十和田市の「街」の記憶を切り取ってみたい、という思いから、写真展「都市の記憶」は動き出しました。常に全国から注目を集める日本有数の観光地である十和田湖~奥入瀬渓流を擁する当市において、大自然をテーマとした写真展や絵画展はこれまでにも開催されてきました。 本展では十和田市の中心市街地・都市部、また人々の生活や日常に視点を定め、写真作品により時間と空間を追います。街に溶け込む建物や路地、歴史を伝える祭りや行事、雪の降り積もる冬や緑が生い茂る夏を過ごす人々などを日常の視点を通じ展示します。現在進行形の市内の様子から、もうすでに無くなってしまった風景までも同時に展示することにより、よみがえる思い出、重なるイメージ、そして未来へつながる「記憶」の波を感じていただければ幸いです。市の人口のうち約半数が住み生活を営む「街」の魅力の再発見につながればと思います。 展示を構成する写真は、市を代表する写真