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SRAMはトロイの木馬を仕掛け、一気にシマノを窮地に追い込んだ。ロードバイク界隈はまだ平穏だが、MTB界には激震が走った。SRAMイーグルトランスミッションという革新的な兵器はいま、MTB界からシマノを追いやろうとしている。 2020年、SRAMがUDH(ユニバーサル・ディレイラーハンガー)を発表した。待っていたかのようにTREKからUDHを搭載したフューエルEXが登場した。SRAMとTREKはご近所だから、互いに協力しながら研究開発を進めていたのだろう。 当初、UDHのデザインは「どの自転車メーカーも無料で使用できるオープンスタンダード」として発表された。当初は、だ。 表向きは、業界全体で無数にある独自のハンガーやアクスルスレッド規格の必要性を減らし、消費者の利便性を向上させ、部品選定の悩みの種を減らすため、だった。しかし、これはSRAMが新しいダイレクトマウントディレイラー(フルマウン
モビリティ・アセスメントは、身体の可動域を測定する。自転車に乗らない状態での柔軟性や体の癖を見定めていく。この測定結果は、次のバイクフィットに加味されるため正しい手順で測定をしておく必要がある。 なお、このアセスメントすらもAiが測定する。指定の動きや動作を動画で撮影してアップロードするだけでいい。フィッターに体を触られるのが嫌な女子にとっても嬉しい機能だ。 アセスメントは、上半身と下半身の可動性を評価する。バイクでのフィッティングを微調整するために、一連の動きを2本の短いビデオで撮影するだけだ。 測定すると以下のような評価が下される。 次はいよいよ、バイクフィットだ。ペダリング中の動画を20秒ほどアップロードするだけでいい。 バイクフィット まずは、バイクの種類と目標とするゴールを定める。レースに出る人は「Performance」、快適で速く走りたい人は「Performance and
AppleがWWDC 2023 Keynoteで発表した最新のwatchOS 10は、Apple Watchをサイクルコンピュータとしても使用できるように進化するという。 今回の新しいアップデートでは、Apple WatchがBluetooth対応の心拍計とペアリングできるだけではない。パワーメーターやスピード&ケイデンスセンサーなどBluetoothアクセサリーとも互換性を持つようになる。 Apple WatchOS 10のアップデートでは、スピードセンサーとケイデンスセンサーのBluetoothをサポートする。ワークアウトアプリではネイティブでBluetooth対応のパワーメーターが追加できるようになるようだ。 このサポートには、スマートトレーナーも含まれており、全てがネイティブでApple Healthに記録されるという。
日本生産性本部が発行している「レジャー白書」によると、サイクルスポーツ人口は2009年の1518万人を境に10年で半減している。コロナ禍で外出規制が行われた2020年に630万人を底に2021年にかけて盛り返しているが、10年前と比べるとサイクルスポーツ人口の減少が著しい。 人口の増減傾向を見ていくと、2008年から2009年の「倍増」が目にとまる。この2009年のサイクルスポーツの話題といえば、別府史之選手と新城幸也選手の2名がツール・ド・フランスに出場した年だ。 新城幸也選手は第2ステージで5着に入る活躍を見せた。日本人史上初のステージ5位という結果に湧き、日本国中のサイクリストがツール・ド・フランスの放送に釘付けになった。 当時、Bboxブイグテレコムが乗る「TIME RXR」やファビアン・カンチェラーラ、アルベルト・コンタドールが乗るTARMAC SL3がバカ売れしたのもこの時期だ
海外(お隣の国)のSNSで新型105の情報がリークした。新型105のモデルナンバーはR7100シリーズになるようだ。大きなトピックスとしては電動化と12速対応だ。現在判明している大きな変更点は以下の通り。 12速化 無線化 Di2化 クランクのロゴは「SHIMANO 105」 ブラケットサイズは上位踏襲 樹脂パーツで低廉化 ワイヤー式は無し、遅れて登場が濃厚 外装はDura-Aceそっくり モデル名もほぼ確定しているようだ。全てDi2仕様でセミワイヤレス化を踏襲している。スプロケットは11-34T、クランクは50Tと52Tが選べるようだ。 ST-R7170(R) ST-R7170(L) BR-R7170(R) BR-R7170(F) FD-R7150 RD-R7150 FC-R7100 50-52T 170mm CS-R7100 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-
