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今年の「かわいい」
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半導体バブルの崩壊、そこから連鎖して起こる株価の暴落、円高の進行による日本の窮地。このままでは破産者や、老後資金を失う人が続出する......。森永卓郎氏がこのように予測する理由とは? 『THE21』2024年11月号で、詳しく話を聞いた。 ※本稿は、『THE21』2024年11月号特集「これから10年の生き方・働き方」より、内容を一部抜粋・再編集したものです。 日本では100年ごとに構造転換が起きている 私はまもなく100年に1度の構造転換が起こると予測しています。それがどれくらいのインパクトかを理解するために、日本で100年前に起こった変化を振り返ってみましょう。 当時は第一次世界大戦が終結して戦争特需が消え、スペイン風邪の流行も重なって日本経済が大不況に陥った時期。順風満帆な時は誰も現状を変えようとしませんが、追い詰められると人間も社会もガラリと変わります。この時に起こったのは和洋折
従来のチャットボットよりはるかに自然なやりとりができるChatGPTなど、データの分析にとどまらず、あたかも人間のように新たな文章や画像、音楽などを生成する「生成AI」が注目を集めている。その普及は、私たちにどんなインパクトを与えるのか? AIの研究開発に携わり、現在は中小企業へのDXを中心とした支援を行なうファンドで活躍する松谷恵氏と、世界のテクノロジーとビジネスを目利きし、投資している山本康正氏に対談形式で聞いた(対談実施日:2023年3月24日)。(取材・校正:阿部花恵) ※本稿は、山本康正著『アフターChatGPT』(PHPビジネス新書)より内容を一部抜粋・編集したもので、『THE21』2023年7月号にも「生成AIに淘汰されない企業、そして人材とは?」として掲載されたものです。 これまで定量化できなかったデータも活用できるように ――お二人のご関係は? 【山本】松谷さんとはボスト
90年代から今日まで、「魔法少女まどか☆マギカ」「鬼滅の刃」など数々の名作アニメで劇中音楽を手がけ、今月もソロプロジェクト「FictionJunction」で9年ぶりのニューアルバム「PARADE」を発売する作曲家の梶浦由記氏。バンドの一員としてデビューした梶浦氏が「アニメ音楽」にハマった背景には、深夜アニメ黎明期の「緩さ」と、梶浦氏自身が持っていた「好きだけど、作る場所がない音楽」の絶妙な噛み合いがあったという。(取材・構成:川端隆人) ※本稿は、『THE21』2023年5月号掲載「私の原動力」より内容を抜粋、取材内容をもとに再編集したものです。 劇中音楽やサウンドトラックには興味がなかった 今でこそアニメ作品の劇中音楽のお仕事がメインですが、実は最初は「See-Saw」というバンドでのデビュー。元々大の読書好きで、映画やテレビといった映像作品自体、あまり見るほうではなく、劇中音楽やサウ
世の人の多くが「差別はいけない」と思っているのに、むしろ排外的な主張や分断が目立つ現代社会。文筆家の綿野恵太氏は、ただ漠然と「差別はダメ」「ハラスメントはダメ」と考えるのでなく、いっこうに社会が前に進まない現状とその原因を正しく認識するべきだと語る。 ※本稿は、『THE21』2022年12月号掲載記事「教養としての『ポリティカル・コレクトネス』」より内容を、一部編集したものです 「差別はいけない」に反発する人たち 現代では「差別をしてはいけない」というのは、至極当たり前のことになった。入学や就職に際して、性別や人種を理由に不当な差別をしてはいけないし、特定の人種や国籍の人を対象としたヘイトスピーチをするのもいけない。もちろん差別につながるハラスメントもご法度だ。 しかし世の中には、こうした「差別はいけない」という共通認識に反発する人もいる。それどころか、近年そういう人が、日増しに増えている
匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者として名を馳せ、近年はコメンテーターとしても一躍ブレイクを果たした西村博之(ひろゆき)氏。合理性重視の軽妙な語り口で人気を集める西村氏に、ミドル世代のビジネスパーソンが今後の人生を賢く、明るく、ラクに生き抜くためのコツを聞いてみた。(取材・校正:林加愛、写真撮影: 榊智朗) ※本稿は、『THE21』2023年2月号に掲載の記事より、内容を一部抜粋・編集したものです。 人生が今よりラクになる「バイアス」の回避術 ――昨年9月に刊行されたご著作『99%はバイアス』が話題です。ひろゆきさんから見ると、日本の一般ビジネスパーソンにもバイアス(思い込み)にとらわれている部分があるのでしょうか? 【西村】もちろん。結構「不合理なこと」を当然のように受け取っている部分は多いと思います。特に、日本全体に漂う「値上げ」への過剰な忌避感なんかは気になりますね。 ほら、日本だと
