日本国憲法には人権宣言にあたる部分がある私が、憲法というものが、統治機構と人権宣言で構成されること、日本国憲法もその例外ではないことを学んだ当時、日本国憲法第3章はこれまで歴史の教科書や政治経済の教科書で学んできた「人権宣言」に相当するものだ、ということに感銘を受けました。日本では内戦や市民革命によって勝ち取ったものではないかもしれないけれども、人類の歴史の中で勝ち取られた人権宣言が憲法に書かれているのですから。 そのことがよくわかるのが、憲法13条の条文です。 第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 日本国憲法デジャヴな感じがするのではないでしょうか。これを読んだとき、若かりし日の私は、「あら、人権宣言じゃん」と感じたわけです。 ここで、「すべて国民は、個