ざっくりいうと↓ リムブレやミドルグレードからの乗り換えとして最高 ハイエンドモデル(SL7やVENGE等)から乗り換える理由は少ない 違和感は、乗る前と乗った後の期待の落差が大きすぎたから 評価は「何から乗り換えるか」で変わる UCI旧規定最後の新型バイクか Webメディアや雑誌で異常なまでに高い評価を得ているRP9だが、実際に乗ってみると、これといった特徴や驚きがなかったことに困惑してしまった。フレームだけの性能を抽出し見定めようと、チューブや使用済みのタイヤに至るまで全て移植したうえでの率直な感想だった。 なぜ、このような結果になってしまったのだろうか。 「跳ね返すような剛性」だとか「路面のインフォメーションを消すような乗り心地」といった歯切れのいい言葉を散りばめながら、インプレッションをすらすらと書いてけるかと思いきや、RP9はそうはいかなかった。 RP9と向き合うためには、もう少
確定申告の時期なので再掲。 「個人には税務調査は来ない」や「額が小さいから税務調査は来ない」という話を、人から見聞きしてそう(あってほしいと)思っていましたが、全然そんな事ありませんでした↓ ↑ある日突然、普通に税務署から税務調査として「お尋ね」が届きました(私に届いた実物。画像はぼかしてあります) 話題になったこととしては仮想通貨のビットコインの利益を申告せずに「ビットコインの利益隠したと告発 全国初か、金沢国税局」というのものもありました。また、エコノミストのWEB版には、 務調査の対象となっているのは、富裕層だけでなく、給与所得が数百万円水準であっても、仮想通貨の高騰で数千万円を稼いだ人もいるようだ。 一部投資家に「インターネット取引などについての確定申告書の見直し・確認について」と称した「お尋ね文書」を送っている税務署もあり、「自主的な申告」を促している。この文書が届いた納税者は、
TARMAC SL6が急に走らなくなった人がいるらしい。SL7が登場したことによってだ。一つだけ言わせてもらうと、TARMAC SL6 DISCはディスクロードとして1から設計し驚異的な軽さを達成したスーパーバイクだ。グランツールで幾度となく勝利し、海外メディアは「最高のディスクロードバイクのひとつ」と評価している。そして、VENGEと同じくらいよく見かけるディスクロードバイクだ。 私自身もTARMAC SL6のリムブレーキ式とディスクブレーキ式を所有していた。しかし、乗り味(進ませ方)が自分のスタイルに合わずに手放してしまった。VENGEとTARMACは乗り味が全く異なる。VENGEは踏んでいる時間に遊びやタイムラグがあっても進んでくれる。TARMACの場合は、蒸気機関車のように常に燃料を投入し続けるようにするとよく走る。それぞれのフレームの間には走らせるためのアプローチが異なる。 それ
最高性能のセラミックベアリングと最高性能のスチールベアリングの摩擦損失の差はわずか0.03ワットだ。FrictionFactsの実験データで明らかになった事実である。セラミックスピード社のUFOオイルや、MoltenSpeedワックスの抵抗が小さいと知られるようになったのも同社の実験がきっかけだった。 FrictionFactsの目的はただ1つ、「最も抵抗が小さい機材をつきとめる」ただそれだけだ。 「それだけだ」という言葉の裏にはさまざまな意味が込められている。事実とは、ブランドに対する信仰や、個人的な思い入れ、値段が高いから、といった面倒なバイアスから私たちを切り離してくれる。冷静に物事を判断しようとしたとき、感情論や希少性などは性能に影響を与えない。 必要なのは、無機質な実験によって序列がつけられること、ただそれだけである。 「抵抗が大きい」と「抵抗が小さい」だけが定義され、無機質なデ