現役会社員でありながら、副業で複数のブログ運営を行ない、コンスタントに月100万円以上の収益を生み出しているサンツォ氏。 ブログの収益化には、読み手が何を目的にネットのキーワード検索を行なっているかを理解すること、そして、そこで求められていることを適切に文章化し、記事を積み重ねていくことが重要だという。収益化ブログのプロが実践する文章術とは。 ※本稿は、『THE21』2022年11月号特集「生産性2倍の『文章術』」より、内容を一部抜粋・編集したものです。 書き方次第で「月100万」の副収入 副業としてブログを営む私ですが、そこに至るまでには、長い助走期間がありました。 そもそも副業を始めようと思ったのは、お金に困っていたからです。できることは何でもしようと、最初はハンドメイドのネット販売にトライしました。 手作りキャンドル、海岸で拾った流木、100均の雑貨を加工したものなど、色々な商材を手
アメリカの名門・ハーバード大卒の芸人であるパトリック・ハーラン氏。その資産運用術も数字や理論を駆使し、さぞかしクレバーなモノかと思いきや、基本は決まった金融商品を買い、ほったらかしにしているという。浪費を防ぐユニークかつ、実践的な考え方と共に、資産運用のコツをうかがった。(取材・構成:辻由美子 ) ※本稿は、『THE21』2022年9月号特集「普通のサラリーマンが60歳までに『お金の自由』を手に入れる方法」より、内容を一部抜粋・編集したものです。 ※本稿は2022年7月時点の情報に基づき、投資に対する考え方を示したものであり、個別の金融商品を推奨するものではありません。金融商品の価値は状況によって変動しますので、購入の可否を含む投資の判断はご自身の責任で行うようお願いいたします。 やめるべき「バカな借金」、 やるべき「頭がいい借金」――パトリックさんは投資歴25年のベテランとお聞きしました
テレビ番組をインターネットで楽しめる民放公式の見逃し配信サービス「TVer」。 運営する〔株〕TVerは、昨年、在京民放5社(日本テレビ放送網〔株〕、〔株〕テレビ朝日、〔株〕東京放送ホールディングス(当時/現・〔株〕TBSホールディングス)、〔株〕テレビ東京、〔株〕フジ・メディア・ホールディングス)からの追加出資を受け、社名もサービス名に合わせて〔株〕プレゼントキャストから変更した。 ユーザーを急速に増やしている理由と今後の施策について、昨年7月に社長に就任した龍宝正峰氏に聞く。《写真撮影:まるやゆういち》 コンテンツの増加がユーザー増加の主要因 ――「TVer」のユーザーは急速に増えているということですが、どのくらいになっているのでしょうか?(取材は2021年6月に行なった) 【龍宝】この1年間でユーザー数が約2倍になりました。月に1億8000万回再生、UB(ユニークブラウザ数)は160
テレビやラジオで自身の意見を率直にぶつけながら、視聴者からの好感度も高い、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏。同氏は、話をするときには、自分の考え方の偏りを自覚すること、相手の立場や価値観を多面的に捉えることが大切だと語る。詳しくうかがった。(取材・構成:林加愛) ※本稿は、『THE21』2021年6月号より一部抜粋・編集したものです。 周りがイエスマンだけでは会社がキャバクラに ――国際ジャーナリスト・ミュージシャンとして活躍し、メディアに登場する際は世の矛盾を鋭く一刀両断するモーリー・ロバートソン氏。その語り口は極めてストレートで、時に毒舌。しかしそれは逆に聞き手に痛快な気分をもたらし、高い好感度へとつながっている。巷をしばしば騒がせる「炎上」発言との違いは、どこにあるのだろうか。 「鍵となるのは『共感』だと思います。私が言いたいことを言っても叱られない――実はしばしば叱られ
