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2024年ランキング
nekomath271828.hatenablog.com
遅くなりましたが… 明けましておめでとうございます。 本年も、よろしくお願いいたします! 書こう書こう、と思ってたのですが、帰省などで、なかなかタイミングが見つからず、書けませんでした。 帰省は、夫の実家のある青森へ。 森と雪。 「ここに虚数が住んでいるに違いない」 と、しみじみ感じて、何だか、わくわくしてしまいました。 虚数は、「2乗すると-1になる数」。 不思議な数です。 「そんなものあるわけない!」と否定した数学者も少なくなかったようです。 そんな不思議な、「本当にあるの?」と思われてしまう伝説みたいな数が、ひっそりと身を隠すには、雪深くて森があるところがピッタリなのかもしれません。 ***** 思わず数学の話を、たくさんしてしまいましたが、 今回は、2017年にいただいた『ことばのプレゼント』を紹介していこうと思います。 1.ネガティブなこと言ってても意味ないでしょ。やってみなよ。
大きなことがあったり、 思わぬつらいことがあったり、 泣いてしまうくらい、嬉しいことがあったり、 「あ、また、この流れが」と、周期を感じたり。 たくさんのこと、おつかれさまでした。 その場を生きてると、なかなかわからないけれど、遠くから見たら、どの一年も、とてもきれいなんだと思います。 sinx^cosxのグラフって、そういえば描いたことないような…どんな形なんだろう…と思ったら、こんな形でした。 「あ、これは、コタンジェントと仲良くなりそうだ」と思って重ねたら、やっぱり仲良くなりました。 これを読むあなたに。 グラフを、よかったら受け取ってください。 あなたの人生が、遠くから見て、感動するくらい必ずきれいであることを、保証しながらも願います。祈ります。 2017は素数でした。 次の素数は10年後。 そのなかで、もう会えないあの人と、また出会い直すのかもしれませんから。 どうぞ、安心して、
ちまちまと読んでいて、やっと読み終わりました… ガロアの時代 ガロアの数学〈第1部〉時代篇 (シュプリンガー数学クラブ) 作者: 彌永昌吉 出版社/メーカー: シュプリンガー・フェアラーク東京 発売日: 1999/07 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (12件) を見る 彌永昌吉先生の書いた「ガロアの時代 ガロアの数学 <第一部>時代編」。 まず、一言… 面白かったーーーー!! というわけで、何が面白かったか?を、少しずつ書いてみようと思います☆ 1.著者の彌永昌吉先生 2.数学者らしい本 3.ガロアって、誰? 4.時は、19世紀フランス 5.数学の才能を認められなかった 6.決闘へ 7.激動の10代 8.5次以上の方程式は代数的に解けない 9.「無限」を相手に、「ないこと」を証明する 10.キラリと光る、美しい理論 11.数学的に、最高に面白い
今日の朝、起きてすぐ、LINEとTwitterを見て、 !!!!!!!! と、なりました。 呼吸が5秒くらい、止まった気がします。 そう、 ABC予想、解決!! headlines.yahoo.co.jp 京都大学 数理解析研究所の望月新一先生の論文(2012年に発表したもの)が、ついに「正しい」と認められ、専門誌に掲載される予定とのことです。 本当に本当にびっくり…! 週明けから、数学に詳しい人々にインタビューしてこようと思ってますが(その内容も、シェアしたいです)、 まずは取り急ぎ… ABC予想、何がすごいの!? というテーマで、書いていこうと思います!! 0.はじめに 2012年に、望月先生が論文を発表した時点で、 「ABC予想って何なの?」 と、色んな人に聞かれました。 今回も「解説よろしく」と、ちょこちょこ知り合いに言われます。 しかし、実は、私、 全然詳しくないです。 何も数学
「数学は宗教だ」 と、大学3年生のとき、ある授業で先生が言いました。 そのときのことは、10年以上経った今も、ありありと覚えています。 --------------- 数学は哲学だ、と言われるけれど違います。 哲学は、定義することを目的にした学問だからです。 数学は、定義から始める学問です。 定義から始めるのは、宗教です。 私たちは「√2がある」「数学は存在する」という信仰の下で、数学をしているのです。 --------------- なんて、説得力のある話なんだ…!と思って、二十歳そこそこの私は、めちゃくちゃ感動したのでした。 数学は「公理」というものからスタートします。 自然数(1,2,3,4…)を構成するときも、「1の存在」等を、証明無しで認めるのです。 数学には、「なぜ?」を問わないスタート地点があり、そこから、論理で繋いで、定理や公式等の結果を導いていきます。 *** 名作「塩狩