「世界最速のエアロロードバイク」はいったいどのバイクなのだろうか。各社が開発戦争を重ねる最中、ライダーたちはいったいどのバイクを選べばよいのかわからなくなってきている。そんな状況の中、ドイツの機関誌「TOUR MAGAZINE」の空力テストでついに最速のバイクが明らかになった。 テストの対象になったのは、 S-WORKS VENGE DISC Cannondale SYSTEMSIX DISC TREK MADONE DISC Cervelo S5 DISC RIDLEY Noah DISC 以上の5モデルだ。最新のエアロディスクロードがそろい、事実上の最強決定戦と言っていい。 TOUR誌のテストの特徴は、第三者機関の実験設備を用いて厳密な実験が一貫して行われる。実験のプロトコル(複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順を定めたもの)が一貫しており、過去に掲載されたバイクと比較し
*はじめに* 本記事は、VENGEを2000kmほど乗り込み、感じたこと、気づいたことをまとめている。ボイスメモや書き溜めたメモから起こしたものがほとんどであるが、その間にも各メディアや国内のレースでVENGEが話題に上がらない日はなかった。サイクルスポーツ2018年12月号のエアロロードの比較テストやツール・ド・おきなわ2018の優勝など、もはや最速のバイクとして誰も疑うことはないだろう。しかし、本記事を記している最中は、それらの情報は皆無だった。内容には「いまだ疑わしいディスクロード」という感情が見え隠れしている。それらもふまえて、VENGEに対する受け取り方の変化もくみ取りながら、記事を読み進めて頂きたい。 photo:SPECIALIZED あたらしいVENGEを深く知ろうと思ったとき、やるべきことはたった1つだった。VENGEを自分で購入し、理想のポジションと理想の機材で組み上げ
もしも自転車に出会っていなかったら、これほどまでに全国各地を飛び回らなかっただろう。私は自転車と共に日本各地を旅した。飛行機で移動するような沖縄、新幹線の移動と鈍行を乗りつぐ真冬の野辺山シクロクロス、どんな山奥のレース会場だって輪行してきた。 輪行をする際に必ず必要になってくるのは、自転車を収納する輪行袋だ。交通機関の移動の際には必ず使用しなくてはならない決まりがある。輪行袋といっても、ただのナイロン繊維で作られていて味気のない薄いヌノっきれがほとんどだ。 かれこれ10年近く輪行してきたが、国内の移動であればこの布っきれタイプの輪行袋が最も使いやすい。なにより軽いし、リュックにも収納できるから使い勝手がよい。そして一度たりともトラブルに遭遇したことがなかったから、ずっと同じ輪行袋を使いつづけていた。しかしこの輪行袋には不満点があった。 というのも輪行袋は種類が少ないばかりか、展開しているメ
高い空気圧は転がり抵抗が小さい? 小さな転がり抵抗を獲得するためには、タイヤの空気圧をできるだけ高く設定することが常識とされてきた。 トラック競技では11~13BARという、とてつもなく高い空気圧が今でも常用されている。ところがロードバイクが走るような路面が良くない状況下において、同様の考え方を持ち込むのは少々違うんじゃないか、という実験結果がある。 シリカポンプで有名なSILICAのラボが、面白い実験結果を2016年7月公開している。 SILCA BLOG: PART 4B: ROLLING RESISTANCE AND IMPEDANCE 「空気圧を上げすぎると、転がり抵抗が増す」 という実験結果だ。 どういうことだろう。はじめこれらの事実に触れた時、全く理解することができなかった。私がタイヤ選びの際に参考にしているサイトでは、各社メーカー別、タイヤ種類別、タイヤサイズ別の転がり抵抗の
ざっくり言うと↓ 過激な軽量化は影を潜めた。 美しきケーブルルーティング。 バランスの良いオールラウンドバイク。 各社の軽量バイクが出揃った今だからこそ、”あえて”軽量バイクの代名詞エボに迫ろうと思う。そして2世代目は一体何が変わり、一体何が新しいのだろうかと問うために。 初代SUPER SIX EVO HI-MODが発表されたとき、一種の熱狂に近いものがあった。フレームは700gアンダーという驚異的な重量と、それでいて高い剛性、下りもこなすスーパーバイクだった。当時、欲しいバイクを上げろと言われれば、間違いなくSUPER SIX EVO(通称:エボ)はその候補に挙げられた。 ただ、あれから何年か経過して、世の中は少し変わってきたように思う。国産のYONEXが高いカーボンの製造技術を活かした軽量バイクをリリースしたり、「重量ではない」と言われていたTIMEが軽量クライミングバイクAlpe