「外国では簡単に解雇できるが、日本では労働者が手厚く守られている」とよく言われる。しかし、それは本当なのか? 労働法の専門家に聞いた。 ※本稿は、向井蘭 編著『教養としての「労働法」入門』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。 そもそも日本で解雇が認められるケースとは? 「日本では、解雇は難しい」というようなことをよく耳にします。 ここで触れる解雇とは、労働契約が終了する事由の1つのタイプであり、使用者の一方的な意思表示による労働契約の解約をいいます。使用者が辞めてもらいたい労働者に解雇通知書を渡すのがよくあるケースです。 もっとも、「解雇」という言葉がなくても、「お前はもうクビだ。二度と会社に来なくていい。」など、労働者の意思を問わず、使用者が一方的に労働契約を解約する言動があれば、使用者が労働者を解雇したものと考えられています。 日本には、どのような解雇規制があるのかここで事例
(写真撮影:長谷川博一) 経済危機、震災、そしてコロナ禍と相次ぐ危機の中、世界中で「リーダーの資質」が問われている。そんな中、子会社出身や出向経験者といったいわゆる「傍流」出身のトップが増えている。ポストコロナのリーダー論を説く『リーダーの「挫折力」』を上梓した冨山和彦氏によれば、その理由は「挫折経験の有無」にあるという。詳しいお話を伺った。 ※本稿は、冨山和彦著『リーダーの「挫折力」』(PHP研究所)の内容を抜粋・編集したものです。 なぜ「傍流出身」のトップが増えているのか 近年、いわゆる「傍流出身」の経営者が増えている。事実、大復活を遂げたソニーにおいても、いわゆる「傍流出身」のトップが続いている。 現社長の吉田憲一郎氏は子会社のソネットへの出向経験者であり、そこで業績を上げたことでソニー本社に呼び戻された人物だ。その吉田氏を呼び戻した前社長の平井一夫氏も、子会社であるソニー・コンピュ
また連絡したら、しつこいと思われてしまうのではないか……。営業マンなら誰しも迷う瞬間ではないか。 リクルートの元トップ営業マンで、現在は営業研修の人気講師として活躍する伊庭正康氏に、「しつこい」と思われてしまう営業マンと、「熱心」と思われる営業マンの違いについて解説してもらった。 ※本稿は、伊庭正康『できる営業は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。 「遠慮」は営業の大敵 「忙しそうなので、連絡をするのはやめておこう」 「先日、購入いただいたばかりだから、連絡はやめておいたほうがいいな」 「先月に電話をしたばかりだから、連絡はやめておこう」 その気持ち、わかります。嫌われるのは嫌なものです。でも、その「遠慮」は、営業においてはまったくムダでしかありません。 そもそも行動が「ゼロ」なので、お客様からの「いいね」をもらうことは絶対にありません。 「遠慮」ではなく「
いまだ収束が見えないコロナ禍の中、「このままではまずい」と思いつつ「でも動けていない…」という人は多いはず。どうすれば、「不安」を「行動」「希望」に変えていけるのか。オリンピック選手をはじめ、1万5,000人以上の目標実現をサポートしてきたメンタルコーチの大平信孝氏は、その鍵は「仮」という言葉にあるという。 ※本稿は、大平信孝『「すぐ動ける人」の週1ノート術』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。 不安だからこそ、まず動いてみる 不安は、無視やスルーをすると増大してしまいますが、行動することで減らすことができます。不安なときに思考停止するのは、「考える」のではなく「行動せよ」という脳の防衛本能がシグナルを送ってくれているのです。 抱えている不安に対処して闘うか、対処できないときは逃げるかどちらかを選んで行動すれば、不安は減らすことができます。つまり、不安に対処するには、「不安だから行
これまで仕事に邁進してきた50代ほど、人生を振り返る時間を作らなかったため、自分自身や家族のことなどを驚くほど知らない人が多いと、元東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏は語る。 同氏も50代に差し掛かったころ、自身の生き方を振り返り、人生の転換期にはそれに見合った戦略があることに気付いた。仕事、コミュニケーション方法、家族との接し方…50代が考えるべきキャリア戦略とは何か。 50代は、人生最大の転機と語る同氏に、50代からの人生の振り返り方と自然体で生きるコツをうかがった。 ※本稿は、『THE21』2021年3月号より一部抜粋・編集したものです。 取材・構成:麻生泰子 人生の「忘れ物」に気づいた挫折経験――人生100年時代において、50歳は折り返し地点。長く続く後半戦をどう生きるかは、現役世代を悩ませる大きな問題だ。 「50代は人生の大きな転機」と語る佐々木常夫氏は、東レ経営研究所社長を経て、
