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この数字は本の代金の構成比率です。 1、出版社 約70% ・・・この中には著者にお支払いになる印税と呼ばれるものや出版社の利益、本を印刷する代金や編集者や営業マンに払う給与などが含まれています。 2、取次 約 8% ・・・ 取次とは、簡単にいうと問屋です。その問屋の卸料です。 3、書店 約22% ・・・ 書店の取り分です。ここから、運営費や人件費などを出していきます。 ここで知っといて頂きたいのが書店が、どのような営業利益率でやっているか理解して頂かないと書店の欲しい情報がわからないからです。22%という数字は粗利になりますので、運営費や人件費を引くと手元に残る純粋な利益はなんと、平均1%とも言われています。 例えばあなたが1000円の本を買ったとします。いくらの利益を書店にもたらすかというと「たった、10円」なのです。一般書店の場合、2%も出たら優良と言われています。いかに厳し
※公共図書館数・個人貸出冊数は日本図書館協会調べ ※書店数は日販・書店経営支援チーム調査。新刊書籍・雑誌の売場を持っている店舗だけを集計。 ※書籍販売部数は出版科学研究所調査。 図書館と書店の“今” 図書館も地方行政の財源不足と生産年齢人口減少から図書館を運営・維持するのに苦労している。原因は地域間格差の悪化。首都圏に住んでいては理解できないが、想像以上に地方は疲弊している。 個人貸出冊数の減少も新刊書籍を財源不足から購入できず、(図書購入費 2,000万円以下の図書館が 70%を占める)館内にある書籍が古いため住民から見放される傾向が出てきたようである。 貸出冊数のピークは2011年。その後は貸出冊数も減少している。書籍の販売部数より図書館の個人貸出冊数が多くなった理由は、読者が買ってまで読みたい本が少なくなったことの表れ。文庫も新書も単行本のリメイクかインターネット情報の丸写しばかりと
出版取次大手のトーハンが発表する2013年の年間ベストセラーで1位になっているのが、『医者に殺されない47の心得』(近藤 誠 著、2012年12月初版)です。 同年ミリオンセラーになり、現在108万部を発行しています。また、発売後65万部と着実に部数を伸ばしているのが、書籍『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』(槙孝子 著, 鬼木豊 監修、アスコム 刊、2013年6月初版)です。 これらの本を手掛けのが、アスコム黒川精一編集長です。出版業界紙「新文化」2014年2月6日号に、その編集方針や、どのような考え方をもっているかの指針が紹介されています。一部、抜粋して紹介いたします。 アスコム黒川編集長 ここ数年の実績 10年刊 『残念な人の仕事の習慣』(18万部) 11年刊 『ルフィの仲間力』(21万部) 12年刊 『たまねぎ氷健康法』(21万部) 13年刊 『たまねぎ氷健康レシピ』(10万
アメリカの出版業界情報誌『パブリッシャーズウイークリー』による2012年度の各社売上高を元にした世界の出版社売上ランキング。このランキングは上位 60社まで発表されている。金額は 2013年7月19日の 1ドル 100.84円で計算。 日本の出版社と他国における出版社との違い 1位のピアソンは教育関連の出版社。2位のリード・エルゼビアは学術・ビジネス書中心に扱っており日本の出版社みたいに総合出版社ではない。最近の傾向は、科学技術・医学の専門書・雑誌が最も高い収益を生み出しており、日本とは全く違う傾向となっている。日本の場合は教育が間違っていたかもしれない。 日本のトップは14位の集英社で30位内に5社がランクインしている。27位に教育関係の学研が入っているが他は殆どが総合出版社である。世界の出版社は数%ずつでも成長しているが日本だけが成長できないのは何か他に原因があると考える。日本は電子書
