今年の投稿はこれで終了。 1年間ありがとうございました! 良いお年を迎えてください♪ 「夏希(なつき)! ちょっといい加減に手伝いなさい!」 母親の声が廊下中に響き渡る。 大学生の俺、夏希は、寝転んでゲームに夢中になっていたが、母親のその声に渋々腰を上げた。 「何だよ、また手伝いって? 俺、接客とか向いてないからな」 「分かってるわよ。でも今日は人手が足りないの。少しお酒運ぶくらいでいいから、早く準備してちょうだい」 そう言われ、適当に黒シャツにスラックスを選んで着替えると、スナック「マリア」に向かった。 母がこの店を経営していることは知っていたが、普段はできるだけ関わらないようにしていた。 しかし、今日はどうやら逃れられないらしい。 店に着くと、母が俺を待ち構えていた。 だが、俺が思っていた「ボーイの仕事」とは全く違う話が飛び出した。 「その格好じゃダメね。お客様にサービスしてもらうには