島津製作所 創業記念資料館(京都市中京区) 東京一極集中が長く続き、大企業もほとんどが東京に本社を置いている中、京都には村田製作所やオムロン、堀場製作所、京セラ、任天堂、ローム、ワコール、日本電産など、世界で活躍する名だたる「ものづくり」企業がある。いったい、なぜなのか? 京都に本社を置く世界的「ものづくり」企業の1つ、島津製作所の歴史をたどる『仏具とノーベル賞 京都・島津製作所創業伝』(朝日新聞出版)を上梓した鵜飼秀徳氏に聞いた。 「宗教都市」の歴史と急速な近代化 794年(延暦13年)から1869年(明治2年)まで、1075年もの長きにわたって日本の首都だった京都には、利他の精神が受け継がれていると、鵜飼氏は話す。 「京都は、天皇や時の権力者の庇護を受けて数多くの寺院が建てられた宗教都市です。そのため、仏教の利他の精神が、高度成長期でも、バブル期でも、グローバル化が進む中でも、失われ
「あの人の部下になって、大変な目に遭った」「あの人の部下にだけはなりたくない」。誰しも、そんなことを思ったことがあるのではないだろうか。 しかし、当の本人はそう思われているとは気づいていないもの。もしかすると、あなた自身も思われているかも……!? メンタルヘルスの専門家・見波利幸氏に、部下を潰す上司のタイプを教えていただいた。(取材・構成:前田はるみ) ※本稿は『THE 21』2020年11月号より内容を一部抜粋・編集したものです。 部下のメンタル不調の大半は上司が原因 私は、産業カウンセラーとして、メンタル不調の方々のカウンセリングや職場復帰支援を行なってきました。その活動を通して感じることは、メンタル不調者や離職者が続出する職場には、問題のある上司がいる確率が高い、ということです。 部下のメンタル不調の原因となる上司には、二つのタイプがあります。 一つは、マネジメントスキルが不足してい
※画像はイメージです 社内での評価もさほど高くない自分が、独立したってうまくいくわけがない……。そう思っている会社員が大半だ。しかし、ミドルの転職・独立事情に詳しい前川孝雄氏は、「会社内で高い評価を得られなかった人が、社外に飛び出して成功するケースは少なくない」という。 ※本稿は、前川孝雄『50歳からの幸せな独立戦略』(PHPビジネス新書)の一部を再編集したものです。 社内でも評価されていないのに、独立なんてとても無理!? 今は企業のミドルにとっては不遇の時代です。 もはや会社は終身雇用を保証してはくれず、出世コースから外れてしまい給与も下がり、いつ早期退職勧奨をされるかとビクビクしながら過ごしている人もいるでしょう。会社から露骨にお荷物扱いされている人、年下上司の下でストレスを溜め込んでいる人も少なくありません。 このような状況に追い込まれると、瞬間的に「いっそのこと独立でもしてしまおう
自身も一人の会社員という立場で数多くの会社員を取材し、働き方などについての執筆活動を行なってきた楠木新氏は、後悔のない人生を送るためには50代が重要だと話す。(取材・構成:塚田有香) ※本稿は『THE21』2020年10月号から一部抜粋・編集したものです 「良い人生」かどうかは60~74歳の生き方次第私はこれまで多数のビジネスパーソンや定年退職者に取材し、定年後の生き方について話を聞いてきました。そこで実感したのは、定年前後のギャップに戸惑い、定年後をどのように過ごせばいいかわからず立ち往生している人が少なくないことです。 会社を退職すれば仕事がなくなるのはもちろんのこと、会社の人間関係や組織の中で背負っていた役割も責任もすべて失われます。会社中心の毎日を過ごしてきた人ほど、このギャップの大きさに戸惑い、定年後の生きがいや自分の居場所を見つけられずにいます。 「人生100年時代」の今、定年
企画書、商品PRの資料、上司への報告書などの文章を、「しんどい!」と思いながら書いている人は多いのでは。 「コツさえ知れば、わかりやすい文章はすぐ書ける」──そう語るのは、『メモの魔力』『実験思考』などのベストセラーを手掛け、初の著書『書くのがしんどい』(PHP研究所)も話題を呼んでいる編集者者の竹村俊助氏だ。 竹村氏によれば、巷にあふれる文章のほとんどは「簡単なことをあえて難しくしている」。よって、万人に伝わりにくくなっているという。では、言いたいことを端的に、わかりやすく、相手に伝えるにはどうすればいいか。本稿では、すぐに仕事で使える文章のコツを解説する(取材・構成:林加愛)。 本稿は、『THE21』2020年10月号の内容を編集したものです。 良い文章は、読む速さと同じ速さで理解できる 「君の文章は読みづらい」 「何を言ってるかわからない」 そんなふうに言われてガッカリした経験はあり
