記録的な大雨で車両274台が水没した三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」を運営する市の第三セクター「ディア四日市」は3日、水防法で義務付けられた避難確保や浸水防止の計画を作成しており、2017年に改訂版を市に提出していたと発表した。 計画は内容に変更が生じた際、市町村に改訂版を提出することになっている。同社によると、17年7月6日に代表者変更に伴って避難確保計画・浸水防止計画の改訂版を作成し、後日、市に提出した。 同社幹部は2日までの本紙の取材に「大雨時の明文化したマニュアルは作っていなかった」としていたが、改めて調査して計画を確認した。同社は、有事に備えた、より詳細な手順書(マニュアル)はないとの認識だったとしている。