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★この3月でZIP-FMを「卒業」するジェイムス・ヘイブンス氏 ★ライブにて新しいFMラジオ局の開局を目指すと宣言 ★周波数は空白となっている79.5MHzで局名は仮称「Heart FM」 移籍ではなく新局創設を宣言 2022年春、名古屋のFMラジオ局ZIP-FMが「若返りを目指す」として多くのナビゲーターを「卒業」させることが明るみに出ました。なかでも、開局時からずっと在籍している唯一の存在であるジェイムス・ヘイブンス氏は契約満了についていち早く公言し、その去就について注目を集めていたなかで、新たにFMラジオ局を創設する構想を発表しました。 「放送記念日」である3月22日にボトムラインで開催されたジェイムス・ヘイブンス氏のライブ「NO RADIO,NO LIFE」において、新しいFMラジオ局を79.5MHzで「Heart FM(ハートエフエム)」として開局すると宣言。クラウドファンディン
★InterFM897がJFN入りへ 事実上のTokyofm第2放送に ★InterFM897のこれまでの系列や提携関係は崩壊するのでは? ★県域放送だったTokyofmが広域放送を手に入れる これまで、木下工務店の傘下にあった外国語ラジオ放送局「株式会社InterFM897」が、Tokyofmが主要株主である番組制作会社「株式会社ジャパンエフエムネットワーク(JFNC)」に売却され、Tokyofmがキー局である「JFN」系列に入ることが明らかになりました。 これまでもInterFM897は、ニフコから、テレビ東京、そして木下工務店へと何度か売却されており、親会社が変わること自体に驚きはないのですが、今回は事実上、Tokyofmによる買収であり、まったくの同業者の手に渡ることは衝撃的です。 Tokyofmは全国に38の系列局を持つ全国FM放送協議会(JFN)のキー局であり、一方のInter
★日本初・東京のラジオ局の名古屋支局として誕生した ★独自番組を徐々に増やし 古き良きラジオと新しいラジオの融合 ★うまく行っているように見えたが…6年半で閉局 名古屋市を中心に、79.5MHzでFMラジオ放送を行ってきた、「Radio NEO(レディオ・ネオ)」が、2020(R2)年6月30日正午をもって放送を終了し、閉局することとなりました。小規模な地域エリアのコミュニティFM放送局を除いて、地上波放送局の閉局は国内では2例目となります。 閉局したラジオ局を復活させたわけではないけれど しかも、その閉局1例目も名古屋でした。2010(H22)年9月30日。それまで10年半にわたって存在していたRADIO-i(レディオ・アイ/愛知国際放送)が放送を終了。名古屋から79.5MHzのFM局が消滅しました。そうです。その後を受けて開局したのが、今回、放送を終了するRadio NEO(以下NEO
★名古屋の台湾ラーメンは台湾では名古屋ラーメン ★名古屋には存在しない台湾の「名古屋カレー」とは ★台湾と名古屋の不思議な関係は相互関係に いわゆる「名古屋めし」のひとつで、醤油ベースのラーメンに、唐辛子とともに炒めた豚挽き肉、ニラ、モヤシなどをのせた辛いことでおなじみの「台湾ラーメン」。 台湾ラーメンと名古屋カレー かつては、台湾から名古屋に持ち込まれたラーメンと誤解されることもありましたが、名古屋で台湾料理店を営む台湾出身の店主が生み出した、名古屋オリジナルの料理であることが、今では広く知られるようになりました。 そんな「台湾ラーメン」が台湾に逆輸入され、「名古屋ラーメン」という名で提供されていることは知っていましたが、それとは別に「名古屋カレー」なるものがあると知り、台湾へと飛びました。 名古屋には「台湾ラーメン」のほかにも「台湾ナポリタン」「台湾まぜそば」「台湾おろしきしめん」そし
