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今年の「かわいい」
note.com/cchan1110
この文章を、 小田原のTipy records innと、 あの日 あの場所で 助けてくれたみなさんに、贈ります。 202X年の春。私は、何もかも消沈していた。 食欲消沈。仕事消沈。ぜーんぶ消沈。自分だけの話じゃないので詳細は書けないんだけど、とにかく意気消沈祭。もういっそ、私ごと全部消沈してしまえ。そんぐらいのテンションだった。 ある日、仕事仲間のYさんが、心配して連絡をくれた。 「まずは息抜きに、小田原へ行きませんか? 友達がやってるいい宿があるんですよ」 「行きます」とすぐに返事し、夜行バスを予約。Yさんと会って喋りたかったし、行ったことのない、私のことを誰も知らないまちに行きたかった。 朝、小田原に着いた。 駅前の「ケルン」という喫茶店で待ち合わせ。おばあさんが作り、おじいさんが運んでくれるミルクセーキが絶品らしい。もちろん頼む。Yさんはコーヒー。「これも絶品なんだよ」と、朝からナ
大阪の、とあるまちのセブンイレブン。私が今、一番よく行くお店です。そして私はこの店を「箱推し」しています。 今日は、そのセブンイレブンでの出来事、そしてその後のことを、ここに書いていきます。文量が多いですが、これは記録でもあるので、思いのままに、好きな人達との時間を書きのこそうと思います。 ・・・ 少し遡り、去年のクリスマス。話の前提は、この投稿を振り返ったほうが早いので、ちょっと貼らせてください。 アーー!クリスマスの力を使って、ずっとやりたかったことを、遂に、遂にやってもたーーーーーー あー、あのおおお、はああ(深呼吸)、私が今、週8くらいで世話になってるセブンイレブンがあってですねえ、私そこで、いつもお菓子を余分に買うんですね…、… — しまだあや(島田彩) (@c_chan1110) December 25, 2023 Xの投稿、noteやと途中で切れてると思うので、テキストでまと
お読みいただく前に この文章は私、島田彩が、自身の表現の反省および改善を目的として執筆いたしました。インターネット上のご意見や、新今宮エリア内における方々からお話を聞くことで学び、その内容を綴ったものであり、あくまで個人の見解です。PRを目的とするものではありません。また、「新今宮ワンダーランド」「新今宮エリアブランド向上事業」からの公式見解ではありません。 なお、本稿のインタビューについては、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮し、原則一対一でおこないました。 はじめに 4月7日に、新今宮について書いたエッセイが、インターネット上で「炎上」をしました。 いただいた意見には、 ・PR表記がわかりづらいというご指摘 ・エッセイの表現や体験内容への疑問 ・行政事業の一環としては不適切ではないか というものがあり、他にも、「スラムツーリズム、貧困ポルノではないか」「ジェントリフィケーションに加
4月7日に、一本の記事を、noteで公開しました。これは、大阪市の「新今宮エリアブランド向上事業」という取り組みのひとつとして、電通関西支社を通して依頼され、書いたものです。 行政の名前が出る記事として。PR記事として。私のいろんな配慮と知識が、もっともっと必要でした。怒りや悲しみ、嫌悪感や不信感など、伝えたい気持ちと真逆の感情を生み出してしまったこと、大変申し訳ありません。そして、この投稿まで時間が空いてしまったことも。本当に、申し訳ありませんでした。 今、関係者だけでなく専門的な方を含めて、本件の問題を省みています。そして、お詫びの言葉と伝えるべきこと、学ぶべきことを綴った「文章」を書き、多方面に確認をとっています。 また、私個人だけでなく、関係者の方も、対応に向けて動いています。大きな組織であり、地域の方や有識者など、多数の声を聞いた上でアクションされるため、時間がかかると思います。
