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令和5年(2023年)秋以降の接種では、ワクチンの種類は変わるのですか。 令和5年9月20日から、生後6か月以上の全ての方を対象としたオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)による接種が行われています。 現在(令和5年7月時点)開発中のXBB.1.5対応1価ワクチンは、非臨床試験(マウスを用いた試験)において、XBB.1.5に対して現行2価ワクチンよりも高い中和抗体価を誘導することが報告されています。 今後のワクチン接種については、オミクロンXBB.1系統の株に対応したワクチンを用いることで、より高い中和抗体価の上昇等が期待されることから、重症化予防効果はもとより、発症予防効果の向上が期待されると考えられています。 こうした科学的知見をもとに、厚生労働省の審議会で議論した結果、令和5年秋以降の接種では、国内外の流行状況や今後の開発状況を踏まえて、よりオミクロンXBB.1系統の株に対応
新たな変異株(XBB、BQ.1.1など)が出現したと報道されていますが、これらの変異株も含めて、BA.1対応型ワクチンとBA.4-5対応型ワクチンは効果がありますか。※最終更新日:2023年7月4日 新たな変異株(XBB、BQ.1.1など)が出現したと報道されていますが、これらの変異株も含めて、BA.1対応型ワクチンとBA.4-5対応型ワクチンは効果がありますか。※最終更新日:2023年7月4日 現時点の知見を踏まえると、オミクロン株対応2価ワクチンによる接種は、オミクロン株の種類(BA.1とBA.4-5)に関わらず、従来型ワクチン接種を上回る効果がみられ、今後の変異株にも有効である可能性が期待されています。 オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種後の中和抗体価は、従来型ワクチンの3回目、4回目接種後と比較して、オミクロン株の亜種(BA.1、BA.5、BA.2.75.
初回(1回目・2回目)接種や小児(5~11歳)、乳幼児(生後6か月~5歳)の接種でもオミクロン株対応1価ワクチンが使用できるのですか。 現時点(令和5年(2023年)12月4日)では、初回接種や小児接種、乳幼児接種のいずれでも使用可能です。 詳細を見る なぜ、オミクロン株対応1価ワクチンの接種が必要なのですか。 WHOの声明や日本での流行状況等を踏まえ、重症化を予防する目的で、重症化リスクが高い者を接種対象とし、それ以外の者には接種機会を提供し、オミクロン株対応1価ワクチンが使用されています。 詳細を見る オミクロン株対応1価ワクチンとは、どのようなワクチンですか。 オミクロン株対応1価ワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの一つで、オミクロン株に由来する成分を含む「1価ワクチン」です。現在の流行株であるオミクロンXBB系統に対して、これまでのオミクロン株対応2価ワクチンより
BA.1対応型ワクチンとBA.4-5対応型ワクチンは、どちらのほうが効果がありますか。どちらを接種したほうがよいのですか。※最終更新日:2023年9月20日 BA.1対応型ワクチンとBA.4-5対応型ワクチンは、どちらのほうが効果がありますか。どちらを接種したほうがよいのですか。※最終更新日:2023年9月20日 オミクロン株対応2価ワクチンは、BA.1対応型であっても、BA.4-5対応型であっても、従来の1価ワクチンを上回る効果と、今後の変異株にも有効である可能性が期待されています。対応するオミクロン株の種類にかかわらず、その時点で接種可能なオミクロン株対応2価ワクチンを接種するようお願いします。 BA.1、BA.4-5は、いずれもオミクロン株の種類(亜系統)です。抗原性(免疫反応を引き起こす性質)について、オミクロン株と従来株との間の差に比べ、BA.1とBA.4-5との間の差は大きくな
ノババックス社が開発した新型コロナワクチンは、武田薬品工業株式会社によって国内で申請され、2022年4月19日に薬事承認(※1)され、5月25日から予防接種法上の特例臨時接種に位置付けられました。 ワクチンの種類について このワクチンは、「不活化ワクチン」の一種であり、B型肝炎ウイルスワクチンなどをはじめ幅広く使用されている技術を基礎として開発された「組換えタンパクワクチン」です(参照: ワクチンの仕組み(※2))。具体的には(※3)、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質によく似たタンパク質を、ナノ粒子化してワクチンの成分とする技術が用いられています。また、免疫の活性化を促進してワクチンの効果を高めるために、マトリックスM(※4)と呼ばれる物質が添加されています。 このワクチンを開発する技術は、世界中ですでに広く使用され長期の使用実績があり、これまでに承認された新型コロナワクチ
