全国一億二千万のアニメオタクの皆様、いかがお過ごしでしょうか。 アニメオタクの皆様には、それぞれ思い入れのある作品や、思い入れのあるキャラクターといった物が存在すると思います。 そしてアニメオタクの皆様は、いつだってその思い入れのある作品やキャラクターについて熱く語る機会を待ち望んでいることでしょう。 ですが、一年後はどうでしょう? 「らきすた」であれだけ騒いでいた人たちは、どこに行ったんでしょうか? 「けいおん!」で騒いだ人たちは、いつまで「けいおん!」を語り続けることが出来るのでしょうか? 2009年7月末の今、放送終了しているにも関わらず未だに語り続けられるアニメが、どれだけ存在するでしょうか? 端的に言えば、20世紀末から21世紀にかけての「オタクブーム」は、コンテンツ消費に支えられて来たと言ってしまって良いでしょう。 消費が前提の「ブーム」。その「ブーム」を続けるために新たな作品