今回ばかりはミノウラマジ神対応!と言わざるをえない。なんと、既存のミノウラローラーユーザーのほとんどの機種を「スマートトレーナー化」できるのだ。スマートトレーナー?という言葉を初めて聞いた人も多いかもしれない。スマートトレーナーとは、無線通信でZWIFT等と連動したり、映像と連動して、負荷を自動的に変化(峠では重く等)させることのできる次世代のローラーである。 ようはZWIFTの映像やコースに合わせて、ローラーの負荷が勝手に変わってくれたりする。 スマートトレーナーは想像しただけでも楽しい。ただ、ZWIFTをやらなくてもメリットは有る。既存のローラーのようにダイアルを物理的に調整する必要がないのだ。ワイヤレス(通信方式ANT+やBLE)で負荷を調整することもできる。なんとも未来的だ。 時代がスマートトレーナーにシフトしていく中で、国産ブランドのミノウラは、私達既存のユーザーを見捨てなかった
我々のような自転車競技を行う競技者にとって本書「スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる」は大変有益な情報で溢れている。自転車競技というのはレース中に補給をする稀なスポーツだ。そしてレースに挑むまでの節制した生活、レース直前のエネルギー補給、そしてレース後の回復と、「食べ物」と密接に関係している。 食べ物が成績に直接影響する自転車競技だから、一つ一つの食べ物に神経をとがらすのも無理はない。ただ、「どのような裏付けを持って摂取しているのか?」というエビデンス(証拠・根拠)を理解している人はそれほど多くはない。そんな迷えるアスリートたちに本書は今最も信頼できる一冊だ。 著者は、寺田 新氏(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系准教授の)でその略歴も日本学術振興会特別研究員、2004年ワシントン大学医学部応用生理学教室ポスドク研究員、2006年三共(第一三共)株式会社研
なぜ痩せられないのだろう。「食べても太らない人はきっと遺伝のせいだ。」根拠のない理由を都合よく付け加えて、太っているのは遺伝が理由なのだとあきらめる。私は常に体重のコントロールを求められる環境にいるから、痩せる苦労が痛いほどよく分かる。 原因は遺伝であればどうしようもない。しかし、本当にそうなのだろうか。この「遺伝だからしょうがない」という揺るがない事実に対して、「遺伝子の性質を上手く利用してダイエットを成功させよう」という科学的根拠に基づいたアプローチがある。 それは、「スポーツ遺伝子検査」でも紹介したハーセリーズインターナショナルが実施しているダイエット遺伝子分析だ。本検査では、遺伝子レベルで「なぜ太るのか」を調べ「体質に基づいたダイエット方法」を提案してくれる。本検査の監修は、大阪大学大学院 医学系研究科臨床遺伝子治療学 特任准教授の勝谷友宏氏である。 一人一人異なる遺伝子のクセを知
わずか100gちょっとのR-1ヨーグルトと1リットルの牛乳さえあればR-1ヨーグルトが1kgも作れる―――。ヨーグルトを毎日食べる人にとっては夢のような話だ。今回の記事は、赤いパッケージでお馴染みのR-1ヨーグルトを簡単に増やす手作りの方法をご紹介したい。 ヨーグルトを食べる習慣があるのならば、ぜひ一度は手作りを試して欲しい。難しいなんてことは全くない。むしろとても簡単で、安く、無添加(元々のR-1自体にはにはいくらか添加物が含まれているものの)で質の良いヨーグルトを自宅でいとも簡単に手作りできるのだ。 スーパーマーケットに足を運べば、様々な種類のヨーグルトを買うことができる。その中でも今回使用するのは人気の「R-1ヨーグルト」だ。このR-1ヨーグルトは魅力的な効果を秘めているものの、販売価格も高く容量が少ないため、日々購入し継続して食べるには少しばかり躊躇してしまっていた。 私はそんなコ