昔、数学を諦めてしまったのですが、 学びなおしって、何からやったら良いですか? この質問、プライベート含め、すっごーーーーーーく頻繁に聞かれます。 なので、「これが良いんじゃないかなあ」という道すじを、少しだけ紹介していこうと思います! 偉そうなこと言える立場ではありませんが、どなたかの役に立てば幸いです…! 1.目指すレベルは?? その前に…「どのくらい、できるようになりたいのかなあ??」と、良かったら自問自答してみてください☆ ①触れる程度・教養レベル ②中高数学の教科書が理解できるレベル ③大学受験に受かるレベル ④大学以降の数学も取り組めるレベル などなど、色々あると思います。 正直、①以外は、 それなりの努力を必要とします!! ピアノで言えば、②は「バイエル・ツェルニー・ソナチネが、一応弾ける」みたいなものだと思います。 スポーツで言えば(私は運動できません)、「一応、何らかの試
お久しぶりです! 最近、忙しくて、全然ブログを書けてませんでした… (書きたいことはいっぱいあるのに…) 今回の内容は、別の機会に、詳しーーく書きたい内容なんですが… ひとまず、どーーーーしても紹介だけしたいことがあります!! 最近、めちゃくちゃ感動して、夜中に大泣きしたことなんです。 それは、 2017年度 早稲田大学の入試問題 のこと。 解きながら、「うわあああ」と叫び、そして泣きました… ↓下記URLの(Ⅴ)です。 https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2016/12/262728_2017_ippan_sugaku.pdf 難しそうに見えるかもしれませんが、数学Ⅱまでの知識があれば解けるので、 ぜひ解いてみてください! この問題、最近お会いした数学者の方に教えてもらいました。 「感動するから、解いてみて」と。 実際に
ふだん、ボーカロイド曲とか聴くわけではないんですが、 なぜか今日、初音ミクの「tell your world」を聴きました。 Googleのcm曲として、使われていた曲です。 ----- いくつもの線は円になって 全て繋げてく どこにだって ----- と、初音ミクは歌います。 0と1のデジタルな離散量である彼女が、「曲線の連続性」を歌うのは、とても不思議な感じがしました。 彼女の0と1は、いわゆる2進のものというだけでなく、 孤状連結とか、 実数の濃度と(0,1)の濃度が同じこととか、 他にも、稠密とか、完備とか、 そういうものにも通じてるのかもしれません。 ポジティブに世界に声を投げかけ、手を繋いでいけば、離散が連続になっていくのかなあ… そんなことを思いました。 元気出してこ。 youtu.be
色んなところで数学を、「出たとこ勝負!」で教えている主婦のブログです。 大学院まで数学を専攻してましたが、数学者ではないので、よく間違え、よく見誤ります。ごめんなさい。 〈やくわり①〉 私の「ネタ帳&備忘録」として。 ルーズリーフに「今日教えること」等をメモしておくのですが、毎回のように、そのルーズリーフメモを「教えてる相手に差し上げてしまう」癖があります。なので、これはもうwebの力を借りて記録するしかないと思いました。 〈やくわり②〉 あわよくば誰かに見て頂いて、あわよくば誰かの役に立ってほしい。 特に、様々な事情で学校や予備校等に通えない人、学び直しをしてみたい人などに向けて書きたいと思います。 〈やくわり③〉 ねこの写真等も、載せたいです。 2017/9 まずは、高校数学を中心に整理していこうと思います。 2017/10 「今日の数式」をスタートしました。
最近、こんな問題を子どもたち含め、色んな人に解いてもらいました。 怪しげな手書き数列問題です。 物議を醸した問題は、⑩!! 良かったら、じっくり考えてみてくださいね。 四則演算ができれば、解けます。 私の周りの理系陣は、見た瞬間に解いてました。 理系陣でない人たちには、ヒントを出しながら解いてもらったのですが、 「こんなの絶対わかるわけない。難しすぎる。」 と、私は怒られてしまいました。みんな、ごめん。 何で理系陣は見た瞬間に解けてしまうのかというと、 「2進数に慣れているから」 です。 頭の良さとかは関係なく、単純に慣れだと思います。 どういうことなのか、解説していきますね! ねこに癒されてから、はじめていきましょう! 1.「進数」ってなに? 2.噂の2進数 3.なんで理系陣は2進数に強いの!? 5.最初の問題の正解は!? 1.「進数」ってなに? 日頃、無頓着になってしまいがちですが、私
なぜ、(-1)×(-1)=1なんですか? と、とてもとてもよく聞かれます。 今回は、この質問を代数学的アプローチから考えてみようと思います。 (180°回転とかの説明もありますが、今回はこれで許してください。) 以下、それなりに数学用語を用いながら説明していくので、「わからん!」と思った部分は、勇気を持って読み飛ばしてください。 ねこを眺めて癒されてから、はじめていきましょう! 1.整数とは? そもそも、数というのは「ペアノの公理」というものから構成していきます。 まず、ペアノの公理から自然数(1,2,3,4…)を構成します。 (この辺の詳しい話は、また今度します。とりあえず、『自然数がある!存在するんだ!』と信じてください。神や仏を信じるように。おねがいします。) この自然数なんですが、足し算はできても、引き算はできません。 どういうことかというと、3-5とか、2-7とか、4-4の行き先
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