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■前回 エントロピーと無秩序の誤解 前回熱力学第二法則は"物理法則"ではなく、エントロピーという"意味"を人が与えた現象を数学的に説明する為に用意された物理法則もどきではないかと言った。 それがどういう事か時間の矢の概念を使いもっと詳しく説明してみる。 時間の矢とは"物事"が過去から未来へと展開することを指す。 だが物事が未来から過去へ展開した事は今まで一度も"目撃"されていない。 その理由としてエントロピーの概念が使われていたりする。 宇宙は低エントロピー状態(過去)から高エントロピー状態(未来)へ必ず向かうという具合に。 だが前回説明したようにエントロピーは実際はそのような決まった流れを意味せず、確率の方と関係している。 だとしたらエントロピーと時間の矢の概念を単純に結びつける事はできないのではないのか? なぜならそれだと過去から未来へ物事が展開するのは"確率的なもの"となってしまうか
このサイトでは既に第五章に渡って量子力学に存在する謎や解釈を取り上げている。 しかし後々振り返って見るとあまりに細部にこだわり過ぎて非常に分かりにくい説明になっている。 しかも基本である二重スリット実験を若干手抜きで説明している。 そこでここではもっと図を使い視覚的に分かりやすく量子力学の持つ哲学的な意味を一連の流れで全て説明しています。 これを見れば量子力学の持つ奇妙で興味深い特性を今まで以上に理解できるかもしれない。 (長いのでもくじを用意しました) ■粒子は"波"なのか? - 二重スリット実験の持つ意味とは ■一般的だが意味不明なコペンハーゲン解釈 - 量子力学の波はただの波じゃない ■観測問題 - 解釈が複数存在する理由はこれにある ■実は奥が深い多世界解釈 - コペンハーゲン解釈のライバル ■ボーム解釈(パイロット波理論)- 量子力学の第三の解釈 ■量子エンタングルメントは現実を
量子力学の実験で最も有名な二重スリット実験。 しかし世の中に出回っている二重スリット実験の解説の中には誤解を生む表現がよくある。 それによって真に不可解な部分が見逃されていたりする。 私は科学者ではないがこの実験結果の"解釈"については普通の人よりも詳しい自信があるので今からこの実験が持つ本当の意味を説明してみる。 ■光子や電子などの粒子は"二つ"に分裂しない 有名なドクター・クアンタムの二重スリット実験の解説(YouTube)があるが、あれは実際の実験をあまりにも分かりやすく説明しすぎていて色々と誤解を生みかねない。 少なくとも、二つ限定ではないのは確かである。 他にもこの図のように観測されるまで一つの粒子は様々な場所に同時に存在する事ができるなどと言われたりもしているが、その考えは「エヴェレットの多世界解釈」であってそれは観測前の粒子ではなく観測後の粒子と関係している。 確かに重ね合わ
更新履歴 2024-12-29 2025年に大規模リニューアルを行います。 2017-07-09 サイト開設
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