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気づけば3年以上ぶりのブログポストになってしまいました。その間、一体何をしていたのかをご説明しましょう。 本日プレスリリースを出しましたが、実は2021年10月1日付で株式会社ジオロジックの株式をスマートニュース株式会社へ譲渡し、完全子会社になっておりました。当初はグループ入りについて早々に一般公開するつもりだったのですが、様々湧き起こる事案によって度々延期され、潜伏期間は気づけば2年半にも及んでおりました。その間、素知らぬ顔をして対話をしてしまった皆様にはこの場を借りて心よりお詫び申し上げます。 さて、ジオロジックは2018年頃から上場準備を進めていました。ところが新型コロナウイルスの影響による2020年3月からの売上急減に追い打ちをかけるように、6月22日にはAppleがWWDCにおいてIDFAをオプトイン化することを発表しました。WWDCの翌日には、ファーストパーティーデータの時代に
気づけば1年半ぶりのブログポストです。僕は渋谷で元気にやってます。 先日、ビデオリサーチインタラクティブさんから、非常に興味深いレポートが出ていました。 2018年の上半期に最も出稿のあったスマートフォン広告は「荒野行動」。次いで「Tik Tok」。 - スマートフォン広告統計サービス「SmartPhone Ads Report」より - スマホ広告の広告主を、推定インプレッション数でランキングして、上位20社が公開されています。 勝手にアプリインストール広告と思われるものにラベルを付けてみました。 ほとんどアプリインストール広告じゃないか! この20社でスマホ広告の1/4のインプレッションを占めるとのこと。 なにより問題なのは、「GeoLogic Ad」ではこの20社からの発注を頂いてないこと!! 先日リリース(↓)させてもらった通り、500社以上の広告主様がいるにも関わらずですよ。0÷
今年の正月に、抱負として「発信!」と宣言しながらも、ブログの管理画面を開くことのできぬままはや半年が過ぎ去ろうとしています。優秀な仲間を集めるにはブログを書くのが一番だとわかりつつも、筆が重いのです。そして人材系の会社の方からの各種督促メールも溜まっていくのです。人材募集については次のエントリーで書きます。宣言! そんな中、ちょっとおもしろいネタがあったので、特にオチはないけどリハビリがてら筆を執ってみた次第。どんな文体で書いてたかも忘れてしもうた。 時は2017年、世は「人工知能(AI)」「機械学習(マシンラーニング)」が栄華の極みを迎えております。ほんの少し前までは「データサイエンティスト」「ビッグデータ」だったわけでございますが、きぃわぁどはいつの世も盛者必衰の理をあらわしもうす。まぁキーワードは勝手にやってくれという感じで、言葉の定義を議論するのとか、本当に森友加計ですね。重要なの
IBM Watson Analyticsベータ版をビジネス向けに提供開始 - Japan IBMがゴリ押し中の所属タレント、Watson君が昨日からパブリックベータになったので、さっそく試してみました。WatsonはIBMの作った人工知能で、米国のクイズ番組でクイズ王を倒したという実績があり、今回リリースされた"Watson Analytics"は、データ分析などをやるブランドとのこと。世界のミッキー同様、クイズのWatson君とAnalyticsのWatson君は中身は別人だと思われます。ちなみにWatsonという名前はIBMの創設者の名前らしく、気合が伝わってまいります。 お金の無いスタートアップにとって 、イニシャルコストの必要ないクラウドサービスは大変有難いのですが、このWatson Analytics、機能制限はあるものの基本は無料で使えます。機能としては、データをどんどん深堀り
位置情報ベンチャー『株式会社ジオロジック』を設立し、本日から営業開始しました。 Geography《地理学》 + Logic《論理》 = GeoLogic 位置情報にインテリジェンスを。 これまで培ってきた「アドテクノロジー」「データ分析」の技術に加え、「位置情報」が新たに加わります。 「なぜ位置情報?」 よく聞かれます。これまでの位置情報にまつわる数々の失敗事業の歴史はもちろん知っています。今の位置情報広告の市場規模は、ほぼゼロです。でも、今はまさに位置情報がビッグバンを起こす瞬間だと思ったんです。そろそろ、今まで出たくて出たくてうずうずしていた位置情報データたちが飛び出してくる頃合いです。スマホはもちろんのこと、今IoTやO2Oと呼ばれているもののほとんどは位置情報と密接に関わった領域です。にも関わらず、地理情報業界(GIS業界)のマーケティング方面への動きは活発にはなっていません。ア
