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大そうじへの備え
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Wassily Kandinsky(1866-1944) ワシリー・カンディンスキー(彼はロシア人ですので、ヴァシーリー・カンジンスキーと表記するのが自然ですが、ここでは慣用に従います)は、現代抽象絵画の創設者として、絵画史上特筆される存在です。その影響は測り知れないものがあり、今日に至るまで、抽象絵画を目指す画家たちのインスピレーションの源泉となってきました。 セザンヌ以後、ヨーロッパの絵画はさまざまな革新的潮流を生み出しました。19世紀末から20世紀初頭にかけ、後期印象派、表現主義、フォーヴィズムといった運動が次々と起こり、従来の伝統を越えた個性的な絵画が現れるようになります。それらの運動は、目前の対象をそのままに表現するのではなく、画家の内面を通して再構成した上で、それを自由に表現するという態度をとってきました。しかし、カンディンスキーに至って、およそ見えるものの形にとらわれない、純
水彩画は、あのレオナルド・ダ・ヴィンチがイタリア製の水彩紙を用いて描いていたと、イタリアの水彩紙メーカー老舗のファブリアーノが社史の中で強調しているところから、すでにルネサンス期のイタリアで、盛んだったようだ。しかし、ダ・ヴィンチを含めて、デッサンに毛の生えたような扱いで、独立した美術とは受け取られていなかった。だが、水彩画の歴史が、すくなくともルネサンス期に遡ることは重要な事実だ。 水彩画の美術的価値を高めたのは、16世紀の初めにドイツで活躍したアルブレヒト・デューラーである。デューラーも、公開を前提に水彩画を描いたわけではないが、水彩画でしか描けないような、独特の美を追求した。デューラーは、美術作品としての水彩画の地位を確立した画家といってよい。 水彩画を、公開を目的として描いたのは、ウィリアム・ブレイクである。ブレイクの本業は詩人だが、自分の詩集の挿絵として水彩画を描いた。そのブレイ
壺齋散人の水彩画サイト「WATERCOLORー水彩画:画材・技法・アーチスト」にようこそ。散人が自ら体験・検証した水彩画の画材、水彩技法その他のテクニックについてわかりやすく解説しました。画材については顔料を、技法については混色を中心にして解説します。また、水彩画の歴史を飾る巨匠たちの作品を鑑賞することで、水彩画の上達に資したいと思います。併せて散人の水彩画作品を展示しました。どうぞ気軽な気持ちで御覧ください。 水彩画は、油彩画と違って、場所も金もあまり気にせずに楽しめます。それでいて、なかなか奥深い趣があります。水彩画というと、とかく軽く見られますが、偉大な水彩画家の作品を鑑賞すると、油彩画や日本画に劣らない、独特の美を認めることができます。あなたも、水彩画を是非楽しんでください。
水彩絵の具の混色のテクニックについて紹介します 水彩画マニアの人には、パレットに沢山の色を用意しているほか、手許にもその他の色を準備して、必要な色をそのまま画面に塗っている人をよく見かけます。しかし、それはあまり褒められるものではありません。必要最小限の色を混ぜ合わせる(混色する)ことで、思い通りの色を生み出すほうがスマートなやり方です。実際、プロのパレットは、意外と少ない色で構成されているのです。 理論上は、赤、黄、青の三原色を混ぜ合わせることで、どんな色でも作ることができます。三原色のすべてを混ぜると黒やグレーになり、その他の色も三原色のどれかを組み合わせることで作ることができます。白だけは、水彩紙の地をそのまま生かします。つまり、何も色を塗らないことで、白を表現するわけです。 とはいっても、実践上は三原色だけでこと足りるというわけにもいきません。色には温度というべきものがあって、同じ
顔料の性質 顔料は色のもとともいうべき成分で、人類は太古から自然の中からさまざまな物質を顔料として取り出し、絵の具を作ってきました。 まず、染料との違いについていうと、染料は粒子が細かく水に完全に溶け、布や紙を染めてしまう性質があるのに対して、顔料は粒子が相対的に粗く、水に溶けることがないので、紙を染めるまでには到らないという性質があります。 このため、顔料を成分とする水彩絵の具は、紙を染めるのではなく、紙の上に付着しているような状態で定着します。このことから、いったん塗った絵の具を後からふき取るようなこともできるわけです。 また、コバルトブルーのように粒子の粗い顔料をつかった絵の具は、粒状化現象といって、乾いた時の色合いがざらざらとして、砂をちりばめような印象を与えることがあります。 顔料の種類 顔料の種類は、自然の中に存在する自然物か、人間の手によって作られた合成物か あるいは、無機物
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