黒崎@濃色のサーブ 2. 古いサーブをちゃんと走るように持ってゆくのは、例えばAMGや911、あるいはXJRなどとはまた違った神経の使い方を必要とするのだろう。 皆それぞれ違うものだけれども。 少しくらい汚れていた方がいいのだが、そして特別高いオイルでなくてもいいのだが、元がそう高価な車ではないものだから、一定の粗さを飼いならすセンスが必要とされるのかもしれない。 が、しかし。 東京や横浜の一部ではうかうかできない方々がおられるもので。 先日、暗闇坂からあれこれした辺りでBMWのE28が停まっていた。どうも3.5リッターの奴である。これも結構速い。 その後ろはXJ-Sの12発だった。 どちらも極めて程度がよく、34度近くあった外気にも関わらず、例えばそのジャガーは海老茶色でアイドルをしている。 つまりエアコンが効くということである。 不当に安価なXJ-Sの中古価格を思い出しながら、私は仕事