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今年の「#文学」
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2014年から現在までの10年間に閉業した国内ボードゲームカフェ、ボードゲームプレイスペース168店舗について、開業時期と閉業時期から営業期間を算出したところ、「平均寿命」は31ヶ月(2年7ヶ月)だった。分布は下記グラフの通り(中央値は22ヶ月)。 当サイトでは、ボードゲームカフェリンク集とボードゲームプレイスペースリンク集を随時更新しており、データをもとに都道府県ボードゲームカフェランキング(人口10万人あたり)を発表したこともある。閉業は発表されないことが多いため、定期的に1店舗ずつウェブの更新状況、Googleの店舗営業情報などを調査し、閉業が確認されたものはリンク集から削除。その際に閉業時期を記録している。 今年は新型コロナの5類移行に伴って客足が戻るはずだったところに、8月までに27件閉業と、昨年に引き続き年間40件ペースとなっている。存続しているお店からもよく苦境を伺う。7月に
(月報司法書士2023年6月号掲載) 代表的なドイツのボードゲーム『カタン』の作者であるクラウス・トイバー氏が4月1日、70歳で逝去した。日本のボードゲーム愛好者は、「『カタン』がなければ今の人生はなかった」などと哀悼と感謝の言葉を次々と表明している。 ボードゲーム展示会でサインに応じるクラウス・トイバー氏(Wikipedia) 代表的なドイツボードゲーム 『カタン』は架空の無人島を開拓するボードゲームで、1995年にドイツで発売された。ショッピングモールや量販店でも販売されているので、ご存知の方もいらっしゃるだろう。サイコロを振って資源を手に入れ、資源を組み合わせて自分の開拓地を広げていく。余った資源は他の人と交渉して、足りない資源と交換することもできる。サイコロ運、資源の組み合わせ、交渉、陣取りとボードゲームの楽しさが詰まった作品で、70カ国で4000万セット以上を売り上げた。筆者も『
『カタン』を5~6人でプレイする場合、手番プレイヤーの後で1周、各プレイヤーが建設だけできるルール「手番外建設(Außerordentliche Bauphase)」がなくなり、代わって「2人パイロットルール(Zweipiloten Regel)」が導入される。オンライン版「カタン・ユニバース」では2021年3月から施行されており、製品版でも今秋の新版からルール改訂される予定。 「手番外建設」は5~6人プレイ時の追加ルール。1周する間に資源がたくさん産出されすぎてバーストしないよう、手番プレイヤーの手番終了後、次のプレイヤーがダイスを振る前に、全員が時計回りに手持ちの資源で建設(発展カードの購入含む)ができるというもので、資源の交換や、規定点に達した場合の勝利宣言はできなかった。 「2人パイロットルール」はもともと宇宙編新版の5~6人用拡張(オリジナルは2020年発売)で導入されたもので、
好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が12月1日から12月10日まで行われた。発起人はさとーとしき氏(twitter)、集計はゆれひ氏(twitter)。Google Formを使って各自がオールタイムベスト15を投票した。今年の投票者数は546名で、昨年(377名)から169人の増加で過去最高を記録した。 1位は今年も『テラフォーミング・マーズ』で5年連続。得票率も昨年と同じ27%で、4人に1人は投票した計算になる。昨年2位の『ザ・クルー』は大きく順位を下げ、代わって3位だった『ブラス・バーミンガム』が復帰した。最もジャンプアップしたのは『蒸気の時代』で昨年の80位から17位。 新作の最高位は『アルナックの失われし遺跡』で10位、国産トップの『異世界ギルドマスターズ』は昨年の23位から13位にランクアップした。国産は103タイトル中1
初めての人にはまずライトなボードゲームを遊んでもらって、そこから徐々にルール量が多いゲームを紹介していく……ボードゲームを広める手法としてポピュラーなこのやり方に疑問符が付された。 ボードゲームポッドキャスト「ほらボド!」第350回で、Youtubeで紹介されるボードゲームが『ボブジテン』などライトな一部のゲームに集中していて、そこから戦略性の高いゲームにステップアップしていかないという話をしていたとき、ボードゲーム大好き芸人のいけだてつや氏が次のように語った。 「ステップアップみたいな感じでご紹介してハマっていくみたいな、よく聞くんですけど、俺そんな感じでハマった人見たことないんですよ。」 これに共演したテンデイズゲームズの田中氏、アークライトの刈谷氏が同調。これまでそれで何人もハメてきたというmomi氏が反対すると、田中氏は「ステップで云々みたいな話っていうのは、幻想か、もしくはビジネ