さて。再びブログをなんとしてでも習慣づけるべく、気持ちを奮いたたせて書いてみます。 ネット広告のクリック予測 | ビッグデータ活用ならオプトDSL オプトさんのData Science Labo(DSL)にて開催されているデータ分析のコンペで「ネット広告のクリック予測」というのを発見したのでネタにさせていただきました。 このコンペは、そのインプレッションがクリックされるか否かを分析によって予測するものですが、変数が覆面になっています。おそらく、メディアのIDだとかメディアのカテゴリだとかのIDやフラグだと思うのですが、どの数字が何を示すデータなのかはまったく示されていません。分析を知らない方にとっては「そんなバカな」かもしれないですが、分析はできてしまいます。ただし、こういった覆面データの分析は、"アルゴリズムの評価"という意味では有用なのだけれど、"その人がビジネスで成果を出す能力がある
2014年10月1日を最終出社日として、株式会社マイクロアドを退職しました。(株式会社サイバーエージェントは8月末日付で退職。) 大企業に染まりたくない一心で新卒2年目のNTTコミュニケーションズを飛び出したのが9年前。インテリジェンスから紹介されたサイバーエージェントという会社は、当時近鉄バッファローズ買収を仕掛けていたホリエモンの文脈で出てくるIT系の胡散臭い会社というくらいの認識でした。当時は今のキラキラ系とはちょっと違う、若手がグイグイやってる感じのイメージだったと思う。 そこで配属されたBlogClickプロジェクトは、ビジネスディベロップメント、システム屋、進行管理さん、そして一ヶ月前に入社した営業という事実上4名しかいない、生まれたての部署でした。ここに二人目の営業として入ったのです。入社早々、東大卒ですと自己紹介しろと強制されたり、理不尽に激ヅメされたり、モラルが無かったり
「ビッグデータ」という言葉を聞かない日はないくらいの馬鹿騒ぎで、データマイナーはすっかり引く手数多の職業になりました。ただ、SI業界がこれまでムーブメントを起こしてきた数々のワードと同様、多くの"ビッグデータプロジェクト"は失敗することになると思います。ERP, BPR, BI, CRMなどなど… ビッグデータにまつわる職業の中でも、データを分析するデータマイナーに絞っての話をしたいと思います。また、データ分析専門会社にてコンサルティング業をするデータマイナーは今日の話は当てはまりません。さて。データマイニングを知らない方々は、企業においてどのようなデータマイナーがいれば成果を上げられるのかの明確なイメージは持っていないと思います。これだけたくさんのデータがあるんだから、すごい技術を持った人ならなんとかしてくれるに違いない、と。最高学府の修士・博士で、よくわからないけどすごいアルゴリズムを
2011年の総括ブログがたくさん上がってきたのに触発されて、今年9本目のエントリーを書こうと思います。わかりやすい記事を書こうとすると筆が進まないので、誰が理解できんだよ的エントリーを連発してやろうかと思っている今日この頃です。 さて。2011年は兎にも角にも自分でも信じられない勢いで自社DSPが浸透したことに尽きます。創業以来最大の出来事じゃないかと思います。アドネットワークからDSPへの移行の中でアルゴリズムを作っている人間として思うところは、DSPではアルゴリズムが競争力となり、顧客の為のアルゴリズムが自社にも強烈に跳ね返ってくるという、至極あたりまえの世界になったことがなりよりうれしく。 アドネットワークにおけるアルゴリズムには、大きく分けて二つあります。ターゲティングのアルゴリズムとアドネットワーク事業者としての収益を最大化させるアルゴリズムです。ターゲティングのアルゴリズムは、
先日行いました、ad:tech Tokyo 2011でのMicroAdによるワークショップの資料をアップロードしました。 ad:tech Tokyo 2011 - MicroAd Workshop View more presentations from Wataru Noguchi 自らの過去のビジネスをも切って捨てることが許されてしまうこの社風。 これがベンチャーのいいとこです。変なしがらみが無いからね。
