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大そうじへの備え
news.yahoo.co.jp/byline/yasudakoichi
牛乳のパッケージには簡体字(中国語)とハングル(韓国・朝鮮語文字)で商品名が併記されていた。 コンビニ大手のローソン(本社・東京)では、この春からPB(プライベートブランド)商品の一部で、商品名の多言語表記を始めた。牛乳、食パン、豆腐など、いわゆる「白物」と呼ばれる食品を対象として、従来の日本語・英語併記以外に、前述した2か国語も加えられたのである。 多言語表記はいまや社会の趨勢だ。街中の案内板や鉄道機関をはじめ、各所で外国語の併記が進められている。インバウンド対策であることはもちろん、在留外国人数が300万人にも迫る現在、多言語表記は単なる配慮というよりも、多国籍の日本社会を生きるうえで必要な責務ともいえよう。 ところが──。差別と排他な気分に満ち満ちた者たちが、こうした動きに横槍を入れる。 コンビニ商品の多言語表記もまた、差別主義者たちの理不尽な攻撃を受けることになった。 ヘイトスピー
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界各地でゼノフォビア(外国人嫌悪)とレイシズムの広がりをも招いた。 米国や欧州では、かつての黄禍論を想起させるアジア人差別が横行している。アジア系であるという理由だけで暴行を受けるといったヘイトクライムも少なくない。 許しがたいことだ。ウイルスは国籍を選ばない。人も選ばない。しかし、差別や偏見は特定の人々に向けられ、心もからだも、そして人としての尊厳も傷つける。感染拡大を防ぐためには何の役にも立たないどころか、社会に対する破壊行為でもある。 もちろん日本も例外ではない。 "コロナ危機"は、もともと日本社会に溶け込んでいた差別と偏見を、"非常時レイシズム"ともいうべき、よりわかりやすい形で表出させている。 さいたま市のマスク配布対象から当初外された朝鮮学校「国に帰れ」「厚かましい」「日本人と同じ権利と保護があると思っているのか」──。 ここ連日、電話やメール
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