前回, 「 あしたのために 〜テニュア(終身在職権)を得る方法〜」として, Natureの記事を引用し, 大学教授を目指す若手研究者が, どのような戦略で 任期なしの教員になるか, ということについてまとめた. 日本には多数の大学がある. 国公立から私立大学まで, 開学準備中の大学も含めると779校ある(wikipedia「日本の大学一覧」より). これだけ多く大学があるのだから, 個人の努力とチャンスさえあれば, どこかでテニュア職(任期なしの教員)に就くことは十分可能であると思われる. もちろん, その難易度は研究分野に依存するのではあるが. しかし, 近年の少子化 により18歳人口は年々減少傾向にあるため, 特に私立大学では, せっかく苦労して任期なし教員になっても, その大学の経営状況が思わしくなければ, 給与減, 研究・教育環境の改悪などに直面することになる. 例えば本ページの