14年間で出版社数は 803社の減少・書店は 7,254店減っている 減少率でいうと、出版社数は▲18.3%・書店は▲33.8%になる。書店の数字の中で店舗在庫の無い店数が 1,200店ほどカウントされている。よって実際の書店店舗数は 13,000店舗前半と推測する。今後も後継者不足・消費者の人口移動で立地条件の悪くなった書店は廃業の道をたどる可能性が出てきている。 地方郊外のショピングセンター内のテナントも都市部回帰が始まっているし、地方では駅前の書店でさえ廃業している現状を見ると政府が地方再生の呪文を唱えても再生は不透明としか言いようがない。 書店や出版社が減る中、図書館だけ微増する理由 書店と出版社が減少して行く中で、公立図書館数だけが増えている。数字でいうと 14年間で 609館の増加だ。これは、少ない地方財政の中で、新館の図書館を予算計上できる地方議員の票に直接反響があるからと推
※出版ニュース社より作成 売上順位 25位中、 10書店が前年比割れ 売上順位 25位までの書店一覧。その中で 10書店が前年比マイナス。売上順位 150位まで拡大すると前年比マイナスの書店が 85書店もある。56.6%にのぼる。その中で 3年連続マイナスの書店が 33書店。14年 15年の消費税増税で書店の売上はさらに減少するだろう。そればかりではない、出版物の新刊ルートと言われている書店ルート・CVSルート・駅売店ルート・大学生協ルート・スタンドルート、どれをとってもマイナスから抜け出していない。 ネット書店のみが前年比をクリアしている。ネット書店の御三家と言われているアマゾン・楽天・セブンネットにツタヤオンライン・HMVエンタテイメントが追従している。書店兼業のネット書店はそれなりには検討はしている。 これだけ売上げが下がると、社員を減らしてパートを増加させている書店が多々ある。しか
※出版科学研究所より 委託の弊害 年々、幼児数が減少する中で、出版点数も減少し始め、販売額も1000億円に届かなくなった。これにより、書店店頭の児童書売り場はより厳しさを増してきている。2002年・04年・06年が1000億円になったのはハリーポッターの販売によるもの。 児童書市場の実力は800億円前後と思われるが、児童書出版社以外の参入で点数だけ増加し、マーケティングが出来ず供給過剰の状態である。それと同時に、書店経由ではなく消費者直販が増えてきたのも原因の一つ。委託の弊害がここにも表れている。 児童書の商品回転率は、平均 8.3 出版取次大手の日販調査によると、2011年は児童書の商品回転率は平均 8.3回転。ショッピングセンター内の書店で 11.1回転。商店街の書店で 4.4回転にしかならないことが分かった。これがどのような理由かは改めて説明するまでもないと思う。 ブックオフが絵本を
※アルメディア調べ 2012年5月1日 立地別にみる売上げの良い本屋、悪い本屋 書店は立地条件・坪数で極端に売上が違ってくる。現在は「駅ビルの中」がトップ。一方、最低の売上が「住宅街」と数字は出ている。一度出店すると中々移動できないのも書店の特徴であり他の小売業と違うところでもある。 雑誌とコミックを支えている書店は、ここ 一番多い書店数は 100~ 299坪で、次が 1~ 19坪、 3番目が 20~ 39坪。 39坪以下が全体の 6.7%・ 4961店を占めている。これらの書店が雑誌・コミックを支えている。その雑誌が売れずコミックに陰りが見えてきては何を売ればいいのか心配になる。 店舗を持たない本屋もある 「0坪」は本部・営業所、または外商のみを行っているなど店舗を持たない事業所の数。つまり、お客様から注文のみを受けている書店があるのだ。坪数全てが出版物の売場ではないことも認識する必要
「ミリオンセラー」その名の通り、出版業界では 100万部以上の売上げを達成した本のことを指します。著者や編集者であれば、一度は出してみたいと考える方が多いのではないでしょうか。 しかし、実際は年間に約 7万冊出る新刊の中で、数冊出る程度のが現状です。2012年度は、『聞く力』(阿川 佐和子 著・文藝春秋 刊)の 1冊だけでした。 そんな状況の中、創業してからの 20年間で 17作品をミリオンセラーを世に送り出した出版社があります。幻冬舎です。その幻冬舎はどのようにして、ミリオンセラーを出したのでしょうか。出版業界紙「新文化」 2013年 3月 7日号に、「幻冬舎 ミリオンの方程式」が紹介されています。興味深い内容なのでご紹介したいと思います。 幻冬舎 ミリオンの方程式 2時間の売行きで10日間の実売算出 渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』と東野圭吾『プラチナデータ』がほぼ同時にミリオンセ
