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今年の「#文学」
shiba-moto.hatenablog.com
さて、例年同様少々遅くなりましたが一年を振り返る2010年のまとめ。今年も102冊というたいして多くもない読了本の中から、僕が楽しませてもらった本をミステリ・エンタメ編とラノベ編に分け、5作ずつ挙げたいと思います。 まずはミステリ・エンタメ編から。 1位 梓崎優 『叫びと祈り』 東京創元社 驚異の新人。しばらく追いかけます。 2位 アンソロジー 『放課後探偵団』 創元推理文庫 3位 七河迦南 『アルバトロスは羽ばたかない』 東京創元社 4位 綾辻行人 『Another』 角川書店 5位 中島京子 『小さいおうち』 原書房 入れ替えを悩んだのは「ファージング3部作」や『丸太町ルヴォワール』あたりでしょうか。 昨年は積んだままの評判作が多く、読み残したのが残念。『隻眼の少女』『なぎなた』『こめぐら』『サニーサイド・スーサイド』『ストーリー・セラー』などなどきりがありません。 続いてラノベ編。
つづいて、この区分けがいいのかわかりませんが、ライトノベル編です。 1位 杉井光 『さよならピアノソナタ4』 電撃文庫 青春小説と音楽の幸福な融合。もう終わってしまったと思うべきか、きれいに終わってよかったと思うべきか。ずっと続いてほしかった? 2位 竹宮ゆゆこ 『とらドラ9!』 電撃文庫 この恋はどこへ行こうというのか。物語はクライマックスに至ってますます目が離せない! 3位 早矢塚かつや 『死神ナッツと絶交デイズ』 MF文庫J 読者の予想と期待を裏切り続けるパラレルワールドもの? タイムリーブもの? 自分たちの望む未来のためにあがき続ける姿が美しい。 なお、番外編は氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』と松田志乃ぶ『嘘つきは姫君のはじまり』を。昨年お亡くなりになった氷室さんの言わずと知れた平安朝ラブコメの名作と、おそらくその後継にあたる新シリーズ。今後が楽しみです。 [rakuten:b
さて、少々遅くなりましたが昨年一年を振り返る2008年のまとめ。今年も135冊というたいして多くもない読了本の中から、僕が楽しませてもらった本を3作挙げたいと思います。 まずはミステリ・エンタメ編から。 1位 伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー』 新潮社 何と言われようがはずすことができない作品。逃走の緊迫感と伏線回収の手際のよさは格別です。まさに極上のエンターテインメント。 2位 牧薩次 『完全恋愛』 マガジンハウス あの大家が別名義で書き上げた、ひとりの男の生涯。隠れていた愛情が姿を現す様は圧巻。この名前にピンときた人も、そうでない人も読んで欲しい。 3位 辻村深月 『名前探しの放課後』 講談社 この世界に没頭してほしい、そんな作品。この真相に、あなたは気付きますか? なお、番外編として豪華な執筆陣がそれぞれの持ち味で楽しませてくれた『Story Seller』と、つぼにはまりまくりだ
穢れた風 (創元推理文庫) ネレ・ノイハウス 東京創元社 円 Amazonで購入 書評 風力発電施設の建設会社で、夜警の男が死体となって発見された。社長室のデスクにはハムスターの死骸があり、社長のタイセンは神経質な反応を見せた。この会社が新たに建設を目指す発電用の風車は住民の反対運動に抵抗されており、やがて反対運動の関係者が遺体で発見される事態に。しかも第一発見者は被害者の友人でオリヴァーの父。オリヴァーとピア、二人の刑事は捜査にあたるが、人間関係と思惑の渦に巻き込まれていく・・・・・・ ドイツではすでに8作が刊行されているという、オリヴァー&ピアシリーズの5作目、2011年に発表された『Wer Wind sät. Ullstein, Berlin』の邦訳。このシリーズは初読なのだけれど、シリーズ名に違和感を覚えるほどピアの活躍が際立っている。というか、オリヴァーが期待はずれなのか、空回り
友桐夏さんの『白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)』を読了。 同じ塾に通う顔も名前も知らないチャット仲間、アイリス、シャドウ、ララ、ミスティー、そしてミズキの5人。彼女たちはアイリスの提案で5日間のオフ会を開くことになった。しかし、会場である人里離れた洋館に現れたのは4人だけ。しかも、匿名性を保つためHNとは別の偽名を名乗っているため、誰が来ていて誰が来ていないのかわからなかった。 これは難しい作品ですね。紹介が。どこまで書いていいものやら。 少なくとも「すごい作品を読んだ」と僕は思っています。 ちょっと「ネタバレ」と思う方もいるかもしれないので、この続きを読む方は覚悟してください。先入観を持たないで読まれるほうがいい作品だと思いますので。 白い花の舞い散る時間友桐 夏〔著〕 集英社 (2005.9) オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 【感想拝見】 どこまで行ったらお茶の時間さま(
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