長引くコロナショックの影響により、「ハイパーインフレは不可避」と主張する藤巻健史氏。その対策としてインフレ耐性の強い資産への避難を勧めているが、インフレ耐性が強いとされる資産の代表が「不動産」だろう。ただ、藤巻氏は近著『コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方』において、「不動産への投資は、現時点ではかなりの注意を要する」と主張する。その理由とはいったい? *本稿は、『コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方』(PHPビジネス新書)の内容を抜粋・編集したものです(写真撮影:長谷川博一)。 本来、不動産はインフレ耐性の強い資産だが…… 私は本来、不動産はインフレへのヘッジ手段として有効だと考えています。 株もインフレには強いのですが、選ぶ銘柄を間違えると紙くずになってしまうというリスクがあります。 一方、不動産は株と同様にインフレが起こればそれに従って価格が上昇しますし、なんらかの理
長引くコロナ禍において、先行き不透明な世界経済。だが、「どうなるかわからないからこそ、お金の一部を避難させるべき」だと説くのが、経済評論家の藤巻健史氏だ。具体的には、円の資産の一部を「ドル」に変えておくべきだと主張する。 その理由とはどういったもので、具体的には何をすればいいのか。近著『コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方』において「今すぐドルを買え」と主張する藤巻氏に詳しくうかがった。 *本稿は、『コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方』(PHPビジネス新書)の内容を抜粋・編集したものです(写真撮影:長谷川博一)。 ※本稿は2020年8月時点の情報に基づき、投資に対する著者の考え方を示したものであり、個別の金融商品を推奨するものではありません。金融商品の価値は状況によって変動しますので、購入の可否を含む投資の判断はご自身の責任で行うようお願いいたします。 トランプ再選リスク
同志社大学技術・企業・国際競争力研究センターの発表によると、2015~16年にかけて行なったアンケート調査の結果、労働時間が週40時間を超えないソフトウェア技術者の割合は、日本ではわずか4.3%。一方、フランスでは76.4%、ドイツでは91.7%となっている。しかも、31~40歳のソフトウェア技術者の時給は、日本は2751円で、ドイツの5617円の半分以下。なぜ、日本のITエンジニアは、時間労働が長いのに低所得なのか? ITエンジニアの生産性向上のための施策を行なっている〔株〕スーパーソフトウエアの東京オフィス代表・船木俊介氏に話を聞いた。 スキルより経験年数で評価。しかも多重構造という問題 ――日本のITエンジニアの所得が低いのは、なぜなのでしょうか? 【船木】ひと口にITエンジニアと言っても様々な人がいるのですが、ソースコードを書くプログラマの場合、経験年数が3~4年だと、クライアント
人生100年時代に立ちはだかる「五十路の壁」 《49歳で左遷、55歳で子会社出向。このまま人生終わりかと思いきや、58歳で起業し、見事大逆転を果たした出口治明氏。 「もともと特別な人間だから」と思うなかれ。人生後半戦で成功するか否かは、ちょっとした「意識の差」と「準備」にすぎないと言う。50代で腐っていく人、花開く人――。その差はどこにあるのか?》 日本人の仕事観を歪ませたガラパゴス的な4つの制度 サラリーマンの定年後の人生を描いた小説『終わった人』のヒットは、記憶に新しい。役職定年を迎え、定年退職を意識し始める50代は、会社人生の下り坂――。そう考える人も、少なくないはずだ。しかし、立命館アジア太平洋大学(APU)学長として活躍している出口氏は、「50代の可能性」についてこう語る。 「人生100年時代においては、単純に考えれば『60歳=折り返し』です。社会人の人生として、50代はまだ前半