※2009年 文化庁 調べ ※雑誌・マンガは除く 1ヶ月に 1冊も読まない人が 60歳以上で 55.5%になるが、現在は 60%近くになっているのではないだろうか。 65歳以上がリタイヤして読書の他に趣味が多様化した結果と見るし、紙の本の入手方法の選択肢が増え、新刊書店だけではないということである。 コンテンツが似ているならバーゲンブックと中古本・自宅に居ながら本が買えるネット書店・図書館なら無料で借りられる。読まない年齢 16歳~ 19歳で 47.2%との結果が出ているが、現在は 50%を超えている。スマートフォンの影響で 16歳~ 19歳も読書する時間が無いのであろう。スマートフォンで電子書籍は読まないと予想する。読むのはアダルト系のコミックだけ。 小・中学生は学校で朝の読書運動に参加し読書習慣は続いていると思うがその後、高校生になると続かないようだ。 2012年も出版点数は 3.3%
読者が望む “電子書籍の価格”とは 一番多かったのは、紙の本の定価の31%~50%以下の価格設定を望んでいる。次が、11%~30%以下の価格で、これは中古書籍と同じような価格を望んでいると考える。現状ではキンドルストアの電子書籍の価格は出版社の希望で紙の本の7割までしか安くならず、他の電子書籍と横並びである。 コンテンツホルダーの上から目線が、デジタル化を含めて消費者を納得させられるか、それともインターネットは基本的にタダであるとの主流的意見を覆すことが出来るのか興味がある。 電子書籍に対する不満 電子書籍や電子書籍サービスに対する不満の1位は、電子書籍の価格が割高に感じると言う別の5000人のアンケート結果が出ている。アマゾン・ジャパンは電子書籍配信に当たりホールセールモデルとエージェンシーモデルの二つの契約を用意し、出版社がどちらでも選択できるようにした。 しかし、価格設定権をアマゾン
出版ニュース社が発行する『出版事典』(1971年12月初版)によると、「装幀」が書かれ、「装釘」、「装丁」とも書くとあります。また、本来、この字は、装訂(装いさだめるの意)が正しいといわれ、また装幀の幀は字音タウで掛物を意味し、書物の場合には装釘、装丁が適当という説もあり、必ずしも一定でないようです。 これらどの字を使うかは、出版社や装幀家によって、こだわりがあることが多いです。その一人が雑誌『暮しの手帖』の創刊者として著名な花森安治さん。花森安治さんは、“そうてい”は、“装丁”と書くのは論外だと言っています。そのこだわりを書籍『花森安治の編集室』(唐沢 平吉 著、晶文社)から紹介したいと思います。 ------------------------------------------------------------------------------- 辞典をひけば、装釘には「釘」を含
文部科学省が2012年10月31日に公表した「社会教育調査」によれば、図書館における国民1人当たりでの貸出数は5.4冊と、初めて5冊を超えました。 貸出冊数だけでなく、貸出回数も増加傾向にあります。貸出冊数が増えた理由について文部科学省は「開館時間を延長したり、貸し出す本の冊数の上限を引き上げたりする図書館が増え、社会人の利用増につながった」と言っています。 しかし、どうせ読むなら可能な限りお金をかけずに済ませたいと考えるのも消費者の心理です。いうなれば、「読書離れ」や「活字離れ」ではなく、「新刊離れ」が起きているとも言えるのではないでしょうか。 図書館における国民1人当たりへの貸出冊数や貸出回数、図書館数の推移、図書館職員の推移、職員数に占める専任職員の割合など統計を文部科学省の「社会教育調査」よりご紹介いたします。 -----------------------------------
※文化庁資料2009年 雑誌やマンガを除く ※単位は、% 両親が読まないと子供も読まない 全体で『読まない』と回答した比率が46.1%で年代別で目立つのは10歳代と60歳代以上である。本当の本好きと考えられる『5冊以上読む』と回答している人の比率は60歳代であろうと10歳代であろうと年齢層でも大きな開きは無いことが読み取れる。 「朝の10分間読書」や『本の読み聞かせ』などで、読書の楽しさを知ってもらおうと全国の小・中・高校で取り組んでいるが、これらの読書運動はやらないよりはやった方が良いがアンケートでは両親が読まないと子供も読むことが長続きしないとの結果も出ている。 『子供は親の背中を見て育つ』と言うくらいで家庭の習慣が良く出てくると言われている。今後の急激な少子化と電子教科書が出版業界に与える影響は少なからず出てくる。読書人口はあらゆる手を使い減少させてはならないと考えるが、読んだ振りを
