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●挨拶の仕方:握手のマナー 人間関係が大きな意味を持つ中国社会では、様々な人間関係トラブルもまた日常的に発生する。そこでわれわれの眼には解決困難に見える混沌とした複雑な状況を、一言で仕切る伝統的なキーワードが 「 留面子 」 ( liu mianzi ) という言葉である。 中国社会のトラブルの多くは 「 面子 」 に原因を発している。「 面子 」 を日本語に訳せば、その人の 「 立場、信用、自尊心、プライド ( honour ) 」 のことである。「 留面子 」 という中国語の意味することは、相手をいくら激しく攻撃あるいは反撃しても、相手の面子だけは尊重して、最後までつぶさずに留める (残す) ことをいう。 中国社会においては、このように 「 面子 」 の大切さをよく理解しておくことが大切で、「 面子を重んじ、面子を立てること ( 留面子 ) 」 を最優先すればたいていの問題やトラブルは
銀行員にとっての繰延税金資産 前回、説明したように繰延税金資産を計上すれば、自己資本が増加します。繰延税金資産が計上されている財務諸表を預かったときは、この会社の自己資本は繰延税金資産により押し上げられているということに注意しなければなりません。自己資本比率は銀行員が融資先を判断するときのポイントですから、この繰延税金資産に資産性があるかどうかは非常に重要です。この検証は銀行員の財務判断にとっては不可欠な事柄だということをまずしっかり認識してください。 税効果会計により、繰延税金資産を計上すれば、その分資産が増加すると同時に自己資本が押し上げられます。このように、繰延税金資産は自己資本を構成することになりますから、繰延税金資産に本当にその価値があるかどうかの資産性の検証は重要です。土地や建物といった資産は実体のある資産ですから、資産性の検証はその実体を見て判断することになります。つまり、建
これから、数回にわたって「税効果会計」を取り上げます。税効果会計では繰延税金資産という資産が計上され、そのことにより自己資本が簡単に増加します。銀行員の財務分析の中心は自己資本の確実性の判断にありますから、税効果会計は銀行員が財務諸表分析をする場合に必ず把握しておかなければならない会計知識です。今後非公開会社でも税効果会計を適用することが増えてくると思われますので、税効果会計の基本から理解してほしいと思います。今回は税効果会計の基本構造について説明します。 決算書の二つの役割 決算書には二つの役割があります。一つには言うまでもなく株主をはじめとしたステークホールダー(利害関係者)に企業の経営成績を開示するものです。決算書の経営成績を見て、株主は自らの配当を決め、債権者はこの会社と取引をするかどうかを決めます。そして、決算書のもう一つの役割に法人税額計算の基礎を提供するというものがあります。
御社の「Our Philosophy」(私たちの価値観)という企業理念と、「夢をかたちに、夢に日付を」というお客さまのより確かな未来を描き添えるミッションについてお聞かせ下さい。 背景には、1995年に創立100周年を迎え、21世紀に入り、あらためて企業思想や企業理念というものを整理し、今の言葉で表現した方がいいのではないかという考え方がありました。振り返りますと、歴代頭取がいろいろな言葉を遺していますが、その中で遺すべきものと、逆に現代とはニュアンスが違ったものが混在していること自体、社員にとっては分かりづらいだろうということで、2002年4月に「Our Philosophy」を制定しました。 この中で、お客さまに対して、スルガ銀行としての企業思想や企業理念を一口でわかりやすく言い表そうということで、ミッションをお客さまの<夢をかたちに>する、<夢に日付を>いれるお手伝いをさせていただく
のれんは暖簾 のれんといって、まずに思い浮かぶのは「暖簾に腕押し」ののれんです。暖簾というのは飲み屋や小売の店先の入り口にかかっているあの布切れです。暖簾にはその店の屋号が書いてあるのが普通ですから、暖簾という言葉でその店の信用という意味にも使われるようになりました。「店の暖簾にかかわる」といった形で使われるものです。店の信用力は製品の販売価格に波及します。一見同じように見える品物でも、信用力の高い店が売れば、他の店より高く売れるというような現象が出てきます。そこで売られる品物が本当に品質が違っているかどうかは問題ではありません。たとえ、品質的にはまったく同じ物でも、あの店で売っているから高く売れるというものです。高く売れる原因は文字通り暖簾というブランド力かもしれませんし、あるいは店の主人の人柄であったり、店の立地条件の良さだったりするかもしれません。とにかくそういう目に見えない力がその
