食の共同体―動員から連帯へ 作者: 池上甲一,岩崎正弥,原山浩介,藤原辰史出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 78回この商品を含むブログ (9件) を見る たぶん僕は、この本の半分も理解していないんじゃないかと思う。 序章:食の共同体 第一章:悲しみの米食共同体 第二章:台所のナチズム 第三章:喪失の歴史としての有機農業 第四章:安全安心社会における食育の布置 第二章と第三章については、正直チンプンカンプンだ。第二章について、おそらく台所で主婦の行う行為が国の利益に結びつく、あるいは「国民」統合に結びつくもの、という程度の理解で、それを私的領域からの「動員」と呼んでいるのであろうと思う。ここら辺の理解が甘いから、第四章の食育についての著者の指摘、「動員装置としての食育」についてよくわからないんだ。 でも、食育の気持ち悪さにつ