GSユアサの社屋ロビーには、1台のクラシックカーが展示されています。それは、1873年(明治6年)に電気自動車が誕生して、電気自動車への関心が高まる1917年(大正6年)、創業者の1人である島津源蔵がアメリカから輸入した電気自動車「デトロイト号」。以来、90年の歳月を経て第三次電気自動車ブームを迎えようとする今、元祖エコカーとも言うべき電気自動車「デトロイト号」を復活させるプロジェクトが始まりました。 電気自動車が発明されたのは1873年(明治6年)、英国でのこと。1899年(明治32年)に初めて日本に電気自動車が輸入された後、1917年(大正6年)には電気事業の興隆により電気自動車ブームが起こりました。 やがて石油エネルギー時代の到来とともにガソリン車の時代が訪れますが、1965年(昭和40年)頃から排気ガスや騒音などの問題がクローズアップされると、再び電気自動車にスポットが当たります。