決算書と税務申告書の関係・・・決算書の正確性は誰が担保しているのか 決算書は取引先と銀行の架け橋 融資を行う銀行員は決算書を見るのが商売です。決算書は会社の成績表です。銀行は成績表である決算書を見て、その会社の内容を見極め、融資の可否を判断します。決算書は重要です。決算書が取引先と銀行をつなぐ最も大切な架け橋なのですから。 決算書は自分で作成した成績表 先程決算書は会社の成績表だと述べました。しかし、決算書は学校の成績表とまったく同じではありません。決算書と学校の成績表の最も違う点はそれを作成する人間です。学校の成績表は第三者である先生が生徒を評価して作ります。一方、決算書を作るのは評価される会社すなわち会社の経営者が作ります。決算書は自分の成績表を自ら作るのです。ではそうして作成された決算書の正確性は誰が担保しているのでしょうか。ここから、決算書は二つに分かれます。一つは決算書の正確性を
*1年は業績不振で200の赤字となってしまいました。この赤字がここではそのまま税務上の欠損金となります。税務では赤字が出たからといって、その分の税金をその年に返してはくれません。ただ、翌年度以降税務上の所得が発生すれば、そこからこの欠損金を控除することは認めています。そして、*2年は業績が好転し、50の黒字になりました。しかし、この50の黒字に対し、そのまま税金を納付する必要はありません。それは前年度の欠損金を所得から控除できるからです。前年度の欠損金は200ありますから、そのうち50を繰越控除として使うと、*2年の所得は0となり、納付すべき法人税等もなくなります。*3年も同様に控除して法人税等を納める必要はありません。*4年において、*1年に発生した繰越欠損金を使い切ってしまいますから、税務上の所得は100となり、40の法人税等が発生することになります。 以上を前提に今度は税効果会計を適
前回は連結財務諸表において、子会社と関連会社でその表示にどのような違いが生じるか、あるいはどういう点が同じなのかということを説明しました。 今回は、そのテーマを発展させ、関係会社(子会社及び関連会社)株式を売却したとき、連結財務諸表と個別財務諸表でその売却損益がどのように変わってくるのかということを説明します。 間違いやすい考え方 含み益のある株式を売却して利益を計上するということがよくあります。皆さんはその売却したときの売却損益が連結と個別で同じなのか、あるいは違うのかということを考えたことがあるでしょうか。個別財務諸表で株式売却損益が生じれば、いつの場合でも同じ金額が連結財務諸表でも発生すると考えていないでしょうか。 同じ株式を売却しても、株式売却損益の発生は連結と個別でいつも同じであるとは限りません。同じか違うのかのポイントは売却する株式によります。関係会社以外の一般の株式を売却すれ
設例:持株比率60%としたときの全部連結と持分法の連結財務諸表の相違 解説:子会社は全部連結、関連会社は持分法が適用される 最近は、連結決算が大変重要視されています。財務諸表の開示は連結中心になっており、銀行員も連結が分からなければ話になりません。今後の財務諸表分析は連結決算が中心となりますので、この連載においても連結決算に関するテーマをいくつか取り上げる予定です。その中で今回は子会社と関連会社では連結決算における表示の仕方がどのように変わるのかということを説明します。 連結決算はいうまでもなく、親会社を中心にして、子会社・関連会社の業績をグループとして一体表示する手続です。親会社の支配力が認められる会社は子会社として全部連結され、親会社の影響力があると認められる会社は関連会社として持分法が適用されます。 以下では単純化された設例を用いて、全部連結と持分法の表示の相違を説明します。ここでは
金融機関トップインタビュー トップインタビュー03月1日掲載 ・金融庁 長官 遠藤 俊英氏インタビューの記事を掲載しました。 トップインタビュー03月1日掲載 ・みずほ銀行 取締役頭取 全国銀行協会 会長 藤原 弘治 氏インタビューの記事を掲載しました。 金融機関.YOM コラム11月5日掲載 ・さぬき市長 大山 茂樹 氏インタビューの記事を掲載しました。 トップインタビュー10月5日掲載 ・SBI ホールディングス株式会社 代表取締役社長 北尾 吉孝 氏インタビューの記事を掲載しました。
前回、のれんとは何かということについて説明しました。 のれんはほとんどの会社が実質的に保有していますが、通常の状態では財務諸表上には表現されません。のれんが財務諸表に実現するのは、会社が買収されたときです。今回は会社が買収されたとき、どのような形でのれんが財務諸表上に表現されるのかということについて説明します。 のれんという勘定科目はない 世の中でこれだけのれんという言葉が氾濫すると、財務諸表にのれんという名前が存在していると思う人がいるかもしれません。しかし、財務諸表をどんなに穴の開くほど見つめても、そこにはのれんという勘定科目はありません。のれんは財務諸表にはその名前では登場しません。のれんは財務諸表には二つの名前で顔を出します。一つは「営業権」であり、一つは「連結調整勘定」です。財務諸表で営業権と連結調整勘定が出てきたら、それがのれんだと認識してください。したがって、両者に本質的相違
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