▲ドルがばら撒かれた名古屋テレビ塔。クリスマス直前…。 2003(H15)年12月23日の夕方、18時45分のNHKニュースを見ていますと、トップでこんなニュースが飛び込んできました。 -何者かが、大量の紙幣を名古屋テレビ塔からばら撒いています。 NHKのお天気カメラに写しだされたのは、名古屋テレビ塔の展望台からアタッシュケースに入った大量の紙幣を撒く青年。そしてNHKを慌てて飛び出したカメラマンの前には、「お金が、お金が降ってきた!」とお札を握りしめて狂喜する若い女性。 クリスマスイブ前日のお金ばら撒き 一体何が起こったのでしょうか、私は当初愉快犯の仕業だと思っていたのですが、取材に対する青年のコメントを聞いてそうではない何かがあると感じました。この青年はテレビ塔の職員に対し「今月初めに株で大もうけした。クリスマスだし皆さんに還元したかった」。警察での事情聴取に対しては、「株で数千万円も
新しく生まれるものがあれば、消えていくものがある。それがこの世の中の常ではありますが、今、名古屋近郊には「新」という名を付けたまま間もなくその姿を消そうとしているものがあります。それはピーチライナーという愛称を持つ、「新交通システム桃花台線」です。 ピーチライナーが運行を開始したのが1991(H3)年の3月25日。ピーチライナーはわずか15年の歴史に間もなくピリオドを打とうとしています。なぜ名古屋近郊のベッドタウンを走る「新交通」が廃止という末路を迎えることになってしまったのか。車窓の風景を見ながら考えてみます。 桃花台ニュータウン都市計画はどのようなものだったのか 小牧市に「桃花台ニュータウン都市計画」が決定したのが1971(S46)年。近くには多摩や千里と並ぶ、名古屋地方では先駆け的な存在である高蔵寺ニュータウンがあり、それに続く格好となりました。計画人口は54,000人。 JR中央本
「名古屋のとなり発!読み物サイト」として1996年より運営しているサイトです。あらゆる角度から名古屋を楽しむことを目的として、文化や風習、街並み、食べ物、地域経済、イベントなどを、天の邪鬼な視点で紹介する、名古屋圏にこだわったサイトです。また、名古屋を起点に、興味深いスポットについては、国内外問わず、レポートしています。
ヤマナカからフランテへ転換した四軒家店 フランテといえば名古屋のハイソの代名詞 ヤマナカの業態によってその街に住む主婦がわかる? 1977(S52)年にオープンした、名古屋市守山区のスーパーヤマナカ四軒家店。店舗側面が全面ガラス張りで、屋上駐車場へはスロープで上がるというスタイルは、昭和の頃はモダンに感じたもので、私の思い出の地のひとつでしたが、今では古さを感じるものとなっていました。 そのヤマナカが一昨年の5月に閉店。その半年後「フランテ」としてリニューアルオープンしました。フランテといえばもう、それはその名を名古屋に轟かす高級スーパー。ですが、運営はそれまでと同じくヤマナカです。 しかし、訪れてみるとフランテはやはりフランテ。再び訪れる敷居の高さを感じずにはいられませんでした。地域の住民層できっちり業態を変えるヤマナカとは、どんなスーパーなのでしょうか。ヤマナカの態度で街の雰囲気がわか
名古屋の人々は閉鎖的で他の地方の人をなかなか受け入れない。と言われることがよくあります。しかしそれは「名古屋対その他」という単純な構図ではなく、幾重にも地域による微妙な温度差が重なったものとなっています。今回は、周辺都市に対する名古屋の確執、愛知県の確執を見ていきます。 名古屋市民にとって、当然この地方の中心は名古屋市であり、名古屋市外の周辺都市については寄生虫かのように考えている節があります。それを如実に表しているのが名古屋市にあるマスコミです。 複雑な名古屋の排他性 最近ではさすがに周辺都市に配慮してかこの傾向はあまり見られなくなってきたのですが、かつて名古屋のテレビ局のローカルニュースでは、「市」といえば無条件に名古屋市を、「市長」と言えば名古屋市長を指していました。 例えばある日、名古屋市内の各地で防災訓練が一斉に行われたとします。それが名古屋市単独のもので他の街では開かれなかった
