本記事は、データ品質に関する記事です。 最近、業界を問わず、様々な企業のエグゼクティブやDX推進担当の方から、データガバナンス・データマネジメントに関する相談を受けることが多くあります。相談の中で、実際に議論が白熱するのが、ガバナンスやマネジメントのやり方というよりは、ガバナンスやマネジメントを整備した上でのデータ活用を進めていくユースケースをどう生み出していくかという話と、よりよい効果を生み出すためのデータ品質に関する話です。後者については、例えば、データガバナンスやマネジメントは一定の枠組みを導入したが、そもそもその運用においてデータの品質についてはどう考えていくものなのか、品質の不足によってどのような問題が起こるのか、何をメトリクスとして持つべきなのか、とよく聞かれます。本記事は、データ品質のそれらポイントとその整備・管理の実践に関して解説してみたいと思います。 データは企業の変革の