をわかって戴ければ幸いです。 私たちの祖先は、神社にお参りをし、あるいは「お参り」を奉仕して、御神威をいただくためには、先ず自ら「心身の清浄」につとめることを、必須の条件と考えていました。 私たちも参拝の前には、作法の一番目ともいうべき「手
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