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大そうじへの備え
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2023 . 12 «12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024 . 02 2月に辞めないと貰える退職金が減ってしまう制度って...何考えてるんだろう。 昼飯のときの話では,予算を繰り越せない都合ではないかという話でした。私たちも会計年度を跨いで予算を使えないための不便,非効率,無駄な努力の多さに日夜,ってのは嘘ですが,年度末は悩まされていますが,今回の話もそこが根っこだとしたら,財務省ホント呆れます。 今回のことなんて,それなら早期退職してもらい,残りの1ヶ月間をボランティアで働いてもらえば学校の生徒だって不都合は生じないのに,それを許さないって。誰がどうやって決めてるのか知らないけど,頭オカシイです。 でもって,呆れるのではなく腹立たしいのは,貰える退職金が少なくなることを避けるため早期退職する人を責める人がい
2024 . 07 «12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024 . 09 学内でのヒッグス探索現状についてのセミナーを終えたところです。これで,記者会見から続いた(私の生活の中での)ヒッグスフィーバーは一区切りと言った感じです。 今回の結果を無理矢理ざっくり纏めてみます。 ATLASは126GeV付近にわずかなexcessがあります。Local p-valueで言うと,3.6σ。H→γγだけで2.8σ,H→ZZ→llllだけだと2.1σ。ただし,γγとllllではp-valueの最小を与える質量はわずかに違います。γγは126GeVですが,llllでは125GeVより少し小さいところです。この3.6σはlocal p-valueなので,ヒッグスの質量が既知で,その質量領域だけを探索した場合にはかなり大きなexce
2024 . 11 «12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2025 . 01 雑誌に掲載された論文数が研究者の業績の目安にされることがよくあります。もちろん、わかりやすい指標ですから、何かの審査の際にそれを考慮に入れるというのは自然です。が、異分野の研究にまたがった審査で論文数を使うのはかなりナンセンスです。 研究分野によって論文の発表のしやすさが全く違うからです。研究って奥行きを追及する分野と幅を追及する分野があります。素粒子なんて研究する対象が荒っぽい言い方をすると粒子の数しかありません。一方、素粒子より原子核、原子核より原子、原子より分子、分子より…というように研究する対象が複雑になれば、それに応じて誰も研究していない対象がいくらでもあります。ということで、素粒子の方向へ向かうと学問は深さを追及するしかないのに
2024 . 07 «12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024 . 09 先週は予定通り出張して,昨日帰国しました。 火曜日はCERNにて,いつも通りのややこしい話の連続。お金とか,研究の枠組みとか,そういう面倒な話ばかりを1日中していました。まあ,この日に限った話ではなく,そういう業務ばかりやっているので,最近はこのブログに書くネタがありません。 水曜にストラスブールに鉄道で移動して,木曜は1日中でミーティング。今回のミーティングはMonolithic Active Pixel Sensor (MAPS)というものの共同開発の打ち合わせで,大変有意義な議論をしてくることができました。1日中研究の話だけをした貴重な1日でした。しかし,朝イチから昼飯と晩飯までずっと英語漬けなので,疲労感は通常の2,3倍ありました。
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