新型コロナウイルスの感染拡大を抑止すべく、政府から事業者への要請として繰り返し発せられた「テレワーク」のお願い。通勤・出社による人の密集する環境を作らないための、リモートワーク(遠隔勤務)を採用する企業が急増した。 ところが、急にリモートワークを実施するとなっても、これまでの出社主義だった企業のマネージャーは、部下たちが目の前にいないことで心配を覚えるマネージャーも多い。 本稿では、かねてより全社員リモートワークを実現し、その手法に注目の集まる倉貫義人氏に、リモートワークにおけるマネジメントのポイントを教えてもらった。(取材・構成:池口祥司) 本来は準備せずに導入すべきではない 働き方の多様化、リモートワークを可能にするテクノロジーの進化と普及、また、政府が「働き方改革」を打ち出していることなどから、ここ数年、リモートワークへの社会的な関心が高まっています。 さらに、東京オリンピック・パラ
キティちゃんを「先輩」と呼ぶ理由 ――テレビ放送から約25年が経っています。一つの作品のライセンス事業が、これだけ長く続いている理由はなんでしょうか? 神村 作品そのものが持つ奥深さやデザイン性、キャラクターの強さがすごく大きいと思います。キャラクターの絵をドンと使った商品もあれば、色だけでエヴァンゲリオンの商品だとわかるものもあり、多様な展開ができますから。 もちろん、それも支持してくださっているファンの方々の熱意があってのことです。それを冷まさないことが大事ですね。 ――御社が成長し続けるためには、エヴァンゲリオンを盛り上げ続けなければならないと思います。そのためには、どのような施策を? 神村 それは、あんまり考えていないですね。場当たり的にやっているので、将来設計はないです(笑)。 ――『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で新劇場版が完結するということで、ひと区切りになるかと思いますが…
【連載 経営トップに聞く】第29回 〔株〕グラウンドワークス代表取締役 神村靖宏 1995~96年にテレビシリーズが放送され、現在に至るまで絶大な人気を誇るアニメ「エヴァンゲリオン」シリーズ。2020年6月27日には、「新劇場版」シリーズ完結作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開も控えている。25年にわたる長い歴史の中で、絶えずグッズなどの商品展開を幅広く行なっていることも、このコンテンツの特徴だ。なぜ、エヴァンゲリオンのライセンス事業は成功しているのか? 担当している〔株〕グラウンドワークスの代表取締役・神村靖宏氏に話を聞いた。 パチンコのヒットがもたらした大きな変化 ――御社の設立は2010年ですが、神村代表取締役がエヴァンゲリオンのライセンス事業を担当するようになったのは、それ以前の2001年頃からだとか。 神村 まだ前職の〔株〕ガイナックスに在籍中に前任の担当者から引き継ぎまし
レビューサイト運営会社の社長に聞く 「働き方改革」の流れに乗って、業務効率化のためのクラウドサービスが続々と登場し、職場へと導入されている。数が多すぎて、いったい自分は何を使えばいいのかと、途方に暮れる人もいるだろう。そこで、ビジネス向けクラウドサービスのレビューサイト「ITreview」を運営するアイティクラウド〔株〕の社長兼CEO・黒野源太氏に、主なものを教えてもらった。 営業やマーケティング、人事など、あらゆる職種のクラウドサービスがあるが、「働き方改革」の観点から特に注目を集めているのは、Web会議とビジネスチャットのサービスだという。 ITreviewでWeb会議のサービスを調べると、認知度が高いのはZoomとSkype for business、Microsoft Teamsだ。認知度が高いだけあって、使ったことはなくても、耳にしたことがある人が多いだろう。この中ではZoomが
常に半歩先を予測して手を打ち続ける 2019年11月、〔株〕ビットキーが大阪ガス〔株〕との業務提携を発表した。ビットキーは2018年8月に創業したばかりのスタートアップ。なぜ、インフラを担う大企業と業務提携を結ぶことができたのか? ビットキーCEOの江尻祐樹氏に聞いた。 賃貸不動産管理会社向けにスマートロックを提供 ――まず、大阪ガスとの業務提携の内容について教えてください。 江尻 大阪ガスと電力の契約をした賃貸不動産管理会社に対して、「bitlock」という当社のスマートロックシリーズや入退室管理などを行なうウェブサービスを、大阪ガスの料金負担で、ご提供するというものです。 ――集合住宅向けということですか? 江尻 そうです。スマートロックと言えば、各部屋の鍵のサムターンに取り付けるものを想像する方が多いと思いますが、そのタイプの「bitlock LITE」の他、集合玄関のオートロック
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