アークライト社は本日、同社が日本語版を発売している『グルームヘイヴン』のサポートアプリを公開しているアベエイキチ氏に対し、無断での公開停止を求めていることをツイッターで明らかにした。 アベ氏は『ドミニオン』のランダマイザー、『エルドラドを探して』のマップジェネレーター、『グルームヘイヴン』のマップジェネレーター、『イーオンズ・エンド』のターン・ライフ管理、『カートグラファーズ』のマップシートなどのサポートアプリを無料で公開してきた。これ自体でボードゲームは遊べず、遊びやすくするための支援ツールだったものの、画像やテキストが無断で使われていたため、アークライト社は6月22日に異議申し立てを行った。 【重要なお知らせ】 弊社コンテンツを弊社の許可を得ずにアプリとして公開している事例を確認しました。他社コンテンツも同じように無断使用していることを踏まえて、権利侵害を受けている各社で協力して対応い
海外ボードゲームの日本語版はたいてい、ドイツなり、アメリカなり、オリジナル版の出版社が一元的に印刷を管理している。各国の取引先に英語のデータを送って翻訳してもらい、そのデータを使って一括で印刷し、製品を各国に発送する。そのためどの言語版であろうと、ルールブックやカードのテキスト以外、紙質もコマの材質も同じであり、私たちは高品質なボードゲームを日本語で楽しむことができる。 しかしその一方、ルールやカードテキストの誤訳や誤植は一向に減る気配がないどころか、むしろ増えている。それはどうしてなのか。翻訳に携わる者のひとりとして、言い訳になってしまうことを承知の上で書き留めておきたい。 まず、過密な出版スケジュールがある。オリジナル版の出版社には8月のジェンコンや10月のシュピールなど明確なデッドラインがあり、そこに向けて新作の制作をすすめる。1年または半年サイクルの現在、制作期間は非常に短く、オリ
(チームチャレンジとしてもプレイ可能) ゲームの用具と準備 このソロバリアントは『カルカソンヌ』基本セットだけでプレイできる。追加の用具は必要なく、印刷なども必要ない。 3色のミープルを各4個ずつ取る。各色で時計回りに手番を行う。手番順が分からなくならないよう、盤面を次のように準備する。 1色のミープルを右に、1色は真ん中に、1色は左に置く。タイルを裏にして混ぜ、各色のミープルについて3分の1ずつ(正確には24枚、24枚、23枚)に分けて重ねておく。 オプション:(プレイしない色の)ミープル1個(修道院長)を最初に手番を行う色のところに置く。手番が終わるたび、このミープルを時計回りに移動させ、どの色の手番か分かるようにする。得点計算が長引き、複数の色で得点計算が起こることもあるので、こうすると分かりやすい。 次に得点マーカー用に各色のミープルを1個ずつ取る。最初に手番を行う色のミープルは得
プリント&プレイ用(画像をダウンロードして印刷すればプレイできる)。3~4人用、10歳以上、60分。画像ファイルのダウンロードはこちら から。100%で印刷するとサイズに合う。 困難な時代には、人と人が支え合うことが大切である。このことが盗賊の心境に変化をもたらした。資源を盗むのではなく配るようになったのである。 このシナリオは『カタン』のミニシナリオである。『カタン』基本ゲーム向けであるが、拡張セットの『航海者版』や『街と騎士版』でもプレイ可能できる。 ゲームの用具 ホームタイル 2枚 このルールシート 1枚 準備 ホームタイルの製作 このシナリオシートを印刷して、薄い厚紙に接着剤で貼り付けるか、そのまま紙だけで遊んでもよい。破線で囲んだ部分を切り取る。 ゲームの準備 島の中央に砂漠がある状態で島を準備する。 砂漠をホームタイルのどちらかと入れ替える。タイルを厚紙に貼らなかった場合は、砂
ボードゲーム制作会社「STUDIO PREBO」の新作『えんとつ町のプペル ボードゲーム』が、『ハイパーロボット』のルールに酷似しているという指摘を受け、95%オフで販売されることになった。 STUDIO PREBOはさまざまななゲーム会社のボードゲーム好きが集まって結成されたボードゲーム制作会社で、ゲームマーケット2020春で4タイトルを携えて初出展を予定していた。そのうちの1タイトル『えんとつ町のプペル ボードゲーム』は、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏の絵本をテーマにしたボードゲームで、壁などにぶつかるまで止まらないユニットを、スタートからゴールまで最短何回で到達できるか考えるゲームだった。 このルールが故A.ランドルフの『ハイパーロボット(Rasende Roboter)』によく似ているという指摘が寄せられ、STUDIO PREBOは3日、ウェブサイトでお詫びと報告 を発表
