サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
CES 2025
ousta.hatenadiary.org
RoHS指令のリストに多層カーボンナノチューブ(CNT)と銀ナノ粒子が入りそうだという件についてメモを作成した。最初に確認しておくべきことは、改正案の可決は「環境委員会」のもので本決まりまではまだまだ遠い道のりがあるということ。 RoHS指令の"RoHS"は「有害物質の制限(Restriction of Hazardous Substances)」の頭文字。RoHS指令とは「電気電子機器における特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会指令」のこと。2003年2月にW公布され、2006年7月に施行された。これまで禁止物質は6物質。今回の改正案の目玉はこれらに2つのナノマテリアルの追加が提案されていること。 最初の情報は、欧州議会のプレスリリースからだった。このプレスリリースは、6月2日に欧州議会の環境委員会でRoHS指令の改正案が賛成55、反対1、棄権2で可決されたことを報告している
厚生労働省の新型インフルエンザの優先接種対象者には、医療従事者、妊婦、基礎疾患を有する者に続いて、「小児(1歳〜就学前)」が挙がっている。ちなみに1歳に満たない場合は本人ではなくその両親が対象となる。つまり、「1歳児」と「1歳未満」の間に線が引かれているわけだ。その根拠が気になり探してみた。まずは基本的なところを確認しておく。 不活化ワクチンであるため、生ワクチンによって獲得できる液性免疫と細胞性免疫のうち、液性免疫のみ。 ワクチンは皮下接種するため、血中には抗体が作られるが、ウィルスが侵入する鼻や喉の粘膜面には抗体は分泌されづらい。 そのため、期待される効果は症状の重篤化は防ぐことであって、感染そのものを予防できるという証拠はない(「感染防止、流行の阻止に関しては効果が保証されない」by 厚生労働省)。 不活化ワクチンは免疫記憶が弱いため、感染歴のないため免疫記憶を持たない幼児には予防効
引き続いてフランスの話。欧州労働安全衛生機構(EU-OHSA)が1月25日、フランスの食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の専門家がナノ材料向けのコントロールバンディングツール(Control Banding Tool)を開発したと発表した。ANSESの記事と報告書本体はここからリンクしている。報告書のタイトルは「ナノ材料のために特化したコントロールバンディングツールの開発」で、日付は2010年12月となっている。コントロールバンディングとは、MSDS程度の情報しかない場合に、それらの情報からリスク管理手法を選択するための簡易な意思決定ツールであり、主に中小企業向けである。リスク管理手法は、有害性バンドと曝露バンドの組み合わせで決まる。通常、それぞれ4〜5程度のバンドが設定される。 今回提案されたバンドを見てみると、有害性バンドはHB1(非常に低い)〜HB5(非常に高い)までの5段階、曝露
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『リスク論のネタ帳&ナノ追っかけ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く