新型コロナワクチンは、過去に新型コロナウイルスによる感染を経験した人にもメリットが大きいことが知られています。 しかしながら、ソーシャルメディアなどで、「過去に新型コロナウイルスに感染していれば、免疫があるからワクチン接種は必要がない」などといった投稿を目にした方もいるかもしれません。「過去に感染していれば免疫がある」という点は正しいものの、なぜそれでも「ワクチン接種のメリットが大きい」と考えられるのでしょうか。 感染後でもワクチン接種を受けることで、免疫がさらに強化される 新型コロナウイルスに一度感染した人でも、獲得した免疫が時間とともに減衰したり、新型コロナウイルス自体が次々と新たな変異を獲得したりといった変化のある中で、不運にも再度感染してしまう可能性があることが知られています。イスラエルのHammerman Aらはこの「再感染」について、「新型コロナウイルス感染後にワクチン接種を受
従来ワクチン(1価)による追加(4回目)接種は、どのような人が対象になりますか。 ※最終更新日:2022年10月21日 従来ワクチン(1価)による追加(4回目)接種は、どのような人が対象になりますか。 ※最終更新日:2022年10月21日 4回目接種は、重症化予防等を目的として実施しています。3回目接種から3か月以上が経過した、①60歳以上の方、②18歳以上60歳未満で、基礎疾患を有する方や重症化リスクが高いと医師が認める方、医療従事者等及び高齢者施設等の従事者、が対象です。 ※令和4年(2022年)9月20日からは、4回目接種の対象となる方も含めて、オミクロン株対応2価ワクチンによる接種を順次開始しています。 従来ワクチン(1価)による4回目接種は、重症化予防等を目的として、令和4年5月25日から開始されています。接種対象者は、3回目接種から3か月以上が経過した下記の方となっています。
接種済証に貼られたワクチンのシールで、ワクチンの「最終有効年月日」が接種日より前の日付になっていますが問題ないですか。※最終更新日:2023年9月25日 接種済証に貼られたワクチンのシールで、ワクチンの「最終有効年月日」が接種日より前の日付になっていますが問題ないですか。※最終更新日:2023年9月25日 ワクチンの有効期間は、一定期間保存した後の品質に関するデータに基づき、薬事上の手続きを経て設定されるため、一度設定した後でも延長されることがあり、タイミングによっては印字の有効期限より、実際には長く接種できる場合があります。 ワクチンの有効期間は、当該ワクチンを製造・販売する企業において収集された、一定期間保存した後の品質に関するデータに基づき、薬事上の手続きを経て、設定されます。このため、一度有効期間を設定した後であっても、新たなデータに基づく薬事上の手続きを経ることにより、有効期間が
従来ワクチン(1価)による追加(3回目)接種では、どのような副反応がありますか。2回目より重いのでしょうか。※最終更新日:2023年9月20日 従来ワクチン(1価)による追加(3回目)接種では、どのような副反応がありますか。2回目より重いのでしょうか。※最終更新日:2023年9月20日 従来ワクチン(1価)において、海外の臨床試験の結果では、ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチンいずれの場合も、2回目の接種後と比較して有害事象の発現傾向は概ね同様であると確認されていますが、リンパ節の腫れなどについては、初回(1回目・2回目)接種時と比較して、発現割合が高い傾向にあります。心筋炎の報告頻度は2回目接種後よりも3回目接種後の方が低い傾向がみられています。 従来ワクチン(1価)において、ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチンいずれの場合も、米国で実施された3回目接種に係る臨床試験
追加接種では、どのワクチンが使用されますか。これまでの接種とは異なるワクチンを使用(交互接種)しても大丈夫でしょうか。 追加接種では、どのワクチンが使用されますか。これまでの接種とは異なるワクチンを使用(交互接種)しても大丈夫でしょうか。 追加接種に使用するワクチンは、それまでに用いたワクチンの種類に関わらず、対象年齢に応じたワクチンを接種することができます。 令和5年(2023年)12月26日現在、追加接種においては、それまでに用いたワクチンの種類に関わらず、12歳以上の方はファイザー社、モデルナ社及び第一三共社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)、6~11歳の方はモデルナ社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)、生後6か月~11歳の方はファイザー社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)を接種することができます(*)。 (*)ファイザー社及びモデルナ社の従