ボードゲーム『パンデミック』のデザイナー、マット・リーコック氏がニューヨークタイムズ(2020年3月25日)に投稿したオピニオンを翻訳。 オピニオン プレイヤー1人だけでこのボードゲームに勝つことはできない。それが『パンデミック』である。 私はみんなが一緒に遊ぶことを奨めるためにある協力ゲームを作った。Covid-19はこれまで以上に関連性が高まっている。 妻のドナと私の生活は、2月下旬に緊急事態となった。彼女の調子が悪く、インフルエンザの症状を発症したのに、4週間にわたってコロナウイルスの検査を受けることができなかったのである。結局検査を受けて、陰性だったときはほっとした。 しかし、このことはいくつかの意味で私に関わることだと感じた。ドナは2008年に発売されたボードゲーム『パンデミック』を発案し、私は彼女と遊ぶためにゲームをデザインしていたのである。 私たちは新婚時代、あらゆる種類のゲ
ランドルフの2人用ボードゲーム『ツイクスト(Twixt)』が2019年、権利関係で決着がつかないまま強行発売された。このあたりの事情を、G.コルネット氏がシュピールボックス誌(2018年第5号)に寄稿している。 TGiWニュース:『ツイクスト』再版プロジェクト、権利問題でキャンセル アメリカ人のランドルフが『ツイクスト』を紙ペンゲームとして考案したのは1957年、ウィーンに在住していた時のことである。そして1962年、『ツイクスト』の初版がアメリカの3M社から発売され、大成功を収める。この収入でランドルフは70年代中頃まで7年間、日本に滞在し将棋や囲碁を学んだ。 『ツイクスト』はその後何度か再版されたが、1998年にドイツのコスモス社が再版して以来絶版。その後ランドルフは2004年、ヴェネツィアで生涯を終えた。『ツイクスト』などランドルフ作品の権利は2013年、アメリカ在住の甥マイケル・カ
今年もあと1週間となったところで、今年の主なニュースをまとめた。当サイトの記事になっていないものもあるが、今年を特徴づけるものという観点で管理人の独断でランキング。 1.アニメ『放課後さいころ倶楽部』放送開始 ボードゲームをテーマにしたコミック『放課後さいころ倶楽部』のアニメ版が10月2日からABC朝日・TOKYO MX・BS11の深夜帯にTV放送。9月に『ゲッサン』で発表されると作者のツイートは1日で3000を超え、ボードゲームファンとコミックファンの両方から広く注目された。ブルーレイは来年1月8日と3月3日に映像特典や特製ボードゲーム『犯人は踊る』『赤ずきんは眠らない』付きで発売予定となっている。 2.ゲームマーケット先行体験会「フォアシュピール」スタート ゲームマーケットで発表される新作創作ゲームを一同に体験できるイベント「フォアシュピール」が5月、東京渋谷で開催された。ゲームマーケ
たとえ東京が焦土となっても 全身から溶岩を噴出しつつ東京を襲う怪獣と、怪獣緊急対策本部の戦いを描く1対多のボードゲーム。連作ボードゲームプロジェクト『KAIJU ON THE EARTH(カイジュウ・オン・ジ・アース)』の第1弾となる作品で、デザイナーの上杉真人氏(『ペーパーテイルズ(ヴォーパルス)』)ほか豪華制作陣で作られた。先行予約のクラウドファンディングは予想を遥かに超える1167人が709万円を出資し、注目の高さを物語っている。 3枚のゲームボード、各自のプレイヤーボード、テキストいっぱいのカードが並ぶコンポーネントに怯んでしまう人もいるかもしれないが、砂時計を使うこともあってプレイ時間は長くない。プロデュースした渡辺範明氏(ドロッセルマイヤーズ)によれば、ルール説明は20~30分くらいにしてカードの説明を敢えてせず、ゲームを始めたほうがいいという。実際、始めてみると複雑さは感じら