つけてみそかけてみそ vs 献立いろいろみそ パッケージが遠慮してる?献立いろいろみそ炒飯 味噌の黒い粒が混入していても問題ないというかそういう商品だから 名古屋といえば味噌。なんでもかんでも味噌をつける…というイメージを端的に表しているのが「どの家庭にもチューブ入り味噌が常備されている」です。 そんなチューブ入り味噌市場には、かなり前から2社が参入していて、これまでは両社が互いに意識することは無かったのですが、今、静かに覇権争いが勃発。特にイチビキが広告で、そしてコラボで攻勢を仕掛けています。 そのコラボなのですが、味噌の炒飯はまだわかります。味噌のアイスってどういうことだ…。 「つけてみそかけてみそ」VS「献立いろいろみそ」 他の地方には微塵も無い一方で、名古屋においては大きな旨みがある「チューブ入り味噌市場」。参入している味噌大手2社は次のとおり。 ・つけてみそかけてみそ(ナカモ)
機動性高く・報道部のすぐ横にスタジオとサブが隣接 美術が細かい!奥行き感はこうやって出しているのね 「伝えたい」思いあふれる地元目線のニュース 9月6日に東海テレビ「みんなのニュースOne」で放送された「行ってみたらこうだった “名古屋走り”ホントにある?」で、名古屋走りがなぜ生まれるのかについてコメントをさせていただきました。 東海テレビにお邪魔してお話をさせていただいたのですが、やはり昔からテレビ好きな私としては、「ニューススタジオを見てみたい…な」という思いが隠せず、伝えてみたところ快諾いただけまして…、今回は、東海テレビのニューススタジオ見学編です。 報道部に隣接しているのですね 東海テレビのニューススタジオは「東桜一丁目Nスタジオ」と名づけられていまして、報道フロアのすぐ横に、スタジオとサブ(副調整室)が並ぶ格好になっています。通常、スタジオとサブは別の階にあって、サブからスタジ
愛知県春日井市にある日本初「コンビニ発祥の地」のココストアは今… ココストアとサークルKとサンクスはファミリーマートになったはずだった 店名こそ違えど商品ラインナップも…そして会社名も! コンビニ業界4位、ユニー傘下のサークルKサンクスは9月1日、新たに統合された「FU ユニー・ファミリーマートホールディングス」傘下となり、社名を「ファミリーマート」と変更しました。 サークルKサンクスが社名を変更する形で新・ファミリーマートとなったため、会社名としての「サークルKサンクス」は既に消滅。店舗ブランドの「サークルK」と「サンクス」も、2018(H30)年2月末までにすべて「ファミリーマート」へと変更または閉店となり、サークルKは完全消滅します。何かが残る要素がありません。 その一方で、2015(H27)年10月1日付で一足先にファミリーマートに買収されたココストアは、12月1日にファミリーマー
夏といえばやっぱり花火ですよね。名古屋周辺の東海3県下で最大規模を誇る花火大会では約3万発が打ち上げられます。3万発もの花火が打ち上げられるのは岐阜市の花火大会だけです。 東海3県で岐阜市だけ!が2回も ところが不思議なことに、その3万発の花火を打ち上げる花火大会が、岐阜市では毎年2回も行われるのです。7月最終土曜と8月の第1土曜日です。なぜ岐阜市でそれほど大規模な花火大会がたった1週間の間を置いて2回も開催されるのでしょうか。岐阜市の人は花火が好きだからという理由ではありません。そこには長年に渡る意地のぶつかり合いがあるのです。そこで今回は実際に花火大会に行って考察してきました。 2つの花火大会とは、今年の場合は7月29日の「第50回全国選抜長良川中日花火大会」と、8月5日の「第61回記念全国花火大会」です。どちらも約3万発が打ち上げられます。私は前者の花火大会には以前行ったことがあった