サンマーク出版の編集長、高橋朋宏さんによると、良い見出しをつけるには15個のコツがあるといいます。では、どんなコツなのでしょうか?早速、学んでみたいと思います。 ※『体温を上げると健康になる』(齋藤 真嗣 著)の章立てを事例に説明 【具体例】 1、断定する ・・・・・ 微熱で解熱剤を使うのは本末転倒 2、命令する ・・・・・ 「風邪かな?」と思ったら風呂に入りなさい 3、脅迫する ・・・・・ 体温が低いとガン細胞が元気になる 4、全否定する ・・・・ 電球をつけたまmで寝てはいけない 5、つぶやく ・・・・・ 早寝早起きが体にいいのはなぜだろう? 6、理由を問う ・・・・ なぜ50代を過ぎると病気になりやすくなるのか 7、質問する ・・・・・ あなたは交感神経優先型か、副交感神経優位型か 8、惹きつける ・・・・ 男性の「朝立ち」は、女性の生理と同じくらい重要 9、対比する ・・・・・ 低
作家や著者を影で支える編集者。編集者は助産師に例えられる職種でもあります。では、その編集者にはどのようなタイプの人がいるのでしょうか。作家、森村誠一さんが見る編集者の11タイプを書籍『作家とは何か(角川グループパブリッシング刊)』より学んでみたいと思います。 ----- 書籍『作家とは何か(森村 誠一 著)』 ---------------------------- ① 偏従者型 いまをときめく流行作家や巨匠の編集者に多い。作品を絶対にけなさない。とにかく担当作家をおだて上げ、出版社ではなく、その作家に仕えたかのように減私奉公して、売れる原稿を捥ぎ取っていく。 ② 芸者型 一型の変型であるが、特に酒場、カラオケ、ゴルフ、旅行と遊びのつき合いがよい。最近、このタイプの出版社の接待費が厳しくなって激減している。 ③ プロデューサー型 作品中心主義。内容が気に食わなければ、どんな巨匠・大家にもク
※出版業界の新聞 「新文化」 2012年4月12日号より作成 ※2010年10月~11年9月までの販売実績で算出。 ※特約店の対象店は、チェーン法人が、年間売上冊数1万冊以上。単店はチェーン特約に該当せず、年間売上冊数2500冊以上の単独書店。 ※対象商品はISBNのある書籍およびCD-ROM。 ※特約店の特典は、①報酬金、②新刊配本の事前注文、③月次売上げ実績、売行き良好書、重版予定、宣伝、書評の情報提供など。 ※「新文化」のサイトはコチラから ※「東洋経済新報社」のサイトはコチラから
有名な作家や第一線で活躍する著者たちに共通すること。それは本をたくさん読んでいること。では、具体的にどの程度の量の書籍を読むのでしょうか。作家や著者たちの蔵書量と読書量をいろいろな本からご紹介したいと思います。 有名な作家や第一線で活躍する著者たちの“保有冊数” ------ 井上 ひさしさん ------ 僕の蔵書は二十万冊あまりといわれています。確かに、一日三十冊くらいのペースで読んでいますので、そのくらいになるかもしれません。 ●書籍『ふかいことをおもしろく~創作の原点』より 井上 ひさし 著 PHP研究所 (2011年4月初版) ※amazonで詳細を見る ------ 立花 隆さん ------ 地価一階、地上三階のビルを仕事場にしていますが、十年ほど前に数えたときには、約三万五千冊でした。(中略)現在の正確な蔵書数はわかりませんが、十年で倍ぐらいになっているとして、七、八万冊で
※単位:百万円 ※ネット販売白書より アマゾン・ジャパン 一人勝ちの理由 リアル書店が不振の中、ネット書店だけが伸びております。アマゾン・ジャパンの書籍の売上が圧倒的で、他のネット書店の追随を許しておりません。伸びの原因は一昨年から続いている「送料無料」と言われていますが、「アフェリエイト」の効果も多くあると見ております。 兼業を含めてネット書店は全国に約70社(殆どがリアル書店)近くありますが、ここに掲載されているネット書店以外はそれなりの規模で頑張っているようです。 ネット書店における取次経由の売上占有率は28.9% 新刊ネット書店は、殆どが取次経由です。2010年の取次経由書籍の売上が8,213億円ですからネット書店の占有率がいかに多いかわかります。 ここに紹介しているネット書店で、中古書籍やコミックを除いた推定販売額だけをみても2379億円になります。実に売上占有率は28.9%です
