[2016年12月31日最終更新] 今期の竜王戦挑戦者に決定していた三浦弘行九段が、対局中にスマホを使って将棋ソフトを利用していたという疑惑がかけられ、濡れ衣との主張にかかわらず、年末までの出場停止の処分を受け、挑戦者は丸山忠久九段に変更された。その後、三浦九段からの反論文書の発表もあり、テレビ、新聞、週刊誌などで大きく報道された。これまで性善説でルール化を先送りしていたこと、調査も不十分で証拠もない状態での急な処分や、今回の事態を渡辺明竜王自身が主導したことなど、組織としてのあり方、プロセスにも問題が指摘されている。 これだけ報道されているのに、日本将棋連盟のページには挑戦者変更だけで、以降、将棋ファンに向けた説明が一切ないのも印象を悪くしている。冤罪の可能性もでてきた状態で、何の公式発表もせず、特定の週刊誌に情報をリークして印象操作を繰り返すなど、将棋ファンをないがしろにした対応は将棋