最後発にもかかわらず地元ブランドを築けたTVQ(テレキュー) テレビ東京系列なのに…どこよりもエリアが広い!? 地元密着感を出しつつも九州全体を見据えなければならない 前回は、業界の方と一緒に、福岡の4つのテレビ局をまわってお話をお伺いしました。県に地上波民放テレビ局が5つあるという、名古屋と福岡の放送事情は似ているようで、「地元新聞・全国紙とテレビ局のパワーバランス」「福岡都市圏と北九州都市圏のつなひき」「本来はエリアではないのにカバーしている佐賀県」という大きな3つの違いを知ることができました。 今回は、福岡で最も新しいテレビ局であり、なおかつテレビ東京系列でも最も新しい地上波テレビ局である「TVQ九州放送」にお伺いします。このTVQ九州放送こそ「他局よりもエリアが広い」「ゴールデンタイムに複数のローカル番組」「地域最多のプロ野球中継」など、名古屋の同系列・テレビ愛知とは違う特徴を持っ
AMラジオの番組がFMでも聞ける「ワイドFM」の背景にあるエリア問題 大阪府だけがエリアの既存FM局 VS 近畿2府4県エリアのワイドFM V-Lowマルチメディア放送も加わって大阪のFM電波は混沌状態 AMラジオ局の放送内容がそのままFMラジオでも聞ける「ワイドFM(FM補完中継局)」、東日本大震災においてラジオの重要性が再認識されたものの、増え続ける都市雑音によるAMラジオが聞きづらい問題、災害時のAM送信所の脆弱性などを解決するために、AMラジオ局がFMでも放送をするという仕組み、それがワイドFMです。 ワイドFM一番乗りは2014(H26)年12月1日、富山の北日本放送と愛媛の南海放送でした。昨年10月1日には名古屋の2局、12月7日には東京の3局も開始し、いよいよ大阪の3局もこの春に開始の予定となっており、1月12日よりフルパワーでの試験電波が発射されています。 AMラジオがFM
昨年の7月24日、地震で被害のあった一部の県を除いて、わが国のアナログテレビ放送は終了しました。日本初の放送電波集約鉄塔として誕生した「名古屋テレビ塔」は、アナログテレビ放送の電波を送るというその役目を終えました。 そこで噴出したのが、名古屋テレビ塔自体の撤去論議です。なぜなら、電波を出さなくなった以上は、放送用鉄塔ではなく建築物扱い。するとなぜか不思議なことに、同じ建造物にもかかわらず建築基準法の対象となり、法律上の耐震基準が変わるため補強をしなければならず、その費用として約15億円がかかると試算されたからです。 ところが、この撤去論議はある日を境にパタっと鳴り止みます。そうです。名古屋テレビ塔が、電波塔として存続することが決まったからです。 日本初の放送電波集約鉄塔 名古屋テレビ塔が着工されたのは、1953(S28)年のこと。翌年竣工し、1954(S29)年6月20日より、東海3県に向
愛知県春日井市にある「日本のコンビニ発祥の地」 ココストアは2001年まで最強のコンビニだった 44年間の歴史に幕をおろすのか 以前から報道はありましたが、正式に「ココストア」が「ファミリーマート」に買収されるとの発表がありました。コンビニ業界は規模の競争の時代に入り、大手が中堅を吸収するという傾向が続いています。 「ココストア」は、名古屋を中心に中部を地盤とする中堅コンビニという顔のある一方で、「日本初のコンビニエンスストア」という顔も持っているということは、あまり知られていません。と言いますのも、コンビニエンスストアという業態の定義自体がかつては曖昧で、はっきりとそうであると言い切れない面もあるからです。 とはいえ、現在もココストア1号店には「日本のコンビニエンスストア発祥の地」という記念碑が置かれ、直営店として44年間に渡って営業を続けています。さらに、かつてココストアには「最強コン