(2021年7月22日追記) 本エッセイに対する経緯説明や反省、まちの方へのインタビュー、それらを受けて学んだことを綴った記事を公開しました。 https://note.com/cchan1110/n/n07a45201dfaa (2021年4月19日追記) 4月7日に公開した、この記事について https://note.com/cchan1110/n/n680cb90fec73 (2021年4月13日追記) ①このエッセイは、大阪市の「新今宮エリアブランド向上事業」の取り組みの一貫としてご依頼いただいた、街のPR記事です。 ②このエッセイは、私が「新今宮」に足を運んだ際に、実際に起きた出来事を、綴っています。 ③この枠内の文章は、読んでくださった方々からの大切なご意見を受けて、タグだけでなく冒頭にも、4月13日に追記しています。 私は先日、ひとりの男の人と一日を過ごした。 ハンバーグとエ
10年ほど前、 私は、指名の取れないキャバ嬢だった。 クリスマス間近のある日、お店の人気キャバ嬢と、そのお客さんの3人で、なぜか「東京ディズニーランド」へ行くことになった。 あの日、私はひとつだけ、後悔していることがある。今日はクリスマスだから、その話を書こうと思う。 キャバクラは、いろんなタイプがある。 キラキラした高級なところ、ガールズバーに近いカジュアルなところ。私が一時期働いていたお店は、ちょっと高級風……を醸し出してる普通のキャバクラだった。クリスマスシーズン、お店の中は白や赤の華やかなドレスでいっぱいになり、お客さんにプレゼントをもらう先輩もたくさんいた。 私には、プレゼントをお願いするようなお客さんがいなかった。たまにしか出勤しないし、お酒すぐこぼして怒られるし、お客さんを盛り上げるお喋りが上手いわけでもなかったし。見た目も地味で、ほんとに、全然指名のないキャバ嬢だった。たま
このnoteは、Rethink PROJECTから依頼をいただき、「#Rethinkしよう」をテーマに執筆したものです。 「雨降ってきたんで、入れときました アオより」 ある日、家に帰ると、私の部屋の前に、きれいにたたまれた洗濯物があった。上にはふせんが置いてあり、そう書いてあった。 アオ。 彼は、夫でも恋人でも、兄弟でもない。4つ年下の彼とは、同じ家に住み始めて、ちょうど一年が経つ。 突然だけど、私は自宅の94%を、地元の10〜20代に開放している。残りの6%は自分の寝室。あとは、リビングもキッチンも、お風呂もお庭も、出入り自由。月に1クラス分くらいの人が訪れ、暮らしてる。 私がいないときもあるけれど、固定で住んでいる人が2.5人、だいたい誰かいるので大丈夫。小数点以下が気になったと思うけど、冒頭の「アオ」は訳あって、週末だけ、うちの家に住んでいる。だから、0.5人換算。シェアハウスでは
先日、私は神楽坂でタイムループした。 日常を3日間繰り返すと、レモンキャンディが2つになったり、74歳に娘が2人もできたりする。とてもとても、楽しかったので、その時のことを、noteに書いた。 たくさんの人に読んでいただいた。滞在していたホテルのスタッフさんやオーナーさんも、読んでくださった。そして、うれしいことに「うちで講演をしてくれませんか」とご依頼いただいた。ちょうど同時期に、そっち方面でのお仕事も重なったので、もう一度、神楽坂に訪れることになった。 あのとき出会ったみなさん、元気かな。 せっかくだから、また会いたいな。 今日は、1ヶ月ほど前に書いた「日常を3日間タイムループさせたら、74歳に娘ができた」の後日談を、ここに残します。 たまごドッグがループした 10月2日。 私は「UNPLAN神楽坂」というところにいた。前回、タイムループ中に身体を休めていたホテルだ。(なんかワードがS
このnoteは、LINEみんなのものがたりから依頼をいただき、#あの日のLINE をテーマに執筆したものです。 おばあちゃんが、メールマガジンをはじめた。 これだけでも結構な驚きだと思うけど、もうひとつ驚くことがある。私のおばあちゃんは、とっくの昔に、お亡くなりになっている。 魚の食べ方がめちゃくちゃ上手で、「ティッシュ」の発音が壊滅的に下手なおばあちゃん。詩吟の先生をするほど歌が上手で、人からの頼み事を断るのが壊滅的に下手なおばあちゃん。 今回は、2010年にこの世を去った私のおばあちゃんが、お葬式の1週間後にメールマガジンをはじめたこと、そして今どうなっているのかを、書こうと思います。 死んだおばあちゃんからメールが来た 「おばあちゃん」や「おじいちゃん」というのは、自分が生きてる間に、高確率で死んでしまう。私の場合は、おじいちゃんが先だった。おそらくそれが、人の死に触れるはじめての経