はじめに 私たちの身の回りには様々な病原体が存在していますが、ご存知のように、例えば麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)など、一度罹ったら二度と罹らない感染症があります。これは私たちの体内に侵入した病原体の情報を、生体の防御機能である免疫が記憶するためで、この免疫の記憶を上手に利用したのがワクチンです。 ただし、免疫の記憶力は必ずしも一生続くわけでなく、時間の経過と共に低下することがあります。 ここでは、免疫とワクチン接種による予防効果の仕組みを紹介し、新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)はなぜ必要なのか、できるだけ分かりやすく解説します。 免疫とは? 免疫は体内に侵入した病原体を異物(自分以外のもの)として認識し排除することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きのことです。免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」があります。 「自然免疫」とは、病原体であるウイルスや細菌の一般的な特徴を
初回(1回目・2回目)接種がまだ受けられていません。いつまでワクチン接種を受けることができるのですか。 初回(1回目・2回目)接種がまだ受けられていません。いつまでワクチン接種を受けることができるのですか。 接種が受けられる期間は、現在、令和3年(2021年)2月17日から令和6年(2024年)3月31日までとなっています。接種が可能な会場をご確認のうえ、お早めの予約をご検討ください。 接種が受けられる期間は、現在、令和3年2月17日から令和6年3月31日までとなっています。 なお、令和5年(2023年)9月20日から、初回接種としてオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)が、生後6か月以上の全ての方に、使用されています。まだ接種を終えていない方は、お早めの予約をご検討ください。 初回(1回目・2回目)接種についての具体的なお知らせは、こちらをご確認ください。
従来ワクチン(1価)による追加(3回目)接種には、どのような効果がありますか。※最終更新日:2023年3月31日 従来ワクチン(1価)による追加(3回目)接種には、どのような効果がありますか。※最終更新日:2023年3月31日 3回目接種を行わなかった場合と比較して、発症予防効果や重症化予防効果等を高める効果があります。 従来の1価ワクチンについて、日本で接種が進められているワクチンは、デルタ株等に対して発症予防効果等がある一方、その効果は時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています。一方、3回目接種により、低下した発症予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが、臨床試験や様々な疫学研究等で報告されています。 イスラエルで実施された、ファイザー社の従来ワクチン(1価)(*)の接種後の情報を集めた研究では、3回目接種をした場合における入院予防効果は93%、重症化予防効果
引っ越しをしました。接種券は現在住んでいる自治体から送付されますか。 住民票所在地が変更となった場合、接種券を取得するためには、申請が必要になります。(一部の市区町村では、申請なしで送付される場合もあります。)お住まいの市区町村にお問い合わせいただくか、コロナワクチンナビで接種券の発行申請を行ってください。 他の自治体へ引っ越す等、住民票所在地が変更となった場合、接種券を取得するためには、申請が必要になります。(一部の市区町村では、申請なしで送付される場合もあります。)お住まいの市区町村にお問い合わせいただくか、コロナワクチンナビ(*)で接種券の発行申請を行ってください。なお、コロナワクチンナビでの申請を受け付けていない市区町村もあります。 なお、接種券がお住まいの自治体から送付されないケースとしては、下記が想定されます。 他の市区町村へ引っ越す等、住民票所在地が変更となった場合 海外在留
現在、追加接種としてどのようなワクチンを受けられるのですか。どれを接種するのがよいのですか。 これから追加接種を行う場合には、ファイザー社、モデルナ社又は第一三共社のオミクロン株対応1価ワクチンを接種することとなります。 詳細を見る 追加接種は、前回の接種からどのくらい間隔をあけたら受けることができますか。 前回の接種完了から追加接種が可能となるまでの間隔は、3か月以上です。 詳細を見る 追加接種では、どのワクチンが使用されますか。これまでの接種とは異なるワクチンを使用(交互接種)しても大丈夫でしょうか。 追加接種に使用するワクチンは、それまでに用いたワクチンの種類に関わらず、対象年齢に応じたワクチンを接種することができます。 詳細を見る