CPAやCTRが懐かしくなっちゃう世界にしたいのです。 カテゴリ: Behavioral Targeting ちょうど今日書こうと思ってた内容に近いことが、AMNの徳力氏やタカヒロ氏にて書かれてたので、あたくしは”ユーザーを分母にしようぜ"ロジックにて。 最近つくづく、CTR, CVR, CPAってダメな指標だなぁって思ってまして。 CTR = クリック数 / インプレッション数 CVR = CV数 / クリック数 CPA = 支払ったお金 / CV数 ここにはユーザーという視点が無いわけで。ダイレクトメール(DM)やインバウンドをはじめとするダイレクトマーケティングの世界では、ユーザーが分母なのが一般的(だと思っている)。10人に1回づつ電話して1人が来店予約するのと、2人に5回づつ電話して1人が来店予約するの、これが一緒の扱いになるってことありえないっすよね。これがネットの世界では常識
《連載》ネット広告エコシステム 第一回:Ad Exchange(アドエクスチェンジ)とは 第二回:DSP(Demand-Side Platform)とは 第三回:Yield Optimizationとは 第四回:RTB(Real-Time Bidding)とは 第五回:Data Exchanger(データエクスチェンジャー)とは 第六回:プライベートエクスチェンジとは アドエクスチェンジ系の話題がグイグイ来ております今日この頃、一年ぶりに連載記事。まだ終わっちゃいねぇんダゼ! 本日はプライベートエクスチェンジ(Private Exchange, Private Marketplace)についてですが、重いペンをとったのも大御所Google氏がプライベートエクスチェンジの機能をリリース(英文)したためです。 そもそもプライベートエクスチェンジとは、メディア側がアドエクスチェンジへプレミアムな
マイクロアド、ディスプレイ広告の統合管理プラットフォーム『MicroAd BLADE』の提供開始。 RTB配信によるCPA最適化を実現 ようやくDSP『MicroAd BLADE』をリリースできました。DSPをやろうと言い出したのは2009年の冬頃なので、1年半もかかってしまいました。というのも、2010年に一社が突然「DSPはじめました。」なんて謳ったところで、12月20日に冷やし中華をはじめるようなものです(c)AMEMIYA。まずはオープン化の流れを作らにゃいかんということで始まったのが、このブログでの匿名でのネット広告エコシステム連載です。そして日本でのRTB環境が整った2011年6月、ボクの会社でもとうとう、DSPはじめました。 RTBにこだわったのは、Line Itemでのバルク買いでは最適化は難しいから。インプレッションは十人十色。1インプレッションごとに個々の素敵な魅力が秘
次世代マーケティングリサーチ 萩原 雅之 ブログ書くのが若干怖くなっている今日この頃。書評でウォーミングアップを。 本書は日本のネットレイティングス代表としておなじみ(現トランスコスモス・エグゼクティブリサーチャー)、萩原さんによる新しいリサーチの話。1年半以上前に書いたこの記事で触れたような内容が書かれていて、大変共感。まさに本書と同じことをずっと思っていた。 「消費者に伝えること」が生業である広告業界と、「消費者を知ること」が生業であるマーケティングリサーチ業界。この二つの業界の垣根が低くなっていくことが必要だと以前から思っていた。それは前の職場で広告代理店にプレゼンをされる側にいたときによく思ったのだけれど、プレゼンで「まずはマーケから」としてリサーチ結果を説明され、その次に具体的な提案に移るのだけれど、そこの流れがどう考えても断絶しているものが多くて。これは誰が悪いとかいう話ではな
フェイスブック 若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた デビッド・カークパトリック 著 Facebookは昔から大好きだったけど、「ソーシャル」というバズワードは大嫌いでした。でも、きっとこれから僕はソーシャルを叫びだすと思う。いまさらながら。 映画『ソーシャル・ネットワーク』はかなりの部分がフィクションであるのに対し、この本はより事実に基づいていてザッカーバーグ自身へのインタビューも行っていることは周知の通り。さらに言えば、映画は草創期まででエンディングなのに対し、本書は2010年までを追い、未来についても言及されている。何より、人間模様を描いた映画と、企業やメディア運営を描いた本書という点で大きく異なっていて、このブログを見ている方にとっては身に覚えがある話が次々と現れてほっこりした気持ちになれるでしょう。Microsoftとの広告販売権のくだりなんか、最高