先日、私は神楽坂でタイムループした。 タイムループっていうのは、「物語の中で、登場人物が同じ期間を何度も繰り返す」というもの。これに憧れていた私は、自分の手でちょっとだけ、ループさせてみた。妄想でもSF小説でもない。至って日常的な一日を、3回繰り返した。 そうしたら、とある74歳の女性に娘ができた。 ひとりじゃない。ふたりもできた。 何を言っているのかわからないと思うので、その3日間にしたこと、起きたことを、順を追って書いてみます。 ・ ・ ・ 8月のある日。 大切な用事とお仕事があり、3日間ほど神楽坂で過ごすことがあった。はじめて訪れる街だった。名前通り、至るところに坂がある街。朝、誰もいない坂道を見下ろしたら、駆け降りたい気持ちになった。「時をかける少女」を思い出した。 「時をかける少女」はタイム“リープ”だし、あのようにはいかないけど、タイム“ループ”なら……「同じ日を繰り返す」をし
※7月5日(日)のできごとを書いています。 今週末の日曜日、私はユニクロで泣く。 いつも行く、イオンの4階に入っているユニクロで。きっと、震えながら白のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)を手に取って、泣く。 ……はずだった。 いや、泣いた。確かに涙は流れたけれど、先に泣いたのは私ではなく、その場にいた、別の人だった。 遅くなっちゃったけど、今日は「今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く」の後日談を、ここに残します。 ▼こちらが前談です 土曜日の夜。 「いよいよ明日だねー、緊張する?」 「しますよ。めちゃくちゃします」 初出勤を翌日に控えるR君が、家に遊びに来ていた。そして今日も、アーバンリサーチの黒いリュックをごそごそしながら、私に言った。「あの、明日バイトに着ていく服、見てほしいんですけど……」 そして、リュックから私物のユニクロTシャツを取り出して、小さな声で「コーデ
今週末の日曜日、私はユニクロで泣く。 いつも行く、イオンの4階に入っているユニクロで。きっと、震えながら白のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)を手に取って、泣く。 何の話か全くわからないと思うけど、今、たった今3時間前に起きたことを、心臓をばくばくさせながら、今日は書く。 私の家は、奈良にある。近鉄電車の快速急行が止まる駅。そして、家の94%を、地元の20代以下に開放している。(6%は私の寝室)(その話はまたいつか…) その中で、最近よく遊びにくる18歳の青年がいる。以下「R君」とする。 3日前の夜。 R君が、アーバンリサーチの黒いリュックをごそごそしながら、私に言った。「僕、あさってバイトの面接受けるんです」 そして、リュックからノートパソコンを取り出して、小さな声で「志望動機とか、おかしいところないか見てもらえないですかね…」と言った。いいよと言うと、中くらいの声で「や
いつかは死んでしまうカニたちの、お葬式を考えることにした。 当たり前のことだけど、生き物は、いつか死ぬ。私もだし、今私のおうちで暮らしているサワガニたちも。 先日、「7日後に死ぬカニ」という、業務スーパーで買ったサワガニを1週間だけ飼ってみる、という実体験をnoteにしたためた。 ₍₍⁽⁽🦀₎₎⁾⁾ 嬉しすぎます リプ、読んでおります 思い出や、正しい付き合い方を教えて下さる方、一緒に考えて下さる方、すき!と言って下さる方、今後を期待して下さる方、今夜の献立を教えて下さる方、カニに見える画像送ってくれる方、カニのTシャツ画像くれる方、みなさん本当に(以下略) — しまだあや (@c_chan1110) June 17, 2020 (あれ…ちがうな…ザリガニのTシャツだった) 「子どもと読みましたよ。今日もカニさん読んで!と言っています」「LINEグループで回ってきて、みんなでいい話だなあ
エッセイを書く作家活動を中心に、企画とかMCとか。2020年までの10年間は、「HELLOlife」で教育・就活分野のソーシャルデザインをしてました。奈良&大阪の2拠点生活、奈良では寝室以外の94%を開放するという、変な暮らし方をしてます。得意技は愛することです。