かつて、岐阜県へスキーやスノーボードへ出かける人にとっては、その姿を見ただけでシーズンの訪れを感じるとまで言わせ、まさに岐阜県北部・飛騨地域の象徴でもあったコンビニエンスストア「タイムリー」が、この11月1日をもって消滅することとなりました。 どこよりも早くバリアフリーのトイレを設置し、大手よりも先にコンビニATMを店舗敷地内に配し、三角屋根で犬のマークがデカデカとあしらわれた印象的なコンビニ「タイムリー」。一時期は、名古屋のテレビでCMを流し「ひょっとしてココストアとタメ張れる?」とまで思わせたあのコンビニが消えます。 ひとつの時代が終わります。 東海の独特なコンビニ事情 名古屋を中心とする東海地方では、昔からコンビニといえばユニー系列の「サークルK」が大きな力を持っていました。その状態は今も続いています。また、日本初のコンビニを自称する「ココストア」もあり、そのため他の全国チェーンはな
「満開の花のなかで、鳥たちと仲良しに。」というキャッチフレーズで、たまにテレビCMを見かける「掛川花鳥園」。 鳥に特化した動物園みたいなものだろうか?と以前から興味を持っていたものの、静岡県ということでなかなか足を運べずにいました。やはりどうしても「東海3県」とその外側の間には、大きな壁があるような気がします。 でもまあ、ここは思い切って…と、掛川まで行ってみることにしました。そこで待っていたものは、想像以上のふれあい。それはもう、仲良しを通り越して…。 ガラス張りのフクロウ… 県境を越えて静岡に入ります。カーラジオから流れるK-MIXのジングルが、東海3県から出たことを感じさせてくれます。名古屋のFM局とは違うテンポが耳に心地良い。 掛川インターから、案内看板に従ってわずか数分。フクロウの石像がお出迎えです。 すると、駐車場で地元民と思われるカップルの会話が聞こえてきました。 「私、掛川
我が国のテーマパークの草分けとして、かつて存在した「ドリームランド」。このサイトでは以前、奈良県にあった奈良ドリームランドの跡地を紹介したことがありました。私はドリームランドが営業していた頃には訪れたことがなく、廃墟としてのドリームランドを目の当たりにしただけでしたが、その感想を書いたところその記事は反響が大きく、開業当時を知る人からたくさんのリアクションをいただきました。 今はまだ残っている、奈良ドリームランドの「夢の跡」は今後どうなってしまうのか。 その未来を予測する上で、奈良よりも先に閉園したもうひとつのドリームランドの跡地を見に行ってきました。そこには、遊園地だけでなく、もうひとつの大きな夢があったことがわかったのですが、遊園地もそれも今はもう...。 もうひとつのドリームランド 横浜市戸塚区。ここには1964(S39)年から2002(H14)年まで「横浜ドリームランド」がありまし
寿限無茶屋の梅おろしうどん。自家製の完熟梅がこれまたたまりません。 <本店> 緑区有松町(有松駅下車徒歩5分) 「ころって何ですか?」と聞いても、おそらく多くの名古屋っ子は何のことかわからないだろう。しかし、「うどんころ(きしめんころ)って何ですか?」と聞けば、ほとんどの名古屋っ子が「ああ」と言って即答するであろう。 いくら味噌煮込みが大好きな名古屋っ子と言えども、名古屋のクソ蒸し暑い夏の気候の下ではいつも味噌煮込みを食べるというわけにはいかない。まあ、クールビズなどどこ吹く風という勢いの、ガンガンのクーラーで冷え切った店で食べる熱々の味噌煮込みうどんというのもそれはそれで格別なのだが、今回はそうではなく、名古屋っ子が夏に食べるメニュー「うどんころ」をご紹介しよう。 冷やし?ぶっかけ?ころ? うどんころとは、簡単に言えば冷たいうどんのことである。しかし、冷やしうどんやぶっかけうどんとは全く
