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職場のみんなが残業している中、私は定時で帰っている。定時までに仕事が終わるように計画を立てているので、残業しないといけない理由など存在しないのだ。ガハハ。 他の人たちの仕事を手伝ってもいいけど、私の立場でそこまでする必要ないと思うし、人の仕事を横取りしているみたいになるのも嫌なので、華麗に定時退勤をキメている。「あいつ最近いっつも定時で帰ってる……暇なのか？」などと思われてそうだけど、決して暇という訳ではない。やるべき仕事はたくさんあるのに、定時までに片付いてしまうのである。 「段取りする」ということは、こういうことなのだ。始業から定時までの8時間に、予定を組み込んでいく。うまくいくと、とても美しく感じてうっとりしてしまう。やむを得ず残業することもあるけど、それも計算の内であって、予定より早く終わることが多い。数学に疎いのでよく分からないけど、エレガントな証明や美しい数式に抱く感情というの