伊丹空港近くでいつも飛んでいるこのラジコン飛行機。先日やっとオジサンに声をかけた。どうも趣味ではなく競技会へ向けへ練習しているらしい。この競技の「全日本選手権」らしい。ラジコンと言っても、プロペラだとかエンジンといったたぐいは付いていない。飛ぶために必要なのは「上昇気流」ただひとつらしい。 ちょうど地形的に上昇気流が発生するエリアらしく、飛ばすのに適しているとのこと。このグライダーは手で投げる。羽のフックを2本の指で掴んで、空に投げる。60mほど上がって旋回し始める。伊丹空港から離陸する飛行機と相まって、なんとも優雅だ。ロマンがある。 飛び続けられるかは風次第だという。風を読んで自分の飛ぶ力をコントロールする。いわゆる「空気が読めるヤツ」というわけだ。そのあとは緩やかに下降してくる。 飛んでいられるのはいいなぁと思いながらぼんやりと、飛行を眺め続ける。まるでペットのようにオジサンのところに
Photo:SUNVOLT 先日開催された全日本マウンテンサイクリングin乗鞍において、優勝した森本誠選手が着用していたウェアが私の中で話題だ。今まではSUNVOLT社製のライトワンピースを使用していたが今回のレースでは、なにやら怪しげな(深い意味はない)上半身が透けてしまうほどのメッシュ仕様のワンピースを着用していたのだ。 現状のSUNVOLT社のラインナップに存在しないウェアであるため、恐らく今回の乗鞍ヒルクライムに合わせて投入してきた新たなウェアであることは間違いない。その謎のSUNVOLT社製メッシュライトワンピースについて探っていく。
2017年11月1日インプレッション7〜14追加: 7 インプレッション 8 ジオメトリ 9 剛性 10 サイズ 11 ホイール相性 12 コンポーネント選択 13 プロモーションと現実の乖離 14 まとめ:TARMAC史上最も進むフレーム 目次より参照ください。 自転車雑誌や業界関係者を除けば、一般ユーザーとして初のインプレッションになるであろう新型S-WORKS Tarmac SL6に関する記事を、これから書き記そうと思う。偶然にもいち早く新型S-WORKS Tarmac SL6を入手できたので早速解剖し、実重量から作り込みまで全てを探っていきたい。 新型TARMACは、大々的に世界同時ローンチされたことは記憶に新しい。新型Tarmacを実際に見られる機会は一般・プレス向けにはあったものの、ユーザー側が注目している細かな部品の重量や、フレームの細部に至る構造まではいまだ明らかにされてい
「自分にはどんな才能があるのだろう。」と、誰しも一度は自身の可能性に想いを巡らす。絵を描く才能、学ぶ才能、人よりも速く走る才能。人間として生まれ、人間として育っていく中で、だれ一人として同じように成長していくことはない。何かしらの原因で人間には必ず優劣がつきまとう。 小学校、中学校の頃を思いだしてほしい。たとえば100m走だ。一斉に生徒が走り出すと、走ることが速い子、そうでない子とはっきり優劣がわかれてしまう。小学校程度であれば、生徒は特別なトレーニングを積んでいるわけではないため、本人もなぜ足が速いのかよくわかっていないだろう。 はたから見れば、「かけっこの才能のあるやつ」として羨望の的になる。 そのうち本人は、「自分には才能があるのではないか」と思い始める。しかし、それは周りがひどく遅いための相対的な速さなのか、それとも才能が本当にあるのか、すぐに判断することは難しい。しかし、昨今の目
毎年、6月に入るとシマノの新型コンポーネントの発表がある。いよいよXデーが近いのが新型アルテグラだ。モデルナンバーは8000番台になると予想され、ダイレクトマウント、ワイドレシオ、クランクアームの高剛性化などが見込まれる。 以前、お隣の国でリークされたものは偽物ではないか?という話も多く聞かれた(お隣の国だけに)。真意の程は定かでないが、今回のリーク画像を見てみると、、もはや製品として完成しているレベルである。そして、今回の画像は旧型になる6800と並べた貴重な画像だ。 変わった点といえば、クランクアームの太さだ。新型のデュラエース並の太さになっている。そしてチェーンリングのアーム部分の加工も変わっている。それ以外のカラーリング等には大きな変更はないもの、やや渋い色で攻めてきている。 発表は今月とされているが、はたして新型アルテグラはどのような機能を積んで我々の目の前に姿を表すのだろうか。