2014年に始まり、毎年行われてきたゲームマーケット大賞が、第5回で終了することが秋のカタログで明らかにされた。理由は「ゲームマーケットで発表されるゲームの数が増加の一途をたどっている」「より多様な意見から選ばれる賞を創設したい」の2点。当サイトの管理人は設立当初から審査員を務めており、ほっとした気持ちと、残念な気持ちが入り混じっている。 この賞の設立に携わり、私が一貫してこだわったのが賞の中立性である。ドイツ年間ゲーム大賞の設立に携わったT.ヴェルネック氏が15年前、メールで次のように述べている。 私の調査では、現在世界には100種類ほどのボードゲーム賞があるが、その中で本当に意味のあるものはわずかである。多くは「ゲーム・オブ・ジ・イヤー」(またはその他の名前)を名乗っているだけで、よくよく観察すると、ボードゲームメーカーや販売店から独立していない。消費者はバカでない。審査員が本当に独立
10月28日からクラウドファンディングで募集が始まった「あおもり絵合わせカードゲーム『チーキィ』」について、ルールが『ドブル』と同じだったことから批判が相次いでいる。 ・FAAVO:世界中が青森にハマる! あおもり絵合わせカードゲームを作ります! (アーカイブ) 『チーキィ』は青森県八戸市在住の大山知希氏が青森県をPRするために企画したカードゲーム。青森県の全市町村からピックアップしたイラストを用い、さまざまな組み合わせで8つずつ描かれた2枚のカードから、共通するイラストを素早く見つける。見つけたら指をさすという点を除いては『ドブル』と同じルールである。 クラウドファンディングサイトではカードゲーム『ドブル』を参考にしたことが明記されており、特許などについて弁理士と相談して「問題はありません」という判断を受け、「絵合わせカードゲーム+トランプ」というアイデアで特許を申請出願しているという。
オインクゲームズのお絵描きゲーム『エセ芸術家ニューヨークへ行く』と内容の酷似するゲームを今秋、ドイツ・アスモデ社が発売することを発表し、国内外で批判の声が上がっている。 問題となっているのは今秋にドイツ・アスモデ社が発売する『酔っ払い船乗り(Drunken Sailor) 』。『クラスク』などで知られるマレクトイ社(フィンランド)が製造し、2017年からアメリカのディスカウントストア「ターゲット」で限定販売されている『沈んだ船乗り(Sunken Sailor) 』のドイツ語版である。2周するところまで含めて、ゲームとしては『エセ芸術家ニューヨークへ行く 』とほぼ同じ内容で、当初はリメイクと説明されていたが、オインクゲームズは関知していなかった。 オインクゲームズの佐々木氏のツイートによると、マレクトイ社は『沈んだ船乗り』の製作後に『エセ芸術家ニューヨークへ行く』と似ていることに気付き、事後
第1回となる「ボードゲーム評論の日」というイベントが6月、ドイツ・ハンブルクで開催された。ドイツ年間ゲーム大賞公式サイトに掲載されているレポートを翻訳。 文化的な評論と新聞の学芸欄 ドイツ年間ゲーム大賞協会がハンブルクで「ボードゲーム評論の日2019」を開催したとき、60人以上のボードゲームジャーナリストとブロガーが訪れた。「残念なことに、ボードゲームに関する記事の多くは、何をするのかほとんど理解できません」と、オープニングスピーチでS.ゴーリッシュ氏(『ノイエン・プレッセ』学芸欄編集者)は語り、ワークショップとディスカッションに共通する主題を説明した。 「私たちが書いているレビューは、ルールの要約に終始しています。」ドイツ年間ゲーム大賞の審査員でもあるゴーリッシュ氏は嘆く。「私たちは人々がボードゲームを開封するところだけ見て、カードの運とかメカニズムについて議論する。でも、プレイヤーが何
日本カタン協会は21日、次回の大会より、参加者に「反社会的勢力でないこと」および「反社会的勢力との関係がないこと」を示す誓約書を求めることを発表した。8月25日の「カタン名人戦」から適用となる。大会参加者は受付で誓約書に実名と住所の記入が求められ、署名しない場合は参加できない。 【カタン名人戦参加される方へのお知らせ】 当協会主催「第22回カタン名人戦」が今週末8/25(日)に行われますが、その受付時に「反社会的勢力でないこと」および「反社会的勢力との関係がないこと」を表明していただくため、誓約書にご署名をいただくことになりました。 — 日本カタン協会 (@catan_jp) August 21, 2019 反社会的勢力とは、同会によれば「暴力団やマルチ商法等、暴力・威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」を指す。同会でイベントを掲載・紹介している他団体についても、反