あいりん地区(大阪・西成区) 前回まで2回に渡ってご紹介した、阪堺電車で今池駅へとやってきました。大阪唯一の路面電車として運行している阪堺電車ですが、この区間では地上よりも一段高いところを走っており、今池駅は高架の上にある格好になっていて、周囲にはビルしか見えません。電車には多くの人が乗っていたのですが、この駅で降りたのは私たちだけ。 今池駅にやってきたのには理由があります。この駅があるのは、西成区萩之茶屋。その住所でピンと来る方もいらっしゃるでしょう。日本最大のドヤ街「あいりん地区」です。 これまで何度か、訪れてみたいと思ったことがあったのですが、なかなか決断ができず、今回、取材コーディネーターをしてくれた友人が「まかせておけ」と言ってくれたので、やってくることができました。全国から労働者が集まるドヤ街とは一体…。 駅を出た瞬間に感じる空気 高架の今池駅を出ると、地上へと下りる階段がある
★名古屋の北部を東西に走る全線高架の城北線とは ★何もかもが「高い」乗り換えのハードルも高い ★将来的には本当の「愛知環状鉄道」に? 先日、「列車を停めて高架から電車を撮影!?-城北線貸切イベント」という、イベントレポートをアップしましたが、そもそも「城北線」とは一体どんな路線なのか、並走する道路は名古屋の大動脈なのに、なぜ20年経ってもマイナーな存在のままなのか、当初思い描いた夢の路線の実現はあるのか...。 高架で高規格な複線の線路を走っているのに、非電化、1両、1時間に1本のローカル鉄道という、アンバランスで異彩を放つ「城北線」。なぜ、都会を走っているのに名古屋のアーバンラインになり得ないのか、そしてなぜJRではないのか、なぜ乗り換えが不便なのか。 城北線とは一体どんな路線なのか、考えてみます。 もともとは国鉄瀬戸線になるはずだった 春日井市の勝川駅と、清須市の枇杷島駅を東西に結ぶ「
前回「名古屋のもうひとつのテレビ塔はどうなるの?」では、中京テレビの放送センター「東山タワー」を取り上げました。 中京テレビとテレビ愛知がアナログテレビ放送の電波を発射していた「東山タワー」。アナログテレビの電波を発射するという役目を終えたものの、現在もそこから、NHK名古屋FM放送、FM AICHI、ZIP-FMが電波を発射しています。 しかし、中京テレビが本社の移転を発表。東山タワーの存続がどうなるのか…というところで思い出したのです。そう、名古屋には、もっと電波の飛ぶ、別の場所から電波を出していたFM局があったのです。あそこから電波を出せばいいのではないでしょうか!ところが、そこには…。 地上デジタル放送の電波が最初に発射されたのは… 名古屋市内から北東へ。地上デジタル放送の電波が発射されている、瀬戸デジタルタワーを越えて、さらに北東へ。瀬戸市と岐阜県土岐市の境にある三国山へと向かい
★名駅から柳橋から消える「エイデン本店」 ★完全閉店と移転オープンどっち? ★結局別格扱いなのは広島だけになった 名駅太閤通口のユニー生活創庫跡地にビックカメラ名古屋駅西店がオープンしたのが今から10年前。一昨年には名鉄百貨店本店ヤング館の跡地にヤマダ電機LABI名古屋がオープン。さらに2016(H28)年には松坂屋名古屋駅店の跡地にヨドバシカメラ名古屋店が進出を決定しており、名古屋駅周辺は家電激戦区となりつつあるなかで、一番の老舗が店を閉めることとなりました。しかもそのお店はかつての「本店」。 実際には移転にもかかわらず、お店にはその場所への別れを惜しむかのように「完全閉店」の文字が溢れます。既にそのお店の名は消滅してしまっていますが、かつての本店を失う「エイデン」は、一体...どうなる。 そう、それは「エイデン本店」 名古屋駅に最も近い家電量販店といえば、ビックカメラが進出してくるまで
