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Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 大友良英 2011年4月28日 東京芸術大学での特別講演から 大友です。よろしくお願いします。本日の講義のタイトルは、「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」です。僕はこの10年ぐらい、芸大で年1回くらい講義をやっていて、音とか、ノイズとか、アンサンブルってなんだろうとか、そういう話をしてきたんです。なので、最初にこのオファーをもらった段階では、今日のようなことは想定外だったんですけれども、3月11日の震災があり、僕は福島で育ったこともあって、今、福島と東京を行き来して、福島に関する新しいプロジェクトを立ち上げようとしていて、今日は、その話をしようと思っています。といっても、政治の話でもなく、原発をどうやれば収束させられるかという科学の話で
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese オレには実はギターが弾けない時期が10年間あった。87年から97年のことだ。こんなことを書くと、資料好きの人から、GROUND-ZEROやOPTICAL8でギターもやってたじゃない…といわれそうだ。イエス。確かに、この時期もオレはメインの楽器だったターンテーブルと同時に自作のノイズしが出せない8弦ギターや、フェンダーの67年製のムスタングをステージで結構弾いていた。でも、オレの意識の中では、この間はいわゆるギターというものを弾いていないのだ。正確には自分をギタリストだとは思っていなかった。ある出来事があって以降は、ギターという楽器をオレは弾いてはいけないと思い込んでいたのだ。だからギターをギターのようには弾くまい…いや、弾いてはいけないと思っていて
Improvised Music from Japan / Toshimaru Nakamura / information in Japanese
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 昭和30年代に生まれ、日本のテレビとともに少年少女期を過ごした者にとって、彼の音楽は、赤子が言葉を覚えるが如く脳にこびりついて離れることのない人格の一部のような存在だ。もっとも大部分の人にとってその記憶は "山下毅雄" の名とともにあるのではなく、「スーパージェッター」や「ジャイアントロボ」、「ルパン三世」や「タイムショック」といったテレビ番組とともにある。正確には、そもそもテレビ番組の記憶自体、彼の音楽の醸し出す独特の雰囲気とメロディに多くを負っているのだ。 "数千曲を作った男" と形容される山下の仕事の多くは昭和30~40年代のアニメやドラマの音楽に集中する。彼は依頼されるままに、本人すら把握できないスピードで、テレビ音楽を量産する。彼以外にも
2009年12月20日発売 価格 2,500 円 + 税 日本語と英語のバイリンガル A5サイズで全128ページ CD3枚付き CDマスタリング:中村としまる 『Improvised Music from Japan 2009』は日本国内の即興/実験音楽のフェスティバルとコンサート・シリーズの特集です。数あるフェスティバル/コンサート・シリーズのうち33のイベントについて、主催者自身による執筆、もしくは直接会ってのインタヴューやEメール・インタヴューによる記事を収載。即興/実験音楽という小さなシーンで継続的な運営に奮闘する主催者の思いをお伝えします。さらに補遺として2008年におこなわれたFtarri Festival 東京から写真数点を収めました。全128ページ、すべて日本語と英語のバイリンガル。また、今号の付録CDは3枚! 総勢31組のアーティスト/グループによる多彩な内容の全31トラ
Japanese Free Improvisers / Utah Kawasaki / Information in Japanese
Improvised Music from Japan / Information in Japanese / Aki Onda / writings これは、友人のアラン・リクトが書いて、わたしが訳したものです。彼が数年前に出版した『An Emotional Memoir of Martha Quinn』A Drug City Book 2002 は、 80年代のニューヨークの街で起こっていた文化の胎動をストリートな視点でマニアックに書きつづった貴重なジャーナル。面白いからそのうち訳そうかなって思ってるんですけど、日本でだれか出版したいひとはいますかね? そういえば、こういうタイプのライターは日本では見かけないですね。 かつて、だれかが、グレン・ブランカをポストモダン・コンポーザーの草分けと定義したことがあるだろうか? もしそうでなければ、いまからでも遅くはない…。70年代末にボストンか
