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はじめに本記事は、2024年10月22-23日に開催された SOSS・Fusion/24 で、Eddie Zeneski 氏(Defense Unicorns スタッフエンジニア)が発表した「The Current State of SBOMs for End Users」(YouTube動画)をもとに、技術者向けに深掘りした内容です。 この講演者はSBOMの専門家(理想論者)ではなく開発者の立場から、現在のSBOMを取り巻く現実世界の課題や現時点の解決策を発表しています。 「自分はSBOMの専門家というより、実際のツールが足りずに困ってメンテナとして関わるようになった開発者です。フォーマット論争を延々と続けるより、現場で役に立つ自動化ツールの整備と、一般開発者にも扱いやすいSBOMの実現が最優先です。」 – エディ・ゼネスキ (Eddie Zeneski) 本記事では、ソフトウェアエンジ
2024年7月12日に開催された「製造業における脆弱性管理の課題と対応方法@大阪」セミナーの「SSVC Supplier Treeの概要と自動化」セッションのスライドです。 米国CISAが推奨する脆弱性管理の優先順位付け手法であるSSVC(Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization)の概要を説明し、PSIRT用の決定木であるSupplier Treeを紹介します。SSVCは脆弱性をリスクベースで優先度付けするフレームワークですが、そのまま組織に適用すると人的工数と専門知識が必要です。講演者はSSVCの導入には自動化が肝要であると考え、自動化の方法を模索しています。本セッションでは、SSVC Supplier Treeを用いて製造業のPSIRTの脆弱性トリアージを自動化する方法を探求します。具体的には、Supplier Treeの各De
CVE_PrioritizerとSploitScanで考える、KEV Catalog/EPSS/CVSS/SSVC 概要EPSSやKEV Catalogを有用に使うプロジェクトが最近出てきました。 これらについて内容を確認し、どのように使えるか、同様なSSVCとどう違うかを見ていきます。 CVE_Prioritizer https://github.com/TURROKS/CVE_Prioritizer SploitScan https://github.com/xaitax/SploitScan Exective Summary EPSS, KEVのデータ特性を考える必要がある EPSSは機会のみ、KEVは機会と脆弱性を示す 当該プロジェクトは使いやすく、CVSSのみで判断している組織は、CVE_Prioritizerをまずは使ってみるのが良いかもしれない 当該プロジェクトは システム固
皆様こんにちは。ウィスキーとサウナと四谷たけださんの牡蠣バター焼きをこよなく愛するVulsの神戸です。 突然ですが君たちの脆弱性調査は間違っている(かも)普段こんな手順で脆弱性調査をしていませんか。 JVNやNVD, JPCERT/CCなどで脆弱性情報を収集している 危険な脆弱性が公開されたら社内に周知して運用者に影響調査を指示する 運用者はrpmやdpkgコマンドで該当ソフトウェアのバージョンを調べる NVD記載のバージョンと、コマンドで取得したバージョンを比較して判断する もしこの方法でやっているという方はバージョン比較の判断方法を間違えており、過去に調査済みの脆弱性がシステムに残存している可能性が高いので、ぜひ本記事をお読みください。 本記事では正しい調査方法と、Vuls内部で実現している検知処理について紹介します。 君はバックポートを知っているかバグのないソフトウェアは存在しません
運用負荷を最小化する 脆弱性管理サービス FutureVulsは、脆弱性管理に関する一連のプロセスを自動化し、運用負荷を大幅に軽減するクラウドサービスです。自社で開発し、世界中で利用されている脆弱性スキャナ「Vuls」をはじめ、さまざまなスキャンツールと連携して脆弱性を特定します。脆弱性の可視化だけでなく、優先順位付けやチケット管理、対応方法の提示まで自動で行います。専門家がいなくても、セキュリティ対策を強化・効率化することができます。 FutureVulsでできることFEATURE 資産管理 システムの構成要素を幅広くカバーするさまざまなツールを用いて資産の構成情報を自動で特定します。 脆弱性検知 関連のある脆弱性だけを誤検知なく可視化します。パッチが提供されないゼロデイ脆弱性も検知可能です。 チケット管理 検知した脆弱性ごとにチケットを自動起票。脆弱性の対応状況を追跡・管理できます。
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