この記事を公開するまで「SACRAホイールどう?」といろんな方々にさんざんに聞かれた。実際に走っている時もそうだし、SNSでDMを送ってくれた人もいた。ただ、なぜそこまでSACRAホイールが注目され、皆が気になっているのか私は不思議でならなかった。私の中でSACRAホイールを一言で言ってしまえば「ただの手組ホイール」である。 だから私は、「言うても、手組ホイールですよ」と質問してきた人たちに回答した。 メーカーが生み出すような、ハブからリムまで一貫して専用の設計で作られた完組みホイールとは異なり、SACRAホイールはどこにでもあるパーツで、誰でも知っている組み方で成り立っている。SACRAホイール自体が、手組ホイールという事実に変わりはない。ただ、リムに関しては解析ソフトを用いエアロダイナミクスに優れたリムシェイプを有しているので、リム単体の性能はどうか?という見方もしなくてはならない。
冬の厳しい寒さも和らいだ3月下旬、私は河川敷を走っていた。春の訪れも感じられるようになり、川辺に目を移せば、子どもたちが川に石を投げ入れて遊んでいる。穏やかな気候の中でどこまでも続く河川敷を走りながら、ふと、こんな想像をしていた。 「もしも、永遠に走り続けられる道があったのなら」と。 誰もが望む、止まる必要のない道。ただ、河川敷に感じていた「どこまでも続く」という表現は、少し違うのだろう。河川敷の走りやすい道でも、いつかは終わりを迎える。道の行き着く先には、いつも車で通る幹線道路がつながっていて、そこからまた無機質なアスファルトがどこまでも続いている。 舗装路を速く走るために生まれたロードバイクは、人間が生み出した交通ルールの中で手足を縛られ、環境の規制を受ける。そして、走り続けることを阻まれる。当然のことだが、よくよく考えてみれば無駄に時間をやり過ごしているだけだ。 外を走るという行為自
結論を先に述べよう。ゼッケンのあのスキマを埋めると、40kmで8秒短縮できる。そのスキマを埋める際に、私は様々なテープを試したが「日東電工 再剥離可能強力両面テープNO5000NS 20mm×20m」というテープがジャージと、ゼッケンにとって最高の相棒であった。今回の記事の結論は以上だ。それでもお時間の都合の在る方は、ここから読み進めて行っていただきたい。 キャッチーかつ大袈裟に言うと「ゼッケンの空気抵抗を減らして40kmTTで8秒縮める驚愕のソリューション」なのだが、実際は「両面テープでぜっけんふさぐ方法」である。しかしそれだと面白くないので、記事化してみよう。 以下、それっぽい記事。 日東電工 再剥離可能強力両面テープNO5000NS レースに出たことのある方ならゼッケンを背中に着けたことがあるかもしれない。その時は安全ピンを用いて、ゼッケンの四隅を縫うように固定したことだろう。確かに
今から20年前を思い出してほしい。年代で言えば90年台の初めの頃だ。その頃、高機能な「あったかインナー」なんて代物を身に着けている人はいただろうか。ほとんどいなかったはずである。ところが現代はどうだろう。いまや高機能なあったかインナーを「着ていない」人を見つけるほうが難しい。 しかし、私たちが知らないだけでそれよりもはるか昔の40年も前から「その道」の人たちに親しまれてきたインナーウェアが存在していた。しかも日本製で、いまだに1つ1つ新潟県長岡市で生産されている。様々なプロダクトが生まれては消えていく中で、ロングセラーとなり今もなおひっそりと売れ続けているのだ。 そのインナーウェアは「ひだまり肌着」である。 名前からしても非常にマニアックそうなインナーウェアのように聞こえる。ただ、当ブログの読者の方ならこのインナーウェアの名前に聞き覚えのある人もいるはずだ。先般の記事「ヒートテックでエベレ
最近めっきり寒くなってきた。あっという間に季節がうつり変わり、気温も下がっていく。季節が変われば、かならず衣替えをするわけだが、いつも身に付けるものや着るものに悩まされる。タンスをゴソゴソと漁っていくうちに、「そういや去年使った発熱インナーがあったな」と思い出し、引っ張り出してくる。 やはり最近のインナーウェアはとても暖かい。普段の冬の寒さ対策は、大多数の人たちと同じようにここ数年はユニクロのヒートテックだった。 先般掲載した「ヒートテックを山岳ガイドが使わない理由」でもご紹介したとおり、インナーウェアはシチュエーションや使い方を間違うと、本来の性能を発揮しないばかりか、むしろ汗冷えといった逆効果を生み出してしまうと述べた。要約すると、自分が使うシチュエーションに応じてインナーウェアを使い分けようという趣旨の内容だった。 冬のインナーウェアの代名詞といえば、ユニクロのヒートテックだ。しかし
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