ここ数日、Twitterを賑わしていたボードゲームのインストについて、togetterでまとめた。収録されたアカウントは320、つぶやきは500以上にのぼる。 ボードゲームのインスト(ルール説明)について2019夏 – Togetter https://t.co/0sEtGP5Nmm — TableGamesintheWorld (@hourei) 2019年7月10日 今回の発端は、ルールを把握していないボードゲームをオープンの(知らない人も参加している)ゲーム会で出されたこと。詳細はリンク先をご覧頂くとして(膨大な量なので、時間のある時にどうぞ)、インスト論、初心者論、マナー論、長考問題、エンジョイVSガチ問題、酷評レビュー問題、転売問題、日本語ロゴ問題、日本語ルール公開問題など愛好者の間でよく議論される問題がいくつかあるが、何点かを縦断していて興味深い。 togetterでは2013
ボードゲームが流行していることを示すひとつの指標として、ボードゲームカフェの数が挙げられることがある。最近は、「350店舗」といわれるのを目にすることが多いが、これはおそらく、ボドゲーマの登録数 に基づいているものと見られる(今日現在で346店)。 しかしこのリストを仔細に見ていくと、ボードゲームカフェ・バー、プレイスペース、ボードゲームのできる諸施設(宿泊施設、人狼ルーム、カラオケルームなど)が混在しており、しかもすでに閉店したものも少なくない。そのためこの数は正確さを欠き、盛っている感がある。 当サイトでは、ボードゲームカフェ/バー/プレイスペースリンク集 を定期的に人力更新している。当サイトで把握している情報のほかに、『ボードゲームカフェパス』(1~3)、『All Gamers』の「全国ゲームカフェ・ショップ一覧」も参照した。今回さらに、「ボードゲームカフェ/バー」と「プレイスペース
ボードゲーム人気に伴い、カードゲームの海賊版が出回るようになった。主に中国で製造され、アマゾンのマーケットプレイスを通して日本に入ってきているようだ。粗悪品なので自衛すると共に、発見した場合は販売元や出版社に通報し、ツイートなどで情報共有してほしい。 海賊版の存在が確認されているもの(カッコ内は正規品の出版社) アズール(ホビージャパン) ラブレター(アークライト) タイムボム(アークライト) neu(イカロス) ナンジャモンジャ(すごろくや) テストプレイなんてしてないよ黒(cosaic) コヨーテ(ニューゲームズオーダー) ブロックス(マテル) 犯人は踊る(すごろくや) たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。(クラグラ) ワードバスケット(メビウスゲームズ) ごきぶりポーカー(メビウスゲームズ) 会話型心理ゲーム 人狼カード/DX(幻冬舎) はぁって言うゲーム(幻冬舎) ソクラテ
社団法人ボードゲームが今月20日、東京・池袋にボードゲームカフェ「ONE」をオープンすることを発表したことをきっかけに、愛好者から批判が相次いでいる。 ボードゲームプロが運営する ボードゲームカフェ ボードゲームカフェONE 4月20日オープン! ロゴが決まりました! pic.twitter.com/a9Wp0ffK9h — 社団法人ボードゲーム (@boardgame_or_jp) 2019年3月27日 社団法人ボードゲームは、2012年に「日本プロカタン連盟」として発足したボードゲーム普及団体で、『カタン』などの大会を開催している(日本カタン協会とは別団体)。有料の「プロテスト」を主催し、インストラクターの資格を認定している。 同会がボードゲームカフェオープン企画として、「ボードゲームに勝ったら5000円プレゼント企画」をツイッターで発表したところ、愛好者から「賭博のイメージを植え付け
3月9日、大阪・高槻現代劇場にてNPOゆうもあによる「ボードゲームシンポジウム 2019 in 大阪」が開催された。テーマは「キッズゲーム分野への挑戦」で、85名ほどが聴講した。 ゆうもあは2004年から3年間、大阪と東京でボードゲームシンポジウムを開催していたことがあり、13年ぶりの開催である。その間に日本のボードゲームシーンはどんどん盛り上がっているが、子供向けは今ひとつ振るわない。そこでこのシンポジウムを通して問題点を共有し、新しい風を起こそうというのが趣旨だった。 プログラムは丸田康司氏(すごろくや)の基調講演に始まり、分科会でTTBこと富本尚志氏の「子育てから親育ちへ~ボードゲームで想い出づくり~」、草場純氏の「日本の伝統ゲームと子どもの遊び」、畑直樹氏の「子どもの育ちからみたボードゲーム製作のポイント」、最後にこの4名によるパネルディスカッションという豪華で充実した内容である。
