桐野夏生の『路上のX』という小説を読んだ。 (グーグル画像より) 物語に出てくる「JK」という言葉、流行の言葉かもしれないがどこかで聞いた。 小説はたまに読むくらい。 先の大江健三郎さんもその一人として書いていた『大震災の中で』という本に 桐野さんも東日本大震災について書いておられたので、読んでみようともうと 思ったわけだ。 この小説で描かれた「JK」とは、きわめて現代的かつ都会的な日本の風俗だけど ごくごくごく一部の現実でしかないにしても、(ロシアのウクライナ攻撃、戦争で死ぬ などの被害を受ける人たちと同じように、ごくごくごく一部かもしれず)ほとんどの人には 関係のない世界の出来事にしても、確実に存在している。 そのことの重みをズシリと感じた。 ーーーーーーーーーー 小説のエキスだけ言うと、16、7の女の子が(自殺しない限りは)生存(そう「生存」) しなければならないので「ホレ、お金をや