★30年ぶりのテレビ東京本社移転・予定地を見てきました ★そもそもテレビ東京の社屋は自社所有ではない ★唯一の自社物件は天王洲スタジオ 普段は愛知・名古屋を中心に、放送に関して話題の場所に訪れていろいろと考察しているこのコーナーですが、愛知県で唯一の県域テレビ局であるテレビ愛知のキー局が、新社屋を計画しているとのことで、それを機に、テレビ東京の足跡をたどってみました。 テレビ東京は昨年5月、本社を六本木に移転すると発表しました。テレビ東京といえば「虎ノ門」。東京12チャンネルからテレビ東京となり、1985(S60)年に現本社に移転して以来、地デジ化の際も動じず、30年近くにわたり同じところから放送を続けてきましたが、とうとう本社の移転です。しかし、引越し先は自社ビルではありません。そもそも、現在も自社ビルではありません。 テレビ東京はどこからはじまりどこへ行くのか。「てれとまにあ聖地巡礼」
新交通システム桃花台線ピーチライナー 新しく生まれるものがあれば、消えていくものがある。それがこの世の中の常ではありますが、今、名古屋近郊には「新」という名を付けたまま間もなくその姿を消そうとしているものがあります。それはピーチライナーという愛称を持つ、「新交通システム桃花台線」です。 ピーチライナーが運行を開始したのが1991(H3)年の3月25日。ピーチライナーはわずか15年の歴史に間もなくピリオドを打とうとしています。なぜ名古屋近郊のベッドタウンを走る「新交通」が廃止という末路を迎えることになってしまったのか。車窓の風景を見ながら考えてみます。 桃花台ニュータウン都市計画はどのようなものだったのか 小牧市に「桃花台ニュータウン都市計画」が決定したのが1971(S46)年。近くには多摩や千里と並ぶ、名古屋地方では先駆け的な存在である高蔵寺ニュータウンがあり、それに続く格好となりました。
三重県南部、東紀州地域を特集してお送りしてきましたが、今回がいよいよ最終回です。名古屋方面からこの地域に向かいますと、今のところ紀勢道の終点となっています、紀勢大内山インターを降りて、そこから国道42号線を走っていくと現れるのが「道の駅・紀伊長島マンボウ」です。 マンボウといえば、同じ三重県の志摩市にある志摩マリンランドは、「マンボウの泳ぐ水族館」というキャッチフレーズをつけていて、人気者となっています。ここは水族館ではなくて道の駅です。道の駅でマンボウに会えるなんて…と思ったら、彼らは…変わり果てた姿になっていました。 休日は屋台で出会えます!ん…?屋台? 名古屋方面から国道42号線で紀北町紀伊長島区へやってきますと、ちょうど東紀州の玄関口にあたるのがこの「道の駅紀伊長島マンボウ」です。大内山からずっと、山中をクネクネと走っていた道路が、ここから海岸線を走るようになるのです。といっても、
奈良ドリームランド跡地(奈良市) 生駒山頂にある生駒山上遊園地「スカイランドいこま」が奈良県唯一の遊園地となってしまったという話を前回しましたが、唯一の存在になってしまったのはわずか半年前のことです。2006(H18)年8月31日までは、奈良県にもうひとつ遊園地があったのです。 それは「奈良ドリームランド」。1961(S36)年に開業した我が国におけるテーマパークの草分けともいえる存在で、その3年後の1964(S39)年には横浜にもドリームランドを開園しています。横浜は2002(H14)年に閉園しており、夢の国はふたつとも夢の跡となってしまいました。 横浜の方は既に解体されて跡すら残っていないとのことですが、奈良の夢の跡はまだ跡のまま現在も残されているというので、奈良市法蓮佐保山にある奈良ドリームランドの跡地へと行ってみました。 わずか半年前まで営業していたとは思えないほど荒廃しており、生
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