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メベンダゾール(mebendazole)について がん治療以外の目的で開発された何千種類という既存の薬から、抗がん作用を有する物質が探索され、駆虫薬として広く使用されているメベンダゾールという薬が強い抗がん作用を持つことが明らかになっています。この薬は副作用が極めて少なく、安全性が確立されており、臨床例での有効性も報告されています。 1)薬の概要: メベンダゾール(Mebendazole)はベンズイミダゾール系の広範囲作用型の寄生虫治療薬(駆虫薬)です。線虫、条虫(サナダムシ)、回虫など多くの寄生虫に広く作用です。VermoxやOvexの商品名で欧米で広く使用され、ヨーロッパでは薬局で購入できる薬です。日本でもメベンダゾールは1988年に薬価収載されています。 2)用量: 1錠が100mgで、寄生虫の治療には1日に100~200mgを数日服用します。エキノコックス症(包虫症)には長期間の投
がんの補完医療 がんの標準治療(手術、抗がん剤、放射線治療)は、正常な組織や臓器にもダメージを与え、体力や免疫力を低下させる欠点を持っています。耐えがたい副作用により死期を早めたり、がんの再発を促進することもあります。 体力や抵抗力が低下していると、手術後の回復が遅れたり、術後感染症などの合併症を併発しやすくなります。 抗がん剤治療や放射線治療は、がん細胞を直接死滅させることを目標とする治療法で、その効果が十分に発揮できれば、腫瘍を縮小し消滅させることができます。しかし、抗がん剤や放射線は正常細胞にもダメージを与えるため、その副作用によって十分な治療が行えなくなることがあります。また、抗がん剤治療を行っているうちに次第にがん細胞が抗がん剤に耐性(抵抗性)を獲得して、効き目が弱くなってくることもあります。 がん治療における問題の多くは、「固形がんに対する抗がん剤治療の有効性が低い」ことと「正
カンナビジオールについて 注:このサイトの記事は「カンナビジオール」に関して医学論文に報告されている内容をまとめたものです。 カンナビジオール(Cannabidiol)は大麻草に含まれる成分の一種です。 大麻には陶酔作用など精神変容作用を示す成分(Δ9-テトラヒドロカンナビノール)が含まれるため使用は規制されていますが、カンナビジオールは精神作用も他の毒性も無い安全性の高い物質です。むしろ、脳内報酬系を抑制する作用によって、他の薬物の依存性を阻止する作用があります。 図:大麻の薬効成分の主体は、Δ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジオール(CBD)で、この2つは全く異なる作用機序と薬効を示す。THCは脳内報酬系を活性化して依存性があり、精神作用(気分を高揚する作用)がある。一方、CBDには精神作用は無く、脳内報酬系を抑制して薬物依存を阻止する作用がある。 最近の研究によって
がんの中鎖脂肪ケトン食療法 今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食療法』:ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する! 【がん細胞の代謝異常をターゲットにした治療が注目されている】 がん細胞がブドウ糖(グルコース)を多く取り込むことはよく知られています。がん細胞が数を増やしていくには、莫大なエネルギーの産生と、細胞を構成する成分(核酸や細胞膜など)の合成が必要ですが、がん細胞におけるエネルギー産生と物質合成の主な材料がブドウ糖だからです。多くのがん細胞の表面(細胞膜)には、細胞内へのブドウ糖の取り込みを行うブドウ糖輸送体(グルコース・トランスポーター)という蛋白質の量が増えており、正常細胞と比べて数倍〜数十倍ものブドウ糖を取り込んで消費しています。 がんの検査法でPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮影)というのがあります。これはフッ素の同位体で標識し
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