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これまでにも悲しいことに何度もそんな場面に遭遇してきたが、「先取り学習」に潜む危険をしみじみと感じることが先日もまたあった。 その子は幼稚園の頃からすごく賢い子だったようで(と言っても、とても子どもらしいやんちゃなところのある子でもあるのだけれど)、お母さんが教えたわけでもないのにパソコンの使い方を覚え、自分で子供向けの算数のサイトなどを見つけ、どんどん問題をクリアして行ったりしていたそうだ。 その子には上にお姉ちゃんがいて、お姉ちゃんがやることを傍で見て理解してしまったりということもあったようで、ここでレッスンを始めたとき、何も教えないのに2桁同士の足し算や引き算は計算できるようになってしまっていたし、たしか筆算の仕方も覚えていた。 まだ1年生なのだが、先日掛け算のレッスンに入ったところ、九九はどうやら全て覚えてしまっているようだった。 覚えてしまっているものを忘れろとは言えないし、仮に
この頃時々考えるのだが、以前、ワンガリ・マータイ女史が世界に「もったいない」という言葉を広める運動をされているというニュースを読んだが、日本には昔から、こんな素晴らしい言葉があるにも関わらず、年々私たち自身がその言葉を忘れてしまいつつあるのではないかと思うのだ。 これは全くの私の勝手な考えなので、全く違うかもしれないが、今、子どもの親になっている世代の多くが若い頃かもしくは子どもの頃にバブルの時期を過ごした人達なのだろう。(私は学生時代にバブルだったらしいのだが、どうも全くその恩恵(?)を受けた記憶がない。) バブルの頃は、ひとつのものを大事にするというよりは、ほしいものはすぐ手に入り、飽きればまた新しいものを・・・そんなことも当たり前だった時代だったのかもしれない。 その後、世の中が不況だと言われるようになり、その影響もあってか100円ショップが台頭するようになった。私もかなりお世話にな
あるブログを読んだ。 私は個人批判とかをするのは好きじゃないし、人それぞれ価値観が違うのは当然だと思うし、何もかも自分が正しいとも思っていない。 だから、そのブログがどなたのどの記事なのかは紹介するつもりはないが、ものすごく怖かった。ものすごく違和感を感じた。 少なからず影響力のありそうな(少なくとも私の数十倍か数百倍は)方のブログで、既にその記事に共感している方もおられたから、もしかしたら世の中の人で、共感する人と違和感を感じる人に分けたら、私のように違和感や脅威を感じる方が少数派なのかもしれない。 そう思いながらも、怖くて悲しくて、ちょっと泣きそうな気分になった。 「勉強」ってなんだろう? 特に、子どものうちにすべき「勉強」っていうのはなんだろう? 私たち大人は、「勉強」と聞けば、算数や国語などのプリントやドリルをすることをイメージしてしまいがちだ。 歴史漫画を読んでいる子を咎めはしな
以前にも書いたかもしれないが、私は独立するもっと前の数年間、夜な夜なチャットをしていた時期がある。 まあ、「チャット」といえば、いかがわしいイメージを抱かれる方もおられるだろうし、実際、そういうチャットも多く存在したように思う。(いや、ある意味そういう方が数としては多かったのかもしれないが。) 私がチャットをするようになったきっかけは、「機械オンチ」によるものだった。 もともと、未だに機械には暗いし、パソコンもよくわからないままに使っているのだが、そもそもパソコンを買おうと決めた最大の理由は、その頃かなり熱心にやっていた趣味の作品をホームページで紹介したいと思ったからだった。 会社を辞めて時間が有り余っている頃だったので、わからないなりに夜な夜な作業をするのだけど、わからないものがやっているので何かとトラブルが起きる。しかし、そういうことをしているときは大抵が深夜で、サポートセンターにも友
恥ずかしながら、普段新聞を殆ど読まない。届いた新聞の1面をチラッと見るぐらいで、最近はテレビも殆ど見なくなったため、テレビ欄すら殆ど見ることがなくなってしまった。 まあ、たまに気になるニュースが出ていると、ちょこっとだけ読むことはあるけれど、チラシと惰性で取っているようなものかもしれない。 しかし、今日の新聞の1面には秋田の事件のことと村上ファンドのことが大きく書かれていたのだが、そのすぐ下の記事に私は最も衝撃を受けた。 以下をまず読んでみてほしい。この記事の書き出しの部分だ。 学生たちが教室で鉛筆を走らせている。配られた紙に、ひらがなが羅列されている。 <ながねんにわたってはぶらしをまよこにうごかすはみがきをつづけているとしにくにちかいぶぶんがくさびじょうにすりへって……> 課題は、句読点を補って「漢字かな交じり文」に直すこと。辞書の使用は許されている。机の上には国語辞典のほか、辞書機能
以前、中3の子が入試も近づいた3学期のある日「本末転倒」の意味を知らないことがわかった。因みにその子は平均より十分によい成績を取っていた子で、普段のテストでもどの教科もまずまずの得点を取っていたのだ。 賢い子なだけに知らないと言われたときの衝撃は大きかったけれど、実はこの仕事を始めてからこれまで、幾度となくそんな衝撃を受けている。 遡れば、もう10年近く前になるが、その頃一緒に勉強していた中3の男の子達としゃべっていたとき、そこにいた子みんなが「達筆」という言葉を知らなかった。 塾に勤めていた頃には、小学6年の男の子が「鉢植え」がなんだかわからないと言ったのにも驚いた。 あまりにそういうことが多すぎて、殆どを忘れてしまっているけれど、これだけ言葉を知らなければ、中学校や高校の現代文なんて、読んでいてもちんぷんかんぷんなのでは?と思うことがしばしばある。 そうは言っても私自身、難しい本が苦手
先日、中学のときに通ってくれていた子が試験前で、高校数学を見てもらいたいという話になりました。 しかし、悲しいかな、私が高校生の数学を見たことがあるのは遥か遠い学生時代のこと。さすがにもう何もかも忘れてしまっています。 以前時間があったときに、もう一度解き直したらどこまで理解できるかやってみようと、まずは数Ⅰのチャートを買って途中までは解いたものの、結局なんだかんだと忙しくなりそのままになってしまいました。 ただ、基本的に高校生はお受けしていないので、そのときだけお知り合いのお子さんで理系の大学生の子に見てもらうようお願いしました。 私は別の子達とレッスンをしていたので、彼が説明しているのが耳には入っていたのですが、指導の仕方には何の問題も感じませんでしたし、丁寧にゆっくりと進めてくれていて、指導経験がまだ殆どないにしては上出来だなと思っていたのです。 ですが、レッスンが終わった後、彼が言
先日、久しぶりに大先生のところにお邪魔して、色々有益なお話を伺いました。 その帰り道、大先生の教室で子ども達を指導されている、ベテランだけどとってもキュートなK先生と途中までご一緒させて頂きました。 そのとき、ちょっと気になっていたことを先生にお話しました。 というのは子どもの習い事について。 その教室では特にK式に関しては絶対やらせるな、やっている(もしくは辞めない)子どもは受け入れるなと大先生が一貫して言っておられるのですが、その他の習い事に関しても、きっと色々しているお子さんが多いのではと思ったので、参考にさせて頂きたくてご意見を伺いました。 週のうち大半を習い事で埋められている子どもも最近では珍しくなくなっています。 特に幼児・小学校低学年のうちは、スイミング、英語、お絵かきなどから、体操、ピアノ、バレエ、サッカー、バスケ。。。。。。その上、塾、幼児教室などに通っているというお子さ
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