【未来は懐かしい】 Vol.57 驚きの発掘リリースによって明らかになった、稀代のファンク〜ソウル・バンドによる1974年来日コンサート音源 1970年代半ばのソウル・ミュージック・シーンでは、演奏と歌唱、ソングライティングの全てを自己完結して表現する諸アクトが「セルフ・コンテインド・グループ」と分類され、大きな注目を集めるようになった。代表的なグループとしては、アース・ウィンド&ファイアー、クール&ギャング、オハイオ・プレイヤーズ、コモドアーズらの名を挙げられるが、彼らの最も革新的だった点は、それまでに支配的だった「歌手+バックバンド」という形、あるいは「専業作家+シンガー(およびヴォーカル・グループ)」という図式を超え、作曲から演奏・歌唱まで、グループ自らが主導して創作活動を行ったということにある。現在では、「アーティスト自身による自己完結的な創造」など、あまりに当たり前のことに感じら