今回はこのUnicodeという文字集合を、もう少し詳しく見ていきましょう。 まずはたとえ話をします。 ある小学校を考えます。この小学校には1~6まで6つの「学年」があり、1つの学年には1~3までの3つの「クラス」があり、1つのクラスには1~5までの5つの「班」があるとします。 1つの班に所属する生徒は6人で、班の中では1~6まで6つの「班員番号」が割り当てられているすると、この小学校には6(班員番号)×5(班)×3(クラス)×6(学年)=540人の生徒がいることになります。 生徒は学年・クラス・班・班員番号を指定すれば一意に識別できます。学年・クラス・班・班員番号という4つの要素で540人を分類しているともいえます。 この例と同じように、Unicodeで定義されている世界中の文字は群・面・区・点という4つの要素で分類されます。 UCS-4という規格では128の群、256の面、256の区、2