※毎日新聞読者世論調査資料・出版物は雑誌も含む ※大都市圏は東京23区と政令指定都市・中都市圏は人口20万人以上 出版物の特徴と傾向 出版物は別資料の書籍だけを見ると、50歳代から年齢が上がるにつれて読む時間が減る傾向にある。若者世代は、雑誌の利用率が高いため高い数値が出ているが、雑誌を除くと低くなっている。 昨年の厚生労働省調査によると、『子どもの読書量は両親の読書量に正比例する』との結果が出ている。しかし、30代・40代の両親の読書時間が少ないことで、子どもたちの将来の読書時間量は少なくなることも推測されてくる。両親が読まないのに子供が読むわけが無いし、親の背中を見て子供の読書量は決まると考える。 新聞の特徴と傾向 新聞を閲覧する時間は、10代後半が最低の時間となった。また、年齢が上がるにつれて読む時間が増加している。10代・20代の年齢層の10年後には紙の新聞からネット情報へと変化す
新刊書店とネット書店を合計すると 59.5%となり、新刊本を選択する傾向は今も根強い。一方、古書店や新古書店・ネット新古書店を合計すると 21.7%となり、新刊書店の半分になる。同じ本であるならば、新しい本でなくても安いほうが良いといった理由で選ばれているようだ。読者の選択肢は今後も拡大すると考える。 新刊を購入した店は?
雑誌に表示されている“月数や号数”は、発売日より先の日付が表示されています。なぜ、先の日付が表示されているでしょうか。 例えば、月刊誌であれば7月に「9月号」が発売されていたり、週刊誌であれば7月1日にも関わらず、7/16発売号として売っていたりします。 書籍『雑誌出版ガイドブック(橋本 健午 著)』より、その理由を学んでみたいと思います。 ----- 書籍『雑誌出版ガイドブック(橋本 健午 著)』より ------------ 先付けされる〈月・号〉表示 雑誌は毎日発行される新聞とちがって、次号が出るまでの一定の期間店頭に陳列されるため、発行日と購入日の差で、〈鮮度〉の問題が出たり、遠隔地では、週刊誌などの発売日が首都圏と比べ2、3日遅れるなどの理由で、このようなルールができたのである。 現在では次のようなルールで表示が行なわれている。 1)週刊誌 発売日から15日先までの月日 2)旬
日本の出版物は、取次を経由した流通ルートが全体の物流のおよそ70%を占めるといわれています。それだけ取次を通すメリットが大きいということです。 そんな中、取次を通さず、書店と直接、取引している出版社もあります。どんな出版社があるのでしょうか。また、なぜ、取次を通さず直取引しているのか。取次を通すメリット、通さないメリットを考えてみたいと思います。 書店と直取引をしている出版社 ・ 岩波書店 ・ アスキー ・ ディスカヴァー・トゥエンティワン ・ ミシマ社 ・ トランスビュー ・ アスク出版 ・ 永岡書店 など。 トランスビューは法蔵館から独立した3人が2001年(平成13年)に設立。直取り引きを成功させたその方法論は「トランスビュー方式」と呼ばれています。近年は、他出版社の受注・発送業務の代行や、共同DMによる協業化も行っているようです。直取引の書店数は2200店ぐらい。 トランスビュー
本の開き方 新しい本を開く場合に、よくいきなり強く開く人があるがそれはダメです。開かない本でも、開く本でも、このような本の開き方をしますと、本の背貼りが完全にやられてしまう。かがり糸がゆるんで、折り丁がずり出てこわれてしまう。 そこで、最初に本を開く場合には、机の上かやわらかいものの上に静かにおき、まず双方の表紙をのど元まで開くようにする。 次に本文を前から十ページぐらいめくり、のど元まで開いてから指先で軽くおさえ、また、巻末の方から同じように十ページぐらいをめくって、のど元まで開いてから指先で軽くおさえるようにします。 このようなことを本の中央まで交互に二、三回ずつくり返しますと、本が開きやすくなります。 現在の本の中には、用紙の選択や背加工の工夫によって、開きやすいようにつくられているものもありますが、出版物全般からみますと、まだまだ開きの悪い本が大部分を占めています。 したがって、新