国産同人ボードゲームの中にしばしば、ルールが多い割に、プレイ時間が短いと感じるものがある。ルールブックも分かりにくかったりして、解読とインストに20分ぐらいかかり、やっとゲームが始められたと思ったら20~30分ぐらいで終了してしまうことも。「えっ、もう終わり?」 ルールを読むコストに比して、ゲームを遊んで得られるパフォーマンスが悪い。 ドイツのボードゲームデザイナー、W.クラマー氏は良いボードゲームの条件を15挙げている が、その最後に「ルールの複雑さとゲームに与える影響とのバランス」がある。 シンプルなボードゲームは必ず、ルールもシンプルで短いものでなければならない。一方、要求の多いボードゲームは、ルーも複雑にできる。以下のグラフはこのバランスを表したものである。X軸はプレイヤーがゲームの展開に与える影響を表し、Y軸はボードゲームの複雑さを表す。個々のゲームをこのグラフに配置していくと、
昨年はボードゲームカフェが60件以上オープンしたが、その勢いは今年になっても衰えず、あと3ヶ月を残して約50件がオープンしている。月5件以上と昨年を上回るペースである。家庭用ゲーム機が遊べるゲームバーがボードゲームバーに鞍替えしているところもあり、それも増加の一因となっている。 そのような中、マルチ商法や霊感商法で人を集めるための隠れ蓑としてボードゲームプレイスペースやボードゲームカフェが利用されているという情報が匿名で当サイトに寄せられた。安価な料金設定で大学生・若年層・親子連れなどを集め、隙を見て勧誘やマインドコントロールを仕掛けているという。 事実確認できないため団体名や店名は伏せるが、商売として成り立たないぐらいの明らかに安過ぎる金額設定や、客の数に対して店員がやたら多いことが最初のチェックポイント。また、愛好者はまず遊ばないが、マルチ商法によく用いられるボードゲームがあるので、そ
10月21日 汎用メタルコイン(ポン) 10月24日 『いろはにほへと』(さんぴーす) 10月28日 『トトノワセタイ』(EMPLAY GAME) 10月29日 『ニセドリ』(LITF.studio) 10月30日 ポケットボードゲームズ(joat) 10月30日 『DORA GURA』(39thanks) 10月31日 『CHILLTIME』(YouSayProject) 10月31日 盛岡ボードゲームキッチン開店支援(クバーノバル) 10月31日 新宿ボードゲームスペース開店支援(ボドシェア) 10月31日 大阪ビーボードカフェ開店支援(多機能事業所ライラ) 10月31日 『わさびそば天ぷらセット』(holoserica) 10月31日 『ファイナル・ガール シーズン1』(CMONジャパン) 11月4日 『ゲンジャラ』(日刊工業新聞社出版局) 11月7日 『はんたぁさんのいないモン狩』
ゲームマーケット2018春(5月5-6日、東京ビッグサイト)で発表された新作の評価アンケート結果が本日、事務局から発表された。555名が投票し、425タイトルの新作の中から評価平均1位は『Alpenzian(アルペンツィアン)』(梟老堂)、評価数1位は『すずめ雀』(すごろくや+しのうじょう)となった。 新作評価アンケートはゲームマーケット終了後約1ヶ月にわたってウェブ上で行われた。Googleアカウントがあれば誰でも投票でき、各ゲームを5段階で評価したものを、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化してランキングした。 評価平均1位となった『Alpenzian』はオランダのゲームデザイナーが制作した作品”Sunflower Valley”のリメイク。サイコロを振り、出目のアイコンに応じた絵を自分のプレイヤーシートに描きこんで街を作るゲームで、山と花、家と羊、線路をつなぐことで得点を
世界保健機関(WHO)が先月発表した国際疾病分類(ICD-11)において、「ゲーム障害(gaming disorder)」が依存症のひとつとして新たに加えられた。デジタルゲームやビデオゲームをすることへの抑止力が欠如し、ほかの興味や日常生活より優先し、悪影響が起こってもやめられなくなる状態で、12ヶ月以上にわたって勉強や仕事などに支障をきたす場合、そのように診断される。該当する人はごく少数であるとしながらも、特に日常生活が圧迫されたり、心身の健康に変化が見られる場合はゲーム時間に注意するべきであるという。 この認定について、無害な趣味を病気とみなした過剰な診断であるとか、単にゲームを楽しんでいる人と本当に問題を抱えている人の区別ができなくなるといった意見がある。実際、「ゲーム脳」をはじめ、デジタルゲームやビデオゲームは有害であるという言説は跡を絶たず、今回のWHOの発表によってさらに広がる
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