Improvised Music from Japan コンサート・スケジュール オフィシャル・サイトやブログ掲載ライヴ・スケジュール(クリックすると、リンク先に飛びます) Ftarri ト調 梅田哲也 大友良英 河合拓始 川口貴大 木下和重 康勝栄 河野円 齋藤徹 杉本拓 田中悠美子 Sachiko M Haco 八木美知依 山内桂 Last updated: November 1, 2015 Improvised Music from Japan 日本語ホーム
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 大友良英 この何週間か、かなりの数の友人、知人、あるいは知らない人からも戦争反対署名のチェーンメールが送られて来ています。中には非常に尊敬しているアーティストや評論家の方からも同様のメールが来ています。内容はだいたい同じで、戦争反対の署名を国連、あるいはホワイトハウスやブッシュに送ろう…というものです。そこに書かれている戦争反対に関する内容については、どれももっともなもので、それにどうこう言うつもりは一切ないのですが、ただチェーンメールの署名自体の有効性にはなはだ疑問があるので、一切返事も署名もしていません。が、そのこと以前に、チェーンメールそのものに、その内容いかんを問わず、なにかすごい抵抗感を感じています。それは今回に限ったことではありません。
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 私と共演経験のある20名以上のミュージシャンに「あなたは、ステージ上で演奏中に何を聴いて(聞いて)いますか?」という質問をメールでしてみました。どの答えも削ったりするのは不可能な、ミュージシャンがステージ上で感じている真実、あるいはそうあるのではないかと本人が推測する真実です。なのでこの連載では内容に一切手を加えずに3~4回に分けて、回答をそのままを載せることにします。 今回はその2回目。ステージでもっとも肉体に近い楽器「声」を使い歌を歌うミュージシャン。もっとも肉体と遠い電子楽器を使うミュージシャン。そして通常の楽器を演奏するミュージシャン。それぞれが独特の視点をもって答えてくれています。 Phew (VO, electronics) メロディー
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 私と共演経験のある20名以上のミュージシャンに「あなたは、ステージ上で演奏中に何を聴いて(聞いて)いますか?」という質問をメールでしてみました。どの答えも削ったりするのは不可能な、ミュージシャンがステージ上で感じている真実、あるいはそうあるのではないかと本人が推測する真実です。なのでこの連載では内容に一切手を加えずに数回に分けて、回答をそのままを載せることにします。 今回はその3回目。ノイズの王道を行くインキャパシタンツの美川俊治やメルツバウの秋田昌美、声というより喉の発する音を演奏する吉田アミ、雅楽の古典から現代曲までを演奏する笙の石川高、非常に長い返事をくれたジャズサックス奏者津上研太、さらにそれよりも長い返事をくれた即興演奏家 "キャップ"
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 大友良英 ちょっとした業務上の秘密事項なのだが、私が音楽の世界に足を踏み入れてからの25年間、自身の耳と足で得る音楽情報の他に、心の中で「アンテナ」と名づけた音楽ナビゲーターが何人もいて、彼等が興味を持つ音楽を密かにチェックするのが私の習慣になっている。無論アンテナにされた当人達はそのことは一切知らない。彼らは共通して皆すごい耳と情報収集能力の持ち主で、見つけてくるものは大抵面白いし、なにより、創作の指針になるような何かがそこには必ずあるのだ。最古のアンテナは、ガキの頃からの友人で私にコントーションズを教えてくれたA君。何年も会ってないが、今でも彼のWEBをこっそりチェックして貴重な情報を得ている。近年は学生のやってる某WEBやフランスのCD屋のJ
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 音楽に世界を解放する力なんてあるのだろうか? だいたい何を解放するのか? 音楽はかつて運動だった。連帯だった。横ノリのヴァイブレーションに反戦と反体制を謳歌した60年代末。縦ノリのビートに体を痙攣させ社会に唾を吐いた70年代末。20世紀後半の始まりはジャズ、フォーク、ロックを含むサブカルチャーの存在そのものが政治的ですらあった。80年代に入るとウォークマンの登場とともに音楽が個の所有物になっていく。そこにあるのは横ノリの連帯でも、縦ノリの運動でもなく、個の嗜好をたよりに社会をサバイバルするオタク的な感性だった。音楽から政治の匂いは消されて行く。陰影ある歌謡曲はこの時ほぼ死滅する。さらに時代は進む。90年代にはいると、強大なPAとサブウーハーにより、
