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『Shall we ダンス?』の周防正行監督の最新作。痴漢冤罪を通して日本裁判の実態を描く社会派映画。冤罪で捕まったあるフリーター青年の戦いの日々を描く。 女の子に酷いことをするような男の人は、どんどん取り締まってしまえばいいってずっと思っていて、この考え自体は今も変わっていないのですけれど……警察ってよくニュースでやっているみたいにやっぱりものすごく問題の多い所だったんですね。ついさっきもテレビで冤罪事件の報道を見ました。本当に痴漢するひとをなくすためにも、日本の警察や裁判を変えていかないといけないなってすごく思いました。明日からもっとちゃんと新聞を読んで、こういうことについてしっかりと考えたいと思います。映画がはじまってから終わるまで、あっという間で一度もほかの事を考えなかったんですけど、見た後は暗い気持ちになりました。 ★★★★★ ★★★ (8点) 「男は全員、痴漢をする動機がある」
原作は角川スニーカー文庫の人気ライトノベル。京都アニメーションの高い作画力などで、2006年春期のTVアニメで断トツの話題作となったアニメ版「ハルヒ」を取り上げます。 第1話がなんかいきなり番外編からはじまってびっくりしましたけど、これって原作のお話がバラバラの順番で放映されたんですね。少し戸惑っちゃいましたけど、こんな楽しいアニメは久しぶりでした。文化祭での映画作りとライブ。夏休みの合宿。日曜日の草野球大会……。やっぱり青春っていいですよね! でも私、あんまり高校の頃は友達いなかったから、こういうのってちょっと羨ましいです。だからきっと、いい歳をしてアニメが大好きなんですね、楽しいからいいけど。個人的にはハルヒがなんだかんだで「キョンさえいてくれれば」って思っているところがいじらしくて好きです。 ★★★★★ ★★★★★ (10点) 「日常にすがるくせに非日常を求める(逆もあり)」という心
『下妻物語』の中島哲也監督待望の最新作がついに登場! 山田宗樹の同名原作をミュージカル風にアレンジ。「耐える昭和の女」の転落劇をコミカルに描く話題の映画を取り上げます。 こんなに悲しいお話なのに、観終わったあとになぜか心が洗われるような気分になっていました。帰り道では思わず映画の中のミュージカルの歌を口ずさんじゃいました! こってりとした味わいの映画なのに後味がさわやかなのがすごいです。この後に引かない口当たりのよさって、絶妙ですよね。監督とケンカしながらがんばった中谷美紀さんの好演に拍手ですね。本当に不思議な映画でした。それにしても『下妻物語』のときはほとんど映画館に人がいなかったのに、『松子』はCMもいっぱい流れるし、『ニュース23』では監督と筑紫さんが対談しちゃうし、扱いがすごいですねー。 (9点)★★★★★ ★★★★ 前作『下妻物語』で古くさい熱血友情モノの味をカラフルなCGで現代
講談社の「オタク雑誌」がついに始動! 『電波男』の本田透を擁したその雑誌の名は「メカと美少女」……略して「メカビ」! 「男はみんなオタクである」という挑発的なコピーで登場した創刊号を、徹底レビューします。 私、本田透さんって、可哀相な人だと思うんです。本当は三次元の恋人が欲しいし、自分が言っていることがおかしいって心の底では気付いていると思うんです。なのになんか恥ずかしくなって今更「彼女が欲しい」って言えなくなっているような気がします。この雑誌を読んで、本当は「メカと美少女」以外のものが欲しい人たちが素直になれないで作ったんだなあ、と思いました。ごめんなさい。個人的には『ディスコミュニケーション』の植芝先生や『R.O.D』の倉田先生のインタビューがすごく面白かったです。なんだか嫌な感じのする雑誌だけど2号が出たらまた読んじゃうと思います。 (7点) ★★★★★ ★★ アカデミック系の記事が
(『多重人格探偵サイコ』を真に受けたような)連続殺人を続けるヒロインと、無気力で厭世的な(のがカッコイイと思っている)ボーイフレンド基樹。ふたりの無駄に気取った倦怠期に不死身の体を持つ少女・美和が現れて……。「えんため大賞」受賞作家、扇智史が思い入れたっぷりに語る話題作『永遠のフローズンチョコレート』を徹底レビューします! 「あたしたちが何を望んでも――世界は世界の都合でしか動かない」……うまく言えないけれど、私たちの90年代ってずっとこんな感じの気分でした。とにかく世の中が絶望的に思えて、でもそれが巧く表現できなくて、苦笑するしかなかったんです。あれから10年、なんだか今の世の中は雑閥としているというか、割り切りすぎている感じがしますよね。でも、本当に人の痛みがわかるのは、この小説に共感できる特別に繊細な人なんだと思います。あの頃に青春を送った人にだけわかる、私たちの世代の宝物みたいな作
類稀なる「芸」を駆使して無銭飲食を行う“立喰師”たち。彼らは、日本の歴史の推移と共に、その様式を変化させていった……。あの押井守監督の最新作『立喰師列伝』がついに公開。『アヴァロン』で見せた撮影した俳優の画像を素材にデジタルアニメーションの要領で映画をつくる手法で、歴代の“立喰師”たちを紹介しながら戦後史をパロディ化する異色作を、拡大枠でレビューします! 私は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』から押井さんの大ファンなんですけど、最近の押井さんの映画は、難しい台詞ばかりすごく多くて、正直、見ていて困ってしまいます。こういう映画の面白さがわからないのは、私の理解力が足りないのかもしれませんけど、もう少し普通に映画を見たい人にサービスをしてくれてもいいのになあ、って思いました。あ、でも大好きな佐藤友哉さんや滝本竜彦さんが出ていたのはわかりました。見つけたときは「やった!」とか思っちゃ
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