「好きな食べ物はなんですか?」 幼稚園の先生に聞かれて、中学校のサイン帳でも聞かれて、大人になった今でも、たまに聞かれるこの質問。みんな「ダントツでラーメンっすね」とか「いちご〜!」とか、ひとつに絞れてて、めちゃくちゃすごいなって思う。私は50個くらいあるので、脳内でルーレットを回し、ひとつ決めて伝えるようにしている。 けれど、これからは「カニです」って、相手の目を見つめて言おうと思う。 (少しだけ、前回の記事を振り返ります) 6月に入ったある日、近所の業務スーパーへ夕飯の買い出しに行った。「甲殻類が食べたいな」と鮮魚コーナーに行くと、20匹590円のサワガニが、1パックだけ売っていた。20匹はぎゅっとなって、少し動いていた。 「そう言えば私、植物を育てて食べたことはあるけど、動物を育てて食べたことがない。どんな気持ちになるのやろう」こうして業務スーパーのサワガニを1週間だけ飼うことにした
先週の日曜、父と私は、会ったことのない、知らない人のお金で、ビールを飲んだ。 すぐに答えを言ってしまうのだけど、これは、「小学1年生ぶりに、父の前で真っ裸になった話」を読んで下さった方々が、お礼としてくださった大切なお金。「キナリ杯」の準々優勝をいただいたことを機に、たくさんの人がSNSを通して、父のことを応援してくださった。 noteに、お礼をお金で届ける機能があるということにびっくりしたし、添えられているメッセージもすごくあったかくて、心が動きっぱなしだった。 その中の「お父さんの、ビール代に!」「少ないけど、お父様と美味しいもの食べてください」というお言葉に甘えて、父とご飯に行ってきた。そして、その日が、父がはじめてあのnoteを読んだ日になった。 今回は、「小学1年生ぶりに、父の前で真っ裸になった話」を読んで下さった方々へお手紙を書くような気持ちで、自分の正直な葛藤や、その後の父と
私のおばあちゃんは、私が大学生のときに、生涯を終えた。もうすぐ85になる歳だった。 魚の食べ方がめちゃくちゃ上手で、「ティッシュ」の発音が壊滅的に下手なおばあちゃんだった。 詩吟の先生をするほど歌が上手で、人からの頼み事を断るのが壊滅的に下手なおばあちゃんだった。 おばあちゃんとおじいちゃんは、当時にはめずらしかった恋愛結婚で、子どもを4人産んだ。おじいちゃんと喧嘩になりそうなときはいつも、「散歩行ってくるわねー」と子どもたちに伝えて、言い合う様子を一切見せなかった。散歩しながらだと心が落ち着いて、言い合いにならずに帰ってきたこともあったらしい。(おじいちゃんは私が小さいときに、癌で亡くなった) 子どもたちは大人になり、さらに子どもを生んだ。長女は3人、長男は2人、次女も2人、次男も2人。あわせて9人の孫が生まれた。その中に、私がいた。孫たちもみんな仲がよかったし、おばあちゃんのことがみん
業務スーパーで買ったサワガニを1週間だけ飼うことにした。 20匹590円だった。安いのか高いのかわからないけど。 なぜかと言うと、今まで、植物を育てて食べたことはあるけれど、動物を育てて食べたことがないなと思ったから。食べるとき、自分がどんな気持ちになるのか、知りたい。「ひよこから育てたにわとりを…」というのは、私にはなかなかツラいけど、カニならまだいけるかも…と。 それから、サワガニ側のドラマも見たかった。だってサワガニからすると、すごい奇跡かもしれない。私のこと、女神に見えてるかもしれない。だって、業スーに並んだところを私に救われたわけで。「もうあかん」って思ってたやろうな…まあ、食べられるんやけどな…… インスタのストーリーにアップすると、「7日後に死ぬカニ」とリプが付いた。(※その秀逸なリプをタイトルにさせていただいた) サワガニたちは、一度パック詰めされたからか、結構ぐったり。で
「お父さん、ヌードを撮ってくれませんか。」 もうすぐ30歳になる私が、父に送ったLINE。 「何言ってんだお前、女友達に撮ってもらいなさい!」 そう来るかなと思ったけど、返事はすぐに届いた。 「了解!前日、下着の跡形つかないように!」 正直、「父親」や「夫」としてはあまり自慢できないけれど、「人」としてはすごく面白い。そんな父の前で、小学1年生ぶりに真っ裸になり、ヌードを撮ってもらったという話です。父が最近あんまり元気ないので、この機会に、父との物語を綴ろうと思います。 1日100万から、倉庫暮らしに 遡ること、30年。いきなり自慢話みたいになるが、父は、1日の撮影で100万以上稼ぐカメラマンだった。 名だたる師匠に弟子入りし、28歳で独立。大手百貨店や海外のハイブランドとかの広告写真も手掛けるような、ファッション業界メインのカメラマンで、大阪では結構有名な方だったらしい。 そんな1日10
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