電通とリクルート (新潮新書) この本は、今まで自分の頭の中でモヤモヤとしていたことを、体系的にスパッと切り分けてもらったような気持ちよさがありました。 マス広告によって「意味の書き換え」を行う電通は「発散志向広告」であり、広告を集めたメディアによって消費行動へのガイドを行うリクルートは「収束志向広告」であるとして対立軸を持たせつつ、それを消費社会の変遷と照らし合わせて解く。意味の書き換えとは、新幹線を「恋人たちを結ぶ列車」にしたクリスマス・エクスプレスの広告に代表されるような、スペック勝負ではない世界のこと。リクルートが行ったのは物件スペックなどのバラバラな情報の企画の統一と検索性向上。電通は夢・ニュース・ストーリーを創り、リクルートはリアル・合理性を提供した。リクルートが提供していたのは、「使うもの」としてのメディア。戦後、大衆はやがて分衆・小衆になり、インターネットの登場もあり自分の
先日のad:tech tokyoでのMicroAdワークショップの資料をアップロードしました。 アドエクスチェンジエコシステムの全体像やオーディエンスターゲティングをざーっと理解するのにいい感じの資料になってると思います。 MicroAd ad:tech 2010 ワークショップ PDF版はこちら この中で「オープン」と盛んに言っておりますけれども、さらに言ってしまえば、アドネットワークというのはいわゆるひとつの合体ロボであるので、そのひとつひとつをバラバラに提供していくということです。 ここに出てくるMicroAdのSSPというのが、本日リリース出ましたこちらです。 マイクロアド、国内初のオーディエンス単位で配信広告を制御するSSP(サプライサイドプラットフォーム)、「MicroAd ADfunnel(マイクロアド アドファネル)」を提供開始。リアルタイムで配信広告を識別し、媒体社の広告
遂にシード・プランニング監督による最新作が登場!4枚切り食パンよりも分厚いこの超大作のタイトルは『アドネットワークの動向分析調査』。 今回はネット広告の中でもテーマを大胆にアドネットワークに絞り込んだ。そのあまりのニッチさに一時は公開が危ぶまれたが、どうやら公開にこぎつけたようだ。 世の中のネット広告関連本ではアドネットワークはもちろん紹介されているけれど、アドネットワーク事業者のビジネスモデルをここまで大胆にさらけ出した作品は過去に例を見ないだろう。そう、書店に並ぶネット広告本は広告主向けのアドネットワーク活用方法だからだ。アドネットワーク事業者それ自身の利益構造や枠の仕入れ方法について解説したシード・プランニング監督の暴挙をここに讃えよう。もし、これからアドネットワークビジネスに参入しようとしているオーディエンスがいれば、上司とのミーティングを重ねる前に、まず本作を何度でも食い入るよう
今後RTBの世界になると特になのですが、広告のターゲティングや最適化のためには、URLにたくさんの意味を付けることが必要になります。たとえば、 http://noglog.com/archives/51014835.html というURLがあった場合に、 ドメイン:noglog.comドメインテーマ:ネット広告、統計URLテーマ:ネット広告、ビジネスURLキーワード:データエクスチェンジ、アドエクスチェンジ、マイクロアドといったコンテンツを基にしたテキストマイニング(日本語解析)からのデータをくっつけることができます。同時に、ログデータからは 訪問者傾向訪問者の他サイトでの行動 流入元傾向被検索キーワードなどの情報がわかります。(あくまでも一例です。) 「データマイニング(統計解析)のアルゴリズムで最適化し・・・」などと言うと、なにやらよくわからないがポンと答えが勝手に出るようなイメージを
自分の勤務先のことをブログに書くのはこれまで避けてきたわけですけれども、本件ばっかりは一般向けプレスリリースだけでは業界の方にとってモヤモヤすぎると思いますので、こちらで少しばかりディープな内容を。 マイクロアド、データエクスチェンジ事業へ参入。オーディエンスデータと広告配信技術をメディア各社に開放。 ということで、アドネットワークを中心とした事業を展開してきたマイクロアドですが、この度オーディエンスデータの流通を媒介するデータエクスチェンジ事業へ参入します。データエクスチェンジについて詳しくは以前の記事をご参考に。 これまでマイクロアドではデータプロバイダ(メディア企業・媒体)からオーディエンスデータを購入して自社のアドネットワークでのターゲティングに活用するというのをずっとやってきたのですが、そのインフラ・プラットフォーム部分やマイクロアドのデータを他社にも解放するという感じです。 で