ここ数年、雑誌に広告掲載する広告主が減っています。以前はどのように推移していたのでしょうか。昭和22年(1947年)から、平成9年(1997年)までの雑誌広告費の推移を、書籍『雑誌の死に方』(浜崎 広 著)からご紹介したいと思います。
このページは、セミナー『読者をひきつけるタイトル、見出しのつけ方(サンマーク出版 編集長)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。 ・元々PHP研究所で営業を2年、計7年在籍した。雑誌の編集をやっていて「エバ」を創刊。 ・サンマーク出版のミリオンセラーは4つ。 春山 茂雄 著『脳内革命』 春山 茂雄 著『脳内革命 2』 リチャード・カールソン 著 『小さいことにくよくよするな!』 新谷 弘実 著『病気にならない生き方』 ・見出しは、全体の要約文ではない。いい見出しは「読者目線」 ・「読ませる原稿」のつくり方とは? ●分類するな。つまらなくなる。 ●網羅するな。焦点がぼける。 ●説明するな。話が途切れる。 ●完成させるな。余韻に浸れなくなる ●自慢するな。読みたくなくなる。 ・良い見出しをつけるコツ15箇条 ※『体温を上げると健康になる』(齋藤 真嗣 著
アマゾンはここ5年間で2倍の売上げ 1)アマゾンの書籍サイトの売上は1,275億円。2004年の書籍販売額が624億円であったので5年間で2倍の売上になる。アマゾンの商品調達スピードは他のネット書店の比ではなく読者の注文から手元に届くスピードは群を抜いている。但しアマゾンといえども調達日数が掛かる出版物もあることは認識した方が良い。 2)ネット書店の顧客は首都圏4県に集中している。次が大阪・神戸・京都を中心とした関西圏である。地方圏で出版物が売れなくなったのはネット書店の影響が大との発言もあるが全くのウソで、自助努力が足りずに他人に責任を押し付けているだけである。 3)ネット書店はその商品の大半を取次から仕入れている。取次経由の書籍の売上が8,492億円であるので如何にネット書店が読者に支持されているか理解できる。 中小出版社はネット書店抜きには語れない 4)中小専門出版社の売上の2割~3
日経MJ「雑誌・書籍に関する調査」があります。月平均の書籍・雑誌購入費についての調査があります。 月平均の書籍・雑誌購入費は約2,299円。 年代別で見ると、 1位、30代 約2,628円 2位、20代 約2,452円 40代より上は年齢を経るごとに支出額が減る。50代は約2,005円、60代では1,937円。 1年間に購入して読んだ書籍・雑誌の冊数を聞いたところ、10冊以上50冊未満が最多の49.8%。1カ月に4~8冊読んでいる計算だ。 次いで1冊以上10冊未満が多く24.6%。書籍・雑誌の主な購入場所として「自宅近所の商店街にある書店」(314件、複数回答可)が最も多く、微差で「郊外型の商業施設などの書店」(313件)が続いた。 「インターネットによる通信販売」は276件で、書籍の購入方法としてはすでに定着しているようだ。過去1年間で利用が最も増えた購入場所は「インターネットによる通信
本屋における陳列方法には5つあります。 1、平積み 表紙を上にして陳列する方法です。ベストセラーや新刊など、よく売れる商品が中心。 2、面陳列 表紙を見せて陳列することです。書店員のオススメ商品が多いです。平積みとの違いは、下のほうに置く陳列法と異なり、人の目線の高さの近くに置かれることが多くなります。一方、平積みと異なり、多数の部数を置くことはほとんどないのが特徴です。 3、棚差し(背差し) 背表紙を見せて陳列する方法です。背差しとも言います。その本屋の定番商品が中心です。 4、複数箇所陳列 一つの本を色々なコーナーで陳列する方法です。その本屋でイチ押しとなる本が中心です。 5、多面陳列 一つの本の複数面を見せて展示する陳列です。仕掛け販売といわれ圧倒的に目立たせたい本が中心です。この多面陳列は、芸術作品のようにきれいな陳列方法です。 また、この他には、人の目線の高さにある棚を「ゴールデ
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