はじめに 日本で新型コロナワクチンの接種が始まったのは2021年2月。その後の8か月間で、1億8千万回を超える接種が行われ、全人口の70%以上が2回目の接種を完了(※1)しました。 ワクチンを接種する理由は人さまざまでしょうが、東京iCDCが2021年7月に行った調査では、都内在住の20~70代1,000人のうち約7割が、自分、そして、周りや社会にとっての感染リスクを下げるためにワクチンを接種すべきと回答しました。また、このうち、接種済みか接種予定の人の9割前後が、接種完了後もマスク着用などの感染対策を行うと答えました。 この調査では、感染予防のために接種をしてもなお、感染対策を継続すると答えた方が多かったわけですが、実際に接種を完了したら、どのようなことに気を付けて生活すればいいのでしょうか。 具体的な感染対策の内容についてお話する前に、そもそも接種完了後に感染対策が必要なのか、必要だと
新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなっているというのは本当ですか。 「ワクチンを接種した後に亡くなった」ということは、必ずしも「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。接種後の死亡事例は報告されていますが、現時点で、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされています。 「ワクチンを接種した後に亡くなった」ということは、必ずしも「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。人はワクチンの接種とは関係なく突然命を落とすことがあるため、ワクチン接種後の死亡事例が出た時は、ワクチン接種との因果関係を調査することが大切です。 まず、新型コロナワクチンを含むあらゆるワクチンは、大規模な臨床試験で安全性が確認された後に医薬品として承認され、接種が開始されています。日本で使用されているファイザー社及びモデルナ社のmRNA(メッセンジャーRNA
ワクチンを接種した人が変異株に感染すると重症化しやすい(抗体依存性感染増強(ADE)になりやすい)のは本当ですか。 ワクチンを接種した人が変異株に感染すると重症化しやすい(抗体依存性感染増強(ADE)になりやすい)のは本当ですか。 変異ウイルスに対するものを含め、現在までに、新型コロナワクチンを接種した方に抗体依存性感染増強(ADE)が生じたという報告はありません。 抗体依存性感染増強(ADE)とは、ウイルスの感染やワクチンの接種によって体内にできた抗体が、ウイルスの感染や症状をむしろ促進してしまうという現象です。 新型コロナワクチンを接種した方で、ADEが起こり重症化してしまったという報告は、臨床試験でも実用化後でも、現時点において確認されていません。 稀ではありますが、ワクチン接種によりウイルスに感染した時の症状が増強してしまう現象(ワクチン関連疾患増強)が起きることがあります。免疫に
新型コロナワクチン接種により月経への影響が生じるのは本当ですか。 最近の報告によると、新型コロナワクチンの月経への影響がないこともあれば、接種後に一時的に月経周期等に僅かな影響が生じることもありますが、そうした場合でも、その後速やかに元に戻ることが知られています。 最近の報告によると、新型コロナワクチンの月経への影響がないこともあれば、新型コロナワクチン接種後に一時的に月経周期がわずかに変化したり、経血量が少量増えたりすることもありますが、そうした場合でも、その後の月経周期で速やかに元に戻ることが知られています。 一般的に、女性の月経周期は、環境ストレスや生活の変化等様々な要因に影響を受けるので、副反応による発熱や体のだるさなどのストレスで月経周期の乱れや経血量の増加が生じる可能性は考えられます。 なお、アメリカ産婦人科学会は、新型コロナワクチンの月経への影響は最小限で一時的であり、ワクチ
今回のワクチン接種の「努力義務」とは何ですか。 「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法の規定のことで、義務とは異なります。感染症の緊急のまん延予防の観点から、皆様に接種にご協力をいただきたいという趣旨から、このような規定があります。 今回の予防接種は感染症の緊急のまん延予防の観点から実施するものであり、国民の皆様にも接種にご協力をいただきたいという趣旨で、「接種を受けるよう努めなければならない」という、予防接種法第9条の規定が適用されています。この規定のことは、いわゆる「努力義務」と呼ばれていますが、義務とは異なります。接種は強制ではなく、最終的には、あくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。 予防接種法に基づいて行われる定期接種の多くのもの(4種混合、麻しん、風しんの予防接種など)にも、同じ規定が適用されています。新型コロナウイルス感染症に係る