トリプルメディアマーケティング ソーシャルメディア、自社メディア、広告の連携戦略 著者:横山 隆治 販売元:インプレスジャパン 発売日:2010-06-25 ADKインタラクティブの横山さんの新著を読みました。既存の広告枠などの買うメディアを"Paid Media"、自社サイトなどの所有するメディアを"Owned Media"、CGMなどのクチコミやパブなどの信頼や評判を得るメディアを"Earned Media"と定義し、その戦略について書かれており、大変勉強になります。特に日頃CPAに血眼になっている方のほうが読まれた方が良いかもしれません。CPAというワードは一ヶ所も出てこない気がします。トリプルメディア×自己関与度&情緒・理性的購買×パーチェスファネルのマトリックスが好きです(p.36)。そして広告会社はメディアハンドリングの暗黙知がキーになっていくのだろうなぁと思いました。アルゴリ
米Google、広告リアルタイム入札サービスのInvite Mediaを買収 Investing in exchange bidding - DoubleClick Advertiser Blog以前からの噂通り、GoogleがDSP(Demand-Side Platform)企業を買収しました(DSPの解説)。見事Exit競争に勝利したのは弱冠25歳のCEOが運営するInvite Media。金額は非公開ですが、$70Mと言われているので、これがDSPの基準価格となるとすると、ちょっと安いような気もしています。(十分高いという声もある) このニュース自体は業界内では予想通りなのでよいとして、やはり気になるのが今後の計画です。 まず製品ロードマップについてですが、現在のところGoogleの広告主向けアドサーバー製品であるDoubleClick for Advertiser (DFA)と統合
「金融工学」は何をしてきたのか(日経プレミアシリーズ) 著者:今野 浩 販売元:日本経済新聞出版社 発売日:2009-10-09 クチコミを見る ブックオフで買取査定(エヴァリュエーション!!)の待ち時間になんとなく手に取って700円くらいで買った、正直期待していなかった本なのですが、非常に興味深い内容でした。統計学のお化けである金融工学は、以前より興味がありそれなりにロジックの勉強はしてきたのですが、この本は米国での金融危機に至る環境・社会に関する話題が中心。そして、ずっと持っていた疑問、「十分なデータも無いまま組成された金融商品はどうやってリスクや価値を算定するんだろう?」というのは、どうやら勘の要素が大きいらしい、というのを知れたことだけで晴れ渡る心持ち。 なかでも興味深いのが、MBA出身の経営者に実権を握られた金融機関のエンジニアは無理難題を押し付けられてもNOと言えないという環境
《連載》ネット広告エコシステム 第一回:Ad Exchange(アドエクスチェンジ)とは 第二回:DSP(Demand-Side Platform)とは 第三回:Yield Optimizationとは 第四回:RTB(Real-Time Bidding)とは 第五回:Data Exchanger(データエクスチェンジャー)とは 前回の投稿からだいぶ間が空きましたが、ネット広告エコシステム連載の第五回はData Exchanger(データエクスチェンジャー)についてです。単にData Exchange(データエクスチェンジ)とも。正直、日本の実体が整わないままワードを煽ってもバブルを呼ぶだけなので、あえてアドエクスチェンジネタは抑えていたのですが、方針転換です。 データエクスチェンジャーとは。まず、彼らは複数のメディアから提供されたオーディエンスの行動履歴やその他データ保有企業のデータを取
