「尊敬」から卒業する必要はないが、 「憧れ」からは卒業せよ。 『仕事のヒント』神田昌典 24くらいまでは尊敬と憧れを混同していた。 なにかに「なる」ことを目指して失敗していた。 島田紳助は「紳介さんにみたいなりたいです。憧れなんです」 という若手芸人にこう伝える。 「俺はもうおるで」 ・・・ けれど、憧れはモチベーションになる。 きっかけはなんでもいい。 やるかやらないか、続けるかどうか。 なにかを始めて、続けた後、 憧れを卒業すればいい。 ・・・ では、憧れを卒業する見極めの基準とは? それは、「スゴい」か「いい」か。 学生時代に読み続けていた文章から。 これがぼくにとって大きな パラダイムシフトだった。 スゴいって言葉を使うとき、 その意味するところは結局 「自分には分からないことをしている」 「自分とは違う」 ということの表明であって 対象と距離を置くこと なんじゃないかと思った。