1981年に神戸でHACO(作詞、作曲、ヴォーカル)により発足されたユニット。アフター・ディナーはHACOの歌を核としながら、ニュー・ウエイヴ、電子音楽、民族音楽、フィールド・ワークなど様々な要素が混ざりあう、独自の迷宮的音世界を構築していた。メンバー編成は、レコーディングやライヴに応じて自在に変化。 1982年、小森御幸(ギタ-、ドラム)、志村学(キーボード)、チャカ(ベース)の参加により、宇都宮泰のMUEスタジオにて、デビュー・シングル(EP)「AFTER DINNER / 夜明けのシンバル」(かげろうレコード)を制作し、ドイツ国営放送で永久保存盤となった。1983年、MUEプロデュースにて、小森、志村らの演奏に加え、管弦の導入、前田笛風、川口雅明、奥田亮の民族楽器を用いた即興や、HACOによるテープ構成作品など、アコースティックな音色と実験的なアナログ・テクノロジーが融合したファ-ス
Japanese Free Improvisers / Atsuhiro Ito / Information in Japanese
Improvised Music from Japan / Information in Japanese ギタリスト、コンポーザー、オーガナイザー。どの面からも絶対に目の離せない優れた音楽家、内橋和久のロング・インタヴューをお届けします。1959年生まれ、神戸に住み、地元での活動を大事にしながら、日本全国をも舞台に演奏活動を続ける精力家。1990年に結成された芳垣安洋 (ds)、ナスノミツル (b) とのトリオ「アルタード・ステイツ」は欧米でも絶大な評価を得ているスーパー・インプロヴィゼイション・グループ。地元神戸で1995年からインプロヴィゼイションの可能性を追求するワークショップ「ニュー・ミュージック・アクション」を主宰し、月1回のペースでの開催を現在も続けている実行力の人。同じく神戸で1996年から内外の興味深いアーティスト50余人を招いて「フェスティヴァル・ビヨンド・イノセンス(
Improvised Music from Japan 制作・運営:鈴木美幸 Ftarri CDショップ コンサート・スケジュール Improvised Music from Japan の CDと雑誌 Hitorri(ひとり)/ Ftarri(ふたり)/ Meenna(みんな) Independent Labels in Japan(英語) 秋山徹次 伊東篤宏 今井和雄 内橋和久 大蔵雅彦 大友良英 恩田晃 河合拓始 ユタカワサキ 黒田京子 齋藤徹 杉本拓 Tamaru 田中悠美子 直嶋岳史 中村としまる ナスノミツル Haco 羽野昌二 広瀬淳二 Sachiko M 八木美知依 安永哲郎 山本精一 芳垣安洋 吉田アミ 副島輝人 横井一江 Astro Twin(アストロ・ツイン) アフター・ディナー インキャパシタンツ ヴュー・マスターズ 大友良英ニュー・ジャズ・クインテット 想い出波止
Improvised Music from Japan / Seiichi Yamamoto / Information in Japanese Player 1995年8月号:インタビュー 聞き手:湯浅学 こいつ何考えてんだ? と思わせる人がいる。否定的な意味でも肯定的な意味でも、こういう人というのは記憶の中に楔となって残る。残ってしまう。確かにボアダムズ、及びそのメンバーたちはこういう人たちである。それぞれがそれぞれに楔であるわけだが、とりわけ "おおおおっ" と人々を何度ものけぞらせ、? を何十個も発生させ、しまいには言葉を失わせるのだが、なんとなく心が軽やかになっているような気にさせてもくれるのが山本精一である。想い出波止場での活動も多くの人に知られている。プログレ好きからパンクやミュージカル好きにまで、同時に愛されている。世界得体の知れないバンド・ベスト10入り確実の想い出波止場
Improvised Music from Japan / Seiichi Yamamoto / Information in Japanese
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 今回はJAMJAM日記別冊「聴く」の連載第1回ですが、その前に雑談をちょっと。 先日副島輝人著『日本フリージャズ史』(青土社)を入手しました。あまりの面白さにあっという間に読了。60年代、東京文化の中心が銀座で新宿が文化的には辺境の地であったこと、だからこそ新宿がフリー・ジャズ勃興の中心地になったなんてみなさん想像つきます? もうずいぶん古い話になりますが、10代の頃わたしは福島のジャズ喫茶で 副島さんの手による8mmドキュメンタリー『ドイツ・メールス・ジャズ・フェスティバル 78』というのを見ています。デレク・ベイリーやハン・ベニンク、ブラクストンなんかが出ているフィルムでしたが、わたしはその内容はほとんど覚えていませんし、もしかしてちんぷんか