この信じられないほどの晴天の中、PCに向かっている俺はどうかと思いますが、ブログ更新が滞り気味なので気合いです。 前々から思っていることなのだけれど、↓のリリースを見てあらためて考えたこと。 株式会社ブレインパッド レコメンドエンジン「RtoasterTM」の新たなオプション機能として、データマイニングでユーザーのセグメント分けを自動化する機能を提供開始 まず、ちょっと平易に。データマイニングとはWebログなどの大量のデータから何らかの傾向を見いだす統計学の派生型のこと。そしてここで言っている「ユーザーのセグメント分け」とは、たとえば「GWなのに家でグダグダしちゃってそうな人」「GWはリゾート地でパーッとやっちまってそうな人」「GWはお金は無いけど友達とわいわいやってそうな人」みたいに後からくくり名を付けることができるようなカテゴリのことで、データマイニングの世界ではクラスタリングと呼ばれ
世の中的には花見盛りな週末のようですが、また風邪をひいて寝込んでいる今日この頃です。たぶん私の体には何かが足りてません。何かが。 (記事)行動ターゲット型オンライン広告は価格も効果も2倍 (原典)STUDY FINDS BEHAVIORALLY-TARGETED ADS MORE THAN TWICE AS VALUABLE, TWICE AS EFFECTIVE AS NON-TARGETED ONLINE ADS 今週ネット広告界隈をかけめぐった『BT(行動ターゲティング)はCVR2倍だけどCPMも2倍』というデータに、直感的に強烈な違和感を感じたのでしっかり原典を読んでみました。というよりは、「ターゲティングとか結局高いからCPA変わらないし、広告主にとって意味なくね?」という流れが最悪なので。 まず、これを執筆したのはHoward Bealesというジョージ・ワシントン大の准教授で
やってくれますGoogle。たった二日間で俺をボッコボコにしてくれます。 Now available: Reach the right audience through remarketing インタレスト ベース広告 - アドワーズ 広告 ヘルプ The Display Game Changes: AdWords Adds Retargeting いよいよGoogleがリターゲティング配信を公式リリースしました。リマーケティング(remarketing)という名称で来ましたが、日本ではリターゲティング(retargeting)と呼ばれるものと全く同じです。(アドコムさんの場合LeadBack。)リターゲティングはリーチ数が生命線であり、日本最大級のアドネットワークであるAdSense + DoubleClick上で配信するというのは2010年最大級のニュースと言えるかもしれません。リーチ
New Reports: AdWords Search Funnels AdWords Search Funnels are a set of reports describing the ad click and impression behavior on Google.com that leads up to a conversion.Googleが、AdWordsでのコンバージョンユーザーの過去の検索ワード等を追うことのできるAdWords Search Funnelsを発表しました。現在の機能だけではサマリされ過ぎているので興味深いってだけで、次の施策にはほとんどつなげられないと思うのだけれど、とてつもなく興奮しています。なぜならばこれは生活者の態度変容をかなり的確に表現するものだからです。ということで、何度でも同じことをブログに書きます。またかと思うかもしれませんが、何度でも。
風邪で朦朧としてますが、RTB(Real-Time Bidding)をさらに浸透させる記事が海の向こうでは次々と上がっているので紹介をば。 Instant Ads Set the Pace on the Web - NYTimes 私にとっての神ことMike氏も大きな写真で紹介されていて、「ようやくこの記事で母ちゃんにも俺の仕事を理解してもらえそうだぜ」っていうのも納得なわかりやすいRTBの紹介記事。DSPであるAppNexusと広告主であるeBayの取り組みについて。 eBayでゴルフクラブをちょうど検索した男がいる。すぐにeBayは彼の行動を捕捉し、Webを通じていつどこでパーソナライズした広告を表示させるかを決定する。もしeBayが彼が他のサイトでドライバーを買ったことがわかったら、すぐにゴルフボールかゴルフのホームと呼ばれるアンドリュー山のパッケージツアーの広告を表示し始めるように
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