ワクチンにはどのようなものがあるのですか。 病原体(ウイルスや細菌など)そのもの又は、病原体を構成する物質などをもとに作ったワクチンがあります。 病原体(ウイルスや細菌など)そのもの又は、病原体を構成する物質などをもとに作ったワクチンを接種することで、その病原体に対する免疫ができます。具体的には、以下のようなものがあります。 • 生ワクチン 病原性を弱めた病原体からできています。接種すると、その病気に自然にかかった場合とほぼ同じ免疫力がつくことが期待できます。一方で、副反応として、軽度で済むことが多いですが、その病気にかかったような症状が出ることがあります。代表的なワクチンとしては、MRワクチン(M:麻しん、R:風しん)、水痘(みずぼうそう)ワクチン、BCGワクチン(結核)、おたふくかぜワクチンなどがあります。 • 不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン 感染力をなくした病原体や、病原体を
この世は様々な情報で溢れている 皆さんは、医療情報をどこから手に入れていますか?テレビや雑誌、インターネットなどから情報を入手している人が多いのではないかと思います。しかし、このような情報の中には、科学的に不正確だったり、誤った理解を促してしまう「誤情報」や、意図的に発信された真実とは異なる「偽情報」が紛れ込んでいる場合があります。 「新型コロナワクチンは世界的な人口削減計画の一環」というような突拍子もない噂話から、「ワクチンを打つと不妊になる」といった真偽を確かめるのが難しいものまで、様々な誤情報・偽情報が広がっています。 人の命を奪う誤情報・偽情報 こういった誤情報や偽情報は立場を問わず様々な方が発信、拡散しています。特に、医療の専門家である医師や科学者、大学教授といった権威のある方が、そういった情報を流してしまうと、まるで「真実」かのように世の中に広がってしまうのです。 特に、病気を
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。 mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます。人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。 詳細を見る 新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなっているというのは本当ですか。 「ワクチンを接種した後に亡くなった」ということは、必ずしも「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。接種後の死亡事例は報告されていますが、現時点で、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされています。 詳細を見る ワクチンを接種することで不妊になるというのは本当ですか。 ワクチンが原因で不妊になるという科学的な根拠はありません。ワクチン接種により流産率は上
接種後の「失神」や、その原因ともいわれる「血管迷走神経反射」とは何ですか。 血管迷走神経反射は、緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。「失神」とは、意識を一時的に失うことをいいます。 失神とは、一時的に脳への血流が減少することで意識を失うことを指します。その原因として最も多いのが血管迷走神経反射によるものです。血管迷走神経反射では、様々な原因によって、副交感神経が活発になり、血圧の低下、脈拍の減少などが生じます。睡眠不足や疲れている時、長時間立っている時、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じた時などに、血管迷走神経反射は起こりやすくなります。失神する前に、通常、頭がふらふらしたり、吐き気、発汗などの症状を伴います。血管迷走神経反射自体は、横になって休むことなどで治るので、特に健康上大きな問題になることはありませんが、転倒により怪我をしてしまわないよう注意が必要で