Improvised Music from Japan / Kazue Yokoi / Information in Japanese / writings 大友良英がニュー・ジャズ・クインテット(ONJQ)を始動させたのは1999年。昨年2002年6月には、初の国内盤『ライヴ』をDIWレーベルから出したこともあり、日本のジャズ界にもホットな話題を提供した。『ライヴ』発売にあたり、2002年6月タワーレコードが発行している『ミュゼ』に記事を書くため、大友にONJQについての話を訊く機会を得た。ONJQだけではなく、大友のジャズ観、音楽観も表れたとても興味深いインタヴューであったが、残念ながら誌面の都合上その全てを掲載することは出来なかった。しかし、『ミュゼ』編集部の快諾を得てここにインタヴューの全貌を公開する運びとなったことを嬉しく思う。(横井一江) まず、ニュー・ジャズ・クインテット(O
Improvised Music from Japan / Seiichi Yamamoto / Information in Japanese テキサスは暑くて顔のでかい男ばかりが住んでいるのでやんなっちゃった、と山本精一はテキーラをワン・ショット・グラスでたてつづけに5杯飲みほすと、ぶつぶつ念仏をとなえるように語った。 山本は8歳までテキサス州オースチンで育った。父親は宇宙物理学の教授である。母親は茶道をたしなんでいたが、テレビで「ゴーゴーフラバルー」を見るのが好きだった。オースチンの山本家の隣人は中国人で、カントリーのチャイニーズ・メランコリーズでフラット・マンドリンを担当していた。そいつはリンさんといった。高校3年の時山本は一度かっての我家をオースチンに訪ねた。その家はまだあった。そこにはコロムビア人一家が住んでいた。そいつらは庭でバーベキューをしながらビー・ジーズをラジカセで聴い
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Improvised Music from Japan / Seiichi Yamamoto 山本 精一 略歴 ライヴスケジュール ディスコグラフィー(英語) 山本精一official Web STORE(外部サイト) CDショップ Improvised Music from Japan home page Seiichi Yamamoto home page Improvised Music from Japan 日本語ホームページ
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese みなさん、おはようございます~。シカゴとセントルイスのツアーからさっき戻ってきました。今つくばのホテルでこれを書いています。昨夜はセントルイスでのコンサートの後、仮眠をとって早朝の飛行機に飛び乗り、その足で夕方につくば入りして11月の岩下徹さんの公演のためのリハーサルを。 ここのとこほぼ毎月欧州かアメリカにいっていて、この状態が来年の春まで続きます。仕事のオファーがあるのは本当にうれしいことだけれど、ただでさえ体調よくないのに、ハードスケジュールにもほどがあるなあ(苦笑)。来年は少し仕事をへらすぞ! 昨夜は、時差ボケと疲れで、10時過ぎにはもう起きてられなくなってしまいリハーサルを早退して早々に熟睡。で朝6時に起きてしまいました。え?普通じゃないか
Improvised Music from Japan / Taku Sugimoto / Information in Japanese 以下の文章は、先日キッド・アイラック・ホールでおこなわれた私の作曲作品コンサートのためのプログラム・ノートの代わりに書かれたものである。手直しは殆どしていない。急いで書いたものなので、うまく言えなかった部分や分かりにくい箇所があるが、それらの問題は今後、機会のあるごとに書いていきたいと思う。 私は恐らく、ある問題に対する解決法よりも、問題そのものを提議する方が好きなタイプの人間である。ある思想や体系に基づいて考えを深める、といったことは私にはできないだろう。「単に思いつきを並べているだけ」と捉えられても仕方がないかも知れない。突っ込んだ議論は、むしろ他の誰かにやってもらいたい、というのが私の本心である。 2005年11月29日 杉本拓 私がやっているよ
文化の役目について:震災と福島の人災を受けて(2011年4月28日 東京芸術大学での特別講演から) ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置 ENSEMBLES 09『休符だらけの音楽装置宣言』 大友良英のJAMJAM日記(ブログ) 略歴 コンサート・スケジュール ディスコグラフィー(英語) インタヴュー 2001年 Filament 大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ 大友良英 ニュー・ジャズ・クインテットについて語る(ききて・構成:横井一江) 「Unlimited XIII: Mottomo Otomo」の記録 メールマガジン「大友良英のJAMJAM日記」定期配信申し込み JAMJAM日記 2005年 アルフレッド・ハルト | サンダル履きの貴公子 コル・フラー | アクセル・ドナーについて | 番外編「ディクソン・ディの挑戦、その3」 | 番外編「ディクソン・ディの挑戦、その
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