ブレークスルー感染とは どの感染症に対するワクチンでも、その効果は100%ではありません。ワクチンを接種した後でも感染する可能性があり、それを「ブレークスルー感染」と呼びます。新型コロナワクチンの場合では、2回目の接種を受けてから2週間くらいで十分な免疫の獲得が期待されますので、それ以降に感染した場合にブレークスルー感染と呼んでいます。 免疫ができても感染してしまう訳 一度罹ると「二度罹り」しない感染症もあれば、何度も繰り返し罹る感染症もあります。前者には麻疹や水痘(水ぼうそう)などがあり、後者にはインフルエンザやロタウイルス胃腸炎などがあります。これらの感染症にはワクチンがありますが、前者ではブレークスルー感染は少なく、後者ではしばしば見られます。その違いは何なのでしょう? 麻疹や水痘では鼻や喉の粘膜からウイルスが侵入した後、扁桃や近くのリンパ節でウイルスが増え、ついで血液の流れに乗って
過去にアレルギー反応やアナフィラキシーを起こしたことがあり、今回も起こすのではないかと心配なのですが、接種を受けても大丈夫でしょうか。 過去にアレルギー反応やアナフィラキシーを起こしたことがあり、今回も起こすのではないかと心配なのですが、接種を受けても大丈夫でしょうか。 食物アレルギーや、アレルギー体質などがあるといった理由だけで、接種を受けられないわけではありません。 食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎や花粉症、じんま疹、アレルギー体質などがあるといった理由だけで、接種を受けられないわけではありません。また、接種するワクチンの成分に関係のないものに対するアレルギーを持つ方も接種は可能です。ただし、これまでに、薬や食品など何らかの物質で、アナフィラキシーなどを含む、重いアレルギー反応を起こしたことがある方は、接種直後に調子が悪くなったときに速やかに対応ができるよ
ワクチンを接種して1週間くらい経ってから、腕にかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てきました。どうすればよいですか。 ワクチンを接種して1週間くらい経ってから、腕にかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てきました。どうすればよいですか。 発疹がかゆい場合は、冷やす、あるいは抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ることで症状が軽くなります。ワクチンの副反応であれば、数日で改善します。 mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後、数日から1週間後くらい経ってから、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあり、いわゆる「COVIDアーム」(または「モデルナアーム」)と呼ばれています(※1、※2)。ほとんどがモデルナ社のワクチンで報告されています(※3)が、ファイザー社のワクチンでも稀に起こります。 不快ではありますが、健康に害はなく、数日で自然に治ると報告されています。
ワクチン接種後に脇のリンパ節が腫れました。注意すべきことはありますか。 ワクチン接種後に、接種した側の脇や首などのリンパ節が腫れることがありますが、時間の経過とともに自然に治ります。乳がん検診は、ワクチン接種前に受けるか、ワクチン接種後に受ける場合は、リンパ節が腫れている原因について誤った判定がなされないよう、検診医にワクチン接種を受けたことを伝えるとよいでしょう。 新型コロナワクチン接種後に、接種した側の脇の下や首などのリンパ節が腫れることがあります。厚生労働省が実施した、初回(1回目・2回目)接種における健康状況調査においても、例えばファイザー社のワクチン接種後に腋窩リンパ節腫大を含む反応性リンパ節腫脹が1.5%程度報告されています。なお、ワクチン接種後のリンパ節の腫れ自体は、免疫が反応しているためと考えられており、時間の経過とともに自然に治るものです。 ワクチンによるリンパ節の腫れは
新型コロナワクチンの動物実験で全ての動物が死んだというのは本当ですか。 新型コロナワクチンの実験動物がワクチンの毒性によって異常な死を遂げたという事実は確認されていません。 新型コロナワクチンの毒性試験において、ワクチンを投与された実験動物に、有害事象による死亡例はみられませんでした。通常の毒性試験と同様に、実験動物の各臓器の変化を調べましたが、ワクチンによる明らかな毒性は認められませんでした(※1、※2)。 医薬品開発にあたっては、動物実験において、実験動物に毒性が認められない用量を確認した上で、ヒトでの臨床試験が実施されており、動物実験で十分な安全性が確認されることが必須条件となっています(※3)。 なお、「ワクチン接種された実験用のネズミやネコが全て死亡した」等のSNS上の情報には、根拠となる事実は確認されていません。 (参考資料) ※1:申請資料概要(ファイザー社のワクチン) ※2
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